バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。
1話挟んで鴨川サイドです。(本話では違反行為【事後】が出てきます。
皆さんは、法律を守りましょう。

お気に入り人数が初めて343(紗夜さん)超えたぜ・・・(なお、本章には出てきてない模様


本・心・不・通-11 遠方K/仲間をとりもどせ

 

レイヤがチュチュを連れてパレオが住んでいる鴨川を目指している最中―――

 

「パレオ~!!パレオ~!!・・・いねぇな!!」

 

ますきはロックを後ろに乗せたままパレオの名を呼びながら街中をグルグルと回っていた。

しかし、その行動は全く効果が見られなかった。

 

 

 

「ったくチュチュの奴・・・鴨川のどこだよ!!ロック!!もう1回回んぞ!!」

 

「えっ・・・?駅の方ですか?」

 

「全部だ!!全部!!」

 

「ゔぇ・・・」

 

流石のロックも数時間ずっとバイクの後ろに跨っているのに疲れたのか嫌そうな声を挙げてしまう。

しかし、その声はますきには聞こえなかったのか彼女はスロットルを回してバイクを加速させようとした所でロックは声を張り上げた。

 

「ますきさん!!一旦、停まって探しましょう!!」

 

「あっ?聞こえねぇよ!!なんだって!!」

 

「だからバイクから降りて探しましょう!!」

 

「なんでだよ!!こっちの方が早いだろ!!」

 

エンジンを響かせているバイクの上で2人が声を張り上げながら会話をするが、互いの声はエンジン音によって聞き取りにくくなっていたためドンドン声が大きくなっていく。

 

「今もこんな近くで叫んでるのに聞こえないんですよ!!パレオさんにも聞こえてないかもしれないでしょ!!」

 

「じゃあどうすんだよ!!」

 

「聞き込みです!!パレオさんも学生なんですから駅とかで話聞けば何か分かるかもしれゔぇ!?」

 

ロックの叫びが聞こえたますきは後ろのロックの事を気にすることなくブレーキをかけると、急ブレーキによって身体が前に押し出されて前で運転していたますきに背中に身体を打ち付けながら汚い声を挙げる。

そして停まったのが分かったロックはますきへと視線を向けると彼女は後ろを振り向いていた。

 

 

 

 

「お前・・・頭いいな・・・」

 

「・・・」

 

 

ロックはますきの事を妙に難しいことを言ったり、弦太朗が戦っていた相手の事を神話とかの伝承から能力を見抜いたりしていたことからかなり頭がいいと思っていた。

 

しかし、今日の反応を見ると頭はいいのだろうが熱くなるとかなりポンコツ―――もの凄く抜けていて、自身が言われるまで今までの行動の効果がとてつもなく低いということに気が付かなかった彼女にロックは言葉を失ってしまった。

 

「ふぅ・・・」

 

「ますきさん・・・?」

 

「とりあえず、学校が分かんねぇからデケェ店とか・・・・・・いや、駅だな!!あいつ普段から電車で来るから誰かしら見覚えある奴位いるだろ・・・。ロック行くぞ!!」

 

「・・・はい!!」

 

一旦深呼吸してわずかに冷静さを取り戻したますきはほんのわずかに考えると、現状で一番情報が得られそうな場所の目星をつけてそのままバイクを走らせて、現在地から尤も近いであろう駅にたどり着くとそ彼女達には予想外の人物が既にその場に居座っていたのを見て2人はバイクから降りてその人物へと駆け寄っていった。

 

 

 

 

「んっ・・・?ますき達じゃねぇか!!」

 

「如月先輩!?どうして!?」

 

「レイの奴にパレオの住んでる場所を聞いてな!!そんで高速ぶっ飛ばしてきたんだけど、それにしても・・・・・・来るの早くねぇか?」

 

「んぁ?別に普通だろ?こっちも高速を使って・・・・・・あっ・・・」

 

「ますきさん・・・?」

 

駅にいたのは弦太朗がバイクに跨りながら周囲を見渡していた。

そんな中で弦太朗はパレオではなくますき達を先に見つけるとそちらに向かって手を振って彼女達を呼び寄せるが、ロックからはここに来た理由を聞かれたので素直に答え、弦太朗もますきへ疑問をぶつけると彼女はその答えを言ってあることを思い出す。

 

その事に彼女は冷や汗を流し始めたのをロックは不思議そうに見ていたが、ますきはゆっくりとロックに視線を向けて話しかける。

 

 

 

 

 

 

 

「やっべ・・・2人乗りで高速乗っちまった・・・」

 

「・・・?どうしたんですか・・・?だって来る時だって他にもしてる人いましたけど・・・?」

 

ロックはますきの言葉の意味が分かってなかった。

自分たち以外にも高速で2人乗りしていたのを途中で見かけたのに何故ますきがそんな顔をしているのかが分からなかったが、それを見てますきはゆっくりと説明した。

 

「えっと・・・免許取って1年で基本は2人乗りしてもいいんだけどよ・・・。あ~・・・その・・・えっと・・・」

 

「ん?基本・・・?」

 

ロックはますきが”基本”と言った意味が分からない。

しかも言葉を濁し始めて説明を停めてしまったので、ロックはますきと同様に普段からバイクに乗っている弦太朗に視線を向けた。

弦太朗は天校では親友から”前人未到の馬鹿”と言われた程には勉強は出来ないが、実家がバイク屋ということもあってバイクなら詳しいだろうと思ったロックの行動だったが、それは正解だった。

 

弦太朗はますきから視線を外しながら気まずそうにロックに話し始めた。

 

 

 

「えっと・・・高速道路は大人じゃねぇとバイク2人乗りしたらダメなんだよ・・・」

 

「えぇ~!?じゃあますきさんは犯罪者に!?それに一緒に乗った私も!?」

 

「だぁ~!?ロックは大丈夫だから少し黙ってろ!!そんなことよりも、今はそれよりもパレオ探さねぇとダメだろ!!」

 

「「・・・・・・」」

 

「とりあえず、写真見せて探す方がいいか?な?ロック!!」

 

弦太朗の説明を受けたロックは途端に目を見開いてあたふたしながら声を挙げ始めたが、ますきは彼女の口を塞いで強引に話をパレオの事へと切り替えてようとした彼女に声をかけることが出来ずに2人ともそれ以上、その事に言及するのを辞めてますきを立てることにした。

 

「えっと・・・そうですね・・・」

 

「じゃあアタシとロックがこの辺で聞いてくるから、弦太朗は他の方を探してこい!!」

 

「おう!!見つけたら教えろよ!!こっちはちょっと遠くで探してくる!!」

 

そう言って弦太朗は駅から離れて行く、駅に残った2人はパレオの写真を片手に聞き込みを始めるのだった。

 

―――――――――

 

RASのライブが終わる予定の時間に学校の廊下でスマホを取り出していた。

 

昨日から全く見ていないそれには大量の着信履歴やチャットの通知が来ていたがそれを全部無視してSNSからチェックする。

 

 

 

 

そこにはライブの感想が大量に流れていたのでそれを追っていくがパレオがいないことについて触れる人は殆どいない。

それどころか”いつも通りカッコよかった”と言うようなコメントが目について自分の気持ちが分からなくなって―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かった・・・ライブ出来たんだ・・・(パレオ)がいなくても・・・・・・」

 

『―――あんただけいてもしょうがないのよ!!』

 

「・・・」

 

ほとんど無意識の呟きと共に、昨日チュチュ様―――ちゆから言われた言葉が頭を過るとその言葉が頭の中で延々と繰り返される。

別の事を考えようとしてもその言葉は頭を離れない。

 

 

 

 

「はぁ・・・!!はぁ・・・!!はぁ・・・!!」

 

ちゆの言葉が繰り返されるたびに胸が苦しくなり、呼吸が荒い物へと変わっていく。

そんな私には周囲からの視線が向けられていたが、視線から逃げるように私は人気の少ない階段へと向かっていく。

 

「はぁ・・・!!はぁ・・・・・・!!はぁ・・・・・・・・・!!」

 

そして、周囲の目が無くなった途端に私はそのまま壁にもたれ掛かりながら座り込むと、必死に乱れた呼吸を整えようとするがちゆの言葉が呪いの言葉のように頭の中に響いてくる。

 

ちゆもRASも・・・もう(パレオ)の事を誰も必要としていない。

だから私は(パレオ)であることを辞めないといけない。

 

頭ではそうだと分かっているはずなのに、それを考えると苦しくなる胸を必死に抑え込む。

 

 

 

「ははっ・・・どうしちゃったんだろ・・・?RASは・・・もう私には関係ないのに・・・」

 

その呟きと共にスマホからはロックさんからの着信を伝えてくるが私はそのままスマホの電源を落とす。

 

 

 

 

「パレオはもうどこにもいない・・・ううん・・・。いたらダメなんだ・・・」

 

そう自分に言い聞かせながら、私はなんとか立ち上がる。

 

「・・・うん。大丈夫・・・」

 

私は優等生の仮面を被ってから所属する手芸部の活動へと参加するが小さなミスを連発してしまうが、周囲はそんなミスをしていたが誰も私の事を見ていない。

そんなモヤモヤした状態で部活が終わると私はそのまま帰路に着くが、何をなんでそうしたのか分からなかったけれど普段の通学路とは違う道を歩いていた。

 

 

 

普段とは違う道の上で私は空を見上げていた。

その視線の先には普段から見慣れた空があるはずなのに、私にはそれがいつも以上に暗いものに写っていた。

 

 

「これのせいかな・・・」

 

私は誤って持ってきてしまった"黒くて丸いそれ”をポケットの上から触れる。

きっとこれのせいでこんな気持ちになっているんだろう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思っていたら私の耳には突然何かが倒れるような音が飛び込んできた。

私はその音の原因を探すために周囲を見渡すが私以外の影は見えない。

 

不審に思った私だったがふと視線を足元の方へと落とすと不思議な物が足元にあった。

 

「なに・・・?これ・・・赤い・・・?あっちにも・・・」

 

私は足元にあったのは赤い液体が落ちたような跡を見つけた。

しかもハッキリ見ないと分からなかったがそれは1つだけじゃなくて、それなりに離れた間隔を開けて続いていたので私はその跡を音が聞こえた方向へ向かっていく。

 

その跡は橋のたもとに続いていて、跡の先にはここにいるはずのない人物がボロボロの身体で座り込んでいた。

 

 

 

「うそ・・・なんで・・・ここに・・・?」

 

「その声・・・ようやく見つけたぜ・・・パレオ」

 

さっきの倒れた人の正体はこの場にいるはずのない如月さんだった―――

 





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感想評価は気分次第でお願いします。

高速道路のバイク二人乗りは20歳以上で免許取得から3年経過が条件だぞ!!(ガチ

多分あのカーブの感じだとゲートブリッジを川崎方面に爆走してからアクアライン乗らないと鴨川方面へはいけません。
高速乗らないと舞浜方面戻る羽目になって、それだとガチで3時間半以上かかるのでそうしたら下手すりゃチュチュ達の方が早く鴨川につくので・・・

(一応高速乗らなければ久里浜からフェリーで東京湾横断が出来るみたいですが、時間とか調べてませんがそれこそあり得へんやろ・・・


没ネタ

「ひとっ走りしたくなるのは分かるけど、高速道路は20じゃないと2人乗りできないから免許出して・・・」

「うっす・・・」

「ひゃぁぁああ」

といった感じで
脳細胞がトップギアになる刑事にますきがお世話になる案が思い浮かんだ。(あの人捜査一課だっていうのは見なかったことにする。
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