オリジナル設定のゾディアーツとの初戦闘。
情報についてはあとがきに判明してる部分のみを記載。
皆さんも○○と似てるからといって不意に近づくのはやめましょう。
"大熊座"が身体に模られた黒いクマのゾディアーツ――
ゾディアーツが弦太朗達の声に反応して振り返る。
「見たことねぇ奴だな・・・」
弦太朗は始めてみるゾディアーツを観察する。
遠目から見れば黒いミッシェル―――
しかし、顔はミッシェルよりも小さく本物のクマの顔に近い。
右腕からは大きなかぎ爪が伸びているが、それ以外に武器になりそうなものはない。
そして胸には大熊座の模様―――しかし、弦太朗はその模様の星座について知らない。
「如月先輩何やってるんですか!!逃げますよ!!」
ドライバーを取り出そうとした弦太朗の右腕を掴んだ美咲はそのまま引き路地を飛び出して商店街を疾走する。
美咲を追いかけるようにゾディアーツもその後を追う。
「離せ美咲!!って力強ぇな!!」
「黒服さんが弄ったおかげせいですよ!!とりあえず人が沢山来る商店街から離れますよ!!」
「ってどこ行くんだ!?」
「とりあえず近くの公園まで行きますよ!!この時間なら人も少ないはずなので!!」
会話しながら弦太朗の腕を引いて走っている美咲だが速度が全く落ちていないが、次第に美咲たちはゾディアーツを引き離して美咲はそのまま公園へと駆け込む。
しかし、普段なら公園には誰もいないはずの公園には先客がいた―――
「あら、ミッシェルと弦太朗じゃない!!こんなところで何をしているの?」
「こころ!!すぐに逃げろ!!」
「ミッシェルは何で弦太朗の腕を掴んでいるの・・・ってあら?後ろにいるのはミッシェルのお友達ね!!」
こころと話すミッシェルたちの後ろには商店街で遭遇したゾディアーツが追いつく。
こころはミッシェルの仲間と認識して無防備にゾディアーツへと近づいていく――
「こころ!!」
「やめろ!!」
「こころ様!!」
弦太朗達は声をあげて静止するが、こころは止まらない。
近くに控えていた黒服達も危険を察知してこころへと駆け寄るも間に合わず――
「ガァアアアアアア!!」
「あ・・・らっ・・・・・・?」
ゾディアーツの右腕はこころの身体を切り裂き、こころは身体から血を流して地面に倒れる――
「えっ・・・?」
「こころ様!!」
「こころ!!美咲!!」
美咲は目の前で起こった出来事が信じられずその場で固まる。
弦太朗がドライバーを装着する前に多くの黒服がこころとゾディアーツへと向かっていく。
しかし、向かって行った黒服全員が漏れなくゾディアーツの右腕による攻撃によって地面に沈む。
目の前の事態に美咲は我を忘れ、黒服を押し退けてゾディアーツへと駆け出す。
「あぁぁぁあああああ!!」
叫びながらゾディアーツへと駆け出す美咲。
ゾディアーツは近づいてくる美咲に対して右腕を振るい、攻撃を飛ばすが美咲は構わず駆け抜ける。
駆け抜けた美咲は勢いのままゾディアーツと組みあう中、弦太朗はドライバーを装着しスイッチを入れて構える。
「美咲!!黒服さん!!こころ達を頼む!!」
「如月様!!」
黒服の声が響く中、カウントが始まる。
3―――――――
2―――――――
1―――――――
「変身!!」
掛け声とともに、フォーゼに変身する弦太朗。
フォーゼは変身と同時にスイッチを起動する。
――ロケットON―――――――――
「宇宙キターーーーッ!!」
掛け声とともに起動したロケットで飛び、ゾディアーツを殴り飛ばす。
横に並ぶフォーゼを見た美咲はミッシェルの中で驚愕の表情を浮かべる。
「”仮面ライダーフォーゼ”、ミッシェルに変わってタイマンはらせてもらうぜ!!」
「えっ・・・?如月先輩?」
「おぅ。美咲!!こころ達を頼む!!」
「えっ?・・・はい!!」
美咲はミッシェルをその場で脱ぎ捨て、こころへと駆け寄るが既に黒服さんたちがこころへの応急処置と倒れた黒服の退避を開始していた。
吹き飛ばされたゾディアーツは標的をフォーゼへと変え、右腕を振り下ろす。
爪を防ぐためにフォーゼもスイッチを起動して対応する。
――――――――シールドON――
左腕に装着されたシールドで爪を防御するフォーゼは右腕用のスイッチを交換する。
「爪には爪だ!!」
――クローON―――――――――
「セイヤー!!」
右腕に生成されたクローをそのままゾディアーツの胴体へと突き刺す。
「ガァアアア!!」
フォーゼからの攻撃をまともに受けたゾディアーツは後ずさる。
しかし、フォーゼはゾディアーツへの追撃の爪を緩めない。
「オラオラァ!!」
連続でフォーゼの爪がゾディアーツを切り裂く。
ゾディアーツも自身の爪で反撃するもシールドによる防御で全てが防がれ、ゾディアーツは消耗していく。
「これでとどめだ!!」
フォーゼは勝負を決めるべく、スイッチを交換してリミットブレイクを発動する。
――ロケットON――――――――
――――――ドリルON――――
―ロケット・ドリル・リミットブレイク―
「ライダーロケットドリルキィーーーーーック!!」
フォーゼのキックがゾディアーツの身体を貫いて爆発を起こすが、
爆発の後にはスイッチャーもスイッチの姿も無かった。
「くっそ。逃げられたか・・・」
フォーゼは変身状態のままこころ達の元へと駆け寄るが、こころの状態はかなり切迫していた。
「こころ!!しっかりして!!」
「処置するにしても道具が足りません!!限界です!!」
「今、医療チームが向かっているから!!それまで持ちこたえさせてください!!」
「こころ!!」
弦太朗は左腕を治療用のスイッチへと交換して起動する。
――――――――メディカルON――
「如月様!!それは!!」
「フォーゼの治療用のスイッチだ。道具はこれで足りるか!?」
フォーゼは左腕に生成された治療用キットを開き、中身を応急処置を担当していた黒服へと見せる。
「・・・!!これならいけます!!」
黒服はフォーゼの左腕から必要な道具を引きだし、こころへの処置を再開する。
「これで応急処置は完了しました。如月様のモニターでバイタル情報も確認しましたが、命に別状はないでしょう!!」
「こころ・・・」
「ふぅ・・・。なんとかなったか・・・」
黒服の言葉を聞いたフォーゼは変身を解除する。
そして意識のある数人は弦太朗へと頭を下げる。
「如月様。この度はありがとうございました。おかげでこころ様も命に別状はないところまで処置ができました」
「こっちこそすまねぇ。早く対処出来てたらこころは」
「いえ・・・。如月先輩の邪魔したのはあたしで・・・。そのせいでミッシェルとこころは・・・」
「こころも生きてる!!それに美咲がここまで逃げてなけりゃ商店街は大惨事だったかもしれねぇんだから気にすんな!!」
「でも・・・!!」
「奥沢様。如月様の言うとおりです。ミッシェルはこちらで対応いたします。それとこちらを・・・」
「はい?」
黒服から渡されたのは美咲の服。
美咲は自身の服装がミッシェルの中に入るための薄着であることを思い出して顔を紅くする。
そして、急いで上から服を羽織り、視線を弦太朗へ向ける。
「如月先輩。さっきのあれについて教えてくれますよね?」
「如月様。出来れば屋敷で説明願えますか?」
「分かったっす。でも、ここにいる人だけでもいいっすか?」
「承知しました」
弦太朗達が移動をしようとした時―――
「うぅん・・・」
ゾディアーツの攻撃で倒れていた1人が意識を取り戻した。
そして、周囲を見回して呟いた。
「・・・なんでミッシェルがこんなに沢山いるのですか・・・?」
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オリ設定のゾディアーツについての公開情報(通常時)
・大熊座
・遠目から見たら黒いミッシェル
・顔は本物のクマに近い
・右腕にはかぎ爪
・爪が当たった人間に対して幻覚効果(?)
カウント・the・スイッチ
今まで使用したスイッチ 17/40