アンケートの結果
本章は美咲に頑張ってもらいましょう。
ミッシェルにも出てもらいますが・・・。
それにしても感想がポテトに浸食されてますねぇ・・・。
みんなポテト大好きなんやなぁ・・・。
「弦太朗!!ここがあたしの家よ!!」
「スゲェな・・・」
「ふえぇぇ・・・」
こころに連れられた弦太朗の目の前に広がるのは見たこともないほどの豪華な屋敷だった。
「えっと・・・。花音だったか?普段からこころっていつもこんな感じなのか?」
「ふぇぇえええ・・・!!」
「大丈夫か?」
「花音!!弦太朗!!何をしているの?早く行くわよ!!」
「おっ・・・おう・・・」
「ふえぇぇぇぇ・・・」
弦太朗の横にいる花音が壊れたラジオのように同じ言葉を繰り返すことしか出来てないが、こころはそんなことはお構いなしに屋敷へと入っていく。
弦太朗はその場から動かない花音を抱えてこころを追うのだった。
――――――
「ねぇねぇ!!今日のこころんは何するのかな!?」
「きっとこころの考えることだ。きっと素敵な事を考えているさ・・・」
「あーはいはい。そうですねー」
「あれ?みーくん汗凄いよ?」
「おや?美咲。体調でも悪いのかい?」
「いえ。全然。全く」
普段からこころの急な呼び出しからの作戦会議が始まるのはハロハピにとっては日常茶飯事なのに、
今日は嫌な汗が止まらない。
今すぐここから離れることをあたしの直観は勧めている。
直感に従ってこの場から逃げようにも黒服さんに捕まるし、捕まったらミッシェルを着せられる羽目になると予想が出来たので、それだったらあたしが楽できるように今のままこの場でこころ達を待つ。
でも、何故だろう。昨日の生徒会室で見たあの光景が頭に思い浮かぶ・・・。
まさかね・・・。
それからしばらく待つとこころによって部屋のドアが勢いよく開かれる。
しかしこころはドアを開けたまま部屋に入ってこない・・・。
「こころ?どうしたんだい?」
「薫!!今日はあたしたち以外にもお客さんを呼んでいるの!!」
「こころん。お客さんって?」
お客さん・・・?
「こころ。お客さんってまさか・・・」
「えぇ。弦太朗よ!!花音と一緒の教室にいたから招待したの!!今は花音と一緒にいるわ!!」
終わった・・・。
でもどうしてだろう・・・。
嫌な予感は的中したのに、汗が止まらない・・・。
「弦太朗?聞かない名前だね?はぐみは知っているかい?」
「えっとねー。よく分かんない」
「儚い・・・」
あたしは何に対してこんなに危機感を抱いてるのだろう・・・。
3バカに1人増えて4バカになったらもう手が付けられなくなること?
花音さんは「ふえぇ・・・」って言いながらパニックになってること?
昨日もこころと戸山さんコンビを止めれたのだから、1人増えても問題ないはずだし、花音さんも落ち着かせればすぐ済む問題だ。
いや違う。状況はそんな生易しいものではない。
いや、十分に問題だけど、ハロハピで鍛えられた上に昨日の生徒会室の惨状を収めたあたしがこんな程度の事で危機を感じるわけがない。
あたしが感じるのはこう・・・昼ドラであるようなドロドロした感じのあれだ。
特定人物に見られたらダメな奴。
不安が募るなかこころは廊下にいるであろう如月先輩を呼ぶ。
「弦太朗!!こっちよ!!」
あれ・・・?花音さんと一緒にいるはずなのに何で1人だけ呼ぶの・・・?
疑問はスグに解決した・・・。
「あっー!!」
「儚い・・・」
いや、解決してしまったと言ってもいいだろう。
廊下から現れた如月先輩。
その腕の中には花音さんが抱えられている。
「ふえぇぇぇ」
その光景を目にしたあたしは椅子に力なく座り込んだ。
――――――
弦太朗達との自己紹介を終えて、ハロハピと弦太朗は作戦会議を始める。
「これから作戦会議を始めるわ!!あら?ミッシェルは来てないのかしら?」
「さっきみーくんが言ってたけど。ミッシェルは今日用事でこれないんだって!!」
「そうなの?それなら仕方ないわね。でも会議前なのにどうしても花音と美咲は元気がないのかしら?」
「美咲はどうやら体調が悪いみたいでね」
「かのちゃん先輩は最初からだよね?」
「そうなの?なら美咲たちには後から話を聞きましょう!!」
「なぁ、こころ。ちょっといいか?」
「どうしたのかしら?弦太朗」
「作戦会議って、何の会議をするんだ?」
急に連れてこられて状況が呑み込めない弦太朗は何のための会議をするかを質問する。
「今度のライブでどうやってみんなを笑顔にするかの会議よ!!」
「こころんは何かあるの?」
「みんなを笑顔にしたいわね!!」
「はぐみも頑張るよ!!」
「儚いライブにしようじゃないか」
「儚い?どういうことだ?」
美咲が普段からいう3バカの発言について行けない弦太朗。
エンジンがかかっていない弦太朗が彼女たちのペースについて行けてない。
普段ならストッパーである美咲は疲れによるものかぐったりとしており、先ほどまで弦太朗が抱えていた花音はいまだに「ふえぇぇ」という言葉を壊れたラジオのごとく繰り返している。
その調子でこころは弦太朗へと問いかける。
「弦太朗!!どんなライブが素敵だと思うかしら?」
「俺か?」
「えぇ!!普段聞かない人からの意見を取り入れてみるのもいい。ってクラスの人から聞いたのよ!!」
「そうだな。”友情”と”青春”が感じられるもんがいいな!!」
「青春!!あぁ・・・何て儚い響きなんだ・・・!!」
「青春!!カッコいいね!!」
弦太朗の提案に乗り気のはぐみとこころ。
その一方で首をかしげるこころ。
「弦太朗。青春ってなにかしら?」
「ん?」
「前にモカも「風を感じながら海を眺めると青春って感じがする」って言ってたけど。あたしにはよく分からなかったわ。だから青春ってどんなものなのかしら?」
「そうだな。”自分が夢中になれるモノ”だと思うぜ」
「自分が夢中になれるモノ?」
「あぁ、俺は友達作って友達と一緒にいろんなことをするのが俺の青春だ!!」
「そうなのね!!とっても素敵だわ!!でも、よく分からないわね。ハロハピで音楽をするのも大好きだし、みんなを笑顔にするのも大好きだわ!!」
「別に青春は1個だけじゃなくてもいいからな」
「弦太朗・・・何て儚いんだ・・・」
「すごーい!!」
花音と美咲が会議に参加できていないが会議はどんどん進んでいく。
「そうだわ!!なら私たちの青春をみんなに伝えてみましょう!!」
「でも、こころん?さっき青春って分かんないって?」
「分からないならこれから知ればいいのよ!!」
「こころ。あぁ・・・なんて儚いんだ・・・」
「そうしたら、今から外に出て青春を捜しましょう!!」
「「「おぉー!!」」」
4バカでライブの方向性が決まったころに花音と美咲は意識を取り戻す。
「美咲ちゃん・・・。会議どうなったの・・・?」
「花音さん・・・。スイマセン。私もなんだか・・・」
2人に気が付いたこころは2人の手を引いて語りかける。
「花音!!美咲!!今から私たちの"青春”を見つけに行くわよ!!」
「はぁ・・・?」
「ふえぇぇ!!」
こころは2人の手を引き屋敷から飛び出していく。
連れられた常識人たちは話の流れを把握できないままこころに連れ出されるのだった。
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誤字報告は非常にありがたいです!!