次回でハロハピ終わりですね。
マジで美咲君の主役感強いなぁ・・・
「いくわよ~!!」
「こころぉ・・・・・!!」
弦巻邸でこころと美咲―――ペルセウスとダイザーは激しくぶつかり合うが、単純なペルセウスの攻撃を何の苦も無く美咲は捌き切っていた。
「楽しいわね!!美咲!!」
「こころ・・・もうやめて・・・!!」
しかし、その声も虚しくペルセウスは剣の速度を挙げていくも、かろうじで食らい付いて攻撃を防ぎ切る姿を見たペルセウスは一度ダイザーから距離を取ると楽しそうに跳ね回る。
「嬉しいわ!!まだ遊べるのね!!」
「・・・(なんで左腕を使わないんだろ・・・?)」
「まだまだいくわよー!!」
美咲はふと疑問が思い浮かぶがペルセウスが駆け出てダイザーへと剣を振り下ろす。
しかし、それは先ほどに比べれば単調過ぎる動きを見切った美咲はそのまま回避するが地面にぶつかった剣はそこを中心に地面が大きく抉れる。
「うっそ・・・」
「あはははは!!」
美咲はその光景に驚くがペルセウス笑い声が聞こえるとその剣の回避へと専念する。
回避を続けていたが美咲。
再び振り下ろそうとした剣を避けようとしたが、彼女はあることに気が付いた。
「黒服さん・・・!!」
「美咲の苦しそうな声が聞けてとっても楽しいわね!!」
「くぅ・・・!!」
「もっとその声を聞かせて頂戴!!」
そう彼女の足元には石化している黒服がいた。
もし、目の前にいるペルセウスの攻撃を避けたとしたら容易くその体が砕け散ることが想像出来てしまった美咲はその腕を振り上げてペルセウスの剣を迎え撃つ。
剣と腕が何度も激しくぶつかり合い、その度に鈍い音が周囲に響き渡る。
最初は単調だったペルセウスの攻撃を防ぎきっていた美咲だった、が次第にペルセウスの攻撃から単調さは消えていき、その剣を何度も受けた衝撃に耐え切れずダイザーはそのまま膝を突いて座り込む。
「あら?もう終わりかしら・・・?なら、さよならよ!!美咲・・・!!」
座り込んだダイザーを見たペルセウスが遂に左腕を振り上げようとするが、予期せぬ事態によって彼女達はその動きを止めてしまうのだった。
――――――
香澄からの連絡を受けて弦太朗はマシン・マッシグラーを駆って夜の街を爆走する。
そんな彼は懐からドライバーを取り出すと腰に巻くと彼の目の前に最悪の光景が映っていた。
「なんでうお座がこんなとこにいるんだよ!!」
「・・・」
「でも、今は構ってる暇はねぇ!!」
彼の進路上にはピスケスが立ち塞がるが弦太朗はそのままスロットルを限界まで捻り上げる。
それと同時に弦太朗は片手でドライバーのスイッチを叩くとカウントダウンが響くもその音声はバイクのエンジン音がかき消していく。
「変身!!」
「・・・!!」
弦太朗はそのままドライバーのレバーを操作して変身しようとする。
しかしピスケスもその言葉に反応して弦太朗に水流を放つが、弦太朗は構わずピスケスが放つ水流へと突っ込んでいく。
そして完全に水流に呑まれながらもフォーゼへと変身を完了するとマッシグラーのハンドルを手放してそれぞれ水流に流されるが、流されながらもフォーゼはドライバーのスイッチを起動する。
――――――スクリューON――――
「・・・っ!!」
「ぉぉぉおおおおおおお!!」
左足に装着されたスクリューでフォーゼはピスケスの水流に逆らって突き進んで来るその姿にピクシスは水流を強めるがフォーゼはそれでも止まらない。
そして、フォーゼは水流から抜け出すとそのままの勢いでピスケスへと突撃すると2人はそのまま地面を転がるが、フォーゼはその最中にドライバーへと手を伸ばす。
「今はお前に構ってる時間はねぇ!!」
――ロケットON―――――――――
「あばよっ!!」
地面を転がりながらもフォーゼはロケットを起動する。
それに気が付いたピスケスはフォーゼへ向けて水流を放つが、それを置き去りにしてフォーゼはそのまま空へと飛び立っていくその姿を見たピスケスはどこかへと消え去る。
一方で、そんな事は知る由もないフォーゼはロケットを使ってそのままこころの屋敷の上までやってくるとその目にペルセウスの姿を捉える。
そのまま一気に降りようとしたが先日有咲に言われたとある言葉を思い出して一旦降下を止めてその場で旋回し始めた。
『お前がやられちまったら誰があれを止めるんだよ!!』
「っても、どうすりゃ・・・」
打開策を考えようとしたフォーゼだったがペルセウスは突如として駆け出してその先にいたダイザーと激しい戦闘を繰り広げていた。
「なんでダイザーが・・・って、そう言えば美咲からマグフォン返してもらって無かったな・・・」
ここでフォーゼは美咲からマグフォンを回収していないことを思い出しながら自身の下で繰り広げられる戦闘を見ると、ペルセウスは左腕を使う気配も感じられなかったフォーゼはドライバーにペンスイッチを装填しながらも必死に考えていた。
「こころの左腕をなんとかしねぇとな・・・。前に天校で戦った時より強かったから真正面からじゃ当たんねぇよなぁ・・・」
現状でペルセウスの左腕による石化を無効化するにはペンで左腕を塗りつぶすしかない。
しかし、今までの戦ってきた経験があるフォーゼから見てもペルセウスに変身しているこころの戦闘力は高い。
しかも、先ほどとは違い今はラストワンで先ほどよりも確実に強くなっている状態のペルセウスに確実に攻撃を当てないといけないとなれば、そんなチャンスはあっても1度きり―――
1度きりのチャンスを待つためにフォーゼは考えを巡らせていたが同時に地上のダイザーが膝を突く。
それを見たフォーゼはすぐに降りようとした時に謎の視線をフォーゼが感じ取り、その先へ視線を送る。
そこにいたのは1人の黒服。フォーゼと目が合ったのが分かったのか視線の主である黒服は突如として行動を起こした。
「さよならよ!!美咲・・・っ!!」
「なっ!?黒服さん!?」
「何で邪魔をするのかしら・・・!!」
「・・・っう・・・」
美咲へと向けられていた左腕へと先ほどフォーゼへと視線を送っていた1人の黒服が飛びつく。
しかし、既にボロボロの身体ではペルセウスの足止めすら叶わない。
そして最後に力を振り絞って黒服は叫ぶ。
「こころ様を止めろぉぉぉおおお!!」
「「!?」」
その言葉と共に地面に倒れていた満身創痍の黒服たちが立ち上がるとペルセウスを抑えようと飛び掛かる。
美咲は目の前に光景に驚きを隠せなかった。
今まで常にこころの味方だった黒服がその言葉と共にこころに反旗を翻してこころへと飛び掛かっていたのだ。
そして飛び掛かられたペルセウスは驚き以上に不快感を感じていた。
「邪魔よ!!」
「させないっ!!」
ペルセウスは怒りに任せ剣を振るって近づいてくる黒服を切りつけようとするが、それを見た美咲はダイザーを素早く立たせて右腕の剣を抑え込む。
右腕を抑え込まれ、黒服によって左腕の自由が奪われ始めたペルセウスは最初に飛び掛かってきた黒服を左腕に捉えるとその黒服を石化させる。
石化が始まった黒服はそのまま上空のいるフォーゼへと視線を送ると、ペルセウスの左腕に組みついたまま完全に石化する。
そして石化した黒服の重みと左腕を抑え込んでいる他の黒服たちによってペルセウスの左腕の動きがほぼ完全に静止したのをフォーゼは見逃すことは無かった。
「・・・!!今しかねぇ!!」
――――ペンON――――――
「うぉおおおおおおおおお!!」
フォーゼはそのまま急降下し、美咲と黒服たちが動きを止めているペルセウスの左腕へと自身の右足のペンを叩きつける。
それと同時にペルセウスの左腕にペンからの墨が纏わりつきそれを見た黒服はそのまま手を離すと石化した他の黒服を引き摺りながら後ろへと下がっていく。
ペンによって石化を封じたが、フォーゼはそのままロケットを切ってからレバーを押し込んでリミットブレイクを発動する。
―ペン・リミットブレイク―
「おらおらおらぁ!!」
フォーゼはそのままペルセウスへ向けてペンを振るい、ペルセウスの左腕が真っ黒になるペンを振るって石化を封じ込めた。
そして美咲もそれを見るとペルセウスを屋敷へ向けて投げ飛ばすとそのままフォーゼの横へと並び立つと操縦席を開く。
「如月先輩!!これを!!」
「マグフォン!!悪ぃな美咲!!」
そのままマグフォンを受け取ったフォーゼはそれを構えたその時、フォーゼの背中に大量の水が直撃してそのままフォーゼはバランスを崩して振り返る。
「くっそ!!あの魚追ってきたのか!!」
「あいつ・・・!!」
「美咲!!投げるなんて許さないわ・・・!!」
そこにいたのは先ほどフォーゼと戦ったピスケスが立ち塞がり、投げ飛ばされたペルセウスもその場に戻って来てしまい、2人は完全に挟み撃ちの状態に陥ってしまった。
「ここからが本番みたいですね・・・!!」
「だな・・・!!」
しかし、そんな絶望的な状況にも関わらず美咲の心は折れることはなく、ペルセウスへと視線を向けていた。
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カウント・the・スイッチ
38/40
(残り ボード・コズミック スクリュー君!!戦闘で使われたね!!ほぼ一瞬だけど・・・。カメラくんは戦闘じゃ使えないよ・・・)