バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。

ハロハピ篇なのにハロハピ出演率の低さよ。



大・熊・騒・動-9 誰が王子様を狙ったのか?

屋敷へ戻った弦太朗達

屋敷の一室で黒服が花音たちに今起こっている事件の事を説明する。

しかし、花音がいるため仮面ライダーについては話していない。

 

「ふえぇ・・・。はぐみちゃんにこころちゃんまで・・・」

 

「なるほど・・・。大体分かりました」

 

「巴!!それ絶対に分かってないでしょ!!」

 

「そんなことないぞ。次は花音さんが狙われるってことだろ?」

 

「やっぱり分かってない!!」

 

「薫と一緒にいた花音に何もしてないって事は、目的は薫ってことか・・・?」

 

「ふぇ?」

 

「・・・確かに!!花音さんは無事って事は目的は薫先輩しかないよ!!」

 

「ん?なんかよく分かんないけど、はぐみ達が襲われるのは変だし、瀬田先輩も襲われるような理由なんてないだろ?」

 

「巴。やっぱり分かってなかったじゃん!!」

 

「花音は何か分かるか?」

 

「ごめんね。でも美咲ちゃんなら・・・」

 

「待ってくれ。花音」

 

「え・・・?」

 

「奥沢様は携帯をこちらに置いて行ってしまっているので、後でこちらを届ける際に伝えておきます」

 

「そうだったんですね。分かりました」

 

そして美咲に連絡しようとする花音を静止する弦太朗と黒服。

 

それは先ほどこころの事で思い悩んでいた美咲に対して、「これ以上彼女を追いこみたくない」という弦太朗と黒服なりの気遣いであった。

 

「でも、瀬田先輩について詳しい人なんて・・・」

 

美咲以外に攫われた薫について詳しい人――

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋にいる全員が考えるとひまりから声が挙がる。

 

「そうだ!!りみ!!」

 

「ん?りみがどうしたんだ?」

 

「りみも薫先輩の舞台とか良く行くから、もしかしたら何かわかるかも!!こころの屋敷に来てもらえるように私連絡してみるね!!」

 

そうしてひまりはりみへ電話を掛ける。

それと同じタイミングで部屋の外から別の黒服が入ってくるが通話中のため、話かけずに待機している。

 

 

『もしもし?ひまりちゃん?』

 

「もしもし、りみ。今って何してるの?」

 

『えっ?家で本を読んでたけど?』

 

「ちょっと弦太朗くんがね。薫先輩の事で聞きたいことがあるって」

 

『弦太朗くんが・・・?うん。大丈夫だよ。』

 

「りみ!!ありがと~!!それでね。見てもらいたいものがあるからちょっと外に出てきて欲しいんだけど・・・」

 

『大丈夫だよ!!それで今はどこにいるの?』

 

「えっとね。こころの家だよ」

 

『こころちゃんの・・・?でも、今から行くと時間かかっちゃうよ?』

 

「上原様。今、牛込様の家に迎えの車を出しました」

 

「えっとね。今こころの家の人が車で迎えに行ったって」

 

『えぇ!!どういうことなん!?』

 

「詳しくはこころの家で話すから!!」

 

『うん。じゃあ準備して待ってるね?』

 

「うん。じゃあ後でねー!!」

 

 

「ひまりちゃんの行動力凄いね・・・」

 

「それがひまりのいいところですから」

 

「スゲーなひまり!!」

 

「えへへ~。弦太朗くん!!もっと褒めてもいいんだよ!!」

 

「お話中失礼します」

 

 

ひまりとりみの会話中に部屋に入ってきた黒服が話へと割って入ってくる。

 

「宇田川様。医療班の準備が整いましたのでこちらへ」

 

「あぁ。ありがとうございます」

 

「それと新たに判明したことがありますので報告させていただきます」

 

「ふえぇ?新しく分かったこと・・・?」

 

「爪によって引っ掻かれた被害者の身体が徐々に”ミッシェル化”していっていることが確認されました」

 

「身体が”ミッシェル化”?どういうことですか?」

 

「傷を中心にしてそこから徐々に身体がミッシェルのように変化していっております。その減少は便宜上こちらで”ミッシェル化”と命名させていただいております」

 

「えぇー!!じゃあ巴もミッシェルに!?」

 

「ふえぇー!!」

 

2人の視線は爪によって目の前で吹き飛ばされた巴へと向けられる。

 

「宇田川様は爪による傷は無いので問題はないと思われます」

 

「ん?アタシは幻覚なんて見えてないから大丈夫だろ?」

 

「はい。現在の例外はこころ様のみです」

 

「こころちゃん!?」

 

「えぇ松原様。こちらへ」

 

「はい!!」

 

花音の考えを読み取った黒服が花音をこころの元へと案内され、部屋には仮面ライダーの正体を知る者のみが残される。

 

「なぁ、例外の原因って如月か?」

 

「はい。こころ様のみが仮面ライダーによって怪我の処置を行っております。それが原因かと」

 

「弦太朗くんのあれってそんなことも出来るんだ!!」

 

「実際手当したのは黒服さんだけどな。って巴、行かなくていいのか?」

 

「確かにいつまでも待たせるのは悪いな」

 

「では、宇田川様はこちらへ・・・」

 

「じゃあ私も巴に!!」

 

「いや、ひまりは残ってないと。りみ呼んだのに本人がいないのはダメだろ?」

 

「上原様と如月様はこの部屋でお待ちください。後ほどお茶と軽食をお持ちいたしますので」

 

「はい!!」

 

「あざっす!!」

 

 

 

 

こうして黒服は巴を連れて部屋を後にする。

2人は黒服によって運ばれてきたお茶と軽食を楽しんでいると、りみが部屋へとやってくる。

 

 

 

 

「ひまりちゃん!!弦太朗くん!!お待たせ」

 

「おう!!りみ。急に呼んで悪いな」

 

「ううん。話は黒服さんから聞いたよ!!それに友達が困ってるんだから何かしないと!!」

 

「りみ~!!」

 

ひまりがりみの言葉に感動しているが、りみは弦太朗へ質問する。

 

「それで薫先輩について聞きたいことってなに?」

 

「あぁ、りみから見て薫ってどんな奴か知りたいんだ」

 

「うん!!薫さんは演劇部でね。芝居もめっちゃ上手でね!!めっちゃかっこいいんよ!!・・・」

 

「そうだよね!!しかもファンサービスも凄くしてくれるし、イケメンで王子様でね!!・・・」

 

「それに、薫先輩が”儚い”って言うんがね。すっごい儚いんよ!!」

 

「それにギター姿もすっごいかっこよくてね!!」

 

りみとひまりから繰り出される超早口の薫トークに弦太朗は聞き取り切れず、困惑する。

 

「2人とも落ち着け!!とりあえず、薫が凄いってのは分かったから!!」

 

「薫さんはホント凄いんよ!!あっ・・・」

 

「ねぇりみ?どうしたの?」

 

「そういえば、前に一部のファンの人達が「名前呼んでもらえない」って言ってたよね?」

 

「あー!!前にそんなことあった!!私たちは同じライブとか出てるときに名前呼んでもらう時とかあるから気にしてなかったけど、すっごい炎上して薫先輩の一言ですぐ収まったあれね!!」

 

「うんうん!!あの時の薫さんめっちゃかっこよかったよ!!」

 

「あっ!!もしかして今回の犯人って!?」

 

「あん時文句言ってたファンの人!?もしかして被害者の人も!?」

 

「弦太朗くん!!」

 

「おっ・・・おう・・・」

 

「牛込様。上原様。こちらが今回の資料になります」

 

弦太朗が2人に困惑している中、どこからか現れた黒服がそれぞれにに今回の事件資料を手渡す。

その資料には被害者のリストにミッシェルのスタンプが新しく追加されている。

 

「なぁ、このスタンプって・・・」

 

「このスタンプが押されている方は現在”ミッシェル化”している人になります」

 

「りみ!!この人たちって!!」

 

「やっぱりそうやね!!」

 

「どうしたんだ2人とも?」

 

「このスタンプ押してる人!!はぐ以外はみんな薫さんのファンやない!?」

 

「なんだって!?」

 

「この人たちの顔薫先輩の舞台で見たことある顔だもん!!」

 

そう言うとひまりは資料にあるスタンプが押された被害者リストから見覚えのある顔をリストアップする。

しかし、”ミッシェル化”している全体の6割程度しかリストが埋まらない。

 

「ひまり。半分くらい埋まってねぇぞ?」

 

「あれ~?あってるとおもったんだけどなぁ~」

 

「もしかして残ってるのはハロハピのライブしか行ってない人じゃないかな?」

 

「それか~。確かに何人かはハロハピと一緒のライブで見たことあるような気もするけど分かんないよぉ・・・」

 

「あっ!!りみちゃん」

 

「こんばんは。花音先輩」

 

「こころはどうだった?」

 

「うん。まだ寝てたけど。すぐに起きるって黒服さんも言ってたから!!」

 

ひまりが埋まらないリストに唸っていると、こころの様子を見ていた花音が部屋へと戻る。

黒服の言葉とこころの様子を見て安心している花音にひまりがリストを持って詰め寄る。

 

「花音さん!!ちょっとこれ見てください!!」

 

「ふえぇ・・・。ひまりちゃん?どうしたの?」

 

「花音先輩。そのスタンプ押してある人たちに見覚えありませんか?」

 

「どういうこと?」

 

「花音!!なにか思い出さねぇか?」

 

「ふえぇ・・・!!」

 

「弦太朗くん!!花音先輩が・・・」

 

「わりぃ・・・。でもこころ達のためだから頼む!!」

 

「・・・こころちゃんの?うん。ちょっと見てみるね?」

 

そうして花音はひまりから受け取ったリストを確認する。

 

「あれ?この人ってライブにいつもライブに来てくれる人だ。それにこの人も・・・」

 

「花音さん。ライブで見たことある人に印付けてください!!」

 

「うん・・・」

 

花音がひまりから受け取ったリストを確認し、印をつけていく。

しかし、リストの数名には印がない。

 

「あれ?全部埋まってないよ?」

 

「あっれ~。そうだと思ったんだけどなぁ」

 

「でも、残った人達のこの髪型もライブ以外で見てるような・・・」

 

「ライブ以外・・・?」

 

「あっ!!黒服さん!!この中に黒服さんは居ますか?」

 

「失礼します」

 

花音の言葉に数人の黒服が現れて、その全員がひまりと花音によって情報が書き加えられた資料を確認する。

集まった黒服が全員資料を確認して結果を伝える。

 

 

「このリストの空欄は全員黒服です」

 

「ほら~!!」

 

「ひまりちゃん凄いね!!」

 

「つまり、薫くんの関することで炎上した人が犯人・・・?」

 

「皆さま。ありがとうございます!!後はこちらで犯人の調査いたします」

 

ひまりとりみの活躍により犯人の絞り込みは完了し、その結果から犯人を割り出すベく屋敷を駆け出す黒服。

 

しかし、時間が遅くなってしまい屋敷にいた弦太朗達はこのまま屋敷に泊まることのなるのだった。




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オリ設定のゾディアーツについての公開情報(通常時)
・大熊座”アルツメイヤー・ゾディアーツ”
・遠目から見たら黒いミッシェル
・顔は本物のクマに近い
・右腕にはかぎ爪
・爪によって切られた人間に対して幻覚効果←更新
・切られた人間が次第にミッシェルになる!!←NEW
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