バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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1人だけ犯人が分かった時にその人が襲われるのは鉄板ですよね・・・?


歌・姫・独・唱-11 die Wahrheit verschwand in der Dunkelheit

 

アタシは弦太朗に隠れてポピパの蔵までやってきたけど・・・

 

「結構な人がおかしくなってたな・・・。それに暴れて怪我した人もいたし・・・」

 

それをアタシは気持ちは落ち込んでいく。

 

今回のは誰かを直接傷つけてる訳じゃない―――

曲を聞いて勝手に暴れてるだけ―――

 

そう思えれば楽だったけどその原因の曲がアタシ達の曲という事実がアタシの罪悪感を刺激する。

 

 

 

 

 

「こうやって1人で来るのは初めて・・・かな?」

 

アタシは香澄の事を考えていた。

 

 

 

 

 

 

なんで香澄だけは音楽を聴いても無事だったんだろ・・・?

まさか今回の犯人って香澄・・・?

いやいや、香澄はあんなことをするような子じゃない。

それにこの前は妹があれで大暴れしてた直後にそんなことをする訳がない・・・

それに同じポピパの子達を巻き込むようなことをするわけが・・・

 

 

 

「いやいや!!あり得ないでしょ!!・・・ってこうしてる場合じゃない!!早く香澄に会わないと・・・」

 

アタシはあり得ない想像を振り払うと、香澄がいるであろう蔵の中へと入っていく。

そこにはたえと沙綾が紗夜達みたいな状態になっている前で他の3人がオロオロしていたが、突然入ってきたアタシに驚きた様子を見せていた。

 

「リサさん!?どうしてここに!?」

 

「ゴメン。急で申し訳ないんだど香澄にお願いがあって・・・」

 

「あのリサさんが香澄に・・・!?」

 

「どういうこと・・・?」

 

ここでアタシはここに来た経緯を説明すると、香澄が理解できていないような表情を浮かべていたが他の2人が納得してくれたみたいで安心した。

 

 

「それで曲を聞いて正気でいられた香澄ちゃんのところに・・・?」

 

「そういう事~☆んで悪いんだけど・・・」

 

「だったら、ここ閉めて上で聞けばいいだろ?私はCDプレーヤー探してくる・・・確か上にあった気が・・・」

 

「有咲ちゃん。私も探すの手伝うよ~!!」

 

「じゃあ出よっか!!」

 

そう言うと3人は最低限の荷物を持って蔵の地下から出て、アタシが持ってきたCDを再生するために蔵の中にあると言ってたCDプレーヤーを探し始める。

 

 

「そう言えばリサさんがまりなさんから借りてきたCDってどんなのなんですか?」

 

「それなんだけど、何枚かあるからどれが本命か分かんないんだよね~・・・」

 

「バンド名全部聞いたことないですよ・・・?」

 

「だから香澄は聞いたので似てるな~って思ったのを教えてほしくてさ~」

 

「分かりました!!」

 

 

 

 

「おい!!なんで探すって言ったのに私以外探してねぇんだよ!!」

 

「有咲ごめ~ん!!今から探すから~!!」

 

「もう遅ぇよ・・・。リサさん見つけたんでCD貸してください・・・」

 

アタシ達が話してる間に有咲がCDプレーヤーを持ってきてくれたので、アタシはすぐに有咲にCDを渡すと手慣れない手つきで音楽を流し始める。

 

「おぉ~」

 

「聞いたことないバンドだけどスゲェな・・・」

 

「でも、まりなさん・・・よくこんなCDを持ってたね・・・?」

 

 

 

 

「凄いけどこれじゃない・・・」

 

「んじゃ次な・・・。リサさん次の貰ってもいいですか?」

 

流れてきたのは最近の流行とは違う音楽だけどアタシも有咲達もその音に興味津々だったけど、これじゃないらしいので香澄の言葉を聞いた有咲が曲と止めるとアタシも次のCDを渡す。

 

 

 

音楽を聴いてCDを入れ替える。

それを繰り返して手元に残ったCDはアタシが手に持っている1枚だけになっていた。

 

 

 

「リサさん。それで最後ですよ・・・ってリサさん震えてますけど大丈夫ですか・・・?」

 

「えっ?」

 

りみからの突然の指摘に意味が分からなかったアタシは自分の手を見ると無意識ではあったけど確かにその手は震えていた。

 

「えっ・・・?なんで・・・?あれ?それにこのCDどこかで見たような・・・」

 

「リサさん・・・!?」

 

「ゴメンゴメン。ちょっと考え事しててさ~☆」

 

りみがアタシに視線を向けてくるが、そんな彼女を普段のアタシを取り繕って無理やり誤魔化す。

そして手に持っていたCDを有咲に手渡して、そこから流れてくる音楽を待つが嫌な予感と手の震えが止まらないけど、それを必死に誤魔化していたがそのCDから流れてきた。

 

そこからは聞き覚えのあるギターが聞こえてきて最悪の想像が浮かんでしまうが、そんなことはないと自分に言い聞かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし現実は残酷だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ!!このギターが一番似てます!!」

 

「・・・ゴメン!!」

 

「リサさん!?」

 

「ちょっと!!他のCD忘れてますよ!!」

 

香澄の言葉を聞いたアタシはプレーヤーから乱雑にCDを回収するとりみと有咲の言葉を無視してそのまま蔵を飛び出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱりあのCD・・・!!勘違いじゃなかった・・・!!」

 

まりなさんからCDを拝借した時にあのCDが目に入った時はなぜかそのジャケットに既視感があったことが最初は不思議だった。

 

音楽を聴いた時にアタシがもっと子供だった頃にそれを見た時の記憶が蘇ってきてアタシは自宅の横にある友希那の家に向かった。

 

「鍵がかかってる・・・よし!!」

 

当然の如く玄関には鍵が掛かっていたが、

CiRCLEで自分の荷物と一緒に回収した友希那の家の鍵を使って中に入ると一目散に友希那の部屋へと駆け込むとそのまま友希那の部屋を捜索する。

 

「多分・・・机の横の引き出しに・・・あった!!」

 

そして一瞬でお目当ての物を探し出し、それを見てアタシは確信した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきのCDは友希那の部屋にもあって―――

その中身は昔プロとして活躍していた友希那のお父さんの物だったから―――

 

その事を弦太朗に伝えようと友希那の家を出た時に、ギターの音が聞こえたと思ったらアタシの意識が一瞬で刈り取られていた。

 

 

――――――――――――

 

「なぁ・・・?リサの奴遅くねぇか?」

 

「・・・」

 

「友希那?」

 

「・・・」

 

「俺だけでも戻って確認しに行ったほうが良いか・・?」

 

リサがCiRCLEへと戻っていったのを見送ってその近くで弦太朗。

その最中で友希那に声をかけるが返事はなく、リサも弦太朗達の元へとやってくる気配がない。

 

それを見て弦太朗は自分だけでもCiRCLEへと戻ろうかと考えていたそんな彼らの元へと1本の電話が掛かる。

 

 

 

 

「もしもし?」

 

『もしもし?弦太朗くん?ちょっといいかな・・・?』

 

「りみか?どうしたんだ?」

 

『えっとね・・・さっきリサさんが蔵に来たんだけど・・・』

 

「はぁ!?」

 

電話の相手はりみだったが、そんな彼女から告げられた言葉に弦太朗は声をあげてしまう。

CiRCLEへと入っていたはずのリサがどうやってそこを抜け出して蔵へと行ったのかが分からない。

 

「どういうことだよ!!だってリサはCiRCLEに入っていくのを見たぞ!?」

 

『えっ!?でも・・・香澄ちゃんに用があるって言ってさっき蔵に来たよ・・・?』

 

「は・・・?」 

 

『えっ・・・?』

 

『あぁ!!りみ!!ちょっと電話貸せ!!』

 

互いが状況が理解できない中でそれを見かねた有咲がりみから電話を半ば強引に奪い取ると先ほどまで蔵であった出来事を弦太朗に分かるように説明していた。

 

「それでリサの奴、どこ行っちまったんだよ!!」

 

『そこまでは分かんねぇよ!!』

 

「リサ・・・」

 

「分かった!!友希那を家に帰してから俺が探す!!」

 

『こっちも沙綾達が戻ったら香澄に近くを探させるから!!』

 

『有咲!?』

 

有咲の言葉に電話の向こうで香澄が驚いた声を挙げるが、そのまま電話が切れてしまう。

弦太朗もマグフォンをしまうと横の友希那へと話しかける。

 

「とりあえず、リサは俺が探すから。友希那は家に帰れ」

 

「・・・そうね」

 

「とりあえず家までは送るからよ・・・」

 

「分かったわ・・・」

 

弦太朗と友希那はその短いやり取りで2人は歩き出し、彼女を送り届けた弦太朗は日付が変わる間際になるまで街の中は駆けまわってリサを捜索を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、弦太朗はリサを発見することは出来ず、暴れ出した人たちも元に戻ることは無かった。

 

 

 

 




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感想評価は気分次第でお願いします。

予告する。
次の章が終わったらRASだよ・・・
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