花音ちゃんは3話までは「ふえぇぇ」以外は2回しか話してないのに・・・
薫くんが「儚い」って言ってばかりで突っ込まれてもうた・・・
やはり薫くんは儚いね・・・
"青春"を見つけるために屋敷を飛び出したハロハピと弦太朗。
「それにしても”青春”ってどこのあるのかしら?」
「”部活は青春の1ページ”って、にーちゃんが読んでたマンガに書いてあったよ!!」
「そうなのね!!それなら学校へ向かいましょう!!学校なら部活をしているはずだもの!!」
「ふふっ・・・。今日はどんな素敵な出来事が私たちを待っているのかな?」
「楽しみだね!!みーくん!!」
「あー。はいはいそうですねー」
こころ達が先を歩く中、美咲は弦太朗を捕まえて後ろへ引っ張り出して美咲たちが聞いていなかった会議について質問する。
「あの、如月先輩?どうしてこうなったか説明してもらえますか?」
「今度のライブどんなのか良いか?って聞かれてな・・・」
「それで"青春”って言ったらこうなったと?」
「まぁ。そんなとこだな」
「なんか眩暈してきた・・・」
「気にすんな美咲。眩暈は心の格闘だ」
「いや、意味わかんないですから」
「ふふっ・・・」
弦太朗と美咲のやり取りを見た花音は笑い声をあげる。
「花音さん?」
「えっとね。如月くんって見た目と違ってそんなに怖くないんだなーって」
「いえ如月先輩は怖いですよ。あの戸山さんとこころの話について行けるんですから」
「それは凄いね・・・」
「なぁ、そんなに怖いか?」
「服装だけで見ても、男子に慣れてない女子高にそんな恰好の男子が来たら怖いですから」
「でもこの学ランは俺の青春のシンボルだから脱ぐ気はないぞ」
「いや、別に脱がないでいいですから」
「2人とも早く行こ。こころちゃん達が待ってるからね」
先に行った3人の後を追いかけようと、花音は先に3人が歩いて行った方向とは”別の方向へ”歩き出す。
「はい。・・・って花音さん!!こころ達が行ったのはそっちじゃないですよ!!」
「あれ?」
「・・・花音。そっちは屋敷のほうだぞ?」
「えっ?」
「花音さん早くしないとこころ達見失っちゃいますよ」
「ふえぇぇ!!」
取り乱す花音を他所に先に進んでいる3人の影はどんどん小さくなる。
「如月先輩。このままだとこころ達見失うので花音さん捕まえて走りますよ!!」
「おっおう・・・」
「ふえぇぇ・・・。2人ともごめんね・・・」
「美咲。お前って大変なんだな・・・」
「えぇ・・・。もう慣れてきてしまったんで・・・」
こうして弦太朗達は先に歩いて行ってしまった3人を追いかける。
”青春”を捜して目指すは学校。
ただし、弦太朗が先ほどまでいた花咲川とは別の学校である・・・。
「3人とも!!やっと着いたのね!!」
こころ達は羽丘高校へとやってきた。それに遅れて弦太朗達が遅れて到着する。
「なぁ。ここってどこだ?」
「ここは私の通っている羽丘女子さ」
「ねぇこころ。羽丘だと如月先輩が入れないんだけど」
「あら?そうなの?それは困ったわね」
弦太朗が現在通っている花咲川ではなく、こころ達が今いるのは薫が通っている羽丘女子。
もちろん弦太朗が学園内に入ることは出来ない。
「”青春”を一番分かっている弦太朗が中に入れないのは困ったね」
「こころん。どうするの?」
「それなら私が普段の部活でやっている稽古をここで見せるのはどうだろう?」
「そうだわ薫!!中に入れないならここでやればいいのよ!!」
「薫くん。すごーい!!はぐみ、全然思いつかなかったよ!!」
「・・・学校前だと流石に迷惑じゃねぇか?」
「そうだよね・・・?」
「薫さん!!いきなりそんなことしたらみんなに迷惑かかります」
「それに薫くんの演技は舞台で見せてあげたほうがみんな喜ぶと思うな・・・」
「確かに花音の言うとおり、舞台の本番まで楽しみにしてもらおうかな」
「それじゃあ、仕方ないわね!!それなら次は商店街に行きましょう!!」
「はぐみもコロッケ食べたくなっちゃった!!」
「それじゃあ行くわよー!!」
それから、6人は様々な場所を廻り、屋敷の前へと戻ってきたが弦太朗の言う”青春”については分からなかった―――
「今日は色々なところに行けて楽しかったわ!!」
「はぐみも楽しかったよ!!」
「うん・・・。ちょっと疲れちゃったけど。私も楽しかったよ?」
「あぁ。今日も色々なものが見れてとても素敵な一日だったよ」
「それじゃあ、明日もみんなで”青春”を捜しに行きましょう!!」
「明日はぐみ、ソフトボールの練習があるんだ・・・」
「あの~。私も明日は午後からバイトがあるんだけど・・・」
「なら、明日の午前中ではぐみの練習を見に行くのはどうだろう?スポーツにかける青春というものもあるからね」
「薫!!とってもいい案ね!!」
「喜んでもらえたなら私も嬉しいよ。こころ」
「それじゃあ、今日の探検はここまでにしましょう!!弦太朗!!明日もよろしく頼むわね!!」
「おぅ」
「うん!!みんなバイバ~イ!!」
「それじゃあ、みんな。私も失礼するよ」
こころが屋敷へと戻り、はぐみと薫も一足先に屋敷を後にする。
「じゃあ、私達も帰りましょうか花音さん」
「うん・・・」
「って花音!!学校に荷物置きっぱなしだぞ!!」
「あっ!!そう言えばそうだった!!どうしよう・・・」
弦太朗と花音の2人が荷物を学校に置いてきたことを思い出すと、
扉から黒い服の大人たちが弦太朗達の荷物を持ってやって来る。
「如月様。松原様。学校に置いてきた荷物はこちらに」
「って、あんたらは・・・?」
「あー。こころの家の人でみんなからは”黒服さん”って呼ばれてる人ですよ」
「はい。奥沢様の説明で間違いありません」
「そうっすか・・・。あっ荷物どうもっす」
「あっ・・・ありがとうございます」
「では失礼します」
荷物を渡した黒服さんたちは足早に屋敷内へと去っていく。
「・・・じゃあ、帰りますか」
「こころってすげぇんだな・・・」
「いや、普段だったら急にライブ始めたりしますし、この間は急に山に行きたいって言われて山の中に連れていかれたり、この間はスカイダイビングしながらライブもやりましたよ・・・」
「いや、そんなこと出来んのかよ・・・」
「あはは・・・」
こうして残った3人も屋敷を後にする。
そして明日。
ハロハピはこころの提案と違う、非日常を体験することを誰も知らない。
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