バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。

さーて今回は最近空気だったあの人が登場


月曜に予約投稿する予定の物を設定日時間違ったやつがいるらしい・・・


歌・姫・独・唱-3 仕組まれたRest

 

Roseliaダウン事件(弦太朗命名)が発生して翌日、弦太朗はある人物に呼び出されて開店前のCiRCLEへと足を運んでいた。

 

「ふぁ~・・・なんでこんな朝っぱらから・・・」

 

「朝早くからごめんねー!!」

 

「でも、どうしたんっすか?まりなさん。てかどうやって連絡先を・・・」

 

「連絡先は前にモカちゃんが教えてくれてね。それで要件なんだけど・・・ちょっとこっち来てくれる?」

 

弦太朗を呼び出した相手はCiRCLEのスタッフのまりな。

しかし、弦太朗は呼び出された理由もどうやって連絡先を知ったのか分からなかったため思わず聞くとまりなは彼をそのままスタッフルームまで押し込んでいく。

 

 

 

「ここって・・・」

 

「うちのスタッフルーム。本当は部外者立ち入り禁止なんだけど話す内容がちょっとね・・・」

 

「話す内容・・・?それって一体・・・」

 

「あー・・・それなんだけど、Roseliaのことなの・・・」

 

「友希那達・・・?それってどういう・・・」

 

「・・・本当はダメなんだけど、これ見てくれる?」

 

友希那達についてと言われて先日の事を思い浮かべる弦太朗に対してまりなが紙束を差し出してくる。

 

紙の束に一瞬だけ頭がクラクラした弦太朗だったがそれを受け取って中身を見ると、そこには”Roselia”や”Afterglow”など彼の知るバンドの名前が書かれていたがその名前の意味がよく分からなかった。

 

「なんすか?友希那達のと蘭達のバンドの名前が書いてありますけど・・・」

 

「これはね、ここ数週間のスタジオのレンタル状況が書いてあるの。本当は代表者が借りるって形になってるんだけど、分かりやすいように昨日徹夜してバンド名に名前変えたんだよ」

 

「それをなんで俺に・・・」

 

ますます意味が分からない弦太朗。

何気なくその紙を捲っていくと弦太朗の勘が”何かがおかしい”という事を感じ取る。

彼はその勘に従って紙をペラペラと捲って行くとあることに気が付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「何で友希那達のバンドだけ全部の紙に・・・!?まさか・・・」

 

「そうだよ。友希那ちゃん達はここ数週間毎日スタジオで練習してるんだよね。使ってくれるのは嬉しいんだけど、ここまで来ると心配で・・・」

 

そう告げたまりなの表情は毎日使ってもらえる嬉しさよりも、彼女達を心配するような表情を浮かべながら彼女の話は続けていく。

 

 

 

「それにこの前はみんな具合悪そうにしてたのに練習してたことがあって声かけたんだけど「大丈夫」の一点張りでその場は終わったんだけど、やっぱり大人としては心配なんだよね・・・」

 

「あの・・・俺も友希那達と同い年ですよ?それにあこには巴に言えばいいんじゃないんすか?」

 

「それも考えたんだけど、ちょうどいい距離感にいる如月くんに頼んだ方がいいかなって」

 

「でも、どうするんですか?」

 

まりなの心配事は理解したがこれからどうするべきか全く分からない弦太朗は首を傾げる。

しかし彼女はどうするかの案を用意していた。

 

 

「Roseliaが借りる予定のスタジオは設備の不具合って言って1日だけ使えなくするから、如月くんはみんなが休めるようになんとかして!!」

 

「なんとかって・・・」

 

「大丈夫!!ちゃんと休ませるための用意はあるから!!」

 

それは余りにも詰めが甘く、休ませるための用意があるとはいえ殆ど弦太朗任せの行き当たりばったりのプランだった。

しかし、ただのライブハウスのスタッフに出来ること言えばこれが限界だった。

 

 

 

 

「流石に大人としてはこれ以上子供が無理するのは見過ごせないからね!!それに・・・折角、男子がいる高校生活だったら楽しまないと!!」

 

「最後の方はよくわかんないっすけど・・・。練習させなきゃいいんだったら、出来る限りなんとかします・・・」

 

「ほんと!?助かるよ~!!」

 

困り顔で答えた弦太朗だったが、彼の言葉にまりなの表情は一気に明るくなっていくと、開店時間が迫っているという理由でまりなと共にスタッフルームから出ると扉の前ではRoseliaの5人が待ち構えていたが、全員いつもに比べて疲れが見えていた。

 

「なんで如月がこんな時間にいるの・・・?」

 

「弦太朗のバイク停まってたからおかしいと思ったんだよね~」

 

「どういう事でしょうか?」

 

「りんりん、なんでか分かる?」

 

「ううん・・・」

 

弦太朗がここにいる理由が分からないRoselia達の前にまりなは正面の扉を開けると同時に頭を下げる。

 

「みんな、ごめんなさい」

 

「ちょっとまりなさん!?」

 

「頭をあげてください!!」

 

まりなの突然の行動に困惑する彼女達だったが、まりなの話を聞いていた弦太朗はこの行動が先ほどの説明のための芝居であることに気が付いた為、何事もなかったように振舞っていた。

 

「実はスタジオの事で連絡しなきゃいけないことがあったんだけどすっかり忘れてて!!」

 

「スタジオ・・・どういうことかしら?」

 

 

 

「えっとね。友希那ちゃん達が借りてたスタジオなんだけど、空調と設備が壊れちゃって貸せなくなっちゃったの!!」

 

「えぇ~!?」

 

「・・・」

 

「あの・・・他のスタジオは空いてないんですか?」

 

「うちはこの後予約で一杯で近くのライブハウスにも聞いてみたんだけど、バンドリの事もあって空いてないって言われちゃって・・・」

 

驚くあことその言葉を聞いて不機嫌になる友希那。

その横では燐子がスタジオが空いてないかと確認を取るがまりなからの答えを聞いて友希那は一層不機嫌になっていく。

 

「本当にごめんね!!明日なら大丈夫だし。明日のレンタル代は割引・・・半額にするから!!」

 

「友希那・・・流石に今日は・・・」

 

「・・・そこまで言われたら仕方ないかと」

 

「そしたら個人練習しか・・・」

 

「あっ!!そうだ!!これ受け取ってくれる?」

 

そう言ってまりなは懐から何かのチケットを6枚差し出すと、代表してリサがそれを受け取った。

 

「これは・・・?」

 

「映画のチケット!!7枚貰ったのは良かったんだけど流石に1人で7枚は使えないし・・・」

 

「あっ・・・それに期限も明日までだ・・・」

 

 

これは彼女がRoseliaを休ませるために身銭を切った代物であるが、本人以外はその事を知らない。

 

 

「そうなの!!だから如月くんも入れてみんなで見てきたら?」

 

「俺は構わねぇけど、どうする?」

 

 

 

「スタジオが使えないなら・・・・いいんじゃないでしょうか?」

 

「それに映画ってモールのとこだし、そこでちょっと買いたい本もあるんだよね~」

 

「私も買い物でしたら、モールではありませんがギターの弦を補充しておきたいですね・・・」

 

「あこもスティック新しいの欲しい~!!」

 

 

比較的肯定的な意見が出るRoseliaのメンバー達、しかし―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は遠慮するわ・・・」

 

「友希那さん!?折角映画のチケット貰ったのに!!」

 

「貰いものを譲り受けたのよ?私が行かなくても誰も迷惑にならないんじゃないかしら?」

 

「そうかもしれませんが・・・。流石に渡した本人がいるのにそれは・・・」

 

「私も・・・そう思います」

 

「友希那~、流石にずっと練習じゃなくて作曲とかするならアイディア集めのために行かない?」

 

「行かないわ・・・。みんなも個人練習忘れないように、それじゃ・・・」

 

「おい!!」

 

メンバーからの提案も断って、友希那は早々にCiRCLEを後にしてしまい、何とも言えない空気が彼女達を包むが早々にまりなが空気を作る。

 

「うん。流石に勿体無いけど5人で行って来たら?如月くんのバイクは置いて行っていいから」

 

「うっす。折角だったら、1枚で日菜か巴でも呼んだらどうだ?」

 

「でも、おねーちゃんは今日バイトって言ってたよ?」

 

「日菜は仕事が無かったはずですから連絡してみます」

 

そうして紗夜が日菜に連絡すると即OKの返事を貰うとモールで待ち合わせの事を伝えて電話を切るとモールへ向けて歩き出す。

 

良い息抜きになっているのかあこを中心に紗夜と燐子も笑みを浮かべながら歩き出すと弦太朗とリサが見守る様にその後ろについて歩き出す。

 

そして少しだけあこ達と弦太朗で距離が開くと前の3人には聞こえない様にリサが弦太朗へと話しかけてくる。

 

「弦太朗、ありがとね?」

 

「ん?なんのことだ?」

 

「今日の事、まぁ・・・友希那は来なかったけど?」

 

「何のことか分かんねぇぞ・・・?」

 

「いや、表情に出過ぎだから・・・」

 

「なら、仕方ねぇか・・・。この前燐子も学校休んでたし、紗夜も学校でうなされてたのを見てたしな・・・。遊ぶのも大事ってまりなさん言ってたぞ?」

 

弦太朗は咄嗟に嘘をつくがすぐに見破られてしまうと観念して隠すことを辞めた。

 

 

「多分、たまには息抜きしろってことじゃない?私はバイトがあったからたまに練習を休んでたけど、紗夜たちは毎日練習だったし・・・」

 

「それで倒れちゃ元も子もねぇだろ・・・みんな心配してたぞ?」

 

「アハハ・・・それはゴメン・・・」

 

「ったく・・・今度からは気をつけろよ?」

 

「うん・・・。気をつけるけどさ、もしダメそうだったら弦太朗が助けてくれるでしょ?」

 

「まぁ、ダチだからな」

 

「だからさ。ちゃんと友希那の事も助けてあげてね?」

 

「・・・?おう」

 

 

「リサ姉~!!げんたろう~!!早く~!!」

 

「あこちゃん・・・他の人が見てるから・・・」

 

「如月さん?なんで今井さんと一緒に子供を見るような視線を向けているんですか・・・」

 

 

 

 

「うん!!今行く~!!ほら行こっ!!」

 

「おいっ!!急に腕引っ張んなって!!」

 

2人の会話を裂くように前にいたあこが声をあげて2人を呼ぶと リサがそれに答えると弦太朗の腕を引いて3人の元へと駆け出していく。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、これからRoseliaを中心に周囲の人間を巻き込んだ大事件が起こること彼女達はまだ知らない―――

 

 





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