何故前回でフォーゼがロケットとドリルをあそこまで酷使したのか、なぜコズミックで戦えない状況になったのか
その答えはただ一つ・・・!!ハァァ・・・!!
如月弦太朗ゥ!!
君が!!ここで最後のとっておきを使うからだぁぁぁあ”ーーーッハハハッ!!
ア゛ーーッハーッハーッハーッハッ!!
と言う訳で投稿です。
目の前で繰り広げられている光景に私は目を疑っていた。
―――MomとBadBoyが化け物になった。
しかも、白い方は前にRoseliaの所で見た青い奴の面影があったが、訳の分からない私を他所に彼らは動いていた。
「いくぜ!!」
――――ランチャーON――――――
BadBoyの声と共に白いのが足に何かが付いたと思ったらそこからミサイルが飛んでいくと、それはMomと一緒にいた連中に当たって先ほどよりも大きい爆発を起こしていた。
この前のもさっきのも、目の前の出来の悪い夢だと思っていた。
ミサイルの爆発から起こった熱と風、それと爆発で舞い上がった小さな石のような何かの破片が確かに私の肌を叩き、それが目の前の出来事が現実であることをハッキリと認識させられた私は乾いた声しか出なかった。
「ははっ・・・なによこれ・・・」
「チュチュ様!!大丈夫ですか?」
「ますきさん、この横とか抜けられないですか・・・?」
「5人全員無事には逃げれる確率は相当低いだろ・・・」
「それに弦太朗の邪魔になりそうだし・・・」
しかし、そんな私とは違って他のメンバーはどこか落ち着いていた。
まさか・・・・
「あんた達!!知ってたのね!!」
「まぁ・・・そう言えばチュチュは知らなかったんだ・・・」
「あんた達・・・みんな知ってて・・・・・・・・・私だけに黙ってたのね・・・・・・・・・」
私の言葉にレイヤが答えたが、その答えを聞いた途端に私の中で黒い何かが湧き上がってくる。
その黒い何かに突き動かされるように私はMomから貰ったこのスイッチを見つめていた。
「そんなに私だけをのけ者にしたかったのね・・・」
「ねぇ・・・どうしたの・・・?」
「おいチュチュ?何言ってんだ・・・?っておい!!」
「・・・あかん!!」
レイヤはよく分かっていなかったけど、マスキングとロックは私の行動を見て何かを察していたけど2人の位置からじゃ間に合わない。
私はその衝動に駆り立てられるままにスイッチを握る手に力を込めて押そうとした時―――
「っ!!ダメ!!」
私のそばにいたパレオが私に―――
正確に言えばスイッチを持っている私の腕に飛び掛かってきた。
「パレオ!!離しなさい!!」
「ダメ!!」
私の親指を握って押させまいと抵抗してくるパレオを引き剥がそうとするが私の抵抗ではパレオを止められず、パレオは私から強引にスイッチを奪い上げるが私は咄嗟にパレオに飛び掛かっていた。
「返しなさい!!」
「ダメ!!・・・・・・・・・あっ!?」
普段の私からは想像が出来ないほどの強い抵抗にパレオはスイッチを落としてしまって、スイッチは転がっていく。
そしてそれはロックの足元まで転がっていき、彼女はそれを拾い上げると私はロックに怒りの視線を向けていた。
「ロック・・・返しなさい・・・!!」
「っ!!あかん!!」
「また私に逆らう気!?」
「・・・っ!!」
ロックは私の言葉に若干驚いていたように見えたが。私を見てロックはそれを持った手を持ち上げていた。
でもスイッチを押す様に持っていない・・・
まさか―――!!
「Stop!!・・・マスキング!!離して!!」
「ロック!!やっちまえ!!」
「ロックっ!!」
私はロックを止めようと動き出していたが、すぐにマスキングに抑えられてしまい、そしてロックは――――
「こんなもの・・・!!」
その言葉と共に私のスイッチを海へと向かって投げ捨てると、戦闘の音に混ざって水に何かが落ちる音が響いてくる。
ロックが投げたスイッチが水に落ちる音が響いてきたのを聞いたマスキングは私を開放する。
―――私の邪魔をした!!
それが許せなかった私はこうなってしまった原因であるパレオへと向かっていくのをレイヤ達がそれを止めようとしたがパレオは真っすぐに私に視線を向けていた。
「チュチュ様・・・」
「おいチュチュ!!」
「パレオ!!あんた!!私のじゃ・・・!!」
しかし私の言葉は最後まで言い切ることは出来なかった。
「えっ・・・?」
「「はぁ!?」」
「なっ!?」
「・・・」
レイヤ達が声を挙げていたが、最初は何が起こったのかが分からなかったが、気が付いたらパレオを見ていたはずの視線が突如として横を向いていた。
それ後れて私の頬が次第に熱と痛みが広がっていくことでようやく何をされたのかが理解できた。
―――パレオが私の頬を叩いたのだ。
DadやMomにだってされた事のないビンタ。
それをパレオがするというのが信じられずに私も理解するまでに時間がかかったし、レイヤ達も声を挙げたのだろう。
私は頬が訴える痛みを感じながらパレオに向かって叫んでいた。
「あんた!!何のつもりよ!!」
「・・・」
「あんたもそうやって何も知らない私を馬鹿にしてたんでしょ!!」
「お前!!いい加減にしろよ!!」
「マスキング!!」
パレオは泣くのを我慢しているようで何も答えない。
それでも構わずパレオに声を挙げていたが、それを見て耐え切れなくなったマスキングが私の胸倉を掴んで叫んできた。
「何よ!!あんただって知ってたんでしょ!!それで私なんてどうでもいいから黙ってたんでしょ!!」
「そんな訳ねぇだろ!!」
「だったら・・・!!なんで・・・・・・っ!!」
「こんなアブねぇことに巻き込みたくなかったってことに気が付かねぇのかよ・・・!!」
「・・・っ!!」
「そうです!!私なんて今回で3回目ですから!!」
「ロック・・・そうじゃないからね・・・。それにチュチュ、パレオの顔見なよ・・・」
マスキングの言葉にロックが続き、そしてレイヤの言葉を聞いて私はパレオへと視線を向ける。
「・・・っ!!」
「・・・っ!!・・・ちょっとパレオ・・・!!」
パレオは泣いていた。
その姿に完全に言葉に詰まってしまった私にパレオは何を思ったのか抱きしめてきた。
「うぅ・・・・うわぁぁぁあああああああ!!」
そこで私の中で何かが溢れ出して、周りの目など気にすることなく先ほどよりも大きな声で泣き出していた。
―――――――――
「いくぜ!!」
――――ランチャーON――――――
フォーゼはランチャーを起動して即座にダスタードとアクエリアス目掛けて乱射する。
乱射して対行為していたが突如としてランチャーを出していない左脚に痛みが走る。
「くっそ!!足が・・・!!」
歩く程度の痛みなら耐えられたが、その足は戦闘に耐えられるほど回復していなかった。
「ロケットとドリルも使えねぇし・・・!!くっそ・・・!!これならメディカル使っておきゃ良かった・・・!!」
コズミックには変身できたが、左脚のダメージがあるため剣をまともに触れるかすら怪しく、キャンサーとの戦闘で無理をした影響で天校のスコーピオンと戦った時と同様にロケットとドリルが全く動かない。
その事に加えてメディカルで治療を後回しにしたことを後悔しながらもフォーゼはランチャーでダスタードを倒していく。
しかしその爆炎の中でダメージを受けているが、即座に回復するアクエリアスにフォーゼは対処法を必死に考えていた。
「仕方ねぇ・・・それならこいつで・・・!!」
――――――――ジャイロON――
対処法が思い浮かばないがフォーゼはジャイロを起動して空へと上がる。
空に逃げたことによって立っていただけで痛みが走っていた左脚が少しだけ楽になるが、それは根本的な解決にはなっていないことに焦りながらランチャーでの攻撃を続けていくが、全くダメージが入らない。
「倒せねぇなら海に叩き落してやる!!」
フォーゼはランチャーのスイッチを切るとそのまま右足のスイッチを交換していく。
――――ビートON――――――
即座にビートの大音量をアクエリアスに叩きこんでいくと先ほどの爆発と違ってアクエリアスは回復する様子がない。
肉体的な回復は出来ても、音による攻撃に上手く対応出来ていないのが分かったフォーゼはまたドライバーに手を伸ばした。
――マジックハンドON――――――――
「おらぁああ!!」
ビートの音に怯んでいるアクエリアス目掛けて気合いを込めたマジックハンドでぶん殴る。
ダメージはないが勢いに負けたアクエリアスはそのまま海へと沈んでいく。
「うっし!!今のうちに・・・!!」
フォーゼはジャイロを使ってそのまま地面に降りるとジャイロのスイッチを切る。
そのままチュチュ達へと視線を向けると彼女達も丸く収まったのを確認すると、メディカルスイッチをドライバーへと入れようとしたその時―――
「これはっ!?うわぁ!?」
突如としてフォーゼの左腕に何かが絡みつき動きが止まる。
フォーゼが視線を向けると左腕にはアクエリアスが使う鞭が絡みついていたことに気が付くと取る序として海へと身体が引っ張られ、転落防止の柵に身体を叩きつけられる。
叩きつけられたこと自体には大したダメージはないが、それと同時に左脚も強く打ちつけてしまい仮面の下で苦痛の表情を浮かべていた。
それと同時にフォーゼに絡みついた鞭をたどってアクエリアスが海から這い上がってくると勝ち誇ったかのような態度でフォーゼ達に視線を向けていた。
「あら・・・危ないじゃない・・・」
「ロック達狙っておいてよく言うぜ・・・!!」
アクエリアスの言葉にふらつきながらもフォーゼが立ち上がるがその光景に後ろのいたロック達から声が挙がる。
「如月さん・・・!!」
「心配すんな・・・!!そっちはもう解決したのか?」
「大丈夫ですけど!!こっちの心配してる場合じゃないですよ~!!」
「だからとっとと終わらせて帰るぞ!!」
「でも・・・その足だと・・・!!」
フォーゼの姿に不安を覚えていたのはレイヤだった。
先日からボロボロの状態なのに今でもフラフラで、話を聞いただけだが一番強いと言っていたコズミックでの戦闘をまともにすることが出来ない状況で安心するというのが無理だった。
アクエリアスは満身からかその状態のフォーゼに何もすることなく視線を向けている中で、不安そうなレイヤを安心させる様にフォーゼは声をかけた。
「心配すんな!!とっておきの切り札はコズミックだけじゃねぇ!!」
「何あれ・・・?」
「見たことねぇな・・・ロックは?」
「私も無いです・・・でも、なんやあれ・・・?」
フォーゼはその言葉と共にとっておきのスイッチを取り出す。
一番フォーゼの事を見ていたロックでも見たことがないそれを見つめながらフォーゼは誰にも聞こえない様な小さな声で呟いた。
「頼む・・・力を貸してくれ・・・
なでしこ・・・」
――――ロケット スーパー――――――――――
フォーゼはその呟き共にスイッチをドライバーへ装填するとドライバーからはその思いに答えるかのようにいつも以上に力強く音声が挙がる。
海からの波音のみが周囲に響く中で力強い音声に答えるようにフォーゼも力を込めてスイッチを起動する。
――――ロケットON――――――――――
普段から使うロケットと同じ音声が響くがフォーゼの全身の色が白からオレンジへと変わっていくのだった。
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次回でRAS篇最終回ですかねぇ・・・