バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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ようやく投稿です。

さーてと・・・
芸人枠の皆さん。出番ですよ・・・


牛・熊・相・搏-10 考察はShowtimeの後で・・・

 

こころの一言で始まった歓迎会。

最初こそ1国の王女がいるという緊張感が会場の空気を重苦しくしていたが、今では―――

 

「ふっ・・・!!ほっ・・・!!」

 

「すまない・・・歌星が早々にスイッチを調べるために席を外してるからな・・」

 

「まぁ、身長で考えたらレイかあたしなんでまぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

「「「おぉ~!!」」」

 

「先ほどの華道?も凄かったですが、今のも凄いですね・・・!!」

 

今では完全に堅い空気は無くなり、何故か各々が特技を披露する流れになってしまっていた。

その中で弦太朗は流星とますきが回している縄の間を飛び続け、そして縄を回すのを止めると周囲から歓声が上っていた。

 

この歓迎には二コリーナも思わず笑みを浮かべていた。

 

「二コリーナさん。如月先輩が言うにはダブルダッチって言うらしいですよ?」

 

「ふふっ・・・二コリーナが喜んでくれて何よりだ・・・」

 

「楽しそうだったね!!今度ミッシェルと一緒にやろ~!!」

 

「あーはいはい。ミッシェルに話してからね~」

 

美咲は自身の危機をなんとか回避していると、次の事を思いついたこころはRoseliaの方へと視線を向けて言い放った。

 

 

「次は紗夜が弓道をするわよ!!」

 

 

 

「弦巻さん!!聞いてませんよ!?それに道具も・・・!!」

 

「紗夜さーん、こころの家の人たちが用意してくれたみたいですよ!!」

 

「氷川さん・・・頑張ってください・・・」

 

「はぁ!?」

 

「紗夜さん、私もやったんですから諦めましょうよ」

 

「美竹さんも何を・・・!?」

 

「そうよ。Roseliaがステージから逃げるなんて許されないわ」

 

「紗夜~いいとこ見せてよ~」

 

「湊さんも今井さんも他人事だと思って・・・!!」

 

楽しそうにしているハロハピや騒いでいるRoseliaの横をすり抜けて弦太朗達はそのまま会場から抜け出すと、疲れたのか壁に寄り掛かって脱力していた。

 

 

「弦太朗、変わってもらえて助かった」

 

「気にすんなって流星!!にしても久々にやったけど、結構出来るもんだな!!」

 

「あたしも最初、いきなり巻き込まれた時は何かと思ったぞ」

 

「悪かったって!!」

 

「まぁ、気にしてねぇからいいけどよ・・・」

 

 

「そうか?・・・じゃあ、俺はこのまま賢吾達のところ行ってくる」

 

「待て弦太朗、俺も行こう・・・」

 

「んじゃ、あたしは少し休んでからみんなのとこに戻ってるわ」

 

「ますき、ありがとな!!」

 

「おう!!」

 

ますきと別れてから弦太朗は流星共に離れて賢吾達がいる部屋まで移動すると、彼はそのままノックもすることなく賢吾たちのいる部屋と乗り込んでいくとバガミールが送ってくる巴の情報をカバンとにらめっこして何かを調べている賢吾の姿が飛び込むが、彼が声をかけられたのは2人とは別の人物だった。

 

 

 

 

「あれ?如月くんも呼ばれたの?」

 

「んっ?まりなさんに明日香も・・・どうして?」

 

「えっと、明日香ちゃんと一緒に呼ばれてきたんだけど。正直何してるのかさっぱり分かんなくて・・・」

 

「本当です・・・専門的過ぎて全く分かりませんよ」

 

部屋に入って早々に声をかけてきたのは明日香とまりなだった。

しかし、彼女達は自分たちが調べられてるということが分かったが、何を調べられているのかさっぱり理解できていない中で彼女達に遅れて巴達が彼の存在に気が付いて声をかける。

 

「弦太朗に朔田か・・・」

 

「如月。向こうはもういいのか?」

 

「とりあえずは大丈夫だろ?それで賢吾、何か分かったのか?」

 

「ヴァルゴスイッチのデータも取ったが、覚醒前のピスケス以下のエナジーしかない・・・」

 

「ピスケスって・・・?いえ、そっちの学校で出たのですよね?それ以下ってことは、こっちの方が弱いって事ですか?」

 

ピスケスの名前が出て反応をした明日香だったが、話の流れで自分のことではなく天ノ川学園で出ていた方という事を確認すると、賢吾もそれに答える様に彼なりの考えを語っていく。

 

「あぁ・・・。弦太朗に宇田川、それから月島さんから聞いた話にはなるが、こっちのタウラスは完全に人間を操ることが出来ていないらしい。それに宇田川もダスタードが出せていない」

 

「そうそう!!最初は何もできなかったけど、途中からだけど少しずつ命令に抵抗しようとは出来たから・・・」

 

「タウラスも宇田川もスイッチの出力が低いから能力を使いこなせてないのか、それとも能力を使うスイッチャー自身の能力が足りないのか・・・いや、ただ単にスイッチを使いこなせていないだけかもしれないがそれは今は分からないな」

 

「あ~・・・確かに飛ぶのも弾出すのも頭使ってる様な気がしますね・・・」

 

賢吾は自身の考えを述べるとそれを聞いて納得した流星だったが、弦太朗は自身の経験からその話の一部に納得が出来ずに思わず彼に質問してしまっていた。

 

 

 

 

 

「ちょっと待てよ賢吾。明日香の奴も地面の中を潜ったり、山羊も最初から五藤よりも凄かったぞ?」

 

「そこはスイッチャー自身の能力によるものだろう」

 

「歌星、それは一体どういうことだ?」

 

「こっちのカプリコーンは元ミュージシャン。五藤はレオにスイッチの扱いを指導されてたらしいが、その差を覆すほどのスイッチャー側に大きな差があったんだろう。それにピスケスを比べても黒木の方は彼女がやっていた空手を使っていたが、こっちでは接近戦をしてなかったんだろ?」

 

「そう言えばそうだな・・・。戦ってる時もスコップで地面ごと掘り起こして捕まえてたからな・・・」

 

「確かに地面に潜ってる時は水泳しているのと感覚が似てたような気が・・・」

 

「それに明日香は水泳の選手に選ばれるくらいスゲーって言ってたからそれが理由なのか?」

 

「自身からエネルギー体を生成するなんてことは人間に出来ることではない。それに比べればギターを弾くのも、泳ぐのもそれ自体は人間にも容易に出来ることだし、スイッチを使う前にそれを鍛えぬいてた人間がゾディアーツの強靭な身体を手に入れたならばスイッチの出力なんて・・・」

 

弦太朗の質問に賢吾が答えている途中にもかかわらず、賢吾はカバンをそっと閉じて話し始めた。

 

「・・・とりあえずはこれで終わりにしよう」

 

「えっと、歌星さん?いいんですか?」

 

「これ以上の事はここでは調べられないし、折角のパーティーを楽しめないのも勿体無い。それに・・・あの状態じゃこれ以上の話も出来ないな」

 

「そうですね・・・」

 

急に調べるのを止めた賢吾に巴は疑問に感じてしまったが、賢吾が指差す方向を見るとすぐに納得した。

 

 

「如月さん?水泳の事、誰から聞いたんですか?」

 

「ゆりからだな」

 

「ゆり先輩とどういう関係なんですか!?」

 

 

「やっと見つけましたよ。流星さん」

 

「瑠唯ちゃん?」

 

「折角のパーティーなんですから戻りましょう?エスコートしてくれますか?」

 

「えっ!?」

 

 

 

「えっと・・・右も左も甘酸っぱい恋愛の空気だしてる・・・!?どうしよう・・・!!」

 

 

「あはは・・・」

 

「・・・君たちはいつもこうなのか?」

 

「そんなことは・・・ないと思うんですけど・・・。とにかくアタシ達も行きましょうか・・・」

 

「そうだな。流石に来ておいてパーティーに顔を出さないのは問題だな・・・」

 

「まりなさん。行きますよ!!」

 

「巴ちゃん!!待ってよ~!!」

 

先ほどの弦太朗のの失言について問い詰める明日香に、流星を見つけ出してエスコートを要求し始める瑠唯。

そしてその間に独りで挟まってしまって右往左往しているまりなと言う何とも言えない構図に巴はまりなと賢吾を連れて会場へと戻っていくのだった。

 





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