1発目は3章での裏であった出来事です。
本・編・裏・側-2 やぎの鳴く頃に―――
~~~小ネタ30:やぎの鳴く頃に~序
―――Poppin'Partyの場合
「一旦、休憩にしよっか」
「ありさ~お腹空いた~」
「私も・・・有咲、おやつある?」
「お前らなぁ~!!」
「私、お菓子持ってきたよ~」
蔵での練習中、沙綾が休憩を提案するとギター組が有咲におやつを強請るがりみがニコニコしながらお菓子を持ってきたことを告げるとギター組が子供のように喜び始める。
「んじゃ、お茶取ってくるか~」
「私も手伝う~」
「だったら私も・・・」
「私はちょっとだけギター弾いてるね」
「・・・・・・えへへ~」
そして3人は蔵から出るとたえはギターを弾き始めるのを横目に沙綾がソファーへと移動すると自身のスマホを取り出して1枚の画像を見つめると気味の悪い笑い声を挙げる。
そんな彼女が見ていたのは先日、弦太朗とデートに行った際に隠し撮りした写真。
デート前とデート中とデート後にちょっとした?問題はあったが楽しかった思い出に浸る。
しかし、たえはそんな沙綾を気にする様子もなくギターを弾き続けていた。
「はぁ・・・」
深いため息とともに沙綾はソファーに横になっていた。
「えへへへへへへへへ・・・・・・」
画像を見ていた沙綾だったが徐々に笑いと共におかしくなっていく。
「げんたろ~」
何を思ったか沙綾は自身のスマホにキスをすると狭いソファーの上で器用にゴロゴロし始める。
その横ではたえのギターが激しくなっていくが沙綾も気にする様子はない。
「どうなってんだこれ・・・?」
「沙綾ちゃん?」
「おたえすっごーい!!」
それからわずかな時間がたった後、3人が蔵へと戻ってきたがそこには奇妙な光景が広がっていた。
「ぐへへへへへへへへへへへへへへ・・・・・・!!」
ソファーの上でジタバタしつつ時折自身のスマホにキスを降らせる沙綾と、その横で歯ギターを始めているたえ。
「・・・とりあえず3人でお菓子食べよっか・・・?」
「そうだな・・・特に沙綾のあれは見なかったことにしてやれよ?香澄」
「よく分かんないけど分かった!!」
そんな2人を見て3人はそっと蔵からありさの部屋へと場所を移して現実逃避のお菓子をむさぼり始めるのだった。
―――Afterglowの場合
「今度のライブであれやりたい!!最後にみんなで飛ぶ奴!!」
「アタシはドラム持って飛べないぞ?」
「何で巴も飛ぶつもりなの・・・?」
「でも、ともちんならできそー」
「ふふっ、みんなお父さんがサンドイッチ作ってくれたよ~」
「わーい」
羽沢珈琲店で集まっていた彼女達は今度のライブでの演出について話していた。
そんな中でつぐみは店主である父が作ってくれたサンドイッチと共に珈琲をテーブルに置いていた。
「みんな~やろ~よ~!!こうやってライブの最後にジャンプしよ~よ~!!」
「ひまり、流石にご飯の前でやめなよ」
「綺麗にしてるけど服の埃が飛んじゃうからね・・・」
「モカちゃんは気にしないけど~」
そんな5人はいつも通り話していたが徐々におかしな方向になっていく。
「そんなに飛びたいならひーちゃんだけでやれば~。ダイエットになるかも~」
「どうやったらいいかな~こうかな?」
「それならもっと勢いつけてとんだ方がよくないか?ライブの最後でやるんだろ?」
「「・・・・・・」」
巴が何故かひまりの提案に乗り、ひまりが喫茶店の中でピョンピョンし始め、それを見て満足気な表情でモカが自分の持ってきたパンを貪り始める。
ひまりが跳ねると同時に彼女の暴力的な胸部も跳ねる。
最初は何も思ってなかった蘭とつぐみ。
しかし、次第にひまりの跳ねるのが激しくなっていくとそれと同時につぐみは目の前で暴れるひまりの胸部にイライラし始めたのに加えて、流石に喫茶店の中でこれ以上暴れさせる訳にもいかず怒りと共につぐみがひまりを止めようと彼女の肩へと手を伸ばす。
しかし、その手は肩ではなく、彼女の胸部を鷲掴みにしてしまったがひまりはそれでも止まらない。
「モカ・・・?どうしたの・・・?」
「それになんかモカ達も変じゃないか?」
「・・・・・・」
心配そうに蘭達が声を挙げるが、ひまりの胸を鷲掴みにしたままつぐみの怒りが頂点に達した。
「巴ちゃん!!蘭ちゃん!!このおっぱい・・・じゃなかった、ひまりちゃんを縛り上げるよ!!」
「つぐ!?」
「早く!!」
「まぁ様子も変だし、これ以上は店の迷惑になるしな・・・」
「これは弦太朗関係かな・・・?じゃあ、つぐみはモカの事よろしく」
「とりあえず、簀巻きにしておくか・・・」
つぐみの怒りに逆らえず巴と蘭はそのままひまりを簀巻きにするとそのまま床へと転がしておくのだった。
―――Pastel*Palettesの場合
「彩ちゃんのダンスって・・・こんな感じかな?」
「日菜ちゃんすごい!!」
「2人ともちゃんと休まないとダメよ?休むのも仕事よ?」
たまたま予定の合ったパスパレは事務所のレッスンルームで自主練を行っていた。
そして休憩中にも関わらず彩のダンスを真似る日菜を微笑ましい目で見始めていた。
「ヒナさん流石です!!ブシドーを感じます!!」
「日菜さん流石の体力ですね」
「もう2人とも・・・」
「ここで彩ちゃんがバク転なんてどうかな?」
「えぇ~無理だよ~」
派手なパフォーマンスを提案する日菜に困り顔をする彩だったが、なんだかその様子がどんどん可笑しくなる。
「こうババっと!!いいんじゃないかな!!」
「るんって来た!!」
「2人とも・・・?そろそろ練習しましょ?」
「るんるんるんっ♪」
「あやや~!!」
「彩さんのその鳴き声は一体・・・?」
「チサトさんの言葉を無視するなんて・・・」
「イヴちゃん?それってどういう意味かしら?」
「あの・・・それよりもなんか変じゃないですか?」
2人は怒りの混じった千聖の声を聞く様子もない。
千聖は怒りが増していくが、麻弥の言葉を聞いてその怒りが一気に引いたが、それと同時に2人は暴れるように踊り出した。
「やっぱり変ですよ!!」
「彩ちゃん!?日菜ちゃん!?」
「あっアヤさん!!」
千聖が慌てた様な声を挙げると、ここで彩が床に落ちた自身の汗に足を滑らせて転んでしまった。
「きゅ~・・・」
「彩ちゃん!!・・・転んで気絶してるわね・・・」
「あっ!?日菜さん!?」
「るるるるるるるるん!!」
「日菜ちゃん待ちなさい!!イヴちゃん追うわよ!!麻弥ちゃんは彩ちゃんお願い!!」
「はい!!もしかしたら如月さんの関係かもしれないので連絡してみます!!」
気絶した彩を麻弥に任せてイヴを連れて千聖は外に出て行った日菜を追いかけ始める。
自身の携帯とバガミールの通信を使って弦太朗へと連絡を取ろうとする麻弥。
その外では―――
「るるるるるるるるん!!」
「イヴちゃん!!化粧で誤魔化せるくらいなら怪我させてもいいわ!!事務所から出る前に日菜ちゃんを止めて!!」
「承知しました!!ヒナさん覚悟!!」
早々に体力の限界を迎えた千聖はイヴに指示を出すと、イヴはどこからか竹刀を取り出して日菜を全力で追い始めるがその動きは常人には再現不可能な域に達していた。
階段を飛び降りる、事務所の机の上を飛び移るのは朝飯前。
更に人の肩を足場にし、挙句の果ては天井を蹴り、壁を足場に事務所内を疾走する。
その光景を何を思ったのか事務所のスタッフたちが撮影してパスパレのSNSへと投稿すると―――
芸能界の闇―――
若者の人間離れ―――
最終兵器アイドル―――
アイドルマッスル―――
そんな言葉が飛び交い、パスパレのSNSがめっちゃバズった。
それを正気になった彩が見てめっちゃくちゃ凹んだのは別の話。
―――RAISE A SUILENの場合
「やべぇやべぇ!!遅刻しちまった!!スマホ忘れるなんてな・・・」
バイクでチュチュのスタジオへと向かっていたますきだったが、途中でスマホを忘れたことに気が付いて取りに戻ったらすっかり練習開始の時間に後れていた。
謝る言葉を考えながらスタジオに入るが―――
「わりぃ遅くなった・・・ってどうしたんだ?」
「マッスーさん助けてください!!」
聞こえてきたのはパレオの言葉とスタジオ内で暴れるレイヤとロック。
そしてその中で一緒にヘドバンをしていたチュチュの姿があった。
「どうなってんだこりゃ・・・?」
「私が来たらこうなってたんですよ~!!」
「う~ん。まぁ、チュチュも中にいるならいいだろ?流石に外の機材ぶっ壊したら大変だかんな・・・」
「ですね・・・。あ・・・これってもしかして如月さんの・・・?」
「電話してみっか」
ますきはその言葉を聞いて弦太朗へと電話を掛けるが出ない。
何度も何度も掛けるが出る気配はない。
「あいつ出ねぇな・・・。そういえば昨日モールで暴れたって沙綾から聞いたけどまだ寝てんのか?」
「どうしましょう!?」
「アイツの家知ってんの。アタシとレイ・・・後Afterglowのボーカルだけだしな・・・。仕方ねぇからアタシが叩き起こしに行くか・・・。パレオは悪いけど・・・」
「はい!!チュチュ様達はお任せ下さい!!」
「ならちょっと行ってくるわ!!」
そしてますきはスタジオを飛び出すと自身のバイクに跨って弦太朗の自宅へと走り出すのだった。
―――Morfonicaの場合
「これはどういうことかしら・・・?」
「分かんないよ・・・」
ましろと瑠唯は時間ピッタリに七深のアトリエにやってきた。
それはいいのだが・・・
「なんで七深ちゃん達はあんなに興奮しながら楽器を弾いているの・・・?」
「今来たばかりなのだからわからないわ。とりあえず私達も練習しましょう」
「えっ?この状態で・・・?」」
「時間が無駄になってしまうわ。早速2人で合わせましょう」
「うぅ・・・うん・・・」
瑠唯は3人を放置してましろと音合わせを始める。
しかし、そんな状況でましろは集中できるわけもなく、弦太朗達からの連絡が来るまでモヤモヤしながら練習を続けるのだった。
―――ハロー、ハッピーワールド!の場合
「空でライブしたから今度は海の中よ!!」
「たのしそー!!」
「儚い・・・」
「クラゲいるかな・・・?」
「いやいや、流石に無理でしょ・・・」
こころのいつも通りの暴走に花音も好きなものを思い浮かべ始める。
そんな光景にいつも通り美咲は頭を抱えるのだった。
~~~小ネタ31:やぎの鳴く頃に~巡
―――ラス&モニの場合
「チュチュ様~どこですか~!!」
「透子ちゃーん・・・七深ちゃーん・・・つくしちゃーん・・・」
「ダメですよ!!もっと大きな声出さないと!!」
「あっ・・・はい・・・」
探し始めたはいいものの、年下であるパレオからのダメ出しにましろは意気消沈していた。
そんなましろを怖い表情でますきが見詰めていた。
「可愛いな・・・」
「佐藤さん?あなた何をいってるんですか?」
「お前もあれくらい可愛げがありゃな・・・」
「本当に何を言ってるんですか?」
「そんなんじゃモテねぇぞ?」
「・・・・・・余計なお世話です」
「ん?・・・ほ~」
いつもならすぐに反論してくるはずの瑠唯がますきの指摘に一瞬言葉を詰まらせた。
当然このわずかな変化をますきが見逃すはずがなく、突如としてニヤニヤし始める。
「なんでしょうか?」
「いや、瑠唯も可愛いとこあんじゃねぇか」
「どういうことですか?」
「あれだな。相手は弦太朗のダチって言ってた男だな?」
「・・・私も倉田さん達と探しますので」
瑠唯は早々に話を切り上げてましろ達の元へと歩き出す。
しかし、その耳は赤くなっているのをますきは見てしまった。
「ったく、可愛くねぇな・・・もっと素直になりゃいいのによ・・・」
そう呟くとますきも3人に加わって自身のバンドの仲間たちを探し始め、有咲からの報告が来るまで誰も見つけることが出来なかった。
―――ハロー、ハッピーワールド!の場合
「みんなどこかしら~?」
「ふふっ・・・子猫ちゃん達はどこだろうね?」
彼女達は屋敷を出ると
早々に早速1人いなくなっていた。
「あれ?かのちゃん先輩がいないよ!?」
「えっ!?この短時間でどこいったの!?」
「おやおや、しょうがないね・・・」
「それじゃ、花音を探しに行きましょう!!」
「ふえぇ~!!みんなどこ~!!」
開始早々に迷子になった花音。
そんな彼女を探すためハロハピは早々に戦線を離脱するのだった。
―――アフグロ&ポピパの場合
「う~ん・・・どこかな?」
「モカと沙綾ならパン屋ってイメージあるけどいないからな・・・」
「うん。朝にチョココロネ買ったけど、その時にはもういなかったよ?」
「ちょっとお姉ちゃん!?どこ行くの?」
「なんかこっちにさーや達いそうな気がする!!」
「は?どういう・・・?」
「とりあえず香澄ちゃんに着いて行ってみよ?」
突如として歩き出した香澄。
彼女は鼻で何か匂いを嗅ぐような仕草を見せると時折、星の形の髪が猫耳のようにピクピク動き出す。
「もう恥ずかしい・・・」
「明日香ちゃん・・・。香澄ちゃんなりに頑張ってるからね・・・」
「あんなお姉ちゃんが恥ずかしい・・・!!」
りみが明日香を慰めながら歩くと、次第に彼女達の周りに人が増えていく。
「なぁ、なんか人多くなってないか?
「ほんとだ・・・」
「ねぇ・・・あれってdubだよね・・・?」
「とりあえず行ってみよっか?」
「いたー-------!!」
香澄の後を追いかけようとした蘭達だったが、ここで香澄の声が響く。
どうやらお目当ての場所はdubだったようで、彼女達も驚きの表情を浮かべていた。
「えっ!?ホント!?」
「香澄の奴、すげーな!!」
「う~・・・喜んでいいのかどうか・・・」
「明日香ちゃんしっかりして?」
「りみ、先行くよ?」
「うん。私は有咲ちゃんに連絡しておくね?」
りみはすぐに有咲へと電話を掛けて場所を伝えるとすぐに香澄達へと合流する。
そして弦太朗が来る頃には明日香はいつも通りに戻るが、すぐに先輩達の残念な姿と羨ましい光景を前に呆れた表情とカタコトになってしまうのを彼女はまだ知らない。
~~~小ネタ32:やぎの鳴く頃に~暴
巴はダスタードを連れてフロアの外まで移動した。
移動したはいいものの―――
「大見得切ったはいいけど、どうすっか・・・」
彼女はどうしようか悩んでいた。
以前のように蹴り飛ばしてもいいが、その後に逃げられる事を考えるとそれも躊躇してしまう。
そう思っていたらダスタードが刀を持って巴へと走り出していた。
「危なっ!!」
しかし、巴もそれを危なげなく躱すとそのままダスタードの手を蹴り上げる。
宙に刀が舞うとダスタードがその刀に視線を向けたように見えた巴はその無防備な腹を蹴り飛ばす。
「あこ達に近づけるわけにはいかねぇからな・・・」
ダスタードはそのまま壁まで飛ばされると刀はそのまま床に突き刺さるのを気にすることなく、巴はダスタードへと歩み寄るが、その足は聞きなれた声によって止まってしまった。
「離して・・・!!」
「ひ~ちゃ~ん!!」
「ひまり!?モカも何やってんだ!?」
「入口が渋滞してたから、七深ちん達と隠れてたんだよ~。そしたらひーちゃんが~」
「分かった!!モカは隠れてろ!!」
悲鳴の先では蹴り飛ばしたのとは別のダスタードがひまりの腕を掴んでいた。
事情を説明するとモカは巴の言葉に従ってそそくさとカウンターの裏へと隠れる。
「くそっ!!ひまりを離せ!!」
「巴ちゃん!!」
「香澄・・・?」
「後ろ!!」
「おらっ!!」
声を挙げるもひまりを離す様子はない。
そんな状況で先ほど蹴り飛ばしたダスタードが背後に迫っていたが、香澄がその事を伝えると振り向くこともなくにダスタードへと肘打ちを食らわせると振り返った勢いのまま殴りつける。
そこで思いがけない事態が起こる。
「きゃああ!!」
「・・・ひまり!!」
突如として現われた3体目のダスタード。何を思ったのかは分からないが、ひまりの腕を掴んでいたダスタードと共に彼女がが邪魔だと言わんばかりに、突如として突き飛ばす。
2体に突き飛ばされたひまりはそのまま床に尻もちをついた。
それと同時にその光景を見た巴の中で何かが切れた。
「いった~!!」
「・・・」
「うそ!?」
「えぇぇぇぇええええええ!!」
ひまりの声を聞いても巴は無言になると、フロアに置いてあったソファーを軽々と持ち上げてダスタード達に歩み寄っていく。
「おらぁ!!」
そしてその怒りをぶつけるようにソファーをダスタードへと振りかぶると1体のダスタードへと直撃するとそのまま床へと倒れて動きが鈍る。
それを見た巴は今度はソファーを頭の上へ持ち上げると―――
「ソイヤっ!!」
倒れているダスタード目掛けて渾身の力で振り下ろすとダスタードの頭部と叩きつぶし、塵となって消えると共ソファー自体も粉々に砕け散る。
2体になったダスタードが巴から距離を取り、巴も動けるように構えていたが外野から彼女を呼ぶ声が聞こえた。
「巴ちゃん!!これ!!」
「まりなさん!!」
「まりなさん!?それギターですよ!?」
まりながそう言って巴へ向けてギターを投げた光景に驚きの声を挙げた香澄。
巴もそれを受け取ったはいいが、流石にどうしていいか分からず困惑してしまった。
そんな困惑しているのを見たからかダスタードは刀を持って駆け出してくる。
「巴ちゃん!!それ使って!!」
「使えって言っても・・・」
「それはパフォーマンス用のギターだよ!!」
「パフォーマンス用?何が違うんですか?」
まりなの言っていることが分からない一同、代表してつぐみが質問するとそれにまりなが答えた。
「要するにステージの上で壊すパフォーマンスをするためだけのギターだよ!!」
「・・・それなら!!」
破壊するパフォーマンスの為だけに作られたギター。
そうと分かると、先ほどまでの戸惑いが嘘のようにそのギターをダスタードの足元へ向けてフルスイング。
それよ避けきれずにダスタードが2体とも倒れるが、そのうちの1体はすぐに立ち上がろうとしていたがその前ではギターのネックを持った巴がバットの要領でギターを振りかぶっていた。
「シャァァアアアア!!」
その声と共に再びのフルスイングが立ち上がろうとしたダスタードの腹部へと突き刺さるとギターと共にダスタードが砕け散るのを見た巴。
しかしそれと同時に最後のダスタードが素手で巴に掴みかかってきたのを見て巴もその手を掴んで取っ組み合いが始まる。
「こいつ・・・!!」
「巴!!離れて!!」
「蘭!!」
「巴!!今だよ!!」
「ソイヤっ!!」
蘭の言葉が聞こえた巴はダスタードへと頭突きを見舞うと言葉通りに後ろに下がるのを見た蘭は備え付けてあった消化器をダスタード目掛けて盛大にぶっ放した。
突如として視界が封じられてのた打ち回るダスタードを巴が掴み上げるとその勢いのまま投げ飛ばした。
しかし勢いに任せて投げ飛ばした先は普段ならドリンクを扱っているカウンターであり、不運なことにそこにはモニカの面々が隠れていた。
「ひぃ!?」
「うおっ!?」
「電子レンジに頭が嵌まってるよ・・・?」
驚いた様子で透子とつくしは急いで離れるが、不幸中の幸いにもダスタードはそこに備え付けてあった電子レンジに頭が嵌まってしまって身動きが取れなくなっていた。
それを見て巴が勢いに任せて叫ぶ。
「温めよろしく!!」
「はーい・・・これかな?」
巴の声に七深が電子レンジのボタンを感覚で選んで押してしまった。
「!?!?!!?!?!!?!?!?!」
「おぉ~」
「ちょっとななみ!?何やってんの!?」
「ひぃ~!!」
七深がボタンを押すと同時に電子レンジから火花が飛び散るのに合わせて、ダスタードがビクンビクンと身体を振るわせ始める。
それを呑気に見てる七深に透子はツッコミを入れる横でつくしは悲鳴を挙げる。
そして事切れたかのようにダスタードが動かなくなり、塵となって消えるのと同時に電子レンジからは温めが完了したのを告げるチンという不釣り合いな音が響く。
「「「「「・・・・・・」」」」」
「ふぃ~」
一同が目の前の光景に言葉を失っている中で、巴の安堵のため息だけが静かに響くのだった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
誤字報告は非常にありがたいです!!
以下ネタ説明
・序
最初のカプリコーン暴走時です。
パスパレ人間卒業してんね・・・
・巡
弦太朗が友希那と部屋で二人っきり(意味深)だった時の彼女達
なお、香澄がいれば解決した模様
・暴
巴さん
あなた背中に龍に墨が入ってませんか?
どこの堂〇の龍ですか・・・
これは羽丘の龍ですかねぇ・・・
次の小ネタはバンロリ!!()をお送りします。
犠牲者はリサだ・・・(ロリになるとは言ってない)