バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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遅くなりましたが、投稿です。
本日から最終章です・・・
終わるのかぁ・・・


最終章-環・情・音・楽
環・情・音・楽-1 はじまる、終末への序曲


 

「全く・・・アンタは本当に予定外の事ばっかりしてくれるね・・・」

 

 

 

「嘘・・・」

 

「香澄の言った通りじゃねぇか・・・!!」

 

「2人とも!!きっと、さっきの香澄ちゃんみたいに見た目だけが・・・」

 

「そうだよ!!みんな!!落ち着いて・・・!!それにほら!!オーナー杖ついてたけど、あの人は杖ないよ!!」

 

「ううん!!学校で見た時も杖してなかったよ!!きっと・・・!!」

 

 

サジタリウスが人間に戻ったたの姿に彼女達は驚きを隠せずに目を丸くしていた。

しかし、目の前の人物は彼女達が知っている人物とは決定的な違いを見て、目の前の彼女が自分たちが知っている人とは別人だと思い込もうとしていたが、この中で一人だけ状況について行けなかった人物がいた。

 

「誰だ・・・あの婆さん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「婆さんはやめな!!」

 

「あの感じ・・・本物だ・・・」

 

「おたえ!?お前何言ってんだよ!?」

 

「でも、あれは前に香澄ちゃんも同じように言われてたよ・・・?」

 

フォーゼは目の前の人物を老人扱いしたがその言葉に答えた姿を見て、彼女達は目の前の人物がジェミニのような分身ではなく本物であることを確信して落ち込む様子を見せる彼女の中で1人は怒りを滲ませていた。

 

「どうして・・・」

 

 

 

「沙綾・・・」

 

「どうしてこんな事を・・・!!なんで香澄やみんなにあんなことしたの!!・・・答えて!!」

 

「そうだねぇ・・・」

 

声を挙げたのは沙綾。

最初の事件で特に理由もなく襲われた彼女はその元凶だと思われる人物を前にして、以前に世話になった恩よりも、この騒動を起こした事に対する怒りが先に出てしまっていた。

 

それを見てオーナーはそんな彼女を見てからフォーゼへと視線を向けて言い放った。

 

「アンタは大体の見当はついてるんだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうなんだい?正義の味方(人殺し)

 

「「「「「「えっ・・・?」」」」」」

 

 

「こいつはね。自分の学校の校長を生きて帰れない場所に叩きこんで殺して、理事長にも致命傷を与えてるんだよ」

 

「・・・」

 

「まぁ、放っておいたら日本が消し飛んでたらしいけどね。それに比べたら私の方は日本が消えることなんてないから大したことはないね」

 

「なら・・・オーナーは何のために・・・?」

 

オーナーはフォーゼをハッキリと人殺しと言うと、その言葉に思わず彼女達はフォーゼへと視線を送るが彼はその言葉に何も返さなかったが、オーナーはそんな彼女達を前にして話を続けいた中でたえが声を震わせると、オーナーはやっと目的を語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「世界中に私の音楽を響かせる―――。それだけだ・・・」

 

「「はぁ?」」

 

「音楽をやってる人間なら一度は夢に見る。そうだろ?Poppin'Party?」

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

世界中に音楽を響かせる―――

 

そんな不明瞭な目的を語られて思わず音楽をやっていないフォーゼと明日香はそれが全く理解できずに声を挙げる一方で、ポピパの面々はオーナーが語った夢について全く否定することが出来ずにいた。

 

オーナーはそれを見ると淡々と語りを続けていく。

 

「プロとして舞台に上がって、ライブハウスで音楽を育ててきた。私はそれでやり切ったと思ってた・・・。そんな時に出会ったのが我望だよ」

 

 

 

「理事長・・・!?」

 

「その時は学園で音楽講師のスカウトされたけど断って、それから少し経った頃に我望の使いとか言う白い服の連中がこれを持ってきてね。

使ってみたら杖も必要ない。身体だってプロとしての全盛期以上に演奏だって出来るようになった。

そうなったら、どんなことをしても昔に考えてたデカい夢ってのを叶えたくなったってことだね」

 

「だったら、ライブを配信したりすれば出来るんじゃ・・・。それに街で事件を起こすことに繋がらないんじゃ・・・?」

 

オーナーはスイッチを見せながら淡々と語るが、それを聞いていたフォーゼは思わぬ人物名が出たことに驚きを隠せない彼だったが、明日香は今の話を聞いてもこれまでの事件を起こす理由が分からずに聞き返してしまうとオーナーの視線はフォーゼから明日香へと移っていた。

 

「戸山の妹だったね・・・。あんたも私の目的の為に役に立ってくれて助かったよ」

 

「私が・・・?それってどういう・・・」

 

「これだよ。これ・・・」

 

「それって明日香が使ってたうお座のスイッチ・・・!!」

 

「それを集めるために・・・?でも・・・なんで?」

 

そう言いながらオーナーが取り出したのは、サジタリウスのスイッチとは違う12使徒が使う赤いスイッチ。

スイッチを見た彼女達は目的の役に立ったと言われた意味が理解できたが、オーナーの目的とそれを集める理由が全く結びつけられずにいた。

 

「この場所は大体10年に1回の周期で宇宙に向かってこれに使うのと同じエネルギーを吐き出すらしい。確か戸山はそれを星の鼓動って言ってたね」

 

「マジか・・・!?」

 

「私は集めたスイッチを使って、星の鼓動に音楽を乗せて地球上に私の音を響かせる。

そのために私は音楽に関係した人間を中心にスイッチを街に広めて集めてたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっとも、我望の使いが言うには、これをすると中心になる場所―――少なくとも東京近辺は跡形も無く消えるらしいけどね。後数日、アンタたちが武道館に立つ前にはその場所は消えてなくなってるってことだ・・・」

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

香澄が今まで言っていた星の鼓動の正体と、オーナーの絵空事のような計画。

それらを聞いた彼女達はその目的も言われた被害の大きさもとても嘘には思えなかった。

 

全てを語り終えたといった様子で彼女はスイッチを押してサジタリウスへと変身して、その腕を彼女達へと向けるとフォーゼは反射的に彼女達の前に立っていた。

 

「こいつ・・・!!」

 

「これで話は終わりだよ。アンタたちは武道館に立つことはないってことさ。残された時間を楽しむんだね」

 

そう言い残すとサジタリウスはフォーゼ達の目の前に向けて矢を放つと、それは地面に触れた途端に爆発すると周囲に土煙が上り、それが晴れるとそこにサジタリウスは姿を消していた。

 

フォーゼは辺りを見回すがサジタリウスを見つけることが出来ず、そのまま彼はドライバーに手を伸ばして変身を解除すると、それを見た彼女達はその場にへたり込むと彼は彼女達に歩み寄っていく。

 

「大丈夫か・・・?」

 

 

そう言って弦太朗は近くにいた沙綾に手を伸ばすが―――

 

「・・・っ!!」

 

 

 

 

「はっ・・・?」

 

「あっ・・・」

 

彼女は無意識にその手を振り払ってしまい、やってしまったという様な後悔の表情を浮かべる沙綾。

それに対して弦太朗はその行動に呆気に取られて固まってしまったが、それを咄嗟に有咲がフォローに入っていた。

 

 

「如月、沙綾はさっきオーナーが言ってた”人殺し”ってのが頭に浮かんじまったんだよ。許してやってくれよ」

 

「・・・そうか。悪いな」

 

「ううん・・・こっちの方が悪いし・・・」

 

 

 

何とも言えない重い空気を感じてりみは、空気を読んで強引ではあるものの話の話題を沙綾のことから先ほどまでオーナーから語られたことについて切り替えていく。

 

「それにしても・・・色々と分かったね・・・」

 

「りみの言う通りだな・・・。多分もう如月にも止めらんねぇと思ったからぶちまけたって感じがするけどな・・・」

 

「それにしても香澄が言ってた”星の鼓動”ってのが本当だったとは思わなかったぜ・・・」

 

「如月くんが40番のを使った時に同じようなことを言ってたよ・・・?」

 

「私も聞いたぞ?」

 

「マジか・・・」

 

 

 

 

 

「スイマセン・・・私のせいで・・・」

 

有咲を中心に現状分かっていることを確認し始めるが、そんな中でより一層重い空気を放っている明日香が突如として口を開くと即座に有咲がフォローに入っていく。

 

「結果的には向こうに手を貸したかも知んねぇけど、明日香ちゃんはなんも悪くねぇよ」

 

「でも、私のせいで街が消えるって・・・」

 

「向こうの脅しのデマかもしれないし・・・!!それに弦太朗くんがいるから・・・!!」

 

「・・・ありがとうございます」

 

2人のフォローを受けて明日香は苦々しい表情だがなんとか笑みを浮かべて答えると、有咲は今まで無言だった香澄とたえへと視線を向ける。

 

「・・・おたえも香澄もオーナーが元凶だってのがショックがデケェな・・・。とりあえずはここに居てもどうにもなんねぇから連れて帰るぞ・・・。今後の事は帰ってから決めるしかねぇな・・・。如月はとっとと帰って休めよ」

 

彼女達は最終決戦が近いというのを感じながら、疲れ切った身体を引き摺りながらこの場を離れて行くのだった。





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