バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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ガルパ6周年の200連ガチャ
完全勝利Daylightを決めたので星5ましろ完凸までいけたので初投稿です。

これでヴァルゴは封印だな・・・!!


悪・戯・煌・星-6 戦慄

 

「とりあえず・・・出れるくらいには片付いたな・・・」

 

「んじゃ、開けましょ!!ルイ~!!」

 

ジェミニによって塞がれた蔵の地下への入口を解放した有咲達。

ライブ以外では身体を動かすことが少ない彼女達は疲労を隠せずにいたそのタイミングで蔵の中に黒い穴が突如として現れる。

 

「「「うわぁ!?」」」

 

「いたたたた・・・」

 

「みんな!?いるか!?」

 

 

 

 

「巴ちゃん!?それにつぐみちゃん達も・・・!?」

 

「紗夜さん!?どうしたんですか!?」

 

「羽沢さん!!何があったんだよ!?」

 

「実は―――」

 

穴から出てきたのはフォーゼに言われるがままに逃げ出したヴァルゴ達。

いきなり目の前に現れた彼女達に驚きの表情を浮かべていたが有咲は尋常じゃない様子に気が付いて疲労困憊な彼女達の中で一番落ち着いていそうなつぐみからフォーゼとジェミニとの戦闘について聞き出していく。

 

 

 

「マジか・・・。分身した上に、別のにまで・・・特異体質ってのは前に聞いてたけど・・・香澄がそうだったなんて・・・。信じらんねぇ・・・」

 

「市ヶ谷さん。ですが・・・」

 

「私達も見たんだよ・・・だが、香澄ちゃんで試すわけにもいかないからね・・・」

 

 

 

「てか!!それ弦太朗さんは大丈夫なんすか?」

 

「だったらすぐに戻って・・・!!」

 

「待て巴さん!!」

 

今までの話を聞いて駆け出そうとする巴に有咲は待ったをかけるが、かけられた巴は不満そうに有咲を睨み始めた。

 

 

 

「なんだよ・・・」

 

「もしもそれ盗られてみろ!!どんだけ被害がデカくなるかわかんないだろ?だから如月くんは逃げろって言ったんだよ・・・」

 

「・・・くそっ!!じゃあどうすんだよ?」

 

頭では有咲が言っていることは理解出来るが、心情的には全く納得出来ない巴は有咲に食ってかかる。

 

「・・・如月に任せるしかねぇ」

 

「おい!!」

 

「巴ちゃん・・・有咲ちゃんの言う通りだよ・・・」

 

「つぐまで・・・!!」

 

「トモちん・・・。だからげんたろーさんは・・・」

 

 

「あぁ~!!もう分かったよ!!」

 

有咲だけではなく、疲労感を隠せていないつぐみとくモカからも同じことを言われてしまった巴はなんとか自分を抑えて、彼女達の意見を受け入れ酔うとした瞬間、彼女達の元に最悪の知らせが舞い込んできた。

 

 

 

「電話・・・ふーすけから・・・もしもし?」

 

『透子ちゃん!!商店街が大変だよ~!!』

 

「ちょ!?ふーすけ!?」

 

『また出たんだよ~!!今イヴ先輩が・・・!!」』

 

 

「アイツ!!」

 

「巴ちゃん・・・!!きゃ!!」

 

透子のスマホにつくしからの着信。

しかし、つくしから告げられたのは商店街にジェミニがイヴと戦い始めてるという知らせに巴は冷静さを失ってしまった様子でなんとか止めようとした立ち上がったつぐみを突き飛ばすようにして蔵から飛び出してしまった。

 

しかし、冷静でなかったのは巴だけではなかった。

 

 

 

「弦太朗くん・・・!!」

 

 

 

「牛込さん!!どこへ・・・!!」

 

「おい!!りみ!!待て!!」

 

巴に続いてりみもそのまま蔵から飛び出してしまう。

しかし、そんな彼女を捕まえようとしたが誰も彼女を捕まえることが出来なかった。

 

「市ヶ谷さん!!桐ヶ谷さん!!追いかけましょう!!」

 

 

 

 

 

「・・・いや、ここで待ちましょう」

 

「何故ですか!?瀬田さんも含めた4人で追いかければ!!」

 

紗夜がこの場にいた2人に提案するが、すぐにその提案は有咲によって却下されてしまう。

それに納得がいかない彼女は有咲に声を挙げるが、冷静に有咲は答えを返した。

 

「紗夜先輩とそれと薫さんも、正直に言うと立つのもしんどいんじゃないんですか?」

 

「・・・いえ、そんなことは・・・」

 

「だったら運動が苦手のりみの事をさっきの時点で捕まえられますよね?」

 

「それは・・・」

 

 

 

 

 

「その通りさ。正直私も立ってるだけでやっとでね・・・紗夜ちゃんもそうではないのかい?」

 

「・・・えぇ、そうですね」

 

紗夜は薫の言葉を聞いて観念したように声を挙げるとそのまま地面に座り込んでしまった。

それを見た有咲達もまた同じように地面に座り込んでしまう。

 

「さっきここに居た香澄の偽物が地下の入り口を塞いじまったんでそれをどかすのに私達も疲れちゃったんですよ・・・。正直頭ももう回りそうにないんで、後は正直みんなに任せるしかないですね・・・」

 

「そうだね・・・」

 

有咲の言葉を聞いたつぐみは突き飛ばされた際に押された胸を抑えて呟くのだった。

 


 

 

 

 

商店街でのアルバイトが終わってお店を出た。

雨が降り始めた空から見て傘を差そうとした途端、見たことのないカードが降ってきて私の足元で破裂すると目の前にはピエロのような外見をした怪物が立っていた。

 

それを見た私は身構えていましたが―――

 

「イヴちゃん!!」

 

「その声は・・・カスミさん・・・!!」

 

「あ~そ~ぼ~!!」

 

その声を聞いて思わず私は目を見開いてしまいましたが、それに合わせる様に目の前の怪物は先ほどと同じカードを投げつけてくる。

 

「っ!?」

 

後ろにはツグミさんのお店。

避けたらお店に被害が出るのを理解した私はそのまま持っていた傘でカードを叩くと、先ほどと同じようにカードが爆発して一瞬で傘は原型が無くなってしまっていた。

 

「あはは!!すごいすごい!!」

 

「何でこんなことを・・・!!」

 

「じゃあ・・・これはどうかな!!」

 

そう言って今度は私の足元目掛けてカードを投げつけ始めるが、私は雨が振っている事に構うことなくカードから逃げるように走り出す。

 

「ほら!!もっと走って逃げないと当たっちゃうよ~!!」

 

「くっ!!」

 

悔しいですが、私の手元には武器になるようなものはない。

出来るとしたらこのまま逃げることだけ―――

 

 

 

「イヴちん!!これ!!」

 

「ハグミさん!!」

 

そう思っていたタイミングでハグミさんの声と共に私の方に何かが飛んでくると、反射的にそれを掴み取っていた。

 

「バット・・・」

 

「本当はダメだけど・・・!!イヴちん!!」

 

「はい!!」

 

ハグミさんが投げてきたのはソフトボール用のバット。

投げたハグミさんは物凄く嫌そうな顔をしていたのを見て、ハグミさんなりの葛藤を感じると私は手の中の確かめるように握ると逃げるのを辞めて突撃を始める。

 

「ブシドー!!」

 

「へへっ~!!」

 

振り下ろされた私の攻撃は容易く回避されてしまいましたが、この得物は刃の向きを気にする必要がないという利点を生かしてそのままVの字を描くようにバットを振り上げると、今度は回避しきれずに相手の右腕にバットが当たる。

 

 

「いった~い!!」

 

「まだです・・・!!」

 

 

 

痛がってはいますが大したダメージにはなっておらず、それに比べてこちらは1撃でも当たれば致命傷になってしまうヒナさん曰く"理不尽ゲー"という状況。

 

 

ならば攻撃を受ける前に攻め立てることだけ―――

 

「ブシドー!!」

 

「痛い!!・・・痛い!!」

 

「っ!!」

 

小さな振りで攻撃を続けていくが、相手は攻撃が当たるたびにカスミさんの声で痛みを訴えてくる。

でも、私はそれを心を鬼にして聞かない振りをして攻撃を続けても大したダメージはなく、それどころか攻撃をする度にこちらの精神がすり減っていくような感覚に襲われていく。

 

それが焦ってしまったのか私は大きく振りかぶってしまったそのタイミングで相手の身体が光りだして、その姿を見て再び目を見開いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これなら痛くないね!!」

 

「その姿・・・っ!!」

 

「カニだ~!!」

 

攻撃が当たる直前に道化の姿から突如として以前にアユミさんが変身していたカニに姿が変わっていた。

 

このままでは不味いと頭に思い浮かんでも身体は急には止まらず、バットはカニの甲羅を叩いてしまうと、その反動が私の手首に跳ね返ると一瞬だけ左手首に鈍い痛みが走る。

 

でも、止まる訳にはいかない。

と思ったその時―――

 

 

 

 

 

「だらぁあああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

「トモエさん!!」

 

「トモちん!!」

 

トモエさんが敵を全力の蹴りを入れて私から引き剥がして、仕切り直しになった状態で相手は突如として笑い出した。

 

 

 

 

 

 

「あははっ!!巴ちゃん来たんだ!!待ってたんだよ~!!」

 

「いい加減にしろよ!!この偽物野郎!!待ってたのはアタシじゃなくてスイッチだろうが・・・!!」

 

「偽物・・・?」

 

「どういうこと・・・?」

 

「あぁ、本物は有咲達と一緒にいる・・・」

 

「そうだったんですね・・・!!」

 

トモエさんから説明を聞くと今の状況を何となく理解できた。

 

カスミさんの真似をして暴れている偽物―――

 

偽物、そう聞いただけで私は湧き出てくるような怒りを覚えて再び、バットを持って構え直すと、その偽物は笑いながらトモエさんに視線を送っていた。

 

「ほら巴ちゃん!!早く!!」

 

「うっせぇな・・・!!」

 

そう言ってトモエさんが飛び出すと、比較的に殻の薄そうな関節に殴りつけると、偽物はその姿に驚いた様子を浮かべて疑問を思わず口にしていた。

 

「何でスイッチを使わないの?」

 

「なんで・・・?何故なら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アタシはスイッチを置いてきた!!」

 

「「「・・・」」」

 

雨に濡れながらも自信満々に答えるトモエさん。

それを聞いて偽物も私達も言葉を失ってしまいましたが、状況を理解した偽物は急に冷めてしまったような態度を取り始めると、先ほどの道化師の姿に変わっていた。

 

「はぁ・・・なんかつまんなくなっちゃったから帰るね・・・」

 

「逃がすか!!・・うおっ!?」

 

トモエさんが偽物を追いかけようとしましたが、突如としてトモエさんの目の前で爆発が起こって偽物の姿が一瞬見えなくなると、次の瞬間にはそこには誰もいなくなっていた。

 

 

「くっ・・・」

 

 

 

「イヴちん!!」

 

「イヴ!!大丈夫か!!」

 

 

偽物が逃げた事を理解したのと同時に私の左手首は限界を迎えてしまい、痛みのせいで持っていたバットを地面に落としてしまう。

 

「痛そう・・・!!うちにお肉買ったとき用の氷があるから取ってくるね!!」

 

「頼んだ!!」

 

それを見たハグミさん達が私に駆け寄ってくると、手首を見てすぐに自分のお店へと駆け出すのを見た後、手首を抑えながら私は痛みから目を背けるように雨空を見上げていた。

 

 

 





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