久々登場ダイザーくん。(なお、一番空いたのはRAS1章~ハロハピ2章の間の模様・・・
多分・・・最後の活躍でしょうねぇ・・・
「このぉ!!」
「この程度・・・!!」
「うわぁ!?・・・でも!!」
美咲はダイザーの腕をタウラスに振り下ろすが、タウラスは容易くダイザーの腕を両手で掴むとそのままダイザーを投げ飛ばす。
投げ飛ばされるダイザーは片腕を地面につくとそのままバク転の様な動作で地面へと着地する。
「まだっ・・・!!」
「無駄なこと・・・!!」
美咲は再びタウラスへと接近して腕を振り下ろすが、先ほど同様にタウラスの両手がダイザーの腕を掴む。
全く同じ行動にタウラスは呆れからか声が漏れるが、そうではなかった。
「両手で片腕を抑えてるけど、腕は2本あるんですよ!!」
「何を・・・ぐぅ・・・!!」
タウラスは両手を使って片腕を抑えた。
それが見えていた美咲はわざとタウラスに片腕を掴ませてから空いている腕をタウラスに叩きつける。
巨体から放たれた一撃はタウラスを吹き飛ばすが、タウラスからは声が漏れるだけで大したダメージは見られないのを見た彼女は次の手を考えていた。
「流石に同じ手は通用しないよね・・・」
「よくも・・・!!」
「やばっ!?」
思案していた美咲の元へと今度はタウラスが突進してくる。
体格差を考えればダイザーの方が圧倒的だが、相手はそのダイザーを投げ飛ばすほどの怪力。
その突進を真正面から受け止めることなど不可能だと判断した美咲はほぼ反射的にダイザーの巨体を横にズラしてタウラスの突進を避けていたが、彼女の目に写った光景に冷や汗が噴き出してくる。
「校舎にあんなデカい穴が・・・あんなの当たったらタダじゃすまない・・・!!」
「・・・」
「また来る・・・っ!!」
美咲が避けたタウラスはそのまま校舎に激突すると巨大な穴を作り出すが、その穴をあけた張本人は何事もなかったかのように穴から這い出ると再びダイザー目掛けて突進してくる。
しかし、タウラスの攻撃は直線的で美咲はダイザーの機動力を活かしながら回避していくものの完全に防戦一方になっていく中で考えていた。
「如月先輩が来るまでは・・・でも、避けるだけじゃ・・・」
―――やられてしまう。
マイナスなイメージが美咲に頭に浮かぶが、それと同時に何故かこころのイメージが頭を過る。
全く結びつかない2つのイメージ。
しかし、美咲はこころの姿が過った美咲はマイナスのイメージを完全に振り切って1つの考えに行きついた。
「守ったら負ける・・・!!」
「これで・・・!!」
美咲は再び襲ってくるタウラスの突進を躱すと、美咲はタウラスの背中を捉えた。
「・・・攻めろ!!」
「ぐぅ・・・!!」
「体格と重さの差を・・・そのまま叩きつける・・・!!」
その言葉と共に今度は美咲がタウラスの背後に迫っていく。
タウラスにとっては想定外の動きにタウラスは動きを止めて振り返ってダイザーを真正面から抑えようとするが、攻撃は真正面ではなく横から迫っていた。
「がぁ!?」
「1発でダメなら・・・何発だって・・!!」
真正面に構えたタウラスは横からの攻撃を頭にモロで食らうが流石に1発では大したダメージにはなっていない。
しかし、若干体勢が崩れたのを見て美咲は今度は攻撃の反動を利用して何度も横殴りに殴りつけていた。
左右からの攻撃を耐え続けてしまったタウラスだったが、遂に姿勢が崩れ、ダイザーの重量の乗った打撃を受け止めきれず吹き飛ばされる。
吹き飛ばされるタウラスの姿を見た美咲は、そのままダイザーでタウラスを地面へと押し付けていた。
「この・・・っ!!」
「とりあえず・・・このまま押し潰す・・・!!」
タウラスは力任せに抵抗するが、崩れた体制では力を入れることが出来ない。
一方で美咲はダイザーの力と巨体の重さを活かしてそのまま押し潰そうとタウラスへと力を籠める。
流石にこれでは倒すことなど出来ないとは分かっているが、弦太朗が来るまでの時間くらいなら稼げると踏んでいたが、ここで美咲にとって想定外の出来事が起こる。
「このまま・・・って何か飛んで・・・うわっ!?」
「・・・!!」
「爆発した!?でも、あの爆弾とは違う・・・ってヤバい!!」
「これで・・・!!」
「来る・・・!!うわっ!?」
タウラスを押し潰そうとしていたダイザーへ向かって何かが飛んでくるとそのまま弾けると爆発によってダイザーが吹き飛ばされてしまうもなんとか着地する。
しかしそんなダイザーの状況を見逃さずにタウラスは再び突進してくる。
美咲は先ほど同様に躱そうとするが、そのタイミングでどこからか飛んできた攻撃がダイザーの足元に命中し、爆発を起こす。
しかし、美咲は転倒しない様に辛うじてバランスを取るが、そこにタウラスが突っ込んでくると今度はダイザーの装甲を掠めると再び向かい合う。
一見すると事態は完全に振り出し・・・いや、て美咲にとってはマイナスな状況に変わっていた。
ダイザーとタウラスで向かい合っているのは最初と変わらないが、美咲はダイザーを吹き飛ばした予想外の攻撃がどこから飛んでくるかも分からないという状況が彼女の集中力を削いでいく。
「これで・・・とどめ!!」
そんなことを知ってか知らずかタウラスはダイザーに向かってくるタイミングで空から何かが向かってくる。
「ぉぉぉおおおおおおお!!」
「ぐぁあああああああ!!」
「如月先輩!!」
雄たけびと共に現れたフォーゼはタウラスへとロケットドリルキックを叩きこむがタウラスが頭の角でそれを受け止めていた。
堅いものがぶつかり合う音を響かせてフォーゼとタウラスの押し合いが続くが、それに勝ったのはタウラスだった。
「うわぁ!?美咲おい!!」
「これで・・・!!」
フォーゼはダイザーの方向へと飛ばされるが、美咲はそのままフォーゼの右腕のロケットを掴むとそのまま左脚のドリルとタウラスの角目掛けて叩きつけると周囲には再び音が響いていく。
しかし、ドリルがぶつかり合う音が次第に変わっていく。
「・・・これは!!・・・だったら!!」
――――チェーンソーON――――――
「いっけぇええええ!!」
「あぁぁぁああああああああああ!!」
フォーゼはドリルを起動したままチェーンソーを起動すると、それと同時に美咲はフォーゼを再びタウラスの角へと振り下ろすとそれに合わせてフォーゼはドリルとチェーンソーをタウラスの足へと叩きつけるとドリルとチェーンソーを食らったタウラスは身体から火花を散らせると頭を抑えてそのまま後退る。
それと同時に地面に何かが落ちる音が静かに響くと美咲はフォーゼを地面へと降ろしていた。
「美咲!!お前!!」
「如月先輩。すいませんでも・・・」
「あぁ・・・牛の角を片方叩き折ってやったな!!」
「ぐぁぁぁああああ!!」
「これで・・・!!」
地面に落ちた音の正体はタウラスの角。
先ほどまでのダイザーからの攻撃とフォーゼの必殺技、そしてフォーゼそのものを武器のように振り下ろした予想外の攻撃を立て続けに受けたそれが遂に限界を迎えて中ほどから折れてしまっていた。
絶叫が響くがそれを見てフォーゼは勝負を決めようとドライバーに手を伸ばしたその時、先ほどダイザーを襲った攻撃が今度はフォーゼとタウラスの間に着弾して爆発を起こし、土煙が周囲を包んでいた。
「なんだ!?」
「また・・・!!」
「また?・・・って牛野郎がいねぇ!?」
次第に土煙は晴れていくが、そこからタウラスの姿は無くなっていた。
周囲を探すフォーゼだったが、美咲はそんなフォーゼの身体を掴んで持ち上げていた。
「おい!!美咲!!何すんだよ!!」
「さっきから遠くから攻撃が飛んでくるんですよ!!」
「なんだって!?」
「多分さっきのも・・・とりあえず逃げますよ!!」
美咲は先ほどまでの状況を伝えるだけ伝えると、フォーゼを持ち上げたまま学校から離れて行く。
そして少し離れた場所まで移動して攻撃が事を確認してから、美咲はダイザーから降りてフォーゼも変身を解いた。
「牛野郎はなんで・・・って、他のみんなは?」
「あぁ・・・アイツ、今まで散々邪魔してきたあたしを狙ってたみたいだったんで別れて逃げたんですよ・・・」
「よく無事だったな・・・」
「まぁ、乗る前に危ない橋を渡りましたけど・・・とりあえずこころ達に連絡しないと・・・。いや、薫さんにするか・・・」
美咲は軽く今までの事を説明すると今度は薫へと電話をかけると、心配していたのか数コールで彼女は電話に出る。
『美咲!!無事だったのかい!?』
「あ~・・・なんとか・・・それに今は如月先輩もいるので・・・」
『それは良かった。こっち・・・いや、友希那ちゃんや千聖達も全員無事さ・・・。』
「・・・そうですか」
安心したのか美咲の口角が上る。
しかし、言葉に電話の向こうが騒がしくなるのが聞こえてくると厄介ごとが来ると思って次第に口角が下がり始めると予想通りの声が電話から聞こえてくる。
『美咲!!』
「こころ?どうしたの?」
やはりと言うか、電話から聞こえてきた声の主はこころ。
美咲は嫌な予感がしたがその嫌な予感は的中した。
『美咲!!明日はスマイル号でパーティーよ!!』
「「はい?」」
突然の事態について行けず、弦太朗と美咲は思わず声を漏らしてしまうのだった。
「ぐぅ・・・・・・あぁ・・・・・・!!」
「・・・・・・」
こころの突拍子のない提案をしている頃、商店街の近くまで移動したタウラスはスイッチを切る。
タウラスから人間の女性へと姿を変えるが、頭から痛みが消えず頭を抑え続けている所へと歩み寄る人影が1つ。
その人影はタウラスだった女性へと声をかける。
「なんとか目的は達成したけど、ちょっと面倒なことになってね・・・」
人影は女性へと話しかけるが、相手を気にする様子はあまり見られない。
しかし、女性の方はなんとか声を聞こうと顔をそちらに向けると人影は淡々と指示を出していた。
「1位がRoselia・・・2位がPoppin'PartyとRAISE A SUILENが同率。どっちでもいいから片方を棄権させな」
そう女性に言い残して人影は街の雑踏の中へと消えていくのだった。
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