さーてと・・・そろそろヤるか・・・
と言うことで投稿です。
千聖が再び意識を失ってから遅れる数分。
ここでハロハピで遅れていた最後の1人が勢いよく店の中へと入ってきた。
「二コリーナ!!」
「こころさん・・・!!お久しぶりです!!」
「おや、こころ。いきなり抱き着いたら危ないよ」
「それもそうね!!」
「ミッシェルはまだかな~?」
「そうだ!!いつまでもここに居るわけにも行かないだろうし!!ハロハピのみんなで街を案内するのはどうでしょうか?はぐみちゃんのお店とかこころちゃんが通っている花咲川とかがいいんじゃないかな!!」
こころの登場に完全に暴走寸前のハロハピへとつぐみが提案をしていた。
その言葉を聞いて
「つぐみ!!素敵な考えよ!!」
「さっすが~!!」
「儚い・・・!!」
「学校・・・!!それは素敵ですね!!」
「ちょっと!?」
「ふえぇ~!?」
つぐみの提案に3人だけではなく二コリーナも賛同すると、彼女たちは完全に店を出る空気になっていた。
まさかに二コリーナまでもがこころ側についてしまったことに残された美咲と花音も驚きを隠せなかった。
「それはいいけど・・・羽沢さん・・・」
「美咲ちゃん!!私まだ仕事があるから・・・!!それに折角なら6人で行ったらいいんじゃない!?」
「そうですね・・・!!私もバイトが終わったらましろちゃん達と香澄先輩達のところに行く約束があるので!!」
「アタシもこの後にRoseliaのライブを見に・・・ってそろそろ行かないと遅れそうだな・・・悪いな!!」
「私はこの後バイトが入ってるから・・・!!」
「私も・・・夕方からパスパレのみんなとパレオちゃんのライブを見に行く約束があるから・・・!!」
つぐみは苦笑いを浮かべて答えてから視線を横にいたつくし達へと向けると、彼女達もこの後の予定を嬉々として語り始めていた。
「せっかくの再会なんだから・・・俺が邪魔するわけには・・・「如月先輩?流石に後輩が困ってるのを見捨てたりなんてしないですよね?」美咲・・・?」
「し!!な!!い!!で!!す!!よ!!ね!!」
「おう・・・」
「それじゃ行きましょう!!」
全員に裏切られたかのような感覚を覚えた美咲だったが彼女はなりふり構わず弦太朗の言葉を遮ってまで彼に笑みを浮かべて道連れにしようとしていたが、弦太朗も必死過ぎる美咲を見て早々にが折れてしまった。
弦太朗が折れたのとほぼ同じタイミングでこころが二コリーナの手を引いてはぐみと薫と共に店を飛び出していくと、その後ろではそそくさと黒服が出てきてはぐみ達の分の会計を済ませていた。
そんな光景に半ば呆れながら美咲達もその後を追って店を出て、こころ達を探し始めた。
「これがうちのコロッケだよ!!」
「これがはぐみさんの・・・!!」
「えぇ!!とっても美味しいのよ!!」
「ふふっ・・・熱いから気をつけて食べるんだよ?」
店を出てすぐにこころ達ははぐみの実家のコロッケを手に持っていた。
そんな彼女達を見て思わず美咲からは黒い感情がにじみ出てしまっていた。
「羽沢さん達め・・・逃げたな・・・」
「美咲、落ち着けって・・・」
「如月先輩?私は落ち着いてますよ・・・?こころも加わった特大の面倒ごとを押し付けられたなんて思ってませんからね?」
「あはは・・・」
「まぁ・・・無いとは思いますけど、二コリーナさんが狙われたりするかもしれないですからね?その時は如月先輩がなんとかしてくださいよ?」
「そん時は・・・任せとけ!!」
「それと如月先輩は面倒ごと起こさないでくださいよ?これ以上負担が増えたら・・・」
「「増えたら・・・?」」
少しだけ毒を吐きながら4人へと視線を向けて、最初は面倒くさそうな表情を浮かべていたが、そんな彼女は目の前で楽しそうにしているこころ達を見ると小さい笑みを浮かべていたと思った途端に彼女の表情が曇る。
そんな美咲に花音と弦太朗が声を揃ってしまうが、美咲は曇ったままの表情を浮かべながら彼らにボソリと呟く。
「これ以上面倒ごとが増えたら、私の胃が死ぬんで・・・」
「ふえぇ・・・」
「おう・・・」
「美咲~!!花音~!!弦太朗~!!」
「こころ、分かったから・・・ほら行きますよ・・・」
美咲の表情に何も言うことが出来ない弦太朗はただただ彼女の言葉に頷くことしかできず、弦太朗達は先を行くこころ達の後に続いて街を回っていく。
―――商店街を回った後に薫の通う羽丘を見て、こころ達が通う花咲川を見終わった彼女達は楽しそうに笑っていた。
その光景に弦太朗はこちらの学校に来た当初、香澄達に案内されていたことを不意に思い出して感傷に浸っていたが―――
「如月くん・・・?電話なってるよ・・・?」
「ん・・・?誰だ?」
―――それは1本の電話によって一瞬にして破壊されることになる。
「・・・もしも・・・『如月くん!?』・・・まりなさん!?もう起きて大丈夫なんすか!?」
『うん・・・ちょっと体がだるいけど・・・ってそんなこと言ってる場合じゃなくて・・・!!』
その電話は先日の事件で倒れたはずのまりなだったが、そんな彼女からの電話に弦太朗は驚きを隠せなかった。
「なんかあったんすか?」
『CiRCLEにこの前のが出たんだよ~!!』
「なっ!?またあこが狙いか!?」
まりなの言葉を聞いた弦太朗は、CiRCLEに現れたのがこの前逃がしてしまったタウラスの事だろうと察して驚愕の表情を浮かべていた。
CiRCLEにいるのはRoselia―――
先日の件で巴をおびき出すためにタウラスが再びあこを狙ったと考えた弦太朗はそのままCiRCLEへと駆け出そうとするが―――
『せいっ!!』
「・・・巴!?」
『巴ちゃん!?なんでいきなり蹴り飛ばしてるの~!?』
『まりなさん、ちょっと電話借りますね~?もしも~し、弦太朗?』
「・・・!!リサか!?」
『えへへ~当たり~』
彼が駆け出す前に電話の向こうでは巴の声が聞こえてきてその足を止めてしまった。
どうやら巴が相手を蹴り飛ばしているらしく、その光景に慌てだしたまりなからリサがスマホを奪っているらしい。
が、弦太朗はそんなことよりも向こうの状況の方が気になっていた。
「それでまたウシが出たのか?」
『牛?ううん。それはいないかな~?』
「分かった!!すぐ行くから・・・!!」
「ふえぇ~!!如月く~ん!!」
「花音さん。とりあえず落ち着いて・・・!!何があったんですか?」
「えっと!!今、麻弥ちゃんから連絡があったんだけど・・・dubにも出たんだって・・・!!」
「「はぁ!?」」
状況を聞いて弦太朗がCiRCLEへと駆け出そうとするが、その背後では花音がもう1か所で起きている状況を伝えると弦太朗だけではなく美咲からも声が挙がってしまっていた。
「それで花音さん?どうなってるんですか?」
「えっと今イヴちゃんが頑張ってるみたいだけど・・・」
「如月先輩は若宮さんの方に・・・!!宇田川さんには最悪あれがありますから・・・!!」
「・・・おう!!」
美咲は弦太朗にイヴの方へ行くことを提案するとすぐに彼はその提案を呑んだ。
巴には最悪スイッチがあるので時間位は余裕で稼げると踏んだが、あまり使うべきではないというのは以前に話していたので、弦太朗は電話に向かって声を挙げていた。
「リサ!!巴にスイッチはあんまり使うなって伝えてくれ!!」
『うん・・・!!巴!!スイッチは・・・』
『スイッチ・・・!!分かりました!!』
『うん・・・っていきなり使わないの!!・・・また何かあったら連絡するから!!』
「おい!!ちょっと!?・・・って切れやがった・・・」
「宇田川さんがその状況なら大丈夫ですよ」
「ならイヴの方に行ってくる!!」
「如月先輩!!その前に携帯貸してください」
「そっか・・・今はミッシェルがねぇのか・・・。ほらよ」
「如月くん。気をつけてね?」
「・・・すぐ戻るからな!!」
弦太朗はスイッチを使うなと言ったが、リサの電話の反応を聞くに巴はそれを即座に使用したらしいが確認する前に電話が切れてしまったが、巴がヴァルゴのスイッチを使った状況なら余程の事が起こらない限り問題はないだろう。
本来ならミッシェルがないと言う理由にもなっていない言葉だが、今の彼らはそれを不思議とすら思うことなく、弦太朗は美咲にマグフォンを投げてからそのまま駆け出していく。
そんな光景を見ていたこころ達は不思議そうに彼らに視線を送っていた。
「花音さん・・・?あちらで何かあったのでしょうか?」
「弦太朗も電話していたわね?」
「二コリーナ、こころも大丈夫さ。あっちは彼らに任せてこっちを楽しもうじゃないか・・・。美咲、次はどこに行こうか・・・?」
そんな光景に見た薫は咄嗟に美咲に話を振っていた。
ここでいつものようにこころやはぐみに話を振っていたら、十中八九弦太朗を追いかけようとするであろうことを察してあえて美咲に話を振っていた。
「う~ん・・・あっ!!そう言えば戸山さん達がライブするから行ってみようよ!!」
「でも、美咲??友希那やレイヤ達も別のところでやってるわよ?」
「チケットもあるかな~?」
「・・・香澄ちゃん達のところでいいんじゃないか?ライブ見てすぐにはぐみちゃんのお店に戻って休めるからね?チケットなら当日券があるから大丈夫さ・・・それに、Galaxyの店長だったらきっと入れてくれるさ・・・」
「そうね!!だったらそうしましょう!!」
「ライブですか・・・?」
「うん!!はぐみ達の友達なんだ~!!ニコリンにも紹介するね!!」
「はい・・・!!」
弦太朗の事が気になったが、それ以上にはぐみ達の友達が気になった二コリーナは笑みを浮かべて答えると一同はそのまま商店街へと歩き出していく・・・
―――しかし、そこには悪意が待ち構えていることを彼女達は知る由もなかった。
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