バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。
多分GW後半に書くとは思いますがGW中は失踪したいです(願望)

こころん、どこいっちゃったの~?


歪・曲・笑・顔-4 ゼロレンジ・ファイト

 

「それにしてもこころんはどこ行っちゃったんだろ~?」

 

「きっとすぐに戻ってくるさ・・・」

 

「そうですね。さっき係りの人がすぐ始まるって言ってましたし・・・」

 

「そっか!!」

 

薫と美咲の言葉にはぐみは笑顔で答え、こころとこれから始まるイベントの開始を待つが、もうすぐに始まると聞いていたのにいつまでたっても何も起こらない。

 

何かあったのかと思った美咲だったが、はぐみはその事に対して口を開く。

 

「ねぇ、みーくん?本当にすぐに始まるって言ってたの・・・?」

 

「うん。確かにそう言ってたはずだったんだけどなぁ・・・」

 

「私にも聞こえていたが、もしかしたら何かトラブルがあったのかもしれないね・・・」

 

「そうなの・・・?」

 

「とりあえず聞いてみっか?」

 

「あー如月先輩残っててください。目立って場所が分かりやすいんで・・・」

 

そう言って美咲が何があったか聞く為に動き出そうとすると―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ・・・向こうが騒がしいよ・・・?」

 

「ホントだ!!」

 

花音がこことは違う場所で騒がしくなっていることに気が付く。

それを聞いたはぐみの天然めいた言葉に美咲がツッコミを入れるが、騒ぎの様子が明らかにおかしかった。

まるでそれは―――

 

 

「みんな何かから逃げてるみたいに慌ててるよ?」

 

「まさか・・・!!」

 

「ふえぇ~!?」

 

 

はぐみの何気ない一言に美咲たちは以前に経験した最悪の考えが頭を過り、驚きの表情を浮かべて弦太朗へと視線を向ける。

 

「あの様子・・・弦太朗・・・」

 

「わりぃ!!ちょっと行ってくるからみんなは待っててくれ!!」

 

「あっ!!ゲンちゃん先輩!!はぐみも行く!!」

 

「はぐみ!!待ちたまえ!!」

 

「はぐみちゃん!?」

 

「あぁ~!!はぐみの事追いかけましょう!!」

 

「うんっ!!」

 

「仕方ないね!!」

 

弦太朗が騒ぎの中心へ駆け出すとはぐみも美咲の手をすり抜けて弦太朗の後を追ってしまう。

そんな彼女を捕まえるべく美咲たちも後を追って駆け出すとある場所へと辿り着いた。

 

 

 

「ここだな!!ここって・・・」

 

「ショッピングモールの中にある歯医者さんだよ!!」

 

「はぐみ!?なんでここに!?」

 

「えへへ・・・気になってきちゃった!!みんな歯医者さんが嫌だったのかな?」

 

「それはねぇだろ?とりあえず・・・」

 

 

 

「ちょっとはぐみ!!」

 

「ふえぇ~・・・!!」

 

「ここは歯医者だね?でもどうして・・・?」

 

弦太朗とはぐみに追いついた美咲たちもこの場所で何が起こっているのか疑問に思うが、とりあえずはぐみをここから連れ出そうと手を伸ばす。

しかし、その手ははぐみに触れることはなかった。

 

「とりあえず行こ!!」

 

「はぐみ!!ちょっと待って!!・・・って、もう!!追いますよ!!」

 

「おう!!」

 

先に行ってしまったはぐみを追うように弦太朗達も中へと入っていくとそこには目の前の光景を見て目を輝かせたはぐみがいた。

 

 

 

「すっごーい!!テレビの撮影かな~!!」

 

「・・・!!やめろ!!」

 

「どうやら悪い予感が当たったようだね・・・」

 

今、目の前では特徴的な左腕と右手に大剣を携えたペルセウス座のゾディアーツが左腕で掴みかかろうと腕を伸ばしていた光景を見て弦太朗は駆け出すも間に合わず、彼の目の前で人間が石へと変わってしまった。

 

「石になっちゃった!!」

 

「・・・やりやがったな!!」

 

「・・・??」

 

「はぐみ!!こっち!!」

 

「!?みーくん!?」

 

 

弦太朗は目の前の光景に怒りをむき出しにしてドライバーを取り出して乱暴にスイッチを叩くとカウントが響くがペルセウスは振り向きすらせずに目の前の石に視線を向けていた。

 

そんな目の前の光景が理解できていないはぐみの腕を美咲が掴むとそのまま後ろへ下がっていく。

 

 

 

3―――――――

2――――――― 

1―――――――

  

 

「変身!!」

 

弦太朗は怒りのままにフォーゼへと変身するとそのままドライバーのスイッチを起動する。

 

――ロケットON―――――――――

 

「宇宙・・・きたぁぁぁああ!!」

 

「・・・!!」

 

フォーゼはそのままロケットでペルセウスの背中へと突っ込む。

そして壁に大穴を空けて外へと飛び出していく姿を美咲たちは少し離れた場所から眺めていた。

 

 

 

 

 

「ふえぇ~・・・壁が・・・」

 

「かっこいいー!!かのちゃん先輩とみーくんは知ってたの!?」

 

「まぁね・・・」

 

「ずるい~!!なんではぐみに教えてくれなかったの~!!」

 

「弦太朗はヒーローだったのさ」

 

「薫くんも何で教えてくれなかったの!!」

 

美咲たちは知っていたのにこの場でフォーゼの事を知らなかったはぐみはその事に不満を漏らしていた。

 

「えぇっと・・・ヒーローって普段は姿をみんなには隠してるから・・・」

 

「つまり・・・そういうことさ・・・」

 

「そうなんだ!!ならはぐみも皆には内緒にするね!!」

 

「あぁ、そうしてあげるといい」

 

 

 

 

 

 

「単純だなぁ・・・」

 

不満顔のはぐみだったが、花音のそれらしい理由を聞いて納得する。

そんな光景を見て美咲から出た呟きは誰の耳にも入ることはなく、彼女達はフォーゼの空けた穴から戦いを視界にとらえる。

 

 

そこには壁を突き破ったフォーゼがその勢いのままにペルセウスを駐車場の地面へと叩きつけ、フォーゼはペルセウスから距離をとるとロケットを解除する。

 

地面に叩きつけられたペルセウスは楽しみを邪魔された子供の様な視線をフォーゼへと向けると剣を振り上げて駆け出す。

 

「そらっ!!」

 

フォーゼは左腕はペルセウスの右腕を打ち払うとその腹を蹴りこむと同時に背中のバーニアを吹かして距離をとる。

 

「捕まれねぇように・・・遠くから撃つ!!」

 

――ファイヤーON――――――――

 

フォーゼはスイッチを切り替えてファイヤーステイツへと姿を変える。

しかし、ファイヤーステイツへの変身が完了した時にはペルセウスは左腕を振り上げてフォーゼに肉薄していた。

 

「このっ!!」

 

咄嗟にフォーゼは右手に持っていたヒーハックガンを手放して、石化しないようにペルセウスの左前腕を掴むとそのまま上に持ち上げる。

 

左腕を抑えるもペルセウスは右手に持っている剣で何度もフォーゼの身体を切りつける。

 

 

「ぐわぁ!!」

 

しかし、フォーゼは左腕を抑えるのが精一杯で右腕も抑えるほどの余力はない。

そんなフォーゼは斬りつけられながらも左腕でドライバーのスイッチを交換する。

 

――――ハンドON――――――

 

スイッチの起動と共に右足から腕が生えてフォーゼの足元に転がっている銃へと手を伸ばすが、目の前のペルセウスはそのことに気が付いていない。

 

「食らえっ!!」

 

「っ!?」

 

フォーゼの言葉と共にハンドが握りしめていたヒーハックガンの銃口をペルセウスの腹部へと押し付けると同時にゼロ距離射撃。

そこからは互いに一歩も引くことはなく壮絶な我慢比べが始まる。

 

 

 

互いに何度も攻撃を受けていたが、ペルセウスは腕や体など様々な場所を切りつけていたのに対してフォーゼは同じ場所への攻撃を繰り返してしており、先に限界を迎えたペルセウスは距離を取ろうと右腕でフォーゼの身体を押す。

それに合わせてフォーゼも押されたのに合わせてバーニアで再び距離をとる。

 

 

「・・・っ!!」

 

「前に流星が言ってた・・・点滴がなんちゃらってやつだな!!・・・」

 

フォーゼはその言葉と共にハンドが持っていたヒーハックガンを両手に持ち替えて腰だめに構えてペルセウスへと乱射する。

 

ペルセウスがそれを剣を盾代わりに防ぐ始める。

 

「お~い!!」

 

「ちょっとはぐみ!!待って!!」

 

「なっ!?なにしてんだ!!」

 

しかし、そのタイミングではぐみ達が戦場へと現われたことに驚きを隠せないフォーゼ。

その隙にペルセウスは自身の近くにあった1台の車を石化させると持っていた剣をバットの要領で振り抜いてフォーゼへと破片を飛ばすとすぐにに地面に剣を勢い良く叩きつける。

 

石化した車の破片と地面に叩きつけられた剣がアスファルトを砕き、その下にあった土を巻き上げてフォーゼやはぐみ達の視界を潰す。

 

 

 

 

 

「うわぁ!!」

 

「ふえぇ~!?」

 

「花音!?はぐみ!?大丈夫かい?」

 

「うん・・・驚いて転んじゃっただけだから・・・」

 

「あれ?そのまま逃げてった・・・」

 

フォーゼの視界を潰すと同時にペルセウスははぐみ達の方向へと駆け出すと彼女達の横を通り過ぎてそのまま姿を消した。

視界が戻ったフォーゼが周囲を見渡しても姿が見えないのを確認すると静かにドライバーを操作して変身を解除すると美咲たちが駆け寄ってくる。

 

 

 

「如月先輩!!大丈夫ですか?」

 

「いってぇ・・・!!何度も剣でポカポカ叩きやがって・・・」

 

「薫くんから聞いたけど!!ゲンちゃん先輩ってヒーローだっただね!!はぐみ!!みんなには内緒にするから!!」

 

「ん・・・?よくわかんねぇけど・・・。でも、そういやこころはどうしたんだ・・・?」

 

はぐみの突然の言葉に弦太朗は困惑して薫達へと視線を向ける。

そこにはドヤ顔を浮かべている薫と困り顔の花音と美咲がいたが、こころがいないことに弦太朗は疑問を感じていた。

 

「あの後から姿も見えなくて・・・」

 

「どこにいるんだか・・・」

 

 

 

 

 

 

「みんな~!!」

 

 

噂を擦ればこころが弦太朗達に元へと駆け寄る。

こころが来たことにはぐみ達は嬉しそうな表情を浮かべていた。

 

「あっ!!こころん!!大丈夫だった?」

 

「えぇ!!でも今日はもう帰りましょう!!」

 

「うん・・・。そうだね・・・」

 

「それにしても腹減ったな~」

 

「はぐみの家のコロッケ食べる~?」

 

再び合流したこころから出た帰ろうという提案を受けて、彼らは荷物があるこころの屋敷へと歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか・・・。そういうことなのか・・・?」

 

「薫~?早くいくわよ~!!」

 

「あぁ・・・」

 

先ほどまでの出来事に引っかかりを感じていた薫は複雑な表情を浮かべていたが、こころの言葉を聞くとすぐに彼女達の後を追うのだった。

 

 




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