バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。

一部の読者さんが前話の誤字報告してくれたけど・・・
誤字じゃないんだよなぁ・・・!!



祭・狂・騒・曲-13 爆発!!大号令

 

「こいつらもどっから沸いてくんだよ・・・!!巴達のとこにもいけねぇし・・・!!」

 

アリエスと戦闘を繰り広げていたフォーゼだったが、どこからともなく現われ続けるダスタードの存在に焦りが隠せずにいた。

 

焦りに加えて商店街を傷つけないようにアリエス達と戦わなければならず、アリエスを自由にして巴達を眠らされた時点で完全に手が足りなくなってしまうのが分かっているため無理にでもアリエスの攻撃を防がなければならないという状況が彼の疲労感を加速度的に増大させていき、彼の攻撃は次第に荒くなっていくとダスタードの攻撃を食らい始めていた。

 

「うわぁ!?・・・羊野郎!!後ろに隠れてばっかで汚ねぇぞ!!」

 

「・・・」

 

「また無視かよ・・・」

 

フォーゼはダスタードに隠れるアリエスを挑発するが、アリエスはまるで反応を示さないことに不信感だけが募っていく中で状況が動く。

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁ!!」

 

「美咲!?」

 

フォーゼは思わず声がした方向へと視線を向けると美咲達が対応していたダスタード達がイヴ目掛けて放った爆弾を美咲が割り込んで、キグルミごと爆発に包まれていた。

 

「ミサキさん・・・!!」

 

「こっちは大丈夫・・・!!」

 

爆発が晴れるとミッシェルの至る所に焦げ跡がその衝撃を物語っていた。

流石に中に入っている美咲もその衝撃と今までの戦闘の疲労によって若干足元がふらつく状態にも関わらずイヴに言葉を掛けていた。

 

「若宮さん・・・!!」

 

「はぁ・・・はぁ・・・!!トモエさんに・・・比べたら・・・まだ・・・まだです・・・!!」

 

 

 

 

 

「つぐたちの居場所は・・・アタシが守るんだよ・・・!!」

 

1番遅れてやってきた巴だったが、彼女は既に怪我していない箇所を見つけるほうが困難な状態にも関わらず、自分に言い聞かせるように声を挙げながらと再びダスタードの中へと突っ込む。

 

「っ・・・!!らぁあああ!!」

 

突き出されたダスタードの刀を避けるが、その刃先は巴を捉えて新たな傷を作るがそんなことに構うことなく彼女は刀を突きだしてきた1体を蹴り飛ばすが、周囲にいたダスタード達がそんな巴へ向けてと拳を打ち付けてくる。

 

 

 

「がぁっ!?・・・このっ・・・!!」

 

流石の巴も今の状態では避けられず拳と打ち込まれると彼女は殴ってきた腕を返して殴り返していたが、元々万全の状態ではない巴の動きはドンドン鈍っていく。

 

「トモエさん・・・。後は・・・私達が・・・!!」

 

「何言ってんだよ・・・。この街はアタシ達が育ってきた場所なんだ・・・」

 

「宇田川さん・・・!!」

 

 

 

 

 

 

「アタシはどうなってもいい・・・街を・・・みんなを守るんだよ・・・!!」

 

巴は自身の気持ちを叫びながらダスタードを殴り飛ばして消滅させるが、彼女はそれと同時にふらついて地面に膝を着くとそれを見たダスタードがそんな彼女に刀を突き立てようとしているのを見た3人は巴の元へと行こうとするがアリエスや他のダスタードが目の前に立ちはだかる。

 

「宇田川さん・・・!!」

 

「・・・トモエさん!!」

 

「巴!!くそっ・・・!!間に合わねぇ・・・!!」

 

妨害によって巴の元へと近寄れず、巴に刀が迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、その刀は飛んできた何かとぶつかってダスタードの手から零れ落ちて巴に突き刺さることはなかった。

 

「このっ・・・!!」

 

巴はそのままダスタードへと体当りを見舞うとそのまま転倒してしまうが、ダスタードも後ろによろけたと思ったら何かに足を取られてそのまま転倒してしまった。

目の前の事が呑み込めない巴だったがダスタードが足を取られたものに気が付くとそれに視線を向けて呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソフトボール・・・?・・・まさか!?」

 

商店街でソフトボール―――

その組み合わせで思い浮かぶのはただ1人―――

 

「トモちん~!!ミッシェル~!!」

 

「はぐみ!?お前ら話合いしてたんじゃねぇのか!?」

 

「へへっ・・・みんなで手伝いに来たよ!!」

 

彼女達の想像通り、姿を現したのははぐみが笑顔で手を振っていた。

その光景にアリエスにソードを振り下ろしながらフォーゼが聞くが、その間にもダスタードがはぐみへと

迫っていた。

 

 

 

 

「逃げてはぐみ!!」

 

「待ってください・・・!!みんな・・・?」

 

寄ってくる光景に美咲は叫ぶが、はぐみの言葉にイヴから疑問の声が挙がると同時に近づいてくるバイクのエンジン音が響く。

 

「いっくぜ~!!捕まってろよロック!!」

 

「ひぃ~~~!!」

 

ますきはフォーゼのバイクを無断で走らせてダスタードへとそのまま体当りを見舞うと、何故後ろに乗せているのか分からないが泣き叫んでいるロックに構うことなく前輪に急ブレーキをかけて後輪を持ち上げるとそのまま車体を回転させて別のダスタードの顔面に後輪をめり込ませていた。

 

「ますき!!また勝手にバイク乗りやがって!!」

 

「あぁ!?聞こえねぇよ!!」

 

「ますきさん~!!なんで私まで~!!」

 

「ロックとりあえず・・・降りろ」

 

「なら最初から乗せないでください~!!」

 

 

 

 

 

 

「はぐ~!!とりあえず投げれそうなの持ってきたよ!!」

 

「まだまだ沢山あるよ!!」

 

「ひーちゃん!!さーや!!ありがと~!!モカちーいっくよ~!!」

 

「お~!!」

 

「ヒマリさんにモカさん、サアヤさん・・・」

 

 

 

 

 

 

「巴・・・!!」

 

ひまりと沙綾がはぐみが投げれそうなもの持ってくると、はぐみとモカでそれを全力でダスタードへと投げつけ始める。

そんな状況の中を蘭がダスタードの群れの中で倒れていた巴の元へと駆け寄ると、彼女の手を引いて立ち上がらせようとしていた。

 

「蘭・・・!!お前らなんで・・・?」

 

「友達を助けるのに理由なんていらないでしょ!!」

 

「でも・・・商店街は蘭達の大切な場所だろ・・・アタシと一緒にいたら・・・!!」

 

 

 

 

「そこに巴がいなかったら意味ないでしょ!!」

 

「・・・!!」

 

蘭達の行動に戸惑う巴だったが、蘭の言葉に巴は目を丸くして驚いているとそんな2人にダスタードが迫る。

 

「巴!!蘭!!」

 

 

 

「おらぁああああああ!!」

 

ひまりが声を挙げると巴は蘭を守るためにダスタードを殴り飛ばすその姿は先ほどまでふらついていたとは思えない程力強いものだった。

 

「巴・・・」

 

「ありがとな・・・。蘭の言葉を聞いてみんなを守る気持ちが5倍になった・・・!!後は任せて、ひまり達のとこまで走れ・・・」

 

「うん・・・!!」

 

 

 

 

 

「若宮さん・・・私達は・・・」

 

「ハグミさん達をお守りします・・・!!」

 

「行くぜ!!行くぜ!!行くぜ~!!」

 

巴は再びダスタードへと突っ込んでいくが、その動きは先ほどまでのダメージを全く感じさせる様子はない。

その姿に美咲とイヴもはぐみ達を守るべく再び立ち上がり、ますきはバイクでダスタードに体当りを食らわせて倒していく。

 

その時何かに気が付いたロックは後ろを指差していた。

 

「みなさん・・・!!アレ・・・!!」

 

「あれは・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つぐ~!!」

 

「それに商店街のみんなも・・・!!」

 

「みんな!!遅くなってゴメン!!みなさん!!」

 

彼女達の後ろではつぐみと商店街の大人たちを引き連れて現われたその光景に彼女達はつぐみが大人たちを説得したことを確信して笑みを浮かべていた。

しかも、大人たちはそれぞれが何かしらを手に持っていたが、つぐみはそれを気にすることなく声を挙げた。

 

 

 

 

 

「あの羊みたいなのは宇宙服の人に任せて、黒い人をお願いします!!」

 

「う~・・・!!」

 

まだ全て解決した訳ではないが、その光景に感極まってしまったひまりが泣きそうになる。

その姿に幼馴染達はこの後の行動が容易に想像がつき、巴がダスタードを殴り飛ばして塵にしながら声をあげていた。

 

「これは・・・あれだな・・・!!」

 

「だね・・・」

 

「・・・ひまりちゃんらしいね!!」

 

「それじゃ~みなさん。ご一緒に~・・・」

 

ここ一番のタイミングでひまり十八番の掛け声が響く。

 

 

「えいえい・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「お~~~~~~~!!」」」」」」」」

 

「とつげき~」

 

街のために立ち上がった全員の気持ちが1つになってひまりの大号令が決まるとモカの指示に従ってダスタード達に突撃すると、お玉やら鍋やらモップやら武器になりそうなものを使って複数人でダスタードを袋叩きにし始める。

 

 

 

「ははっ・・・。馬鹿ばっかり・・・!!」

 

「確かに馬鹿ばっかりだけど・・・最高っだな!!」

 

「少しずつ数が減ってます!!」

 

「如月さんの方も・・・数が減ってきてる・・・」

 

 

 

「よっしゃ・・・行こうぜ!!」

 

目の前の光景に思わず美咲は苦笑いを浮かべると、巴は笑みを浮かべて同意しながら声を挙げるとい数が減ってきたダスタードへと再び突っ込んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う~ん・・・」

 

建物から降りてきていたゾディアーツは商店街の状況を影で確認しており、想定とはかなり違う状況になってしまった状況をどうするべきか考えを巡らせていた。

 

「あの人も一昨日から人を傷つけようとする行動を取らなくなったし・・・。操れる人も少ないし、やっぱり上手く使えてないなぁ・・・」

 

アリエスのスイッチャーも最初はゾディアーツの能力を使って操っていたが、一昨日から何故か人を直接傷つけるような行動をしなくなってしまった。

その原因は操っている人間の数だとも思ったが、数を減らしてもアリエスの行動に変化がない。

 

別の理由を考えながらゾディアーツは自身のスイッチを手に持ちながら呟いてしまう。

 

しかし、いくら考えても答えは出てこないため考えるのを辞めて連れてきてからまだ意識が戻っていない少女へと視線を向ける。

 

「人質も用意したし・・・あの人のために・・・やらなくちゃ・・・まずは・・・。うん・・・いけるかな・・・」

 

目的のためにまずはフォーゼに狙いをつけた。

ゾディアーツの目の前ではアリエスへの攻撃が直撃して後ろによろめいたのを見て少しだけ油断してしまったフォーゼが映った。

 

 

「今・・・!!」

 

今が好機と察したゾディアーツは人質として連れてきた少女を抱えて、フォーゼへと力任せに突進していく。

 

その姿は正しく荒れ狂う猛牛のそれだった。

 





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