バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。
話の区切りがつけられず長くなってしまった・・・

誤字報告が神様です。
いつも感謝しています・・・
見にくい等の連絡もくださると改善の参考にさせてもらいます!!




熱・唱・稲・妻-9 名探偵T/探偵は喫茶店にいる―――

意味不明な発言に戸惑う蘭達に対して、有咲がつぐみへ質問する。

 

「なぁ羽沢さん。その帽子は何なの?」

 

「さっきはぐみちゃんが貸してくれたから折角だから被ってみたの。変かな?」

 

「似合ってるよ~つぐ~」

 

「えへへ。ありがと」

 

「なんでもいいけど、話進めてくれる?」

 

「うん!!」

 

脱線した話を蘭の一言によってつぐみは自身の”お守り”を腕に抱えて本題へと入っていく。

 

 

 

 

 

「最初に2つ謝らないといけないことがあるの」

 

「つぐ。なんのこと?」

 

「うん。昨日のことなんだけど本当は生徒会じゃなくて日曜にあった事件の事を調べてたから遅れたの」

 

「つぐ!!どういうこと!?」

 

「ねぇ・・・何で嘘ついたの?」

 

「蘭もひーちゃん。最後まで話聞いてからにしようよー」

 

 

声を荒げる蘭とひまりに対してモカが2人を宥める。

それによって蘭は少しだけ冷静さを取り戻す。

 

「つぐみ。続けて・・・」

 

「ありがとう蘭ちゃん。もう1つ目はショッピングモールの事件の時に有咲ちゃん達と一緒にいたの・・・」

 

「そうなの有咲?」

 

「そうだよ蘭ちゃん。日曜はおたえも一緒に現場にいたんだよ」

 

「じゃあ、日曜に一緒にいた男は誰なの!?」

 

「ねぇ~蘭。日曜はずっと家にいたはずなのに何でつぐが男の人と一緒にいたこと知ってるの~?」

 

「確かに、蘭はチャットでずっと家にいたって言ってたよな」

 

「ごめん。実はつぐみたちの後を追ってたの。それは知らない男といたつぐみが心配で!!」

 

「あ~。蘭ちゃん。その一緒にいた男は如月の事なんだよ」

 

「はぁ!?だって全然髪型違ってたし!!」

 

「ううん。蘭ちゃん。一緒にいたのは間違いなく如月くんなんだよ」

 

「おぅ。日曜はつぐみと一緒にショッピングモールへ行った時に雑貨屋で有咲達とあったな」

 

「それでその後にショッピングモールの事件があったんだよ」

 

「なぁ、つぐ。モールの事件っていうのは昨日の奴か?」

 

「トモちん。そうだと思うよー。だって、その時くらいしか考えられないよー」

 

 

 

ショッピングモールでの事件内容が把握できた巴とモカに対して、事情を知らずにいる蘭は不満な様子を隠せない。

 

「ねぇ。いい加減に教えてくれない?日曜と昨日で何があったの?」

 

「んとね~。変なのに襲われたんだ~。日曜は有咲達で、昨日は私たちが~」

 

「その2つともにいたのがつぐとその人ってこと?流石に都合よすぎない?」

 

「ひまりの言うとおりだよ」

 

そんな連続で同じ人間が同じような事件の現場に居合せるなんてそうそう起こることではない。

モカが理解した事件の概要を説明するも蘭とひまりはそのこと事態を疑う。

 

「少なくとも昨日のファミレスはそれだよ。蘭達もファミレス入れなかったろ?」

 

「それはそうだけど・・・。そいつがなんかしたんじゃないの?」

 

「おい蘭!!」

 

「どーどー。でもそれならげんたろーさんはここじゃなくて警察のお世話になってるんじゃない~?」

 

「それもそっか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、普段よりも口数が少ないひまりが口を開く。

 

「ねぇねぇ。ショッピングモールの事件は蘭が関係してるってこと?」

 

「ひまり!?あんた何言って!!」

 

「落ち着け2人とも!!」

 

「えぇ~だってさ。どっちの事件の時も現場に行けそうなのってこの中だと蘭だけじゃない?」

 

「ひーちゃん・・・?」

 

「あんたいい加減に・・・!!」

 

ひまりの発言に怒りがこみ上げる蘭―――

声を荒げその勢いのままひまりに詰め寄り一触即発の空気の中―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは違うよ!!」

 

つぐみが声を上げる。

 

「つぐ・・・。だって!!蘭以外に両方の現場に1人で行ける人いないじゃん!!私はバイトだったんだから」

 

「でもね日菜先輩が「ショッピングモールの方から走ってきてる蘭ちゃんを見たよ~」って言ってたんだよ」

 

「・・・うん。確かにつぐみ達の姿見てちょっと訳わかんなくなってモールから走って帰ってたよ」

 

「じゃあ、この中に犯人なんていないのに何でこんなこと話してるの!!」

 

「つぐ~。ひーちゃんの言うとおりこの中には犯人いないんじゃない?」

 

「話を聞いてる限りだと、俺もそう思うぞ」

 

「まぁ、如月でも分かるってことはそうだろ・・・」

 

「じゃあ、つぐ。もう少し詳しく話さないか?」

 

全員が安堵の表情を浮かべる中、つぐみだけは真剣な表情を崩さない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確かにこの中に犯人はいないと思うよ。これ以上嘘ついてる人がいなければね・・・」

 

「ねぇ。つぐみ・・・?それってどういうこと?」

 

 

 

 

つぐみのトンデモない発言に対して先ほどまで犯人扱いされていた蘭が聞き返す。

 

「そうだよ!!だってみんな2つの事件の犯人じゃないじゃん!!おかしいよつぐ!!」

 

「流石にアタシもこれ以上は無理があると思うぞ」

 

「モカちゃんもこれ以上は擁護できないよ~つぐ~」

 

他のAfterglowのメンバーがつぐみに対して否定的な発言をする中、つぐみは日菜から聞いた別の証言を語る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、ひまりちゃん。何で彩さんとバイトのシフト変わったのに「バイトしてた」って嘘つくの?」

 

「・・・えっ?何言ってるの?つぐ・・・?」

 

「彩さんがスケジュールの都合でバイトのシフト変えてもらってたってイヴちゃんから聞いたよ?」

 

「そうなの?ひーちゃん?」

 

「・・・ちょっと待って。アタシが店に電話して確認するから」

 

そう言いだすとおもむろにスマホを取り出してひまりと巴のバイト先である店へと電話をかける巴。

視線が巴に集中する中、弦太朗は周囲に気づかれないようにあるガジェットにスイッチを入れて起動する。

 

 

 

「そうですか・・・・わざわざありがとうございます。それでは失礼します」

 

「ねぇ巴。ひまりの件はどうだったの・・・?」

 

「ひーちゃん?トモちん?どしたの?」

 

巴の電話が終わり、蘭が確認するが電話に出た巴とひまりの表情が暗い。

暗い表情のまま電話で聞いたありのままを話す。

 

「あぁ・・・。ひまりのシフトについて確認したけど・・・。つぐの言うとおりだった・・・」

 

「・・・」

 

「・・・っ!!」

 

「「「「!!」」」」

 

無言のまま真剣な表情を崩さないつぐみ。

嘘がばれて苦い顔をするひまり。

つぐみ言うとおりだったことに驚きを隠せない他のメンバー

 

 

「じゃあ!!証拠!!私が犯人だっていうなら証拠出してよ!!」

 

重い空気の中、ひまりが声を荒げて叫ぶ。

 

「うん。分かったよ・・・。ひまりちゃんがそれで納得するなら・・・」

 

「じゃあ、蘭ー昨日のカバンの中身も見せてー」

 

「えっ??・・・うん。分かった」

 

 

そうしてつぐみと蘭が同時に荷物の中身を取り出していく。

 

蘭のカバンからはバンドスコア、変えの弦、剣山を取り出していく。

 

「つぐみ。次で最後だから一緒に取り出そう」

 

「うん。じゃあいくよ・・・。せーの!!」

 

つぐみの掛け声で2人が荷物から取り出した物――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは人形のような”お守り”であった―――

 

「「??」」

 

「「「「!!」」」」

 

 

状況が分からない弦太朗と有咲に対して、

Afterglowのメンバーは1つずつしか持っていないはずの”お守り”が今、つぐみの手元に2つ存在していることに驚きを隠せない。

その中で、巴が素直に疑問を投げつける。

 

「なぁ、つぐ・・・。それどうしたんだ?」

 

「・・・。拾ったんだよ・・・。如月くんに助けてもらった最初の事件現場で・・・」

 

「っ!!それじゃあ!?」

 

「蘭の荷物にこれがあったってことは・・・」

 

「そうだよ。事件の犯人は・・・ひまりちゃんだよ・・・」

 

「なんでよ!!おかしいよつぐ!!」

 

「ううん。おかしくないよひまりちゃん・・・。最初の事件と2回目の事件は同じ人に襲われたんだから・・・。襲われてない蘭ちゃんとひまりちゃんで蘭ちゃんが"お守り"を持ってるってことは、ひまりちゃん以外には考えられないんだよ・・・」

 

事実が受け入れられない一同に対して、声を震えながらつぐみは訴える。

 

「誰かが犯人を私にするためにわざとやったんだよ!!」

 

「じゃあ犯人は私たちしか持ってないのをどうやって用意したんだ?」

 

つぐみの証拠の反論をするひまりに巴が問いただす―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは”イヌの怪物”が盗んで!!それにその人の脚だって怪物に"刺された”んでしょ!!」

 

そして、ひまりの口からボロが出た―――

その発言に対して事情を知ってる者の視線はひまりへと集中する。

 

「「「「!!」」」」

 

「はぁ?ひまり・・・。どうしたの急に?」

 

「おい!!ひまり!!」

 

「ひーちゃん・・・」

 

「嘘だろ・・・」

 

「・・・」

 

「何!?みんなして!?どうしたって言うの!!私じゃないよ!!」

 

皆の視線が集めてしまったひまりが声を荒げてる中、つぐみは涙を堪えながら理由を述べる・・・。

 

 

 

 

 

 

「確かに「襲われた」って言ったけど。「怪物に」なんて誰も言ってないよ・・・」

 

「つぐ!!それはSNSで書いてあったから・・・!!」

 

「ひまりちゃん。私が昨日から如月に頼まれてSNSの書き込み捜した時には「怪物」ってのはあったけど「イヌの」なんて書いてなかったよ・・・」

 

「俺も別のダチに探してもらったけど、イヌの怪物なんて書き込みは事件起こってからはねぇってさ」

 

「それは・・・!!」

 

「それにげんたろーさんの怪我が刺し傷ってことを知ってるのは現場を見た人か犯人しかいないよ。ひーちゃん」

 

 

最初のボロから自身で墓穴を掘るひまり。

皆の視線と反論に口ごもるひまりに対して、つぐみが声をあげる。

 

 

 

「もういいよ!!ひまりちゃん・・・。もうやめよ・・・?」

 

「つぐみ・・・。お前・・・」

 

「最初にこの”お守り”を拾ったときは、みんなの無実だってことを証明しよう。って思ってたんだよ・・・」

 

「つぐ・・・」

 

「それで、みんなに嘘をついてまで頑張って証拠を探してたらおかしな所ばっかりで・・・。決心してみんなに話したらこんなことなっちゃって・・・」

 

その言葉とともに泣き崩れるつぐみ。

 

店内の空気に耐え切れなくなったひまりが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「何なの!!みんなして私を悪者にして!!もういいよ!!」

 

そう言い残して店から飛び出す。

 

 

 

「ひまり!!蘭!!追いかけるぞ!!」

 

「うん!!よく分かってないけど・・・。ひまり追わないと!!」

 

「ひーちゃん!!」

 

「あぁ!!もう!!とりあえず私は知り合いに片っ端から連絡してひまりちゃんの行先聞くから!!」

 

 

 

 

 

そうしてひまりを追うべく次々に店から飛び出し、

 

店内には弦太朗とつぐみが取り残された―――

 

 




誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。

誤字報告は非常にありがたいです!!

なんのガジェットを起動したか書いてないのでスイッチカウントは無いです!!


質問あった弦太朗の呼ばれ方(呼び)ポピパ篇
弦太朗は基本的下の名前orあだな()呼び
香澄:げんちゃん先輩
たえ:先輩(おたえ)
りみ:弦太朗くん
有咲:如月
沙綾:弦太朗
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