バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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遅くなりました・・・

リアルが忙しい・・・(言い訳
ましろとつくしが並ぶとどっちが話してるか分からなくなる・・・(本音



月・森・流・星-2 友情の交差点

 

「朔田流星です・・・」

 

教壇で挨拶をする流星だったが、彼の頭は後悔で一杯だった。

 

彼が今、この場にいる理由―――

それは学校交流を目的とした特別交換編入生、その代打である。

 

 

 

 

「(天校の時とは違って数日間とはいえ・・・恨むぞ。白川君・・・!!それになんで3年じゃなくて1年の教室なんだ・・・!!)」

 

 

必死に表情を作りながらも流星は本来の編入生の事を思い出していた。

本来の生徒が体調を崩してしまい、交換編入として天校に行っていたことのある流星が数日間だけと聞いて安請け合いしてしまった。

 

だが、彼が行くことになった肝心の編入先は女子校でしかもお嬢様校と言うことを後から知った流星は頭を抱えることになった。

 

 

 

「(弦太朗も近くの学校に通ってるらしいから、学校が終わったら会いに行くか・・・)」

 

周囲の視線が刺さるが、彼はその視線から逃れるように窓の外へと視線を向けて物思いにふけっていた。

美形の男子が窓の外を見ている光景に周囲の生徒はその姿に見とれている――

 

「・・・朝のはいったい何だったんだろ?」

 

その中でましろだけはその姿に対して疑問に思っていたが、それが周囲に伝わることはなかった。

 

 

 

 

そうして周囲の視線に耐えながら1日の授業が終えた流星。

彼は周囲へと挨拶をしながらそこから抜けようとするが・・・

 

 

「あっ!!あれが噂の男子か~!!」

 

「らしいよ~」

 

「ちょっと2人とも!!」

 

「わわっ!?」

 

流星の目の前には金髪の生徒が数人の生徒を連れて目の前に立っており、その中には流星が今朝会った女子・倉田ましろの姿もあった。

 

「えぇっと・・・倉田さんと二葉さん・・・だよね・・・?そっちの2人は・・・?」

 

「あたし桐ヶ谷透子!!よろしく~!!」

 

「ごきげんよ~。広町七深で~す」

 

「よっ・・・よろしくね・・・」

 

お嬢様学校に似合わないようなテンションに押されてしまい、戸惑ってしまう流星を他所に目の前の彼女達は話を続けていく。

 

「ちょっと透子ちゃん!!朔田さん困ってるよ!!」

 

「大丈夫だって!!」

 

「いいよ。気にしないで・・・?」

 

「ほら!!ふーすけ。良いって言ってんだから気にすんなって!!」

 

「だけど、もっと月ノ森の生徒として・・・!!」

 

「ちょっと2人とも!?」

 

「つーちゃんもとーこちゃんも落ち着きなって~」

 

目の前では流星をそっちのけで盛り上がっているつくしと透子を宥める七深。

そんなやり取りを見せられた流星、一刻も早く学校から逃げ出したかった彼は取り繕った表情を浮かべる。

 

 

 

 

「それで・・・何か用かな・・・?」

 

「えっ~っと、この後ってちょっと時間ってあります?」

 

「急ぎのようじゃないなら今度でいいかな・・・?この後、生徒会の人に学校案内をしてもらうことになってるし・・・それが終わったら行きたい場所もあるんだけど・・・」

 

早く1人になって演じるのを辞めたかった流星は咄嗟に言い訳を言ってしまった。

しかし、その言い訳がいけなかった。

 

 

「その行きたい場所ってしろちゃんが教えたパン屋ですか~?」

 

「えっ?それもだけど・・・」

 

「なら一緒に行きましょ!!あたし達も行くんで!!折角ならあたし達も一緒に案内するんで!!」

 

「ちょっと!!やっぱり朔田さん困ってるよ!!」

 

「あなた達?こんなところで騒いで何をしているのかしら?」

 

流星の目の前で騒いでいるところに大人びた様子の生徒が姿を現した。

 

 

「あっ!!るいさん!!」

 

「二葉さん。これはどういう状況なのかしら?」

 

「それは・・・」

 

「案内する生徒会ってるいるいのことだったんだ~」

 

「ルイ!!学校の案内だけどあたし達も着いて行っていい?」

 

「なんであなた達がそれを知っているのかしら?」

 

「そんなの流星さんが言ってたから」

 

「あの~・・・誰ですか?」

 

「ごきげんよう。八潮瑠唯です。朔田さんの案内をさせていただく予定でしたが・・・。桐ケ谷さん、あなた達に任せるわ」

 

「えっ・・・!?」

 

流星の元に現れた瑠唯という生徒。

その生徒の言葉を聞いたましろは声に出して驚き、他のメンバーもその言葉に驚きを隠せずにいた。

 

「るいるい?流石にそれは・・・」

 

「るいさんの仕事なんじゃないの!?」

 

「えぇ。でも、私でもあなた達でも案内するのは一緒なのだから、それならあなた達に任せて他の仕事を終わらせる方が効率的だわ」

 

「でも・・・」

 

「るいさん!!任せといてよ!!」

 

「それじゃ・・・」

 

そう言い残して瑠唯はその場を後にするが、その姿を不思議そうに見つめる視線が2つ。

 

 

 

 

「・・・」

 

「ん~・・・?」

 

「シロ?ななみ?」

 

「2人ともどうかしたの?」

 

「ううん!!なんでもないよ・・・」

 

「ほら!!流星さんも待ってるし!!」

 

「・・・うん」

 

 

 

 

 

 

こうして瑠唯に変わって透子主導の月ノ森学園内の紹介が始まり、一同は学園内を巡る。

 

「それでここが~・・・」

 

「他の生徒達にも人気のところなんですよ!!」

 

「へぇ~・・・」

 

「「・・・」」

 

しかし、そんな中でましろと七深は先ほどの瑠唯を考えていた。

 

 

「2人とも?どうかしたの・・・?」

 

「ちょっとるいさんの事が気になって・・・」

 

「シロちゃんもか~。広町的にも気になってたんだよね~。いつもと違うっていうか~」

 

「いつもと違う・・・?」

 

その言葉に反応をしたのは流星。

彼は普段の瑠唯は知らないが、人が豹変させるスイッチの存在を思い浮かべていた。

そんな流星を他所に彼女たちは瑠唯について話出す。

 

「そう?あたしはそうは思わなかったけど?気のせいだって!!」

 

「そうかな・・・」

 

「ん~そうなのかな~」

 

「そうだって!!」

 

「あの~流星さん・・・・?どうかしたんですか?」

 

「いや、八潮さんのちょっとだけ気になって・・・」

 

何気なく言った流星の言葉に一番に反応したのは透子。

しかし、その彼女の顔はニヤニヤとした笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

「ルイが気になるって、流星さんも男ですね~」

 

「透子ちゃん?どういうこと・・・」

 

「ふーすけは子供だからわかんないか~」

 

「・・・って透子ちゃんも同い年でしょ!!」

 

「ほら、ルイはあたし達のなかで一番デカいからね~」

 

「一番・・・?」

 

「大きい・・・?」

 

「何を言ってるの・・・?」

 

その言葉の意味が分からずに首を傾げるましろとつくし、そして流星。

しかし、唯一分かった七深はその言葉を何気なく口にした。

 

 

「あ~おっぱいですね~」

 

「「えっ!?」」

 

「なっ!?」

 

「とーこちゃん?違うみたいだよ?」

 

その答えを聞いた一同は驚愕の顔を浮かべる。

しかし、流星も驚いている様子を見た七深は透子の考えが違っていたことを指摘する。

その言葉に聞いてなんとかキャラを作って返事を返す。

 

「そうだよ!!”いつもと違う”って言ってたのが気になってただけで・・・!!僕の知ってる人も急に変わったことがあったから・・・」

 

「なんだ~。違うのか~」

 

 

 

流星の答えに残念がる様子を見せる透子。

答えが違ったことにちょっとだけ気落ちする透子に対して、つくしはそんな彼女に注意する。

 

 

 

「透子ちゃん!!ちゃんと流星さんに謝らないと!!」

 

「あ~その~・・・すいません・・・」

 

「気にしないで・・・」

 

「それじゃあ・・・学校もある程度案内したから、これからは流星さんが行こうとしてたパン屋行こ!!」

 

「えぇ・・・。でもいいのかな・・・?」

 

「うん・・・。いいよ・・・」

 

 

 

今の彼女の姿が天校で会った友達と姿と重なってしまい、何を言っても着いてきそうな雰囲気を感じてしまった流星は透子たちを別れることを諦めた。

 

そんな流星は4人と共に彼の目的地である”やまぶきベーカリー”へと向かう、その道中。

 

「へぇ・・・みんなはバンドやってるんだ・・・」

 

「はい・・・Molfonicaってバンドでルイと一緒に5人で・・・」

 

「そうなんだ・・・」

 

「あの~流星さん?表情暗いですけどどうしたんですか~?」

 

「前にバンド・・・音楽でちょっと大変な目に会ってね・・・」

 

「そうだったんですか・・・ってあれ?あれって・・・」

 

 

そう言う彼女たちの前に6人の人影が写る。

その中1つは流星が会いたがっていた1人、如月弦太朗の姿があった。

 

「香澄先輩に後は・・・誰?」

 

「すっごい不良だよ・・・!!助けないと・・・!!」

 

「つーちゃん大丈夫だよ~。あの人、前にモカ先輩達と一緒にファミレスに来たし~」

 

「へぇ~・・・。あたしもどっかで見たことあるんだよな~・・・」

 

彼女達が話をしていると、弦太朗も彼女達と一緒にいる流星を見つけると流星の元へと駆け出してくる。

 

 

 

徐々に近寄ってくる弦太朗の姿を見たましろとつくしは見た目の威圧感に2人で身を寄せ合って震え上がるが、そんな事を気にする様子もなく弦太朗は流星の肩を掴んで話しかける。

 

 

「よぉ流星!!お前こんなところでなにやってんだ?」

 

「やぁ・・・如月くん・・・」

 

「ん?何言ってんだよ!!なんで・・・」

 

弦太朗が流星が以前のようにキャラを作っていることについて聞き出そうとするが、彼の声は最後まで言い切ることはなかった。

 

 

 

 

 

「あ~~~~~!!思い出した!!紗夜さんの彼氏だ!!」

 

「なっ!?_」

 

「何言ってんだ?」

 

唐突に叫び出したの透子。

 

その言葉に驚きを隠せない流星と彼女が言っていることの意味が分からない弦太朗はそれぞれ言葉を発するが、彼らはその直後に寒気を覚えた。

 

 

 

 

「ねぇ透子・・・。それってどういうことかな?」

 

その発生源は弦太朗と一緒にいた沙綾。

彼女の目が全く笑っていない笑顔を見たましろ達はあまりの恐怖に震え上がるのだった。

 





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流星が最初に言った「白川くん」とは―――
弦太朗達が昴星に行った時に流星の彼女と勘違いされた女子生徒です。


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