バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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お待たせ縞々
投稿です。

次の話で終わるかはわかりませんが、あと少しでポピパ篇2章が終わります。



鼓・動・再・輝-15 走れポピパ

 

「宇宙・・・きたぁああああああああ!!」

 

変身が完了すると同時に駆け出した2人。

しかし、ピスケスへと向かっていたフォーゼとは違い、ピスケスは香澄へ目掛けて駆けていくのに気がついたフォーゼはそれを止めるべくスイッチを起動する。

 

――――――――ウインチON――

 

ウインチの起動と同時に射出。

フックをピスケスの身体に巻きつけると同時にワイヤーを高速で巻き取って香澄から距離を離す。

それを見てロックはボロボロになったあこを引き摺りながら香澄の元へと向かい始めていた。

 

「邪魔しないで!!」

 

「香澄に近づけさせねぇぜ?」

 

「それならお前から・・・!!」

 

「水を出してくるなら・・・これだ!!」

 

ピスケスは香澄からフォーゼへ標的を切り替えると先ほど蹴り飛ばされたダスタード達をフォーゼへと差し向け、自身も駆け出しながら水流を放ち始める。

 

それを見てフォーゼはウインチを解除すると素早く別のスイッチへと切り替えていく。

 

――エレキON――――――――

――――チェーンソーON――――――

――――――――シザースON――

 

 

「そらっ!!」

 

水を使うピスケスを相手にフォーゼはエレキステイツになると、ロッドをピスケスの腹部目掛けて突き刺して電流を流し込んで怯ませてから別の方向から飛び掛かってくるダスタードの刀をシザースで弾き飛ばしてからチェンソーで切りつけるとロック達へと視線を向けると既にロックはあこを連れてフォーゼの後ろへと移動しているのを確認してドライバーからエレキスイッチを取り外してロッドのプラグをを挿し直してからソケットにエレキスイッチを装填する。

 

しかし空中で切られたダスタードが地面に落ちると同時に再びフォーゼへと駆け出しており、既にその手に握られていた刀はフォーゼの頭上に振り上げられていた。

 

 

 

―リミットブレイク―

 

 

 

ロッドからの声と共にフォーゼ目掛けてダスタードがその刀を振り下ろすと同時にフォーゼは屈むとダスタードの刀はフォーゼの頭上のわずか上を通過した。

 

斜め下に振り抜かれたことが幸いして回避に性向すると同時にフォーゼがロッドを地面に突き刺した。

 

「ライダー・・・・100億ボルトバースト!!」

 

 

 

その言葉と共にフォーゼの前方へと電流が走るとダスタードとピスケスへと電流が流れ込み、ダスタードが消滅してピスケスも小さくないダメージを受けて動きが鈍っていた。

 

 

それを見たフォーゼはピスケスへと駆け出してロッドや起動したままのシザースとチェーンソーでピスケスを攻撃し始めるがそれに応える様にしてピスケスも至近距離で水流を浴びせながらその合間に素手でフォーゼへと攻撃を繰り出す。

 

フォーゼからの攻撃を避けようとするピスケスに対して、気持ちが焦ってしまってしまい素早く終わらせようと考えたフォーゼは攻勢を緩めないために防御を捨てて攻撃を受け続ける。

 

目の前で繰り広げられる激しい攻防を悲しそうな表情で見つめていた香澄だったが、突如として状況が動いた。

 

「ぐぅ・・・!!」

 

「よしっ・・・!!これで・・・きめてやる・・・!!」

 

 

 

激しい攻防の末、ピスケスが先に体勢を崩して地面に膝を突いた。

しかしフォーゼも攻撃を食らいすぎてダメージを隠しきれていないが、必死にそれを抑え込んでピスケスを倒すためにドライバーのエレキスイッチをロッドへと装填する。

 

 

―リミットブレイク―

 

ロッドからの音声と共に周囲の電気がロッドへと集まっていく。

それを感じながらフォーゼは残ってる力でピスケス目掛けて駆け出す。

 

「ライダー100億ボルト・・・!!」

 

「きゃあ!!」

 

フォーゼの必殺技の掛け声を割る様に突如としてロックが悲鳴を挙げるとほぼ同時にピスケスとフォーゼの間にダスタードが割り込んで何かをフォーゼに向けてくるが、それに構わずロッドを振り下ろそうとしたが向けられたものの正体が分かるとフォーゼはその寸前でロッドを止めた。

 

 

 

 

 

「んなっ!?あこ!!うわぁ!?」

 

ダスタードが向けた物、それは先ほどボロボロになっているあこ。

ピスケスはいつの間にかダスタードを呼び出ており、倒されるこのタイミングでフォーゼの後ろにいたあこをロックから奪って自分の盾として使ったのだ。

 

 

突然のあこを見て動きの止まってしまったフォーゼ。

その大きな隙にピスケスはフォーゼがロッドを持っている右手を水流で狙い撃ちロッドを叩き落す。

 

武器を落として少しだけ動揺していたフォーゼの目の前でダスタードがあこをロックがいる方向へと投げ捨てるとロックはそれを受け止めようとするがあこと共に地面を転がってしまう。

 

それを見て冷静さを失ったフォーゼはピスケスに駆け出そうとするがあこを投げたのとは別のダスタード達がフォーゼの身体を抑え込み始めた。

 

「くそっ!!放しやがれ!!何するつもりだ・・・!!・・・っ!!」

 

焦るフォーゼに言葉を聞いてピスケスは内心で笑みを浮かべるとゆっくりと立ち上がって見下すような視線をフォーゼに送る。

 

「それじゃ・・・お姉ちゃんの前で死んでね?」

 

ピスケスの言葉に反応してダスタード達はいつも使っている爆弾を大量に出し―――

 

 

 

 

それを地面へと叩きつけ、自身達諸共フォーゼを巻き込んで自爆するとそれによって発生した爆風によって香澄達は地面へと倒れる。

そして倒れた香澄が爆風の中で目を見開くと、そこに飛び込んできたのは爆風と共にボロボロになった弦太朗(・・・)が力なく自分のへと向かってくる光景だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――

 

明日香ちゃんが電話で告げていた約束の日である放課後に私たちは生徒会室に集まって香澄と弦太朗を待っていた。

 

「有咲、香澄はどうしたの?・・・トイレ?」

 

「もう少し言い方考えろよ・・・。まぁその通りなんだけどよ・・・」

 

 

 

 

「・・・」

 

「沙綾ちゃん・・・」

 

「香澄達はいつになったら来るの・・・?」

 

「ちょっと見てくるわ・・・。皆は待っててくれ・・・」

 

私のおたえの質問に答えるとおたえはそのまま椅子に座ってぼーっとし始めた横では沙綾が昨日の事を思い出してずっと俯いており、そこを中心にして室内の空気が完全に死んでいるのを感じるが香澄達が来るまでここを離れるわけにもいかず部屋の中でただひたすらにこの空気に耐える。

 

しかし、おたえのやつが愚痴のような疑問を口にするのを聞いた私はこの空気から逃げるようにすぐさま生徒会室を飛び出すと香澄と如月を探して校内を探すが2人の姿は見えない。

 

 

 

 

 

 

「香澄のやつどこ行っちまったんだ・・・?まさか・・・明日香ちゃんに・・・?いやいや・・・!!如月が近くにいてそれは無いだろ・・・!!」

 

焦りだす私がの頭には最悪の状況が浮かぶが、そんなことはあり得ないと自分に言い聞かせるように呟き、再び香澄を探そうとすると見覚えのある後ろ姿が私の目に写ると「何か知ってるかもしれない」という期待感を胸に声をかけた。

 

「花音先輩!!」

 

「ふえぇ!?有咲ちゃん!?」

 

「あの・・・!!香澄と如月を見ませんでした?」

 

「香澄ちゃんに如月くん・・・?見たけど・・・?」

 

「花音先輩!!どこにいたんですか!!」

 

突如声をかけられた花音先輩は驚いているようだが、いつも通りなのであまり気にすることはなく香澄達の事を聞くと2人を見た問う言う花音先輩の肩を掴むと激しく揺すりながら問い質すと、揺すられながら花音先輩は叫ぶように答えた。

 

 

 

 

「ふえぇ~!?2人で一緒に学校から出て行ったよ~!!」

 

「は・・・?」

 

「あの・・・?有咲ちゃん・・・?」

 

その言葉を聞いて私の身体は固まってしまった。

花音先輩が何か言ってるがそれを聞き流して2人で学校を出て行った理由を考えようとしたがそんなのはすぐに分かってしまった。

 

 

香澄のやつは私達を巻き込まないように2人だけで明日香ちゃんのところへ行ったんだ―――!!

 

それが分かった私はすぐに生徒会室へと戻ろうとしたがあることを思い出した。

 

「そう言えば、あれのスイッチ返してたんだった・・・」

 

アイツを使えば香澄と一緒にいるはずの如月の場所が分かると思っていたが、今朝会った時にスイッチを返したからあいつは今私のカバンでお休み中なのを思い出す。

そうなると2人が向かった先の見当が全くつかず、私は頭を悩ませていると小さい影が動いているのに気が付いて視線をその影の正体へと向けるとそこには小さい顔が浮いていた。

 

 

あれもアイツと一緒で如月のやつだったはず―――!!名前はナゲ・・・なんだっけ?まぁ・・・ナゲットのなんかだ!!

 

 

そう思った私は花音先輩の肩から手を放して浮いている顔を捕まえようと跳ねるがするすると腕の間をすり抜けていく。

花音先輩が不思議そうに私を見ていたがその小さい顔は花音先輩の手の中に納まった。

 

「花音先輩!!それって・・・!!」

 

「えぇっと・・・如月くんのだけど懐かれちゃって・・・」

 

「それ貸してくれませんか!!」

 

気が付けば似たような顔が4つ程花音先輩の近くに浮かんでおり、足元には箱のようなものが転がってくる。

花音先輩は箱を拾い上げて私に差し出してくる。

 

「うん・・・。みんな、有咲ちゃんの事を助けてあげて?」

 

花音先輩の言葉に小さいのはやる気を出したかのように激しく動き出したと思ったら箱の中に入っていく。

私はそれを見てから花音先輩に頭を下げてからすぐに生徒会室へと引き返し、その扉を勢いよく開け放った。

 

 

 

 

 

「「「有咲(ちゃん)!!」」」

 

「市ヶ谷さん・・・もう少し静かに扉は開けたほうがいいですよ?」

 

「ポテェ・・・」

 

生徒会室にはおたえ達3人以外に燐子先輩が仕事をしている横で紗夜先輩が頭にコップを乗せながら私のカバンの中にあるアイツを物欲しそうに見つめている光景が広がっていた。

 

「香澄達は・・・?」

 

「アイツらあたし達を置いて明日香ちゃんのとこに行っちまったんだ!!すぐに後を追うぞ!!」

 

「でも・・・どこに行ったの?」

 

「それに紗夜先輩が見てるあの子だって、場所を教えてくれるかもしれないけど今動かないんでしょ?」

 

「大丈夫だ。別のを花音先輩から借りてきた!!お前たち!!如月の場所まで案内してくれ!!」

 

花音先輩から受け取った箱から小さいのが4つほど飛び出すと、最初に反応したのは頭にコップを乗せている紗夜先輩だった。

 

「ナゲット・・・ですね・・・?」

 

「それはいいですから!!お前ら早く行くぞ!!」

 

「沙綾ちゃん?弦太朗くんはいつまでも気にするような奴じゃないから・・・?」

 

「うん・・・」

 

何とも言えない気持ちになったがすぐに気持ちを切り替えておたえ達を急かし、俯いている沙綾をりみが説得して立たせて生徒会室を出ようとするがそこを燐子先輩が止める。

 

「あの・・・市ヶ谷さん」

 

「燐子先輩。急いでるんですけど・・・」

 

「待ってください・・・!!この子たちも持って行ってください・・・」

 

 

 

 

「これって先輩のだよね・・・?」

 

「分かりました!!いくぞ!!」

 

燐子先輩はそう言うとカバンから取り出したハンバーガーと紗夜先輩の頭に乗っていたコップが突如変形すると私達の方へと飛んでくると沙綾の腕の中に納まる。

 

何て言ったっけ・・・?

バガなんとかとなんとかスキーだったような気がするが思い出せないがすぐにそんなどうでもいいことを考えるのは辞めて、私達は生徒会室を飛び出してそのまま学校を出ると浮いているナゲットを追いかけて香澄達のいる場所へと走りだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、走り始めて早々に息が上がって瀕死になっていた私だったが遂に限界を迎えてしまった。

 

「もう・・・無理・・・」

 

「有咲ちゃん・・・しっかり・・・」

 

「お前ら何してんだ?」

 

倒れそうになった私を支えたのはりみだったがそんな彼女も今にも倒れそうになってしまう。

そんな中で私達を呼ぶ声が聞こえたがそこには予想外の人物がいた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・ますき・・・」

 

「先輩たちのとこまで・・・ますきこそ何してるの・・?」

 

「実家の手伝いで裏から段ボール運んでたんだよ。・・・でもハナ以外完全に息上がってるけど大丈夫か?」

 

「うん。平気だよ?」

 

「それはハナだけだろ・・・」

 

声をかけてきたのはマスキングで視線を上げるとそこは私達が良くライブをする”Galaxy”の前だった。

 

そんな場所で息の荒くしている私達を見て心配するマスキングの疑問へとおたえが答える。

その答えにツッコミを入れられるが、おたえはそんなツッコミを気にする様子はなく徐々に視線が下がっていきマスキングの持っていた物へと熱い視線を送り始めた。

 

 

 

 

何故だろう―――

凄い嫌な予感がするがそれは的中した。

 

「ますき。それ・・・借りるね?」

 

「おいっ!?ハナ!?」

 

「うわぁ!?」

 

「キャ!!」

 

「大丈夫。ちゃんと返すから!!」

 

「いや、それだとアブねぇからちょっと待ってろ・・・」

 

そう言っておたえはマスキングが持っていた物―――配達で使ったであろう台車を借りると言いながら強奪するとその上に私とりみの2人を台車の上に乗せるが、今の私達は抵抗する体力もなく無抵抗で台車の上に乗せられて、そのまま台車ごと走り出そうとしたおたえをマスキングが静止する。

 

そして店の中へと消えて行ったと思ったらすぐにとなにかを持ってくると私の頭に何かを被せてくる。

 

「こけたらアブねぇからヘルメット被ってけ。それとなんかあったらすぐ行くからな」

 

 

お前までボケに回ってんじゃんぇ!!

 

そうツッコみたかったが今の私にはもうそんな体力すらなかった。

りみも同じようでぐったりとしていたがマスキングが手慣れた様子でりみにもヘルメットを被せてそれが終わるとおたえの背中を叩く。

 

気合を入れるため・・・だとは思うけど思いのほかいい音が響き叩かれたおたえも少し痛そうな表情を浮かべるがすぐに視線をマスキングへと向ける。

 

「じゃあ逝ってくるね?」

 

「ロックの事任せたぞ!!」

 

「はぁ・・・はぁ・・・ちょっと待って・・・!!」

 

マスキングの声を受けておたえは私達を乗せた台車を押しながら走り出し、その後を沙綾が追いかける。

しかし、おたえは涼しい顔をしているが台車の分スピードが落ちておりそのため沙綾も少しだけ余裕が出来たようで普通に着いてきていた。

 

 

 

おたえも、沙綾も体力スゲーな・・・

 

 

少しだけ体力が戻った私はりみと一緒に台車にしがみつき、周囲の視線を集めてドナドナされる姿を晒しながらもそんな事を考えてたら突然おたえが止まる。

何事かと思って正面を見ると、そこには森が広がっており、流石にこれ以上は進めないので私達が地面に立つと少し遅れて息の絶え絶えになった沙綾がやってきた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・ここ・・・?」

 

「そうらしいよ?でも、沙綾大丈夫?」

 

「正直キツイ・・・。それにしてもおたえはなんで平気なの・・・」

 

「・・・?でもどうする?森の中にいるみたいだけど、暗くて見失いそう・・・」

 

沙綾の言葉におたえは首を傾げるがそれに答えずにこの後の事を話し始めた。

あのナゲット達は森の中へ入ろうとしているが、あんな場所ではすぐに見失ってしまうだろ。

そう思っていたら沙綾の腕の中から生徒会室で受け取っていたコップの方のやつが飛び出しておたえの頭の上に乗ると突如として光り出す。

 

「すごい・・・でも、なんでおたえちゃんの頭の上?」

 

「どうでもいいだろ・・・。とりあえず・・・おたえ以外のペース考えてゆっくりいくか・・・。はぐれんなよ・・・?」

 

その言って私達は森の中へと入っていくと途中でナゲット達を何度も見失うが、その度にハンバーガーに場所を教えてもらいながら少しずつ前に進んでいくと突如として森の奥から爆発音が響き渡る。

 

その音が聞こえると、みんなが今までの疲れなど忘れてしまい、私達は全員で音がした方向へと駆け出すとすぐに広い場所に出た。

 

「・・・っ!!」

 

「香澄・・・!!先輩・・・!!」

 

「弦太朗くん・・・」

 

「嘘だよね・・・?」

 

そこには変身した明日香ちゃんの前にして生身の如月の姿に地面に倒れている光景が広がっていた。

 

 

 





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