バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。

評価や感想が付いて恐縮する半面見てる人がいるのって嬉しい・・・




熱・唱・稲・妻-5 ウサギとイヌと人形と――

ショッピングモールに到着した弦太朗――

 

「じゃあ、如月くん。次はこれね!!」

 

「まだ着るのか・・・?」

 

「とりあえず、これで最後だから!!」

 

彼は現在つぐみが選んだ服をひたすらに試着していた。

 

つぐみに「髪おろした時に着る服もあったほうがいいよ?」とアドバイスを受けて、服を選んでもらうことにした弦太朗。

しかし思った以上に熱のこもった彼女によって今に至っている。

 

 

 

「隼が言ってた通り、女の買い物って長いんだな・・・」

 

「う~ん。やっぱりさっきの方が一番いいかな」

 

「じゃあ、それ買って次はつぐみの服選ぼうぜ」

 

「ショッピングモールのとこに雑貨屋があるんだけど、私はそこに置いてあった服で選ぼうかなって」

 

「おぅ。じゃあレジ行ってからすぐ行こうぜ」

 

 

 

そうして2人はレジで会計を済ませて雑貨屋へ向かう。

 

「なぁつぐみ。次の衣装ってどんな風にするんだ?」

 

「それなんだけど。折角だから如月くんが普段来てるような感じの服にしようかなって」

 

「でも普段の俺は学ランだぞ?」

 

「制服ってこと?それなら普段はブレザーだからセーラー服にしてみよっかな?」

 

「なぁ・・・雑貨屋にセーラー服って売ってんのか?」

 

「うん・・・。あそこは品揃えは凄いから・・・。って、あそこにいるのっておたえちゃんと有咲ちゃんだ」

 

 

到着した雑貨屋にはたえとうさ耳を付けた有咲がいた。

 

 

 

「おぉ。ホントだ声かけてみるか?おーい!!おたえー!!有咲ー!!」

 

「んっ・・・。って羽沢さん!!なんでここに!?・・・てかお前誰だ?」

 

声をかけられた有咲は髪をおろしている弦太朗の存在に気が付いておらず、つぐみが見知らぬ男と一緒ということが疑問だったが、一緒にいたたえはつぐみの横にいたのが弦太朗と気が付いていた。

 

 

 

「あっ。先輩。有咲のうさ耳似合ってるよね?」

 

「ってお前如月かよ!?その頭だとわかんねぇよ!!つか、こっち見んな!!」

 

「えっ!?如月くんって先輩だったの!?」

 

「おぅ!!これでも高校3年だぞ?」

 

 

リーゼント不良が別人レベルにまで印象を変えたことに驚くうさ耳有咲。

先日、沙綾が名前呼びで呼び捨てにまでしていた彼が先輩であったことに驚くつぐみ。

そんな驚く2人をよそに、弦太朗とたえの会話が続く。

 

 

「でも、おたえよくわかったな」

 

「そんなことないよ。兎を見分けるよりは難しいけど」

 

「兎?よく分かんねぇけど。というよりも何で有咲はうさ耳なんてつけてんだ?」

 

「何でって?そこにうさ耳あったから。先輩も付ける?このロップイヤーなんていいんじゃない?」

 

「いや。おたえ流石にそれはないだろ」

 

 

弦太朗とたえの会話に割り込むようにつぐみが声を上げた。

 

 

「あのっ!!如月先輩!!年上って知らずにスイマセン!!」

 

「ん?あぁ!!気にすんなって、それにさっきまでの話し方でいいからな」

 

「そうだぞ羽沢さん。敬語ってのは敬うべき相手に使うんだよ」

 

「なぁ有咲。それってどういうことだ?」

 

「友達同士に敬語はいらねぇってことだよ」

 

「そう?じゃあそうするね!!」

 

「おぅ!!よろしくな!!つぐみ!!」

 

「うん!!よろしくね。如月くん!!」

 

「ねぇ。このままみんなでご飯食べにいこっか」

 

「あのさぁ・・・おたえ。少しは空気読めよ」

 

「あはは!!じゃあみんなでいこっか!!」

 

「私は別にいいけど・・・」

 

「俺も構わねぇけど。有咲はいつまで耳つけてんだ?」

 

「っ!!もっと早く言えよ!!」

 

 

その後、雑貨屋でつぐみの目当てのセーラー服を購入して、フードコートへと歩き始める。

その買い物に驚くポピパ組だが有咲もそれに乗じて先ほどまで着けていたうさ耳を人知れず購入するのだった。

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

「・・・何あれ?」

 

ショッピングモールに到着して見つけてしまった――

つぐの他にもポピパの2人を連れている男の姿を――

 

つぐだけじゃなくポピパにもすり寄って”いつも通り”をめちゃくちゃにしていく――

 

それを思うとあの男が許せなくなり、湧き上がるどす黒い感情と主に私は握ったスイッチを押して、

”いつも通り”を守るべく男へ向かって走り出した。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

「やっぱり、今日はハンバーグかな」

 

「おたえは今日”も”だろ・・・」

 

「でも、沢山あると悩んじゃうよね。有咲ちゃんは何にする?」

 

「私はあんまり腹減ってないからポテトでも買って食べるよ」

 

「俺はラーメンにしよう・・ってあぶねぇ!!」

 

「キャア!!」

 

 

正面から突進してくるナニかをつぐみにぶつかりながらも避ける弦太朗。

 

 

「羽沢さん!!おぃ如月!!お前何し・・・っておい!!」

 

「ねぇ先輩・・・あれって学校に出たやつの仲間・・・?」

 

「何あれ・・・」

 

 

 

 

 

 

弦太朗達の前に現れたのは黒い体に猟犬のような鋭い牙を持つ怪物――

猟犬座――ハウンド・ゾディアーツが弦太朗へと狙いを定めて構える。

 

その姿を見た周囲の客たちはパニックになりその場を逃げ出して弦太朗達のみが残される。

 

 

 

「みんな。逃げないと!!」

 

「あー羽沢さん。後で説明するけど、今一番安全なのは如月の近くなんだわ」

 

「えっ?どういうこと?」

 

「先輩。後はよろしくね」

 

「おぅ!!2人ともつぐみは任せた!!」

 

 

 

そうして弦太朗はドライバーを装着する。

 

 

3―――――――

2―――――――

1―――――――

  

 

「変身!!」

 

弦太朗はフォーゼへと変身する。

 

 

 

「宇宙キターーーーッ!!」

 

「キター」

 

「ってなんでおたえまでやってんだよ・・・」

 

「・・・・・・」

 

目の前の出来事に対し呆然とするつぐみ。

その中でフォーゼはいつものセリフを叫ぶ。

 

「”仮面ライダーフォーゼ”、タイマンはらせてもらうぜ!!」

 

「仮面ライダー・・・?」

 

「羽沢さん。とりあえずこっちに!!」

 

つぐみが有咲に連れられて離れると同時にハウンド・ゾディアーツはフォーゼに向かい突進する。

 

 

「うぉあああ!!」

 

ハウンドの高速の突進を避けきれずに吹き飛ばされるフォーゼ。

吹き飛ばされて倒れるフォーゼに追撃するべく再度突進するハウンドだが、

フォーゼは素早くスイッチを切り替えて起動する。

 

 

――――――ウォーターON――――

 

 

左脚用のウォータースイッチを起動し、ハウンド目掛けて高圧水流を噴射する。

水流を正面から受けたハウンドは勢いに負けてそのまま後ずさる。

 

 

「・・・なんで脚に蛇口なの?」

 

「うん。凄く使いにくそうだね」

 

「そうじゃないだろ!!」

 

つぐみが当然の疑問を口にするが、誰も答えを返せない。

その間もフォーゼから噴射された水流は止まらず、水が床一面に広がり続ける。

 

「次はこれだ!!」

 

ウォータースイッチをOFFにしてフォーゼが立ち上がると同時に別のスイッチを起動する。

ハウンドも水流が止まると同時にフォーゼに向かって走り出す。

 

 

――――フリーズON――――――――

 

 

起動と同時に右足に冷蔵庫が現れ、そこから発生する強烈な冷気によって床に広がった水が瞬時に凍結する。

 

「ガァ!!」

 

凍結した床に脚を取られハウンドはフォーゼの目の前で転倒する。

転倒したハウンドに対して、とどめを刺すべくスイッチを交換すると同時にハウンドは周囲一帯に針状のエネルギーを乱射する。

 

「ガァアアア!!」

 

「うぉあ!!」

 

 

 

 

 

至近距離での攻撃によって飛ばされるフォーゼ。

 

起き上がったフォーゼが周囲を確認するとハウンドの姿がどこにもいない。

飛ばされると同時にハウンドは戦闘から離脱していたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「わりぃ。逃がしちまった」

 

謝罪とともに変身を解除する弦太朗。

 

「いきなりだったし仕方ないよ。つぐみ大丈夫?」

 

「うん・・・。でもさっきのは何だったの?」

 

「さっきのは仮面ライダーフォーゼ。あの怪物を倒すためのモンだ」

 

「如月。とりあえずここから離れるぞ。とりあえずうちの蔵で話すよ。羽沢さんもそれでいいか?」

 

「うん」

 

「よし、じゃあ行くか」

 

「っ!!あれは・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘後の現場でつぐみは見つけてしまったのだ。

自分たちだけの世界で5つだけしかないお守りを――――

 

 

それを拾い上げたつぐみは弦太朗達の背中を追いかけるのだった。

 




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