リアルで少々あったのと、モチベが・・・
ここで不定期更新という言い訳が活きてくる!!
ってことで今年もあばよ涙!!よろしく勇気!!ってことで初投稿です
先日の騒ぎがあった翌日、いつも通りに学校へと登校してきたひまりはカバンを置くと幼馴染達の元へと向かう。
「みんな~おっはよ~」
「ひーちゃん、おっは~」
「ひまり、おはよ・・・」
「ひまりちゃん。おはよう!!」
「あれ・・・?巴は・・・?」
「・・・?まだ来てないけど・・・?ひまりちゃん・・・?」
ひまりはその場に巴がいないことが気になってしまった。
たまには巴が遅くなる日もあるだろうと気にしてなかった彼女達も首を傾げてひまりへと視線を向けていた。
「・・・ううん!!なんでもない!!巴の寝坊なんて珍しいね~!!そろそろ授業始まるから準備しよっか!!」
「そうだね!!それに放課後には商店街でお祭りの会議だもんね!!」
「ほら、とりあえず授業の準備でしょ?もうすぐ先生来ちゃうよ?」
「そうだね・・・」
「・・・」
「ひーちゃん・・・?」
ひまりの言葉を聞いて少しだけ早いが彼女達は自分の席へと戻ってから授業の準備を始めるとすぐに教師が来て授業が始まる。
しかし、授業中にも関わらず時折心配そうな表情を浮かべて巴の机に視線を送るひまりの姿をモカはハッキリと捉えていた。
巴は登校したが授業に出ることなく、以前に蘭と喧嘩した時に起こった事件なんて無かったかのように修理されていた屋上に逃げこんで、冬にしては温かい気温の中で彼女はただ呆然としていた。
「はぁ・・・何やってんだろ・・・アタシ・・・」
授業をサボった彼女は放課後まで誰にも見つかることなく、今は屋上で雲のかかった夕日に照らされながら楽しそうな笑みを浮かべて下校する生徒達をどこか羨ましそうな視線を送っていた。
「これからどうすればいいんだよ・・・」
そんな光景を見て思わず呟くが、誰も来るはずのない屋上から答えが返ってくるわけがない。
そう思っていた―――
「巴!!」
「ひまり・・・!?どうして・・・!?」
「あこちゃんから学校には来てるって聞いて心配したんだよ!!もうみんな商店街に行ってるよ?」
しかし、巴の呟きに答えるかのように屋上にはひまりが屋上の入り口から突如として姿を現したことに驚いていたがひまりは心配そうな表情を浮かべて巴へと近寄ってくると手を差し伸べてくる。
「っ!!」
「えっ・・・?」
「あっ・・・。えっ・・・?はっ・・・?」
しかし、巴は無意識にひまりの手を跳ねのけてしまう。
自身の行動に戸惑いを隠せない巴を見て、ひまりも最初は戸惑ったものの自分以上に戸惑っていた巴を見ると返って冷静さを取り戻してそんな彼女に声をかける。
「・・・巴」
「ごめん・・・」
「やっぱり・・・昨日の事を気にしてるの・・・?」
「・・・」
ひまりからの心配そうな視線を向けられる巴と彼女は力なく、フェンスにもたれ掛かって地面に座り込んでしまう。
普段の巴からは考えられない行動にも関わらず、ひまりは何もなかったかのように巴の横に並んで座ると彼女からの言葉をただ待ち続けると巴はポツリと言葉を零し始めた。
「・・・怖いんだ」
「怖い・・・?」
「・・・最初はよく分かんなかったけど、でもアタシがなんとかしないとって思って今までやってきたけど・・・でも、今はそのせいで学校とか商店街でアタシの居場所が無くなっていくみたいで・・・それがどうしても怖いんだ・・・」
「巴・・・」
巴の言っている”最初”とは間違いなく自身が起こした事件のことだと察してしまったひまり。
そんな彼女は以前の自分の行動が今の巴を苦しめているという事実に何も答えることが出来なかったがそんな彼女を気にする様子もなく巴は顔を伏せたまま言葉を吐き出していく。
「みんなどんどんアタシの周りからいなくなって・・・」
「・・・」
「いつか・・・ひまり達も・・・って・・・」
「・・・っ!!」
「そんなことないよ!!」
「ひまり・・・?うわっ!?」
余りにも悲観的な言葉が並ぶが、巴の最後の言葉を聞いてしまったひまりの中で何かが切れると同時に声を挙げる。
そんなひまりに驚いた巴は視線をあげたその瞬間、彼女の顔はひまりの胸の中に埋まっていた。
「大丈夫!!周りの人たちがなんて言っても関係ないよ!!私達はいつも通りの私達だから!!」
「ひま・・・り・・・」
「それに、私の時だって巴達は私に居場所をくれたんだから・・・この先どうなっても、巴の居る場所はなくなったりなんてしないから!!」
「ひま・・・り・・・くる・・・し・・・っ・・・!!」
巴はひまりの胸に顔を埋められて完全に息が止まって力が入らないのだが、そんなことを知らないひまりは自分の言葉に安心したのかと錯覚したまま彼女の顔を胸に埋め続け、遂に巴は完全に酸欠になってしまう。
そして巴がひまりから解放されたが、彼女の意識は完全に途絶える寸前だったが、ひまりからの声はハッキリと聞こえていた。
「だから、これから商店街の人たちに巴の事ちゃんと話してくるから!!巴はそのまま待っててね!!」
ひまりはそう言って屋上を飛び出すと、それと同時に巴は酸欠によってその場で意識を失うのだった。
そんな屋上での一幕があったことなど知らず、商店街では蘭達が羽沢珈琲店で弦太朗達と顔を合わせていた。
「巴の奴は大丈夫なのか・・・?」
「・・・それあんたが言えることじゃないでしょ?」
「まぁ~、げんたろーさんの事を商店街のみんなが目の敵にしてるもんね~。それに美咲ちん達も・・・」
「モカちゃん・・・!!うちはそんなことないからね!!はい。これみんなの珈琲だよ!!」
「おっ!!サンキューな」
「羽沢さん・・・それはみんな分かってるから・・・」
「そうです!!ミサキさんの言う通りです!!」
そう言いながら、皆はつぐみから珈琲を受け取って飲み始めるが、ここでつぐみは空気に耐え切れずに誰もツッコまなかったことに思わずツッコミを入れてしまう。
「ところで・・・何で美咲ちゃんはミッシェル着てるの・・・?」
「えっ・・・?襲われるんでしょ?それに商店街だったらこっちでしょ?それに・・・バイト先がめちゃくちゃにされたら私も困るし・・・」
「私は先日は皆さんに助けてもらったのでそのホーコーです!!」
「なんでそんなに2人ともやる気満々なの・・・」
「まぁ~まぁ~、つぐも落ち着いて~」
美咲とその後に続いたイヴの態度に半ば困惑してしまうつぐみをモカが宥め始めると、なんとも微妙な空気が流れる店内で突如として店の扉が開かれる。
「みんな~!!そろそろ始まるよ~!!ってミッシェルだ~!!これからお祭りの話合いだから一緒に行こ!!」
「あはは・・・。これから如月さんと用事があるんだ~」
「そうなんだ!!」
「えっと・・・こんばんは・・・」
「はぐみに六花だ~・・・って、あぁ~もうそんな時間だったんだ~」
「ねぇ・・・いつの間に被ったの・・・」
「俺にも見えなかった・・・」
「ブシドーです・・・!!」
店の扉を開けて顔を出したのははぐみとロック。
どうやら、もう祭りの話の時間が迫っているので呼びに来たらしいが、店内にいたほとんどははぐみ達の登場よりも扉を開けてからのほんのわずかな時間でミッシェルの頭を被った美咲の行動に驚きの表情を浮かべていたが、気にするのを辞めて全員で店の外に出るとつぐみが店の看板を閉店へと変える。
「それじゃいこっか!!」
「「お~!!」」
「えっ・・・?お~・・・!!」
「弦太朗・・・」
「蘭?どうしたんだ?」
「巴の事はこっちでなんとかするから・・・」
「おう!!商店街は俺たちがなんとかしてやる!!」
「・・・頼んだよ」
つぐみははぐみ達を連れて商店街を歩き出し、それに少しだけ遅れた蘭もその背中を追いかける光景を弦太朗達は見送った。
そして彼女達の背中が見えなくなって少し経つと、街の空気が張り詰めた空気が街を覆いはじめ、最悪の予想が的中したことを彼らは感じ取っていた。
「来ました・・・!!」
「若宮さん・・・何言って・・・って、本当に来ちゃったよ・・・」
「・・・変身!!」
イヴが呟くと彼女が見ている方向に2人とも視線を向けると、そこには複数のダスタードを壁にしてアリエスがゆっくりと商店街の中を歩いてくるが、それを見た弦太朗もフォーゼに変身するとすぐにコズミックスイッチを取り出す。
そして両者は商店街の中心で足を止めて睨み合う。
「羊野郎の攻撃は食らうと眠くなるからな・・・」
「それは如月先輩の担当なんで・・・、宇田川さんがいないけど・・・なんとかしないと・・・」
「任せたぜ!!」
「いざ・・・ブシドー!!」
そんなイヴの掛け声とともに彼らはダスタードの中へと突撃していくのだった。
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