バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。

やっぱパレオってすげーんだな・・・


淡・色・逡・巡-4 名犬!!パレ公!!大手柄!!

紗夜のダンスレッスン?の最中に発生した事件の原因として満面の笑みを浮かべたリサによってスタジオからつまみ出された弦太朗とパレオの2人はカフェテリアにいた。

 

 

 

「リサの奴、めっちゃ怒ってたな・・・」

 

「パレオのせいで申し訳ありません・・・。推しについて話せると思ったら我を忘れてしまって・・・」

 

「推し?よく分かんねぇけど・・・まぁ、気にすんな」

 

パレオの謝罪に何事も無いように振舞うとしている弦太朗だったが、疲れ切ったような表情が隠せていなかった。

 

「ですが、どうして日菜ちゃん・・・いえ、彩ちゃんはどうして私にあんなお願いをしたんでしょうか・・・?」

 

「彩から何も聞いてないのか?」

 

「申し訳ありません・・・。日菜ちゃんからの話を聞いたときに舞い上がってしまって・・・理由まで聞いていませんでした・・・」

 

「そんなに好きだったら仕方ねぇ・・・のか?」

 

「そこで申し訳ないのですが・・・どうしてそうなったのか教えてくださると・・・」

 

「あぁ。実はだな・・・」

 

 

 

 

 

ここで弦太朗は羽沢珈琲店で千聖達と話していたことをパレオにも話すが、今朝に千聖と2人で見たことについては黙っていた。

弦太朗の中の何かが話したら不味いと本能的に感じて黙っていた。

 

「・・・なるほど。イヴちゃんの様子がおかしいのを千聖さんや他の方々が心配して・・・」

 

「それで、アイドルの時のイヴたちのこと知らねぇから彩がパレオに話したんじゃねぇか?・・・それで何か分かんねぇか?」

 

「流石にプライベートまでは分かりませんね・・・。もしかして恋バナですか!?」

 

「多分恋バナじゃねぇと思うけど・・・。せめていつ頃からおかしいとかが分かれば何か分かるかも知れねぇけど・・・」

 

「お役に立てず申し訳ありま・・・ちょっと待ってください!!もしかしたら・・・」

 

弦太朗の呟きにパレオは謝罪の言葉を口に出そうとしたが、何かを思い出したかスマホを取り出して物凄い速度で指を動かして画面を弦太朗へと突きつける。

 

「これ見てください!!」

 

「これって・・・彩達じゃねぇか・・・」

 

そう、パレオが見せてきたのは彩のSNSに投稿された1枚の写真。

そこに写っていたのはパスパレ5人の集合写真だったが、これを見せられた意味が分かっていない弦太朗にパレオは別の写真に切り替えながら説明を続ける。

 

「ここ!!見てください!!イヴちゃんの表情が暗くなってるんです!!」

 

「そりゃ・・・たまにはこういうのもあるんじゃねぇのか・・・?てか、俺には前のと違いが分からねぇ・・・」

 

「そうですか・・・。でも微妙にイヴちゃんの表情が暗いんです!!それに次のも見てください!!」

 

そういってパレオは別の写真へと切り替える。

 

 

 

 

 

 

しかし、そこにイヴの姿は無い。

 

「おい、パレオ?イヴの奴いねぇけど・・・?」

 

「よく見てください!!端っこの方にあるガラスです!!そこにイヴちゃんが映りこんでます!!」

 

「いや、全くわかん・・・これか?」

 

「はい!!ちょっと見にくいかもしれませんが・・・」

 

パレオは写真の隅を指差すと、そこにはガラスに反射して写っているイヴの姿があり、見にくいが弦太朗もイヴを見つけるとその表情を見る。

 

「・・・確かに普段のイヴとちょっと違ってんな・・・。こう疲れてるのを隠してるみてぇな・・・」

 

「そうなんですよ!!」

 

パレオが見せた写真。

2枚目までは弦太朗でも差がよく分からなかったが、3枚目の写真ではイヴの表情の違いがはっきりと弦太朗にも分かった。

 

イヴ自身もそこまで写りこんでいるとは思ってもいなかったのだろうが、その表情は前の2枚とは違って少し疲れの見える表情を浮かべていた。

 

「なぁ、パレオ」

 

「はい!!」

 

「この写真がいつのか分かるか・・・?」

 

「写真自体がいつのかは分かりませんが、SNSへの投稿日時なら・・・」

 

そう言ってパレオはスマホを操作して投稿された日時を確認して、弦太朗へと伝える。

 

「最初のが8月末で、2枚目が9月、3枚目のは3日前の投稿ですね」

 

「待てよ・・・。それって・・・」

 

 

1枚目については弦太朗が来る前の出来事だが、他2枚については心当たりがあった。

 

2・3枚目が投稿された時期。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはイヴがゾディアーツと相対した時期とほぼ一致していた。

だが、そこから何があったのは弦太朗は把握していないので、とりあえずこの投稿についてだけは覚えて連絡しようと先日酷使した頭を必死に動かして覚えようとする。

 

その弦太朗の様子を見たパレオは弦太朗へと問いかける。

 

「もしかして何か心当たりがあるんですか?」

 

「いや・・・。ない訳じゃないんだけどな・・・」

 

「あるんですね!!それでしたら教えてください!!」

 

「いや・・・ほら・・・プライベートっていうか・・・すっげーデンバードな問題って言うか・・・」

 

「それを言うならデリケートではないでしょうか?」

 

「そうそう!!それだ!!」

 

「・・・」

 

弦太朗の言葉を聞いたパレオ。

彼女の中では弦太朗の頭の悪さに驚きを隠せず言葉を失うがすぐに我を取り戻すが、その表情は引きつっていた。

 

「たっ・・・確かにプライベートなところですと・・・流石にどうしようもありませんね・・・」

 

「でも、助かったぜ!!パレオ!!サンキューな!!」

 

「いえ!!お役に立てたのなら良かったです・・・!!」

 

「それにまた時間があったらあいつらの事教えてくれよな」

 

「はい!!では次はもっと沢山お話を・・・!!」

 

「出来れば分かりやすくて短めで頼むな・・・」

 

弦太朗の言葉を聞いたパレオの表情はみるみる明るくなっていく一方で、弦太朗は地雷を踏んだのを察して表情が引きつっていくがここで弦太朗は外が暗くなっていることに気が付く。

 

 

 

「もう日も落ちそうだな・・・送ってくぞ?」

 

「・・・それでしたら駅までお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

「おう!!じゃあ行くか」

 

パレオは弦太朗の好意を無碍にすることも出来ず最寄りの駅まで送ってもらうことになり、そんな中でパレオからパスパレとは別の話題が上がった。

 

 

 

「如月さん」

 

「どうした?」

 

「最近この辺りで怪物が出て暴れてる事件が起きてる・・・って噂を知ってますか?」

 

「あー聞いたことがあるような・・・」

 

パレオの言葉に弦太朗は言い淀む。

弦太朗は知っている―――どころではない。

問題の中心にいて、その事件を解決しているのは彼自身であり、その関係者の中では一番詳しく知っている。

 

しかし先日天校に戻った際に「自分から言いふらさないように」と親友に釘を刺されたため知っているとは言わなかった。

 

「それで!!パスパレの皆さんが通う学校にも出たって噂を聞いて・・・!!」

 

弦太朗はボロを出さないようにしようと必死に話を合わせようと思ったが、パレオがそこからパスパレの話へと変わっていったので彼が口を出す余裕すらなく近くの駅まで到着した。

 

 

 

「うっし、パレオ今日はサンキューな!!」

 

「いえ!!パレオもパスパレの話が出来て楽しかったので!!良かったらまた・・・」

 

「お~い!!ゲンちゃ~ん!!」

 

「ん・・・?」

 

「はわわ・・・!?この声は・・・!!」

 

2人の会話に割って入る声。

しかし、その声を聞いたパレオの様子がおかしい。

 

そして2人は弦太朗の事を呼ぶ声の方を向くと―――

 

 

 

 

 

「日菜ちゃん!?それにパスパレが全員集合してる!!」

 

「おう!!仕事は終わったのか?」

 

「えぇ。それにしても如月さんとパレオさんなんて珍しい組み合わせですね?」

 

「如月くん!!どうしてパレオちゃんと一緒だったの?」

 

「まぁ、駅まで送ってたんだよ」

 

「こんにちわ!!パレオさん!!」

 

「はわわわわ~~!!パレオ感激です!!」

 

 

「ちょっと・・・」

 

パレオが目の前の推したちに感動している中、千聖はイヴたちに気が付かれないようにさりげなく弦太朗の横へと移動するとそっと耳打ちする。

 

「何か分かったの?」

 

「気になることがあってな・・・それは後で話すけど・・・」

 

「そう・・・」

 

そして2人はすぐにこの話を止めてパレオの方へと視線を向ける。

 

「パレオちゃん?お~い」

 

「日菜さん・・・」

 

「わぁ・・・!!」

 

 

 

 

「イヴちゃん?どうかしたの?」

 

「アヤさん?なんでもないです・・・」

 

「んっ・・・?そうなの・・・?」

 

そこには推しが近くにいて尊さの過剰摂取によって昇天しかけているパレオを見て、面白がる日菜とそれを苦笑いで見つめる麻弥。

その一方ではすぐにこの場所を離れたそうな表情をしているイヴを不思議に思った彩がそれを気にかけていた。

 

そんな幸せと不安が混ざりあう空気の中―――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃあああああああああああああああ!!」

 

この空気を絶望感に叩き落すような悲鳴が響き渡った。

 

 




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