さーてと、そろそろ大人の出番ですよ?
「おい!!友希那!!」
「友希那さん!!どうしちゃったの!?」
スタジオの前で地面に倒れて意識を失ってしまった友希那に弦太朗とあこは戸惑いを隠せなかった。
そんな彼らに襲ったのはそれだけではなかった。
「ひえぇ~!!」
「この声って・・・」
「まりなさんだよ!!げんたろう!!」
「2人とも・・・待って・・・」
突如として受付の方からまりなの悲鳴が挙がると弦太朗は友希那を抱えてあこ達と共に悲鳴が聞こえた受付まで向かうと―――
「たすけてぇええええええ!!」
「!?まりなさん!?」
2人を待っていたのは受付で興奮している人たちの波にまりなが呑み込まれている光景だった。
「3人とも~!!助けて~!!」
「げんたろう!!どうしよ~!!」
「燐子は友希那を頼む!!」
それを見てあこが慌ててる横で弦太朗は抱えていた友希那を燐子に押し付け、その人波に飛び込んでいくとまりなの腕を引いて人波から抜け出してくる。
しかし、その人波の人たちはまりながいなくなってることに気が付いている様子がない。
「くそっ!!これどうすんだこれ!!」
「とりあえず!!外に・・・!!」
「燐子、友希那は俺が連れてく!!」
「おねがい・・・します・・・」
「急に人が来たと思ったら、みんな興奮して話も聞いてくれないし!!もうどうなってるの~!!」
そして4人はCiRCLEの外へと飛び出しすと少しだけ落ち着いたまりなは状況を飲み込めず声をあげてしまったが、原因を理解している弦太朗達はまりなの説明をどうするか困っていた。
「りんりん~!!」
「燐子ちゃん!!知ってるの!?」
「えぇっと・・・その・・・」
あこが燐子を見詰めるとまりなも彼女へと視線を送ると、視線を送られた燐子は困った様子でオロオロし始めると弦太朗が口を開いた。
「紗夜さんもですけど音楽聞いたらああなっちゃったんですよ~!!ね!!げんたろう!!」
「アイツの音楽聞くとああなるんすよ!!」
「いやいや!!そんなアニメみたいなことあるわけないでしょ~!!」
「ホントなんですよ!!紗夜さんから教えてもらったのと同じやつでひーちゃん達もああなっちゃったんですよ~!!」
「そうなの!?」
「あっ・・・」
「燐子?どうしたんだ?」
弦太朗とあこが正直に言うものの大人のまりなは信じられずに声をあげて反論していたがここで燐子があることを思い出す。
「いえ・・・。私達もその音楽聞いてしまいましたよね・・・?」
「あ~!!そう言えば友希那さんが流したの!!あれがきっとそうだよ!!」
「それってさっき廊下で流してたやつだよね・・・?受付まで聞こえてたけど?」
「だとしたら私達もいずれああなってしまうんじゃ・・・」
「「「・・・・」」」
最初はその場にいた全員が言葉を失っていたが、その言葉の意味を理解して―――
「「えぇええええええええええええええええ!!」」
「それって大ピンチだよ~!!げんたろうも聞いちゃったから戦えないよ~!!」
「嘘だよね?私もあんな風のなっちゃうの!?」
「変身したら治るとかねぇのか!?とりあえず賢吾たちにも連絡して・・・!!」
先ほどまでは信じていなかったまりなも燐子の表情を見て慌てだして弦太朗もあこと一緒になって騒ぎ出す。
そんな状況にも関わらず彼らの混乱はまりなの再びの叫びによって一瞬にして終わる。
「えぇぇぇぇぇえええええええええええええええ!!なにあれぇぇぇぇええええ!!」
「まりなさん・・・?」
「げんたろう!!あれ!!この間のだよ!!」
彼女達の視線の先には先日モールで戦ったカプリコーン。
カプリコーンは視線を彼女達に向けるとギターをかき鳴らすと同時に音符と五線譜が弦太朗達の足元で爆発する。
「ひぇえええええええ!!どうなってるの!?」
「2人とも!!まりなさんを頼んだ!!」
突然の出来事に驚くまりなを無視して弦太朗は咄嗟にドライバーを取り出してスイッチを叩くのを見たカプリコーンはギターを弾き、五線譜を弦太朗へ向けて飛ばす中でドライバーからカウントに合わせてまりなの悲鳴が響く。
3―――――――
「きゃあああああ!!」
2―――――――
「ひゃあああああ!!」
1―――――――
「ぎょええええええ!!」
「・・・変身!!」
まりなの叫びに緊張感を失いかけてながらも弦太朗はフォーゼへと変身すると同時にカプリコーンへと駆け出しだしながら叫び。
「宇宙・・・」
「「きたーーーーーーー!!」
「えぇぇぇええええええええええええええええ!!」
「ひっ・・・!!」
「最初から一気に決めるぜ!!」
――コズミックON――――――――
フォーゼとあこはいつも通りの気合の声を挙げるとそれに対して、まりなが今までで一番の驚きの声を挙げるとその声に驚いて燐子が震える。
「みんなの絆で宇宙を掴む!!」
そんなことを気にすることはなくフォーゼは駆け出しながらコズミックを起動して、コズミックステイツへと変身すると手に持ったバリズンソードで斬りかかる。
「・・・ぐっ!!」
モールでの戦闘した時と変わらずカプリコーンはギターを庇い攻撃を身体で受けると苦痛の声が漏れるがそのままギターを弾くと五線譜がフォーゼを襲う。
「ぐわぁ!?」
「げんたろう!?」
「こいつ・・・!!前の時よりも強ぇ・・・!!でも・・・やるしかねぇ!!」
五線譜によってフォーゼが吹き飛ばされる光景にあこが声をあげるが、そんな中でフォーゼは目の前のカプリコーンがモールの時よりも強くなっていることに思わず声が漏れる。
そして、再びカプリコーンへと再び駆け出すと大振りにソードを振り続けるとカプリコーンは身体で攻撃を受けていたが、ここでフォーゼ達にとっては予期せぬ出来事が起こる。
「・・・っ!!」
「なっ!?こいつギターを・・・!!」
「ギターで防いだ!?さっきまで守ってたのに!!」
「どうして・・・?」
あこの言った通りカプリコーンはここでフォーゼのソードをギターで受けた。
そのことに一同は驚きを隠せず、フォーゼも一瞬戸惑ってしまったが、受けたままの状態でカプリコーンは再びギターの弦を弾く。
演奏とも言えないただの単音にも拘らず、その音は先ほどの演奏と比べても遜色ないほどのダメージをフォーゼに与えていた。
「くそっ・・・やべぇな・・・」
「・・・」
危機感を感じたフォーゼだったが、何を思ったのかカプリコーンはここで再びギターを弾き始めると先ほど以上の五線譜と音符が宙に浮かび上がるとそれは一斉にはじけ飛ぶとあこ達の方へと飛んでいくとあこ達を庇うためにフォーゼは身体をその間に割り込ませた。
「ぐわぁ!?」
「如月さん・・・!?」
燐子の驚きの声と共にフォーゼには音符と五線譜を大量に浴びて爆発するが、変身が解けるほどではなくカプリコーンの攻撃を耐えきった。
少しだけよろけて視線をあげるとそこには既にカプリコーンの姿は影も形も無くなっていた。
「また逃げられた・・・!!」
「げんたろう!!大丈夫!?」
「私達を庇って・・・」
「それは大丈夫だから気にすんな・・・。って友希那は・・・」
そう言いながらフォーゼは変身を解くと友希那の事を思い出して彼女の方へと視線を向けると未だに意識が戻ってない友希那の横で目の前の出来事でキャパを超えてしまいに完全に放心状態のまりなが写る。
「あっ・・・すっかり忘れてた・・・」
「ちゃんと説明しないと・・・ですね・・・」
「そうだね!!」
3人が納得しているがまりながここで我に返ると叫び出す。
「もう、みんな暴れたと思ったら変な化け物出た後に如月くんも・・・!!いったい何がどうなってるの~~~~~~~~!!」
「とりあえず場所を変えたほうが・・・。中もまだ落ち着いていないみたいですし・・・」
「ってもどこいくの?」
「有咲のとこの蔵か・・・いや、こういう時はつぐの店だな!!上手い珈琲もあるし!!それにひまり達だったら巴だけで何とかしてんだろ?」
「まりなさんも大丈夫ですか・・・?」
「りんりん。まりなさんをあそこに戻ってもお仕事できないと思うよ?」
「まぁ・・・仕方ないか・・・」
「げんたろうは友希那さん!!」
その言葉に弦太朗は先日の紗夜と同じように友希那を肩に抱えるとまりなたちと共に羽沢珈琲店まで足を運ぶのだった。
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感想評価は気分次第でお願いします。
誤字報告は非常にありがたいです!!
ここのまりなさんは間違いなく大杉先生枠
最後ですが、仮に蔵に向かっていたらバーサーヤに捕食()されます。