うわぁ・・・このジェミニ・・・強すぎというか盛りすぎでは・・・?
って感じながら投稿です。
ダスタードと偽物の香澄の前に立つ薫達。
追い詰められたのは偽物の筈なのに何故こちらを追い詰めたかのような事を言っている意味が薫達には分からずにいた。
「捕まえたというのはこちらのセリフではないかな?巴ちゃんも弦太朗もすぐに来る・・・諦めたまえ」
「あははっ!!薫さんも面白いですね~!!」
「見つけたぜ!!」
「ツグ!!モカ!!」
「あっ!!巴ちゃんだ!!それにゲンちゃんもよく分かったね~」
薫と偽物の問答に割り込むようにヴァルゴとフォーゼが空から降りて来るながら偽物を睨みつける。
「如月!?なんで分かったんだ?」
「あんだけ派手にぶっ放したら分かるだろ・・・。ジェミニ!!いい加減諦めたらどうだ?」
「ゲンちゃん~そんなことしないよ~・・・だからさ・・・」
フォーゼの言葉を聞いた偽物はそのまま手に持っていたスイッチを押すと、香澄と同じ見た目をしていたその体はジェミニ・ゾディアーツへと姿を変える。
「も~~~~~っとキラキラドキドキしよ!!」
その言葉と共にジェミニの周囲にいたダスタード達とフォーゼ達に突撃するのを合図に本格的な戦闘が始まっていく。
「近づく前に撃ち落としてやるぜ・・・!!」
――ファイヤーON――――――――
「こいつらも・・・もってけ!!」
――――ランチャーON――――――
――――――ガトリングON――――
ファイアーステイツに変身したフォーゼは合わせて起動したランチャーとガトリングまでも起動すると、
全ての火器をジェミニとダスタード目掛けて放つ。
「ふっ!!ほっ!!えーい!!今度はこっちからも行くよ~」
「やべぇ!!」
しかし、ジェミニはフォーゼの攻撃をダスタード達を盾にしながらフォーゼの攻撃を全て避けながら、ジェミニは2色のカードをフォーゼの背後にいるモカ達目掛けて投げ始める。
その姿を見たフォーゼはジェミニが放つカードを火炎放射で焼き尽くそうとするが、数枚がその火炎の中を抜けてフォーゼに接触した途端にカードは爆発をしながら燃え尽きる。
「ぐわっ!?この野郎・・・!!」
しかし、ジェミニの攻撃を気合いで耐えながら、フォーゼはダスタードと倒していく。
「なんでカードが爆発するの~?」
「モカちゃん!?そんなこと言ってる場合じゃないよ!?」
「羽沢さんの言う通りですが・・・」
「あははっ!!すっごーい!!ゲンちゃんみんな倒されちゃったよ~」
「ジェミニ!!後はお前だぜ!!」
「あの香澄ちゃんはなんで笑ってるんだい・・・?」
「追い詰めてるのは間違いなく如月くんの方なのはずなのに・・・」
「あの余裕は少々不気味に見えますね・・・」
今の攻防に巻き込まれて、ジェミニが出したダスタードは全て消滅してしまっていたのにも関わらずジェミニは子供のような笑い声を挙げるその姿にフォーゼの後ろに不気味の悪さを覚えずにはいられなかった。
「一気にコズミックで・・・!!」
「じゃあ、私のとっておきのキラキラを見せちゃうよ~!!」
「それは!?」
「白い・・・星・・・ですか・・・?」
「あれってパスパレのライブの時の!?」
「アイツもデカくなるのか!?」
その球体の意味が分からない紗夜が不思議そうに呟くが、フォーゼはコズミックスイッチを取り出したまま目の前の光景にその動きが止まってしまった。
ジェミニはとっておきと言うとゾディアーツ体に刻まれた星座の星々が光り出し白い惑星のような球体を作り出す。
ジェミニのとっておき―――それは先日のキャンサーが使用した超新星だった。
その力の事を知らないモカ達は身構え、そして―――
「「あははははっ!!」」
「偽物の香澄ちゃんが分身した・・・!?」
「そんなのありかよ!?」
「「いっくよ~!!」
「っ!?・・・こっち狙ってますよ!?」
「かな~りピンチ・・・」
「くそっ!!巴!!」
「モカ達を・・・やらせるかよ・・・!!」
そんな彼女達の目の前でジェミニが2人に別れた。
衝撃的な出来事に目を丸くしていたがそんなジェミニ達は狙いをモカ達に定めると、同時にカードを投げつけ始める。
「うわぁ!!」
「いってぇ・・・!!」
「弦太朗!!」
「巴さん!!大丈夫ですか!?」
「アタシ達は大丈夫ですけど・・・このままじゃ・・・!!」
「まだだ・・・!!まだ負けてねぇ・・・!!」
――コズミックON――――――――
「「すっご~い!!あれでもまだ動けるんだ~!!」」
フォーゼカードを撃ち落とし始めるのに変身したままのヴァルゴが加わるが、単純に2倍になった攻撃を撃ち落とすことを出来ず、モカ達を守るために撃ち落とせない攻撃を身体で受け止め、攻撃が止むと同時に2人は片膝をつく。
しかし、このまま負ける訳にはいかないフォーゼはコズミックに変身して立ち上がると、ヴァルゴも杖で身体を支えて立ち上がる姿を見たジェミニ達は互いの姿を見合わせていた。
「ねぇ?
「
「じゃあ・・・やっちゃう?」
「うんうん!!」
「アレ・・・って何のことだか分かる如月くん?」
「ジェミニにあれ以外に出来ることなんて知らねぇぞ?」
「では、アレとは一体・・・?」
超新星による分身が奥の手と思っていたフォーゼだったが、ジェミニの言う
「「じゃ~ん!!」」
「・・・スイッチ?何で・・・?」
「変身を解く・・・訳ではなさそうだが?」
「何で出したんだろ~?」
「そういえば・・・以前に如月さんが・・・何か話していたような・・・」
「まさか!?マジかよ!!」
「如月!!何が起こるんだよ!?」
ジェミニがこのタイミングで出したのは12使徒に変身するためのホロスコープススイッチ。
紗夜は以前に何かを離していたことを思い出そうとしていたが、フォーゼはこの後起こる最悪の展開が頭を過っていた。
「「へ~んしん!!」」
「嘘・・・!?」
「あれは確かアクエリアスにアリエスだったね・・・どういうことだい?」
「別のに・・・変身した!?」
「アタシので試した時は動かなかっただろ!?」
「以前に生徒会室で・・・確か、特異体質でしたか・・・?もしかして・・・」
ジェミニがスイッチを押すと、それぞれアクエリアスとアリエスへと変身していた。
以前に巴のスイッチ試したがスイッチを起動させることが出来なかったのにも関わらず、目の前のジェミニはそれを否定するように別の姿に変身していた。
戸惑いを隠せない彼女達だったが、ジェミニが変身したアリエスは杖を構えていた。
「いぇ~い!!」
「なんだこれは・・・!?」
「あの時よりも・・・力が抜けて・・・!?」
「不味いですね・・・」
「うぉぉぉらっ!!」
アリエスからは何とも気の抜けた声が響くが、その能力は以前に操られていたまりなが変身した時以上。
一気に力が抜けて行く中でその能力が効かないフォーゼはそのままアリエスへ向けて斬りかかり、そのままヴァルゴへ向けて叫ぶ。
「巴!!みんなを連れて逃げろ!!」
「如月!!何言ってんだよ!!」
「巴ちゃん・・・逃げなきゃ・・・!!」
「ツグ!?でも・・・!!」
「つぐみちゃんの言う通りだよ・・・」
「もし、巴さんのが奪われたら・・・危険です・・」
「トモちーん・・・」
「クソっ!!分かったよ!!」
ヴァルゴ自身は全く納得できない様子で声を挙げるが、周囲の言葉を聞いて悔しそうな声を挙げながら自身の後ろにワームホールを作るとそこにみんなでその中に入るとすぐに消滅していた。
「こっからはタイマンはらせてもらうぜ・・・!!」
「ゲンちゃん大丈夫~?」
「お前に心配されることじゃねぇ・・・!!」
「うわぁ!?」
「こっちもいるよ~!!いぇ~い!!」
守るものがこの場から居なくなったフォーゼは先ほどまでの防戦とは打って変わってソードをアリエス目掛けて振り下ろすも杖で受け止められてしまう。
そんなフォーゼの背中にアクエリアスが鞭による攻撃を浴びせる。
「ぐわぁ!!・・・このっ!!」
「「きゃ・・・!!」」
「でも、だいじょーぶ!!」
「食らえ~!!」
しかし、フォーゼもやられるだけではない。
アリエスの身体を足場に後ろに向かって飛び、アクエリアスの頭上を過ぎる瞬間にソードで身体を切りつけるが、そのダメージは瞬時にアクエリアスの能力によって回復されて与えた以上のダメージを与えられる。
生半可なダメージを与えてもアクエリアスの能力ですぐに回復される。
そうなればフォーゼにもう選択肢は残されていなかった。
―――リミットブレイク―――
「ライダー・・・超銀河フィニィィィッシュ!!」
「きゃああああああ!!」
「あ~!!やられちゃった~!!でも、こっちは無事でよかった~!!」
「スイッチが残っちまったのか・・・!!・・・でも一気に・・・」
フォーゼはアクエリアスを両肩の諸共切り裂くとアクエリアスがその場で爆散する。
しかし、不幸なことにスイッチは壊れることなくアリエスの足元へと転がるとそれを拾い上げた姿にフォーゼは悔しそうな声が漏れるが、フォーゼは再びソードに装填されていたコズミックスイッチを装填し直していた。
―――リミットブレイク―――
ソードから音声が響くと、距離があったアリエス目掛けてフォーゼは一直線に駆け出していく。
それを見たアリエスは懐から別のスイッチを取り出して別の姿に変身しようとしていたが、フォーゼはそれに構うことなくソードを振りかぶっていた。
「ライダー超銀河・・・」
「ゲンちゃん・・・!!」
「なっ!?」
しかし、相手はゾディアーツへと変身するのではなくその場で変身を解いて香澄の姿に戻っていた。
フォーゼは頭では相手が分身だと分かっていても、見た目は香澄のそれを斬ることが出来ずにソードを彼女の寸のところで止めてしまった。
その行動には彼の本質的な優しさが出てしまった行動だったが、今回は―――――
「ひひっ・・・!!」
「うわぁあああ!?」
―――完全に裏目に出てしまった。
ジェミニはそのままスイッチを押すと、香澄の姿からカプリコーンへと姿を変えてギターをかき鳴らして自身諸共フォーゼと共に爆発した。
両者ともに変身が解けて互いが持っていたスイッチをばら撒きながら地面を転がるが、その中でジェミニは近くに転がっていたアクエリアススイッチを起動してダメージを回復すると、その場に立ち上がって背筋を伸ばすようにストレッチをし始めていた。
「あ~楽しかった!!あれ?ゲンちゃんもう動けないの~?」
「ぐっ・・・ぅぁ・・・」
ダメージが大きい弦太朗はその場から立つことが出来ずに地面に伏せていた。
アクエリアスに変身したジェミニは弦太朗を観察すると、そのまま変身を解除して香澄の姿に戻ってしまった。
「う~ん。ゲンちゃんボロボロで今のままじゃつまんないから、私は別のところで遊んでくるね~」
「待て・・・!!」
ジェミニはそのまま自分のスイッチだけを拾い上げるとその場から立ち去ろうと歩き出す。
その背中を目で追う事しか出来ない弦太朗は振り始めた雨を身体に感じながら意識を手放してしまうのだった。
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