投稿です。
今回の敵は・・・この方です!!
「ついたー!!」
「あこちゃん・・・」
「日菜はまだ着いてないみたいですね・・・」
弦太朗達一行はショッピングモールへとやってくるが、そこにまだ日菜の姿が見えない。
紗夜はスマホを取り出して日菜に連絡を取ろうしたその時。
「おね~~~~~~~ちゃ~~~~~~~ん!!」
「ヒナ!?」
周囲の目など気にすることなく日菜が全力疾走で紗夜の元へとかけてくる。
そして紗夜へと日菜が飛び込んでくる。
「・・・っ!?」
しかし、余りの速度に紗夜の身体は反射的に日菜を避けてしまった結果―――
「うわぁ!?」
「げんたろう!?大丈夫?」
「えへへ~」
日菜は紗夜ではなくその後ろにいた弦太朗へと飛び込んでしまったが、日菜は全くそのことに気が付いていなかった。
「ちょっとヒナ!?」
「えぇっと・・・その・・・」
「おねーちゃん~」
日菜は周りの目を気にしないで弦太朗の胸に顔を埋めて頬を擦りつける。
その光景にリサが驚きの声を挙げて燐子が困惑いたが、ようやく日菜は違和感に気が付いて声が漏れる。
「あれ?おねーちゃんのおっぱい・・・こんな堅かったっけ?」
「日菜・・・!!」
ここで日菜は紗夜の声が自身の後ろから聞こえたことに気が付いて顔を挙げるとそこには紗夜ではなく弦太朗がいたことに彼女は首を傾げていた。
「あれ?ゲンちゃん・・・何してるの?」
「それはこっちが言いてぇんだけど・・・」
「ちょっと2人とも!!いつまでくっ付いているんですか!!」
「おねーちゃん!!」
ここで日菜は遂に弦太朗から離れると紗夜の腕にしがみ付く。
しがみ付かれた紗夜の表情は先ほどの怒りの表情から一変、柔らかい笑みへと変わっていく。
それを見たリサはニヤニヤとした笑みを浮かべて紗夜を弄り始める。
「紗夜~。ヒナを弦太朗に取られて嫉妬しちゃったの?」
「・・・そんな訳ないじゃないですか」
「もしかして・・・嫉妬したのはヒナの方?」
「・・・なっ!?何を馬鹿なことを言ってるんですか!!」
リサの言葉を聞いて紗夜は途端に狼狽えだすのを見て、リサはそのまま紗夜をからかい続ける。
「紗夜も弦太朗の胸に飛び込んでみたら~?」
「しません!!バカなこと言ってないでほらさっさと行きますよ!!」
「うんっ!!」
紗夜はリサの言葉に顔を真っ赤にすると、ズンズンと普段の彼女からは想像もできないような足音を立てながら日菜と共にモールの中へと入っていく。
「あーちょっとやり過ぎちゃったかな~・・・」
「リサ、お前何やってんだよ・・・」
「紗夜が可愛かったからつい・・・。じゃあ弦太朗はアタシの胸に飛び込む?紗夜よりは胸あるよ?」
「でも、りんりんには負けるけどね!!」
「・・・」
「如月さん・・・首からすごい音が・・・」
「あぁ・・・気にすんな・・・」
弦太朗も普段は年頃の男子高校生、リサとあこの言葉を聞いて彼は無言で燐子の顔から下へと視線をズラそうとしてしまったが咄嗟に目を自身の手で塞いで首を思いっきり上へと向ける。
その際に彼の首から接骨院のような骨の音が聞こえたことに燐子は戸惑うが彼は咄嗟に取り繕うと、リサはそれを見てニヤニヤとしていたが弦太朗の目には当然入ってこない。
「まぁ、紗夜たち待たせる訳にもいかないから早く行くよ~」
「原因はリサじゃねぇか!!てか紗夜はどうすんだよ!!」
「だいじょぶだって~!!紗夜にはポテトあげて機嫌とるから~」
「確かに氷川さん達も待ってますから・・・私達も行きましょうか・・・」
「そうだな・・・」
「なにやってるかな~。カッコいいのがいいなぁ~!!」
騒ぎの元凶であるリサはしれっとした顔で紗夜たちの後を追い、弦太朗達もリサの後を追ってモールの中へと入っていくのだった。
――――――
「・・・ダメね」
リサたちと別れた私は家に帰ってから1人で発声をした後に1曲歌ってみたが、どこかしっくりこない。
それどころか最近は練習すればするほどに自分の歌を歌えないような気さえしてしまっていた。
「どうして・・・」
私の頭の中ではバンドリの順位表が頭を過る。
このままではRASに負けるどころか決勝まで行くことすらできない。
それどころか―――
「このままじゃ”FWF”の予選突破も・・・」
私達の目標。
しかし、前よりもその目標は遥か遠くへと遠ざかっているようにすら感じてしまう。
隣の家のリサと一緒に練習を・・・・そういえば―――
「リサたちは、今は映画を見に行っているんだったわね・・・」
私も少し休憩しようと考えたが、途端に不安が襲ってくる。
「・・・ダメね。私だけでも練習しないと・・・」
私はリサの事を頭の中から追い出して練習へと戻る。
しかし、練習すればするほどに歌は私の理想からかけ離れた物になっていっていく。
私は自身の理想と現実のギャップに苦しみながら歌い続けていた。
――――――
友希那が練習している一方、
モールで映画を見終わった弦太朗達は映画館を出て見ていた映画の感想を話し合っていた。
「面白かったね!!」
「うん・・・凄かったね・・・」
「るんってしたよ~!!」
「映画館のポテト・・・侮れないですね・・・」
「紗夜だけ感想がおかしい気がするけど・・・って弦太朗どうしたの?」
「いや、さっきの映画だけどよ・・・」
「主人公や現代人が江戸時代にタイムスリップして!!まさか主人公がその時のえぇっと・・・偉い人と一緒に悪者倒してたね!!」
「あこちゃん、将軍だよ・・・?」
「その後、現代に戻ってきて戦ってた時には別の助っ人いたよね!!」
「それな。前になんか似たような事があったような気が・・・」
「いやいや!!流石にそれは無いでしょ~。ねぇ!!ちょっとご飯食べてから買物しよっか!!」
「さんせー!!」
「そうですね。折角ですし・・・」
「えぇ」
「るんっ♪ってきたー!!」
「ねぇねぇ!!新しく楽器屋が出来たみたいだから後で行ってみよー!!」
「それだったら先に行ってもいいですか?フードコート行くまでの通り道にありますし・・・」
「紗夜たちは映画見ながらポテト食いまくってたのにまだ食うのか・・・」
弦太朗の言葉をリサが否定すると他の彼女達も首を縦に振ってそれに答えると、彼女達は食事の前に新しく出来た楽器屋へと向かう。
しかし、そこに近づくにつれて彼女たちは違和感を感じていた。
「ねぇ、新しく出来たばっかりなのに人少なくない?」
「今井さんの気にしすぎではないでしょうか・・・?」
「白金さんの言う通りです」
「街にある店の方が品揃えとかいいからそっちに行ってんじゃねぇか?」
「弦太朗の言う通りかもしれないけど少なくない?」
「みんなここ知らないのかな?」
「とにかく行ってみよー!!」
「ちょっとあこちゃん・・・!!」
「日菜も待ちなさい!!」
不信感を覚えたリサだったがそんな彼女を他所に日菜とあこが真っ先に店内に入るとそれに続いてリサたちも後に続いて店に入る。
弦太朗はよく分かってないが、音楽をしている彼女たちは街中の楽器店程ではないがある程度の物は揃っていることに感心していた。
「普段使ってる弦も置いてありますね・・・これだったら、モールへの買い物ついでにこちらに来るのも悪くないわね」
「あこが普段使ってるスティックもあったー!!」
「ふふっ良かったね・・・」
「リサちー楽器も奥にあるんだって!!行ってみよ~!!」
「ちょっとヒナ~、私達しかいないとはいっても、店の中なんだから静かに・・・」
「は~い・・・」
リサが日菜に注意をすると彼女は反省したのか返事をするが、それはすぐに破られる事になる。
「ゲンちゃん!!こっち来て!!」
「おい!!腕引っ張んなって!!」
「日菜!!いい加減にしなさい!!みんな行きますよ!!」
弦太朗の腕を掴んで店の奥へと入っていく日菜を見て、紗夜が怒りながら皆を連れて彼女の後を追うと衝撃的な光景を目の当たりにする。
「見て!!」
「どうしたんだよ・・・ってアイツ!!」
「日菜!!あなた何して・・・っ!!」
「なんで・・・こんなところに・・・?」
「角生えて悪魔みたい・・・!!」
「あこちゃん!!あれはやぎ座だよ!!」
「でも、何で店のギターを弾いてるの・・・?横にあるのあいつのギターだよね・・・?」
「あぁ、天校の時と一緒だ・・・」
「上手い・・・なんて技術なの・・・」
そこにいたのはやぎ座の12使徒であるカプリコーン・ゾディアーツが店のギターを弾いている奇妙な光景が広がっていた。
そんな光景にリサがツッコミ入れる横で紗夜がその技術に驚愕していたが、彼女達の存在にカプリコーンが気がつくと”ウルク”自身のギター型の武器を手に取ってRoselia達を見据えていた。
「げんたろう!!気づかれちゃったよ!!」
「しかも、あいつはやる気みてぇだな・・・!!下がってろ!!」
弦太朗の言葉を聞いて彼女達は後ろに下がると弦太朗はドライバーを取り出しながらカプリコーンへと駆け出して行った。
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感想評価は気分次第でお願いします。
――没ネタ もしも最初の相手がリサママだったら・・・
「あれ?おねーちゃんのおっぱいがおっきい・・・」
「ヒナ!!アタシだからね!!っていつまでそうしてるの!!」
「ママァ・・・」
「よしよし・・・。日菜ちゃんいい子だからそろそろ離れて代わりに手を繫ぎましょ~ね~☆」
「うんっ!!」
「「「「・・・」」」」