バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。

ライダー側から出張してきてくれました・・・
少数なのは許してくれ・・・
ユルシテ・・・



牛・熊・相・搏-8 ないすみちゅっ!は唐突に

 

タウラスとの戦闘があった翌日、ハロハピの姿は港にあった。

 

「楽しみね!!」

 

「儚い・・・」

 

「やっぱりおっきいね!!みーくん!!」

 

「またこの船か・・・」

 

「ふえぇ・・・」

 

彼女達の目の前にはこころの所有する船"スマイル号"が目の前に鎮座していた。

 

「二コリーナさんもすぐに来るんだよね?」

 

「えぇ!!最高の笑顔にしてあげましょう!!」

 

こころの考えに美咲達も笑みを向けてそれに答える。

どうせなら楽しまなければと皆が考えていたが、思っていたがここでこころがいつも通り急に話を変えていく。

 

 

 

 

「みんなは誰を誘ったのかしら?あたしは香澄達を招待したわ!!」

 

「ふえぇ・・・あの時につぐみちゃんのお店にいた人は来てくれるって言ってたよ・・・?」

 

「はぐみもマスキン達を誘ったよ!!」

 

「そう言えば千聖達やリサちゃん達も来てくれるそうだよ」

 

「はぁ!?」

 

バンドリに出場して決勝進出を争っていた3バンドが同じ船に乗り込むという事実に美咲の笑みは早々に打ち砕かれてしまった。

 

 

 

―――決勝に残るのは2バンドで、最低でも1バンドは完全に笑顔が消える。

 

 

尤も同率2位でRASとポピパが並んでいるのだが、その事など今の美咲には知る由もなく、その事が美咲の笑顔を完全に崩壊させていた。

 

 

「ちょっと待って。それ絶対にどこかのバンドが落ち込むやつだよ・・・」

 

「きっと大丈夫よ!!」

 

「そうだよ!!きっと楽しいから大丈夫だよ!!」

 

「つまり・・・そういうことさ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

「この人たちは・・・」

 

「ふえぇ~・・・」

 

 

 

「ねぇ!!車が来たよ!!」

 

「おや・・・3台も・・・」

 

美咲の心配をこころ達(3バカ)は一蹴する。

花音がそんな美咲に声をかけようとするも、はぐみが近づいてくる車に気が付くと全員がそちらに視線を送ると車が3台現れると、そこからは最悪のメンバー達が降りてきた。

 

「湊友希那!?それにポピパもいるの!?」

 

「友希那さんにチュチュちゃんだ!!」

 

「あら、戸山さん達も呼ばれたのね?」

 

「はい!!」

 

「ちょっとワタシの事を忘れてんじゃないわよ!!」

 

 

 

「前に乗った時も思ったけど・・・おっきいね・・・」

 

「私服で来ちまったけど・・・場違いな気がしてきたな・・・」

 

「あはは・・・今は友希那とか燐子の落ち着いてた感じの私服が羨ましいと思っちゃった・・・」

 

 

 

 

 

「ちょっと!?なんでよりにもよって最初に来たのがこの3組なの!?」

 

最初に来てしまったのはバンドリに出場していた3バンド。

普段通りのRoseliaとポピパに反して、チュチュが噛みつきだしそうな空気を出し始めるも他のメンバーは目の前に鎮座している船の存在感に呆気に取られる中で、残りのバンド達も続々と集合していく。

 

 

「・・・おね~~~~~~~ちゃ~~~~~~~~~~ん!!」

 

「日菜!?急に抱き着かないで!!それにそんな服どうしたのよ!?」

 

 

 

「えへへ、遅くなってごめんね?・・・話には聞いてけど・・・おっきい船だね~」

 

「今日のゲストを相手にするのに相応しい服装で来たつもりだったけど、正解だったわね・・・」

 

「ジブンにはこんなの似合わないですよ~!!」

 

「マヤさん!!とってもお似合いですよ!!」

 

 

 

 

「制服できたけど・・・気後れしちゃうよ・・・」

 

「それに昨日のお姫様も来るんでしょ!?緊張しちゃうよ~!!」

 

「つぐもひーちゃんも落ち着きなよ~。そもそもこんな所に着ていく服なんてないでしょ~?」

 

「あたしは華道で使う着物でも良かったかも・・・」

 

「蘭、今更言っても仕方ないだろ・・・」

 

 

 

 

 

「モニカ!!とーちゃーく!!みんなの分の着物の着付けに時間かかっちゃって~」

 

「私達が最後みたいね・・・」

 

「うぅ・・・私こんな所にいていいのかな・・・?それにこんな高そうな・・・」

 

「ましろちゃん!!大丈夫だよ!!ね?ななみちゃん!!」

 

「うんうん~」

 

 

完全な私服と、正装で完璧に分かれた彼女達。

”女三人寄れば姦しい。”とは言うが、35人もの女子学生が集結しているこの場はとてつもなく騒がしくなる中で、新たに車が1台―――

 

 

 

 

 

 

そこから降りてきたのは本日の主役ともいえる人物だった。

 

「皆さん。こんにちは」

 

「二コリーナさん、こんにちは」

 

「二コリン!!」

 

「二コリーナ!!よく来たわね!!」

 

「まぁ・・・。今日はあたし達の友達も来てくれたので・・・」

 

「昨日のことは忘れて・・・ね・・・?」

 

「えっと・・・そうですね!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれがお姫様・・・マジで花音さんにそっくりだな・・・」

 

「あはは~!!ホントそっくり!!ね?おねーちゃん!!」

 

「ちょっと日菜!!相手は国の偉い人なんですから・・・もっと礼儀を・・・!!」

 

「おい!!香澄もおたえももっと礼儀良くしろ!!モニカの子達を見習え!!」

 

現れた二コリーナに笑みを浮かべて話し始めるハロハピの一向に、周囲はそんな状況にどうしたらいいか分からなくなっていたがここで二コリーナが周囲を見渡して呟いていた。

 

「あの・・・昨日いた如月さんは、今日は来られないんでしょうか?」

 

 

 

「あれ?そういえば弦太朗は?姿が見えないけど・・・」

 

「さーや、ゲンちゃんはまだだよ?」

 

「全く、如月さんは遅刻ですか・・・」

 

「おねーちゃん?集合時間にはまだ早いよ?」

 

楽しみすぎて1番最初に来てもおかしくない弦太朗がまだ見えない。

一同は若干疑問に思ったが、ここでとある人物が口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば、弦太朗も友達を誘ったって・・・」

 

「らんらん、ほんとーなの?」

 

「用事が入ってたから来れない人が多かったけど・・・来る人達は昨日、あたしにも連絡してくれたから」

 

 

 

 

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

「・・・!!」

 

蘭がこの場で投下したのは弦太朗の友達を連れてくるというとんでもなく巨大な爆弾。

弦太朗の友達に会ったことのない面々は頭なの中で彼の友達について妄想を膨らませ始めていた。

 

「リーゼントのゲンちゃんだから・・・友達はアフロとかモヒカンかな!!それで世紀末な感じで”ヒャッハー!!"って感じかな~」

 

 

「ひぃ~!!」

 

「ふえぇ~!?」

 

「花音!?それに六花ちゃんも落ち着いて!!いるかもしれないけど大丈夫よ!!」

 

「でも~千聖さん~?挨拶が”夜露死苦”みたいな人かもしれませんよ~?」

 

「モカ~、流石にそれは無い・・・って言い切れないのが弦太朗だよねぇ・・・」

 

「あの・・・アフロとかモヒカンと言うのはなんですか?それに世紀末でヒャッハー?というのは?」

 

「あ~二コリーナさんは知らなくてもいい事ですから」

 

「あの如月のことよ。きっと人間じゃないのを連れてきて友達と言いそうね・・・猫とかがいいわね・・・」

 

 

 

 

 

 

「弦太朗くんならそういう友達もいそうだけどね・・・」

 

「まぁ・・・弦太朗だしね・・・」

 

「なんかりみりんとレイヤさんが通じ合ってる!!」

 

「あ~・・・らんらん先輩?何人来るって言ってました?」

 

「・・・えっと2人だって、1人は香澄とか透子達とも会ってるって言ってたけど・・・」

 

弦太朗の友人に会った事のない面々はとんでもない妄想を繰り広げ始めている。

そんな様子を見てこの街で出会う前から知り合いにりみとレイヤは呆れた表情を浮かべていたが、「透子たちとも会っている」と言う話を聞いた1人だけ車に向かっていくと、サイドミラーを睨みながらしきりに髪型を気にし始めていた。

 

 

 

「ルイ?どうした?」

 

「・・・いえ、なんでもないわ。ところで二葉さん達から見てどこかおかしいところないかしら?」

 

「えっと・・・服も大丈夫だと思うけど・・・?」

 

「そうだって!!髪はふーすけがやって、着物はあたしがやったんだから問題ないって!!」

 

「しいて言えば・・・るいるいの行動かな・・・?」

 

「ちょっと七深ちゃん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「1人はこの前のあの人だろうけど・・・でも、瑠唯ちゃん、どうしちまったんだよ?」

 

「「「「さぁ・・・?」」」」

 

瑠唯の急な行動の変化にモニカや有咲達は驚きの視線を向けていたが、当の本人はそれを気にする様子など全くなく身だしなみを整え始める。

 

彼女達の意識は完全に目の前のお姫様ではなく、殆どの人物が見たことがないの弦太朗の友人に興味が完全に持っていかれてしまっていた。

 

そんな混沌とした空気の中、皆の興味を引いていた弦太朗とその友人を乗せたと思われる車が到着すると視線が一気に集まり、そこから最初に降りてきたのは―――

 

ポピパやモニカが会った事のある人物だったが、そんな彼の元に最速でモニカが取り囲んでいた。

 

「あっ・・・流星さん・・・!!」

 

「お久しぶりです・・・」

 

「やぁ、ましろちゃんに瑠唯ちゃん。遅くなってゴメンね?」

 

「大丈夫ですよ!!朔田さん達は遅刻してきたわけじゃないですから!!」

 

「いや~それにしても、流星さんも呼ばれたんですね!!」

 

「うん。それに"これ”の事もあるからね?」

 

「なるほど~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に現れたのはもう1人の仮面ライダーでもある流星だった。

彼はモニカに質問攻めにあいそうだったがそれを察してか自身の持っているスイッチをさりげなく見せてその場を収めたが、周囲は彼に意識が言っていた。

 

「誰?あのイケメン?誰、あのイケメン!?」

 

「如月さんに比べると・・・随分と普通ですね・・・」

 

「千聖先輩、紗夜先輩!!あの人がゲンちゃんのお友達ですよ!!」

 

「でも、モヒカンでもアフロでもないよ~!?」

 

「ひまり・・・流石に日菜さんの言うことを信じないでよ・・・。でも、弦太朗が出てこないね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「―――!!」

 

「うわっ!?」

 

「「「!?」」」

 

初見のメンバーの多くが流星の登場に驚いているが、当の弦太朗本人は未だに出てこないと思っていたが、突如として車の中から怒鳴り声にも似た声が響くと弦太朗が転げ落ちるように車から降りてきていた。

 

「げんたろー!!・・・って、顔が・・・」

 

「もしかして如月先輩・・・車の中で涎たらして今まで寝てたんですか・・・」

 

「それも気になったけど、アタシは弦太朗の連れてきた友達が気になるかな~」

 

「今井さんの言う通りです・・・!!」

 

 

 

 

「寝るのはいいが何ですぐに起きないんだ!!それにパーティーに招待すると言われてこんな高級車が来る意味も分からないし!!急いで制服に着替えたせいで・・・!!」

 

そして、弦太朗が連れてきたもう1人の友人は彼に文句を言いながらも車から降りて来る。

 

その姿は以前に彼女達が見たこともある天ノ川学園の青いブレザーを身に纏っていて、その手には―――

 

 

 

「先輩の顔だ・・・」

 

フォーゼのシールが張られている真っ黒なカバンが握りしめられていた。

 






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