全力でボケたかった。
後悔はしてない。
日・常・風・景20 大宴会!!これでええんかい?
~~~小ネタ55:キラキラ愉快な最強商店街、狂乱のラヴィアンブシドーパーティー!!
事件が終わった直後、美咲を除いた彼女達は再び船内へと戻るとそれぞれグラスを片手に持つと視線を彩へと送っていた。
「それじゃ~、3バンドのバンドリ決勝進出を祝って・・・」
「かんぱ~~~い!!」
「「「「「かんぱーい!!」」」」」
「ちょっと日菜ちゃ~ん!?」
しかし、彩の号令に日菜が割り込み、中断されたパーティーが再開されると、途端に場内は騒がしさを増していく。
「おねーちゃん!!おめでと~!!」
「日菜・・・ありがとう・・・」
「あこも頑張れよ!!」
「うん!!Roseliaが優勝するからね!!」
「ろっか!!頑張ってね」
「はぐみ先輩!!はい!!」
「マネージャー。あなたはRASが優勝するのをスタッフとして見てなさい」
「だからマネージャーじゃないって・・・」
「香澄・・・その・・・頑張って・・・」
「蘭ちゃん!!うん!!」
「あわわ・・・香澄先輩が武道館・・・チケット取れるかな・・・」
「シロちゃん落ち着きなよ~」
話題の中心はバンドリの決勝へと駒を進めた3バンド。
皆が彼女達を応援する横で男子たちは若干気まずそうな表情を浮かべていた。
「あいつら本当に決勝まで行っちまったな・・・」
「調べたが凄い競争だったらしいな」
「あぁ、決勝まで行けば犯人に会えるかもしれないって言って気合い入れてくれてたからな・・・」
「そうだったのか・・・。俺も久しぶりにドラムを叩きたくなったな。朔田、君はどうだ?」
「俺は音楽はさっぱりだからな・・・」
「でしたら、私が教えましょうか?」
流星のその言葉に答えるかの如く、彼の背後から突然聞こえた声に驚きながら振り返る。
「瑠唯ちゃん、いつの間に来たんだい?」
「・・・最初からでしたが?」
「えっ!?流星さん、楽器やるんですか!?」
「透子ちゃん?えっと・・考えておくよ・・・」
瑠唯の声を聞きつけたのか透子がこの輪に乱入し始めると、彼女のコミュニケーション能力の高さによるものか彼らも周囲の空気に馴染み始める。
しかし、古今東西、宴と言うものの空気を破壊するのは何気ない出来事である。
「ふふふっ。そうなんですね」
「そうなのよ~。こころちゃん達のバンドはね~。って如月くん~!!」
「まりなさんに、二コリーナ?珍しい組み合わせだな」
「ふふふ~。実はね~普段のこころちゃん達の事を話してたのよ~」
「ハピネールに来た時と変わらないんですね」
「そうだったん・・・ん?」
弦太朗達は近づいてくるまりなに何かを感じるが、それに気が付いたときにはまりなは完全に弦太朗の絡み始めていた。
「まりなさん、って酒臭いっすよ?」
「もー、この間は私が操ってた人の正体が美子ちゃんで、まだ目が覚めないしこのままじゃ美子ちゃんの仕事こっちに全部来るからやってらんないわよ~」
「ちょっとまりなさん?」
「それにこころちゃんの家の人もなんでも飲み放題って言ってたから、も~やけ酒よ~」
そう愚痴りながら弦太朗の肩を抱いて手に持っていたグラスを一気に飲み干して、背中から新しい酒瓶を出すとグラスに注いで飲み始めるが、突如としてグラスを弦太朗へと押し付け始める。
「ほら、如月くんも飲みなさいよ~」
「俺、未成年っすよ!!」
「なによ~おねーさんの酒がのめないっていうの~?」
「さっきも軽く話したが、さっき見たことは・・・」
「ふふっ、大丈夫ですよ。内緒・・・ですよね?」
「すまない・・・」
「いえ・・・。でも、良かったらお2人のお話を聞かせてくれると嬉しいです」
「あぁ・・・」
「それは構わないが、君は一体何を飲んでいるんだい?」
「えっと朔田さんでしたよね?気になるなら同じものをお願いしましょうか?」
「あぁ・・・すまない」
「でしたら、私も同じものを・・・」
「はい」
何を思ったのか流星は二コリーナが飲んでいた物が気になったのかそれについて話題にあげる。
それを聞いた彼女は笑みを浮かべると近くにいた黒服に流星と、ついでに瑠唯の分の飲み物を頼むと、黒服は二コリーナが持っていたものと全く同じものをすぐに用意して現れる。
それを受け取った2人はグラスを手に取る。
「それでは・・・乾杯です」
「あぁ・・・」
「頂くわ・・・」
二コリーナの言葉を聞いて流星たちはそのグラスの飲み物を飲み始めるが―――
「ん・・・?」
「・・・・・・」
「朔田?どうしたんだ?顔が赤いぞ?」
「あの~・・・?」
「・・・・・・」
流星の顔が突如として赤く染まると黙ってしまう。
そんな彼が気になった二コリーナと賢吾は人に声を掛けるが、全く反応がない。
そう思っていたが・・・
「・・・ゃ・・・」
「朔田・・・?どうし―――」
「ホアッタァァアアアア!!アチャ!!ほあっちゃああああああああああああああああ!!」
「「「「「!?」」」」」
「ふえぇ~!?」
グラスを呑んだ流星が突如として声を挙げる。
その声に驚いた表情を浮かべた彼女達は流星の方へと視線を向け始めると、不意に日菜が声を掛ける。
「ねぇねぇ、りゅーちゃんがどうかしたの?」
「りゅーちゃん?朔田の事か?八潮と一緒に飲み物を呑んだら急にこうなって・・・」
「あはは、そんなのありえないって~。瑠唯ちゃんちょっともらうね~」
「二コリン!!はぐみも飲みたい!!」
「だったらみんなで飲みましょう!!」
こころの言葉を聞いてその場にいた女子全員が二コリーナの飲んでいた物と同じものを飲み始める―――
「「「「あははははははは!!」」」」」
しかし、周囲は完全にそれに呑まれてしまっていた。
明らかにおかしいと思った賢吾は流星からグラスを取りあげると、それを自身の鼻に近づけるとその刺激臭が彼の鼻を襲った。
既に出来上がって強烈なアルコール臭を漂わせていたまりなのせいで気が付かなかったが、二コリーナの飲んでいたそれからもしっかりとしたアルコールを賢吾は感じ取ると途端に目の色を変えて彼女へと声を挙げてた。
「うっ!?・・・これは・・・アルコールだぞ!?」
「えっ?そうですが・・・?いけなかったんでしょうか・・・?」
「君の国では分からないが、日本では20歳以上からだ・・・」
「えぇ!?そうだったんですか?ハピネールでは18歳からですし、それに月島さんも勧めてきたから良いものだとばかり・・・」
「国が違えば、法も規制も違う。あなたはそういうのに人一倍気をつけないといけない自覚が・・・。ってすまない、言い過ぎた」
「いえ、私が無知だったばっかりに・・・」
「それにしてもこれはどうするべきか・・・」
ちょっとした文化の違いと、勘違いから賢吾たちの目の前では大惨事が発生していた。
「「「zzz・・・」」」
「そういうこ・・・儚い・・・吐かない・・・うぅ・・・!!・・・zzz」
美咲を除いた4人で仲良く寝始めるハロハピ。
「zzz・・・」
「ひまり~。ともえねちゃった~」
「蘭~休ませてあげよ?」
「は~い」
「ひーちゃんママみたい~。・・・バブ~」
「ひゃ!?モカ!?どこ触って!?つぐ~たすけて~!!」
「・・・ゴメン。私にはおっぱいを助けるのは無理だよ・・・」
「ちょっとつぐ!?目が怖いよ~いやぁああああ!!」
幼馴染達に完全におもちゃにされるひまり。
「さよさん~。こういうときは”野球拳”らしいっすよ~。師匠には負けないですよ~!!
「とーこちゃーん。ひろまちもやる~」
「きりがやしゃんたちにはまけましぇん・・・」
「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!お゛ね゛ーち゛ゃ゛ん゛を゛と゛ら゛な゛い゛で゛~!!」
「なら、ひなさんたちもいっしょにやりましょ~!!」
「えへへ~!!おねーちゃんといっしょ~!!」
「ふへへ~。ジブンとあやしゃんもまぜてください~」
「わたしはあいどるだからまけないもん・・・!!」
「みんな!!やめなさい!!紗夜ちゃんもしっかりして!!イヴちゃん助けて!!」
「ぶしど~・・・!!」
「って、イヴちゃんもふにゃふにゃになってる・・・!?それに透子ちゃん!!あなた素面ね!!」
「げっ!?バレた!?」
思考回路がショートしてしまった紗夜が透子に唆されて、野球拳を始めようとする所に混ざろうとするアイドル。
「あちゅい・・・」
「服なんて邪魔や!! こんなんロックやない!!」
「あ~!!りんりんとろっかがぬごうとしてる~!!あこも~。ありさもやろ~」
「えへへ~!!しゃーねーなー!!」
「待て待て待て!!弦太朗達もいるんだからダメ~!!」
突如として服を取り払おうとする4人を必死に抑え始める
「おねーちゃん!?抱き着かないで~!!」
「にゃー」
「にゃ?にゃー?」
「うにゃ~!!パレオ~助け!!ひゃ!?何、顔を舐めて・・・ニ゛ャ゛~!!」
「ハァハァ・・・ワンワン!!」
「パレオもチュチュも・・・きゃわいいな!!そう思うだろさあや!!」
「ますき!!そんなこと言ってる場合じゃないよ!?香澄!!それに友希那さんも何で猫の鳴きまねしてるんですか!?」
「じゃますんなよ~!!」
「ますき!!・・・酔ってる!?」
明日香とチュチュを抱きしめて突如として猫言葉で会話を始める香澄と友希那。
この状況を打破しようしたチュチュはパレオに助けを求めるも、犬の如くパレオに顔を舐められる。
「やべーよ賢吾・・・!!」
「ソフトーニャの冷気で目を覚まさせるか・・・」
賢吾が思案する所へと、惨事を巻き込まれることなくやり過ごせてしまった面子が集まり始める。
「香澄と有咲・・・2人の行動は忘れないよ・・・」
「弦太朗くん・・・。これはあかんって・・・」
「被害出そうなところをなんとかしないとかな~・・・?」
沙綾の言葉に面々は自身のバンド達の被害報告をし始める。
「蘭ちゃん達はひまりちゃんをおもちゃにしてるから大丈夫・・・!!」
「薫たちも寝てるから被害は少ないけれど・・・彩ちゃん達には後でお説教ね!!」
「Roseliaは・・・リサさんが大変なことになってるね・・・。RASはますきは無害そうだけど、チュチュはごめん・・・」
「モニカは透子ちゃん達2人だけです・・・!!私もちょっと頭がくらくらしますけど・・・」
「うぅ・・・。つくしちゃんが止めてくれなかったらああなっちゃってたのかな・・・?って瑠唯さん」
「すみません・・・私のせいで・・・」
「知らなかったんだから二コリーナのせいじゃねぇって・・・」
「・・・・・・・・・いけるわね・・・」
「・・・瑠唯さん・・・?」
被害報告が終わったが、ここまで一切話すことがなかった瑠唯の存在を不思議に思ったましろは思わず声を掛けるが、彼女から答えの代わりに独り言が返ってくる。
不思議に思ったましろ。
そんな彼女の前で普段の彼女から考えられない行動を起こし始める。
「・・・いけるわ!!」
「わっ!?ちょっと瑠唯さん!?」
「ちょっと瑠唯さんストップストップ!!なんで帯を緩め始めてるの!?ましろちゃんも止めて~!!」
「うん・・・!!」
「2人とも何をしてるのかしら・・・?」
「それはこっちのセリフだよ!!」
「瑠唯さんこそ何を考えて・・・って瑠唯さんも・・・」
突如として瑠唯は着物の帯を緩め始めたのを見たつくしは慌ててましろと一緒に彼女を止めるが、止められた瑠唯は普段と変わらない様に見えていたが瑠唯も完全にやられていた。
そんな彼女からとんでもない言葉が飛び出してくる。
「朔田さんを開眼させた後にフルスロットルでスパーキングさせて、私がクリティカルなボルテックフィニッシュを受けてサイコーなるのよ!!」
「「意味わかんないよ~~~~!!」」
「賢吾!!」
「あぁ・・・!!」
「流星くんもいいけど、賢吾くんもカッコいいわよねぇ~」
「「「そっか・・・アルコールのせいにすれば・・・っ!!」」」
瑠唯の訳の分からない言葉を発した途端、素面だった沙綾達は既に出来上がっていたまりなが隠し持っていた瓶を奪いっとって飲み始めた。
男子2人の背筋に冷たいなにかを感じたと2人は通じ合い、沙綾達よりも先に行動を起こし始めた。
「朔田!!」
「ほぁたぁぁああああ!!」
「っう・・・!!弦太朗!!メテオドライバーは取りあげた!!」
「おう!!変身!!」
賢吾は流星からメテオドライバーを取りあげていた裏で弦太朗はドライバーを身に着けてフォーゼに変身すると近くにいた二コリーナに顔を向けたと同時に沙綾たちはフォーゼの存在に気が付いた。
「あっ!!如月くんが逃げる!!」
「弦太朗!!」
「待ちなさい!!」
「流星さん・・・逃がさないわ!!」
「捕まえて寂しい独身から卒業よ~!!」
――マジックハンドON――――――――
――――ハンドON――――――
――――――ホイールON――――
沙綾たちはフォーゼを捕まえようとするがアルコールと、素面のりみ達による妨害のせいで上手く動けずにいたが、、フォーゼはそんな彼女達には目もくれずにスイッチを起動しながら横にいた二コリーナに顔を向けていた。
「二コリーナ!!」
「はい・・・!!」
「またな!!」
「・・・!?はいっ!!また会いましょう!!」
二コリーナの言葉を聞くと、フォーゼはハンドとマジックハンドで賢吾と流星を確保するとホイールを使って船内から脱出すると、そのままロケットで夜の海上へと飛び立っていくのだった。
数時間後、ハロハピと素面だった面々以外は酷い頭痛に悩まされる事になるのをこの時は誰も予期していなかった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
以下ネタ説明
55
宴と言ったらこうでしょ?
※海外では飲酒可能年齢は異なるので気をつけましょう
酒精生還組
おたえ・りみ・レイ・透子→強そう(小並感)なお、1名は悪乗りしてる模様
リサ・ひまり・チュチュ・明日香→人柱
つくし→変化球
ましろ→中の人18歳(執筆時)
沙綾・千聖・つぐみ→オチ担当