バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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Roselia篇・・・完!!
さらば、Roselia・・・

本編でのメインは終わりだけど、彼女達の出番はまだありますので・・・
許してクインティプル☆すまいる
ということで投稿です


歌・姫・独・唱-16 "BRAVE JEWEL"は砕けない

 

「ここは・・・!?」

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

フォーゼはカプリコーンをワームホールへと押し込んでそこを抜けると、見たことのない採石場のような場所へと移動しており、自身の視界に広がる光景に驚きを隠せないカプリコーン。

 

そんなカプリコーン目掛けてフォーゼはブーストモードのバリズンソードをフルスイングで叩きつけて吹き飛ばす。

その間にビートスイッチを切ってからバリズンソードを変形させてカプリコーンへと斬りかかるがカプリコーンはギターで受け止めて鍔迫り合いになるとフォーゼは叫ぶ。

 

 

 

「これ以上あいつらの邪魔はさせねぇ!!」

 

「これが友希那の為なんだ・・・」

 

「なに言ってんだ!!」

 

「プロの・・・音楽の世界は友希那が思っている以上に醜いものだ。だからプロになる前に音楽から離れたほうがいい。これが親として娘に出来ることなんだ・・・」

 

カプリコーンは鍔迫り合いの最中でギターを鳴らすと2人を巻き込んで爆発が起こり、土煙が舞い上がる。

 

至近距離の爆発で自身もダメージが入るが、それ以上に不意の攻撃に動揺すると考えていたカプリコーンへと土煙の向こうから突如として腕が伸びて顔面へと突き刺さるとそのまま後ずさりする。

 

「ぐぅ!!」

 

 

 

「俺には親の気持ちってのはよく分かんねぇけど・・・。親が子供の夢を踏みにじっていいもんじゃねぇだろ!!」

 

「・・・子供には分からないことだ!!」

 

殴り飛ばされるとカプリコーンはギターを再びかき鳴らすと五線譜が伸びてフォーゼを拘束する。

動けなくなったフォーゼをカプリコーンは一瞥するが―――

 

 

 

「うらぁああああああああ!!」

 

「なに・・・!?」

 

「おらぁぁあああああ!!」

 

「ぐわっ」

 

フォーゼが力任せにその拘束を引きちぎったことに驚きを隠せずに声を挙げてしまう。

以前と比べて完全に能力を使いこなせていると感覚的に理解しているカプリコーンだったが、それにも拘らずいともたやすく拘束が破られた。

そのことに固まっていたところへと再びカプリコーンの顔面へとフォーゼの拳を叩きこまれて地面へと転がっていく。

 

「まだだ・・・!!」

 

「・・・・・・」

 

地面を転がったカプリコーンだったが転がっていた状態でギターをかき鳴らして、1つの音符をフォーゼへと向けて飛ばす。

 

それを見たフォーゼはその音符を避けることなく受け止めると今まで以上に爆発がフォーゼを包み込んだ。

 

しかし、その中でフォーゼが爆発によってよろけるがダメージを受けていないかのようにカプリコーンへと駆け出していく。

それを見たカプリコーンは五線譜を飛ばすが今度はそれをソードによって切り裂かれてしまい、足止めにすらならなっておらず思わずカプリコーンは呟いてしまう。

 

 

 

「効いてないのか・・・」

 

「あんたの音楽はさっきの友希那に比べても、全然(ここ)に響いてこねぇんだよ!!そんなもんが効くわけねぇねぇだろ!!」

 

フォーゼはソードを投げ捨てながらカプリコーンへと駆け出す。

そしてフォーゼがその勢いのまま殴りつけるとそれに答えるようにカプリコーンもフォーゼへと拳を振るう。

その拳をフォーゼは避けることもせずに受けるとそこから2人は互いにノーガードで殴り合いを始める。

 

 

 

 

 

ノーガードでの殴り合いを始めたが、すぐにカプリコーンが耐え切れなくなる。

徐々にカプリコーンの拳の回数が減っていき、フォーゼの渾身の拳によってそのまま殴り飛ばされてしまう。

 

殴り飛ばすのと同時にフォーゼのドライバーからベルのような着信音が響くとレーダースイッチを入れて、通信を受ける。

 

 

 

 

「悪ぃけど、もうちょっとだけ付き合ってもらうぜ!!」

 

「何を言って・・・」

 

――――ビートON――――――

 

フォーゼは先ほど切ったはずのビートを再び起動するとそこからは流れてきた音にカプリコーンは戸惑いを隠せずにいた。

 

「これは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

『集めた 本当の”歌う意味”を』

 

「そうだ!!これが・・・友希那達の歌だ!!」

 

ビートから流れ出したのはレーダーの通信によって送られてきている友希那達の曲。

その曲を聞いてカプリコーンは完全の静止して頭を抱えだすが、フォーゼはそれに追撃することはなく音楽を聴かせ続ける。

 

『―――私達が在る為の未来へと  振り返らず、迷わず、進むわ Shout to the top!』

 

「これが友希那達の・・・」

 

「・・・」

 

カプリコーンが呟くがフォーゼは答えることはない。

フォーゼもこの音楽を聴いていて答える事が出来なかったのだがそれにカプリコーンは気が付くことはない。

 

『―――義務じゃなく自分の意思のみで I sing a song. 羽ばたくよう』

 

 

通信越しにも関わらず、友希那達の歌はカプリコーンの心を揺さぶっていた。

 

それに比べて自分の先ほどまでの曲は能力だよりで彼女達のような音楽とは程遠いもので、だから先ほどの友希那1人の歌で人々が正気に戻ったことを理解するとそのままその場に膝を突いて崩れると同時に気が付いた。

 

 

自身の考えが間違っていた。

今の友希那()はどんな状況でも仲間と立ち向かっていける―――

 

それを今の曲を聴いてカプリコーンは理解する。

 

『―――強く、熱く、届けよ 果てまで Louder!!!!!Louder!!!!!』

 

「友希那・・・」

 

「相変らずすげぇな・・・」

 

曲が終わり、2人の呟きだけが響く。

その中でゆったりとカプリコーンは立ち上がると、突然フォーゼへ向かって走り出して大振りの拳を振り上げるとフォーゼはそれを真正面から食らった後に一気に後ろへと飛びのくがそのままカプリコーンは追いかけてくる。

 

「・・・」

 

「こうなりゃ・・・仕方ねぇ!!」

 

フォーゼはドライバーからコズミックスイッチを抜き取って向かってくるカプリコーンを見ながらソードへと装填する。

 

―――リミットブレイク―――

 

 

「ライダー・・・超銀河・・・!!」

 

ソードからの音声を聞いてフォーゼもソードを構えてカプリコーンへ向けて駆け出していく。

互いに駆け出してすれ違う寸前にフォーゼが必殺技の名前を叫ぶがカプリコーンの行動にその言葉が止まってしまう。

 

 

 

 

 

 

「ぐぅ・・・!!」

 

カプリコーンはギターを振り上げたと思ったらフォーゼが横に振り抜こうとしたソードの刀身へと自ら飛び込んでその身体で攻撃を受け止め、それに驚いたフォーゼはソードを振り抜けず胴体に刃が刺さった状態で止まってしまった。

 

 

「な・・・!?」

 

「ぐぁぁ・・・!!」

 

カプリコーンはそのまま自身の身体を刀身へとめり込ませていく。

その光景にフォーゼは戸惑うが痛みに声を挙げているのを見て、全てを察したフォーゼは仮面の奥の顔を歪ませながら一気に腕に力を入れて叫ぶ。

 

「・・・超銀河フィニィィィィッシュ!!」

 

 

 

その言葉と共にソードはカプリコーンの身体を切り裂くとそのままカプリコーンは大爆発を起こし、中から友希那の父がその場に倒れこむのを見たフォーゼはすぐさま倒れた友希那の父へと駆け寄るとその体を起こす。

 

「おい!!しっかりしろ!!」

 

フォーゼが声をかけるとそれに少し後れて友希那の父が意識を取り戻す。

 

 

 

「君は・・・そうか・・・」

 

「あんた・・・最後に何であんなことしたんだ?・・・いや、それだけじゃねぇ。さっきのステージの時も俺へ攻撃も全然効かないのを出してたし、あれを出しても人に直接攻撃させてなかったよな・・・」

 

「・・・」

 

フォーゼの言葉に言葉を詰まらせていたが、そんな状況でもフォーゼは自分の考えをそのままぶつけていく。

 

「あんた・・・ステージで友希那の歌を聴いた時から迷ってたんじゃねぇか?」

 

「・・・どうしてそう思ったんだい?」

 

「あんたの攻撃・・・前にCiRCLEで戦った時よりも全然力が入ってなかったしな」

 

「・・・音楽は出来ても演技はダメみたいだね」

 

そう言って立ち上がると友希那の父だったが途端にふらつき始める。

 

「おいっ!!大丈夫か?」

 

「大丈夫だよ。君は早く友希那達の元へ行くと良い・・・」

 

「でも、あんた・・・」

 

「大丈夫だよ。それに、友希那への謝罪の言葉も考えないといけないからね・・・」

 

そう言って歩き始めてしまうがすぐにバランスを崩して倒れかけるが、そこにフォーゼが肩を貸すようにその体を支えるとすぐに変身を解除する。

 

「謝る言葉を考えるのは手伝えねぇけど・・・肩位なら貸すぜ・・・?」

 

「なら、そうしようかな・・・」

 

こうして弦太朗は友希那の父に肩を貸してゆっくりと街へと戻っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カプリコーンを倒して数日が経った―――

弦太朗はとある人物に呼び出されて羽沢珈琲店に足を運んでいた。

それはいいのだが―――

 

「リサ、何でお前がいるんだ?」

 

「まぁ~気にしない気にしない~☆」

 

「それになんか視線を感じる気がするんだけど・・・気のせいか?」

 

「気のせいでしょ?考えすぎだって!!」

 

「珈琲・・・お待たせしました・・・」

 

弦太朗は何故か横にいるリサへと理由を尋ねるが、彼女はその質問を聞き流して冷たいつぐみの視線を浴びるとそのまま視線を逸らしてしまう。

 

 

 

 

 

 

「(まぁ・・・紗夜達と商店街組のみんながいるんだけどね~)」

 

「「「「「「・・・・・・」」」」」」

 

リサの視線の先には紗夜達の他にも沙綾とはぐみとますきの3人がこちらを覗き込んでいた。

つぐみ以外にも沙綾と何故か紗夜の視線がリサへと突き刺さるが彼女はあえてその視線を無視することを決める。

 

 

 

 

「そういえば、2人がいなくなった後5人で演奏したんだよ~☆」

 

「香澄の電話越しだったけど聴いてたぞ?」

 

「あ~誰もいないと思ったけど、香澄がいたのに気が付かなかった・・・。まぁ、あの1曲やった後に全員体力の限界だったんだけどね~」

 

「そうだったのか?まぁ、なんにせよ・・・今回は特に被害出て無くて良かったな」

 

「今回、冷静に考えたら友希那のお父さんはギター弾いてただけだしね~。でも、何で香澄と友希那は何ともなかったんだろ?」

 

「香澄は分かんねぇけど友希那は親父さんのギターだったからじゃねぇか?・・・」

 

「被害出したって言ったら弦太朗達の方が被害出してるよね~?モールの店の壁ぶち抜いてるし、巴もdubの物壊しまくってたからね~」

 

「あ~・・・。まぁこころのとこの人がなんとかしてくれたから大丈夫・・・だよな?」

 

「ん~どうだろうね~」

 

弦太朗がリサの言葉に不安を感じ始めるのと同時に店の扉が開かれる。

 

 

 

 

 

「あっ!!友希那!!」

 

「それに友希那の親父さんも一緒だな・・・」

 

「待たせたみたいだね・・・」

 

「あら?何でリサがいるのかしら・・・?」

 

「なんかたまたま来たら弦太朗がいたから話してたんだよ」

 

「そうだったのね・・・」

 

現われた湊親子が弦太朗達と同じテーブルに着く。

そしてリサいる意味が分からなかった友希菜だったが、彼女の嘘にまんまと騙されてしまった。

 

「でも、友希那はお父さんと仲直り出来たんだ~」

 

「えぇ・・・」

 

「如月くん・・・だったかな?君のお陰だよ。ありがとう」

 

「いえ・・・それなら良かったっす・・・」

 

「おや、あの時みたいな口調ではないんだね?」

 

「いや、あの時は戦った時のテンションだったって言うか・・・」

 

「私は別に構わないけれどね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「なっ!?」」

 

「!?・・・風紀が乱れる匂いがします・・・!!」

 

「あこちん?どういうこと?」

 

「う~ん・・・りんりん、分かる?」

 

「2人にはまだ早いことだから・・・」

 

「これは・・・面白れぇことになって来るぞ・・・」

 

友希那の父から出た言葉に働いていたつぐみと覗き見していた沙綾と何故か紗夜までが驚きの表情を浮かべて、その理由が分からないあこ達を雑に言いくるめた燐子を見てますきはニヤニヤし始めていたが、ますきの言葉通り事態は徐々に面白い方向へと走り始めていく。

 

 

 

「そういえば君は楽器は出来るのかい?」

 

「前に元プロだったダチの親父さんに教えてもらったことが・・・」

 

「その人の名前は・・・?」

 

「神宮って言うんすけど・・・」

 

「!?・・・そうだったのか・・・」

 

「あなた。そんな知り合いがいたのね・・・」

 

「へぇ~。弦太朗って色んな人と知り合いだよね~」

 

「友希那達も親父さんに練習見てもらったらどうだ?」

 

「・・・参考にするわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんかお見合いみたいになって来てんぞ?」

 

「確かに、はぐみも前にテレビで見たよ!!」

 

「「おっ・・・お見合い!?」」

 

「つぐちんとさーや息ピッタリだ・・・」

 

「ダメですダメです!!そんなものは絶対に認められません!!」

 

「氷川さん・・・?」

 

覗き見している彼女達が盛り上がり始めたところで、弦太朗達は珈琲を飲んで一息ついていた。

そんな中で友希那の父は娘に視線を向けて話し始める。

 

「・・・そろそろ友希那も音楽と猫以外にも興味を持ってもらいたいんだけどね?」

 

「あの~それってどういうことですか・・・?」

 

「そうだね・・・リサちゃんみたいにオシャレとかでもいいし・・・後は・・・」

 

そう言って少しだけ考えるような素振りを見せると視線を弦太朗へと向けると特大級の爆弾が落とされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「例えば・・・恋愛かな?」

 

その言葉を聞いてリサが机に手をついて勢いよく立ち上がって声を挙げる。

 

「「「「ダメ(です)!!」」」」

 

「うぉ!?紗夜達、お前らいたのかよ!?」

 

ここでリサ以外にも遂に我慢の限界になってしまい紗夜と沙綾とつぐみの3人が弦太朗達のいる机へと詰め寄っていく。

 

 

 

 

「弦太朗!!どういうこと!?説明して!!」

 

「こんなの許せないよ!!如月くん!!」

 

「そうです!!絶対に認められません!!」

 

「お前らいきなり出てきたと思ったら、急に何言ってんだ!?」

 

 

 

 

「はぐみ知ってるよ!!これが兄ちゃんの漫画に載ってた”はーれむ”ってやつだ!!」

 

「えぇ~!?そうなのりんりん!?」

 

「えぇっと・・・どっちかと言えば修羅場じゃないかな・・・?」

 

「だぁはははははは!!腹いて~!!」

 

乗り込んだ3人とあたふたし始めた弦太朗に他の覗き見メンバーはそれぞれの反応を見せていた。

それを見た友希那の父は目の前の光景を見てリサに視線を向ける。

 

「どうやら彼はとてもモテるみたいだね?ところでリサちゃん・・・もしかして君もなのかい?」

 

「いや~。今のところはそんな気は無いですね~。バンドがありますからね」

 

「今のところ・・・ね?」

 

「まぁ、どうなるかなんて分かんないですしね~」

 

「それもそうだね・・・。ならどうして止めたんだい?」

 

リサが先ほど声を挙げて止めた理由が分からず、思わずその理由を聞くとリサはとある人物を指差すとそれに釣られてその指差された先の人物へと視線を向ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・?これ美味しいわね・・・」

 

 

 

「今の状況を見ても、全く状況が分かってないんですよ?心配でそれどころじゃないですよ・・・」

 

「これは・・・流石に・・・」

 

リサが指さした先には今の状況が理解できておらず、いつの間にか注文していたタルトを首を傾げながらも頬張っている友希那の姿があった。

 

「・・・?・・・そうだわ、折角だからこの後5人で練習するわよ?」

 

「「どこで教育を間違えてしまったんだろう・・・」」

 

ただ1人だけ今の状況が分かっていない友希那はこの後に練習することを提案し始める。

その光景に友希那の父とリサは同時に頭を押さえて呟いてしまうが、その声は2人以外は誰も聞いておらず、今回の事件は多大な影響を与えたが結末は一部を除いてはひっそりと幕を下ろすのだった。

 





誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。

前話の紗夜さんが拾ったギターですが、カプリコーンのを使う案がありました。
でも、カプリコーン氏からギター奪ったら何が残るか分からなくなった結果、没になりました。

次章予告:パスパレorハロハピ
小ネタ中に決めておきます・・・
モブに12使徒させたくないので考えます()
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