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そういえばゆりが行った海外の大学って場所の名言なかったよなぁ・・・
時差?そんなこまけぇことはいいんだよ!!
「あはははははは!!」
「いやぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!」
「おい!!香澄!!しっかりしろ!!」
「これで・・・お姉ちゃんは私と一緒にいてくれるよね・・・?だからこれはもう捨てちゃうね・・・」
「・・・っ!!」
「おいっ!!おたえ!!」
ピスケスは姉の大切な物をこの手で壊した事に喜びに浸りながら笑い、目の前でギターを砕かれた香澄は絶叫と共に崩れ落ちる。
そして手に持っているネックが折れたギターに完全に興味が失せたピスケスはそのまま宙にそれを頬り投げると離れていたたえが有咲の静止を振り切ってギターを受け止めるために駆け出す。
しかし、ピスケスはギターを壊してから完全にたえ達への関心を失ってしまい、そちらに一切視線を移さない。
「とった・・・!!」
「おたえちゃん・・・!?」
「りみ、大丈夫だよ?」
「良いから早く逃げるぞ!!如月!!香澄連れて逃げろ!!」
「分かった!!」
有咲はフォーゼに叫ぶと4人でこの場から逃げ出始め、フォーゼも有咲の言葉に従う為にボードスイッチを切ると香澄を抱え直して有咲達とは逆方向へと走り出す。
「・・・逃がさない!!」
しかし、逃げ出そうとするフォーゼへとピスケスが迫ろうとしていたがそんな中でフォーゼは片手でドライバーのスイッチを交換してすぐさま起動する。
――――スモークON――――――
「食らえ!!」
フォーゼは右足からスモークをピスケス目掛けて噴射する。
スモークが直撃したピスケスはその場で足を止めてしまう。
目の前にフォーゼがいるのは分かっているが、その横には香澄がいるためピスケスは水流や近づいて攻撃することを躊躇ってしまう。
「あばよ!!」
「待てっ・・・!!」
足が止まったピスケスを見たフォーゼはそのままスモークを浴びせながらスイッチを交換しながら捨て台詞を吐くと同時に起動する。
そのセリフを聞いたピスケスは以前のように空に逃げると踏んで香澄に構わず水流を空へ向けて放つ。
――――――ホイールON――――
空へ逃げると思っていたピスケスだったが、実際にフォーゼが起動したのはロケットではなくホイールスイッチだった。
起動と同時にフォーゼは地上を走り出し、入り組んだ住宅街の中へと消えていった。
そして、スモークが晴れるとピスケスだけがその場所に取り残されていた。
「お姉ちゃん・・・。どこいったのかな?蔵かな?それともパン屋かな?でも、私の待ってる家に帰って来てくれるよね?」
香澄を取り逃したピスケスはそんな言葉を呟きながらスイッチを切ると日が落ちた空を見上げて呟きながら明日香の姿へと戻ると姉が帰ってくるであろう我が家へと何食わぬ顔ですっかり帰っていった。
その一方で―――
「おい!!香澄!!」
「・・・」
ピスケスから逃げ切ったフォーゼは香澄へと声をかけるが彼女から返事はなく、追手が来ていないことを確認してフォーゼは変身を解く。
「でも有咲達はどこに行ったんだ・・・・?蔵か沙綾の店か・・・とりあえず行くか・・・」
有咲達がどこに逃げようとしたか分からない。
もしかしたら現在も逃げてる最中かもしれないと考えた弦太朗はが思い当たる場所を考えながら香澄を背負ってから歩き出そうとするが、その時に彼のマグフォンから着信音が響きだと香澄を背負ったままマグフォンを取り出してその電話に出る。
「もしもし・・・?」
『如月!!香澄はどうした!?』
「有咲か!!こっちは香澄と一緒に逃げ切ったけどそっちはどうだ?」
電話の相手は有咲で開口一番に香澄の事を聞いてくるが、逃げ切ったことを有咲に伝えると電話の向こうからは安心したような声が聞こえてくる。
『あぁ、こっちも全員いる』
「それでみんなはどこにいるんだ?蔵か?沙綾の店か?」
『・・・弦巻さんの屋敷だよ』
「こころの屋敷!?なんでそんなとこにいんだ?」
有咲から告げられた居場所に弦太朗は驚きを隠せず、思わず聞き返してしまった。
『逃げてる最中にハロハピの人たちに会ってな。それで車に乗せてもらってな・・・』
「でも、この前にそこで戦ったばっかりだぞ?」
『だから、明日香ちゃんもそんな場所に逃げてるなんて思ってないと思ってな・・・。それでお前らはどこにいるんだ?』
「えぇっと、ここは・・・羽丘の近くか・・・?」
『弦巻さんの家の人が車で迎えに行ったから待ってろ』
その言葉を最後に有咲の通話が終わってその場で待っているがその間も香澄が意識を取り戻す素振りすら見せない。
そこで弦太朗は待っている間にマグフォンでとある人物に電話をかける。
「よぉ!!今時間大丈夫か?」
『時間はあるけど・・・いきなりどうしたの?』
「ちょっと聞きてぇ事があるんだよ。ゆり」
弦太朗が電話を掛けた相手。
それはりみの姉で海外にいるゆりであった。
いきなり電話がかかって来たことにゆりは驚いたような言葉が出てくるが、彼女の内心は電話がかかって来て浮かれているのが声色からはっきりと分かるのだが、弦太朗はそれに全く気が付いている様子もない。
『それで弦太朗が聞きたいことって何?』
「香澄の妹の明日香ってどんな奴なんだ?」
『・・・・・・はい?』
「ゆりが高校の時に水泳部で明日香と知り合いって聞いてな」
『ごめん。ちょっと何言ってるか理解できない・・・』
りみ経由で連絡先を教えた弦太朗から電話が掛かってきたと言う事実に完全に舞い上がっていたゆりだったが、彼からの一言で舞い上がっていた気持ちが完膚なきまでに砕かれて思わず聞き返してしまった。
「えぇっと・・・。さっき香澄の妹の明日香に会ったんだけど香澄の事で喧嘩になっちまってな・・・。香澄に聞けないからどうしようかと思ってたんだけど、前にりみからゆりと明日香が知り合いだって聞いたのを思い出してな」
『ふ~~~~~~~~~ん・・・』
「・・・?なんだよ?」
弦太朗はゾディアーツや仮面ライダーの事を伝えずに、ゆりになんとか事情を話そうとするが彼女から返ってきたのは何とも言えない返事。
その意味が分からず弦太朗は聞き返してしまったがゆりから帰ってきたのは素っ頓狂な答えだった。
『弦太朗は年下の子が好きなんだな~って』
「バカやろう!!そんなんじゃねぇって!!」
『あはは!!流石に冗談だって!!でも、明日香ちゃんかぁ・・・。正直そこまで詳しくはないんだよね・・・』
「まぁ・・・。同じ学校でも高校と中学じゃ関係ねぇか・・・」
『そうだね。明日香ちゃんは水泳部でも選手に選ばれるくらいの人だったんだけど、弦太朗が聞きたいのってこういうのじゃないよね?あーそう言えば結構りみに似てるかも?』
「りみに?どういうことだ?」
『本人は隠してるつもりなんだろうけど、傍から見たらお姉ちゃんが好きって言うのが分かっちゃうんだよね~。まぁ、りみはそんなに隠してないけどね』
「姉が好き・・・ねぇ・・・」
『弦太朗は一人っ子だから分かんないか・・・』
「そんなもんか?」
『ふふっ、お姉ちゃんのことが好きな妹って言うのは、案外それを隠すのが苦手なんだよ』
「あ~、周りのやつもそんな感じだな・・・」
『私が分かるのはそんな所かな・・・?参考になったかな?』
「サンキュ!!ゆり!!」
『それなら良かった。それじゃあ私はシャワー浴びてくるから・・・シャワーの写真はいる・・・?』
「なっ!?何言ってんだよ!!」
『流石に冗談だよ・・・!!それじゃ、またね!!』
「またな・・・!!」
その言葉でゆりとの通話が終わるのとほぼ同時に黒服がやってくると背負っている香澄と共に車に乗り込むとすぐに車は屋敷に向かって走り出していった。
一方、遠い異国の地では―――――
「うわぁぁぁぁぁあああ!!弦太朗との電話に浮かれちゃって、何てこと言っちゃったんだろう!!わたしぃぃぃぃいいいいい!!」
最初に上げて落とされたのにも関わらず弦太朗との会話中に再び浮かれてしまったゆりは自身が言ったトンデモナイ発言を思い出してベッドの上で悶えていたが、そんな事は誰も知る由もなかった。
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