ある意味惨状完成してしまいましたが・・・
まぁ・・・ええじゃろ・・・
「みんなで学校へ行くのも楽しいね!!」
「そうね!!美咲もそう思わない?」
「なんだろう・・・屋敷を出てすぐなのに・・・すっごい疲れた・・・」
弦巻邸に泊った香澄達はこころ達の後に続いて学校へと向かっていたが、既に美咲は心労によってぐったりとして歩いているその後方では―――
「動きづれぇ・・・!!」
「先輩?大丈夫?」
「おたえちゃん?沙綾ちゃん?そろそろ離れたほうが・・・」
「ヤダ・・・」
「・・・!!」
「子供か!!」
その後方では有咲とりみの横でおたえや沙綾達に引っ付かれながら歩く弦太朗の姿があった。
しかし、そんな彼らを見て呆れながら美咲はため息をこぼしながら説明を求めてしまった。
「如月先輩達何やってるんですか・・・」
「なんでも今朝の罰らしいけど・・・流石に3人に引っ付かれたら動きずれぇ・・・!!」
「戸山さんと山吹さんが腕組むのは百歩譲って分からなくはないけど、なんで花園さんはおんぶされてるの?」
「・・・すっごい楽だよ?」
「その代わりに如月がおたえとギターの重みでしんどそうだけどな・・・。てか両腕が塞がってるのにどうやっておたえはバランスとってんだよ・・・」
「気合・・・?」
「流石にそれは無理があるんじゃないかな・・・?」
そんな光景に有咲と共にりみまでもが呆れてしまうが先を歩いていたこころ達は弦太朗の姿を見て目を輝かせていた。
「面白そうね!!私も乗るわ!!」
「はぐみも!!」
「ちょっと2人とも、流石に如月先輩が潰れるから!!」
「やめろ!!」
美咲と弦太朗はなんとか止めようと声を挙げるが2人は全く聞く耳を持たず器用に弦太朗の身体をよじ登っていく。
「ぐぉおおおおお!!流石に3人に乗られるとキツイ・・・!!」
「随分と目線が高いわね!!」
「とーちゃんに肩車されてるみたい!!」
「流石に狭い・・・」
「だったら降りてくれー!!それに沙綾達も離れてくれ!!」
「ヤダ・・・」
「・・・」
弦太朗もろくに動けない状況で沙綾達に離れる様に頼むが、香澄は首を横に振って拒否して、沙綾も言葉で拒否する。
そんなやり取りをしているとこころが弦太朗の上で声を挙げる。
「弦太朗!!このまま学校まで行きましょう!!」
「いっけーゲンちゃん先輩!!」
「流石に無理だろ!!」
「お前らふざけるのも良いけど、いい加減いかないと遅刻するぞ?」
「弦太朗!!行きましょう!!」
「ちくしょおおおおお!!」
有咲がこのままだと遅刻するということを告げるも彼女達は弦太朗から離れることはなく5人を引き摺りながらも学校へ歩き出し、なんとか学校まで到着した弦太朗はそのまま疲れ果ててしまい授業を睡眠に当ててしまった。
そんな昼休み―――
「全くあなたは一体何してるんですか!!」
「わりぃ・・・。ちょっと疲れてまって・・・」
「それは今朝、弦巻さんや戸山さん達にしがみ付かれたまま学校に来たからでしょう!!ちゃんと断りなさい!!」
「あの・・・氷川さん・・・。弦巻さん達にはそんなこと言っても聞かないと思いますが・・・」
教室の真ん中で紗夜に説教を食らっていた。
それを止めようと燐子が紗夜に声をかけるも全く聞く耳を持つ様子はなく、そんな光景を流石に不憫に思ったのか千聖が弦太朗へ助け船を出そうと歩み寄ってくる。
「まぁまぁ紗夜ちゃん。落ち着いて・・・」
「そうよ?流石に色々あり過ぎて疲れてるんだから少し甘く見てもいいと思わない?」
「全く松原さんも白鷺さんも如月さんに甘いんです!!もっとびっしり言わないと!!」
「ふえぇ~!!」
「それに如月さんは・・・一昨日からずっと大変でしたから・・・」
「確かに一昨日から大変なのは知っていますが、流石に全部の授業を寝るのは見過ごせません」
「だったらその分、紗夜ちゃんが勉強を教えてあげればいいじゃない?」
「白鷺さん!!一度如月さんに勉強教えてからそのセリフは言ってください!!遊びじゃないんですよ!!」
「ふえぇ・・・。そこまで言うほどなの・・・?」
「・・・失礼しました。ですが、午後は寝ないようにしてくださいね?」
「分かった・・・」
「それだったらみんなでお昼食べましょう?」
「そうですね・・・」
紗夜の説教に対して3人の援護?が加わり少しだけ落ち着きを取り戻した紗夜。
そんな彼女を見た千聖はついでとばかりに一緒に食事を提案すると彼女達は集まって昼食を取り始める。
そこには先ほどの説教など無かったかのような空気が流れていたが、とある来訪者によってそれは一瞬で砕かれた。
「如月くん!!」
「彩・・・?どうしたんだ・・・?」
「香澄ちゃんと寝たって本当なの!?」
「如月さん・・・?どういうことか説明していただけますか・・・?」
「そうだよ!!説明して!!」
「あら?私も気になるわね・・・」
「私も・・・です・・・」
「ちなみに逃げようとしても絶対に逃がしませんから・・・」
「ふえぇ~!!美咲ちゃーん!!」
突如現れた彩の言葉に弦太朗含めて教室の全員が噎せ返ると和やかな昼食の空気は一気に修羅場と化した。
風紀に厳しい紗夜を始めとして千聖、挙句の果てには燐子までもがその話に食いつく。
しかし、興味本位で聞いてる燐子とは違い他の3人には明らかに怒気が含まれていたおり弦太朗はそれに飲まれて完全に逃げ遅れてしまった。
「えっとその・・・」
「如月くん!!はっきり言って!!どうなの!?」
「如月さん、大丈夫ですよ。私は決して怒ってはいませんから?ですが・・・話を聞いた後にその体に風紀と言うものを刻み付けるだけですから・・・」
「紗夜ちゃんダメよ?悪いことをしたら恐怖と一緒に植え付けないと・・・」
「私・・・気になります・・・」
「夜に話してたら腕を掴まれてな・・・」
「そうだったんですね。如月さんは何もしてないんですね・・・」
「白金さん!!そう決めるのは早いですよ!!」
「もしかして、燐子ちゃんも・・・?」
「へぇ・・・そういうことねぇ・・・」
「えっと・・・ちが・・・」
燐子の不自然な対応によって弦太朗と共に問い詰められる立場に変わってしまった燐子。
2人は居心地の悪そうな表情を浮かべていた時に、教室の外から彩とは別の客が顔を出す。
「あれ?弦太朗くん?どうしたの?」
「りみ助けてくれ!!」
「牛込さんですか。今、彼を拷問しようとしてるところですので・・・」
「拷問って・・・!?」
「香澄ちゃんと寝たって彩ちゃんが言ってたからその事でね?」
「えっと~・・・」
りみは数少ない説明で状況を理解すると、事実を説明し始めた。
「それは寝ぼけた香澄ちゃんが弦太朗くんを抱き枕代わりにしてただけで・・・」
「そんな言い方して本当はやましいことしてたんでしょ!!」
「彩先輩それは無いと思いますよ?香澄ちゃんもそう言ってましたし、そもそも弦太朗くんにそんな甲斐性はないと思いますよ・・・」
「・・・それもそうですね」
「彩ちゃん・・・」
「ふえぇ~ん」
「よく分かんねぇけど助かったぜ・・・サンキューなりみ」
「ふふっ・・・どういたしまして」
りみの説明に納得した紗夜は呆れたようにため息をこぼし、原因を作った彩は千聖が顔に張り付けた笑みを見て恐怖に震え上がる。
そして、追求から解放された弦太朗は机にへたり込みながらりみへ感謝していた。
「それでみんな納得するんだ・・・」
「良かった・・・」
そんな光景を前に花音は驚きの表情を浮かべていた横で燐子も弦太朗と同様に追求から逃れたことに安堵していた。
そんな中で弦太朗のマグフォンから着信音が響くと、すぐにマグフォンを手に取った。
「もしも・・・?」
『ゲンちゃん!!大変だよ!!』
「この声は日菜!?何があったの!?」
『おねーちゃん!!えっとね!!あのね!!』
「日菜ちゃん!!一回落ち着きなさい」
弦太朗に電話を掛けてきた相手は日菜だったが、、その声は普段以上に落ち着きが無く酷く慌てていた。
そんな彼女に紗夜と千聖が落ち着くように言うが全く効果がない。
『千聖ちゃん!!そんなこと言ってる場合じゃないよ!!』
「何があったんだ?」
『えっとね!!あこちゃんと六花ちゃんがこの前の黒いのに攫われちゃったんだよ!!』
日菜の言葉を受けて、驚く一同を他所に紗夜の顔が真っ青に染まっていった。
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感想評価は気分次第でお願いします。
ちなみに前回が香澄ではなく他ポピパメンバーだった場合
おたえ→大体香澄と一緒。香澄と違っておたえが勘違い爆弾を投下して大惨事
りみ→大体香澄と一緒。りみ自体は余裕の模様
有咲→彼女は寝相が悪いため、弦太朗が蹴り飛ばされてみんなが来る前に逃走成功
沙綾→(自主規制)