遅くなりましたが、投稿です。
筆が重い・・・
ギャグがしたい・・・
「・・・・・・はぁ・・・」
香澄達と別れた弦太朗は近くにあった公園のベンチに座り込み、彼らしくもないため息をつきながら夜空を見上げていた。
―――どうなんだい?
「どうって・・・考えたことなかったな・・・」
フォーゼとして戦いを続けてきた弦太朗の頭に過るのは先ほどのサジタリウスに答えた言葉。
確かに彼女が言う通りだった。
理事長の野望を止めるために、意図せずホロスコープスとして活動していた校長をダークネビュラへと叩きこみ、自業自得と言っていたが理事長が消える引き金を引いた。
今までは余り考えない様にしていた彼だったが、改めてそれを言葉にされるとさすがの彼でも考えずにはいられなかった。
「あれは・・・如月くん・・・?どうかしたのかしら?」
そんな姿を公園の外から見てしまった彼女は今まで見たことのない弦太朗の事が気になってしまい彼の元へと歩み寄っていくが、弦太朗はそんな彼女に気が付いた様子も見せなかったのが心配になってしまっていた。
「「如月くん」」
「うわぁ!?」
「おや・・・?」
「え・・・!?えっと・・・どこかで・・・?」
その声に弦太朗は驚いて思わずベンチからひっくり返ってしまっていたが、弦太朗に声を掛けたのは1人だけではなかった。
彼女もその存在に気が付かず、驚いた表情を浮かべてその方向を向くが彼女はその姿に誰かの面影を感じていた。
何とも言えない空気になってしまったが、弦太朗は起き上がるとその人物たちの顔を見ていた。
「まりなさんに・・・友希那の親父さん・・・?」
「久しぶりだね。如月くん・・・」
「えぇ!?友希那ちゃんの・・・!?通りで・・・!!友希那ちゃんにはいつもうちのライブハウスを贔屓にしてもらって、お父さんがインディーズ時代に出したCDも持ってますよ」
「いつも友希那達がお世話になってます。未だにあの頃にCDを・・・っと、その話はまた今度にでも・・・」
「それで如月くん?どうかしたの・・・?」
「君ほど濃密な体験をしてきた訳ではないけれど、こう見えても私達は君の倍近く生きているんだ」
「あの~・・・私は如月くんの倍なんて生きてないんですけれど・・・」
「えっと・・・」
2人は脱線しそうになった会話を切り上げて弦太朗の方へと視線を向けて語りかけると彼の表情が若干曇るが、妙に説得力を感じさせる友希那の父の言葉に弦太朗はどうしたらいいか困ったような表情に変わると、まりなはその様子から彼が悩んでいる思い当たることを口にしていた。
「あっ・・・もしかして・・・オーナーの―――事件のこと・・・?」
「事件・・・?もしかして・・・あなたも・・・?」
「えっと・・・まぁ・・・。被害者でもあるというか・・・自分の意思じゃなかったんですけど加害者になってしまったというか・・・」
「なるほど・・・。私では余り助けになれなさそうだ・・・」
「でも、話せば少しは楽になる時もありますし・・・」
「それもそうだね・・・」
そう言うと2人の大人に視線を向けられた弦太朗は天校であった我望達の事、そして先ほどのサジタリウス―――オーナーに言われたことを彼なりの言葉で話し始めると2人はそれを最後まで黙ってそれを聞いていた。
「―――って言われて・・・」
「・・・そうだったんだ。みんなのために・・・そんな・・・」
事件で困っていると思って身構えていた2人だったが、弦太朗から出た話は予想以上に重すぎるその内容にすぐに言葉を返すことが出来なかったが、2人は少し考えてから彼の話に答えようとしていた。
「ふむ・・・。如月くんはその事で後悔はあるのかい?」
「その時は必死だったんで・・・」
「如月くん・・・さっき君達は夢を託されたと言っていたね?なら君は多くの人を助けたと言うことを誇るべきだと思うよ」
「そうだよ!!如月くんは自分の学校の人達を救ったんだよ!!それにほら!!この前のやぎの事件とか、私が操られて暴れた時だって助けてくれたでしょ」
友希那の父が言った言葉を聞いて弦太朗は顔を上げるとまりながいきなり顔を近づけて彼の肩を掴んで語りかける。
そんな姿を見て友希那の父は苦い顔を浮かべて話を続けていた。
「・・・少し耳がいたいが、君は多くの人を助けた言うことは変わらない。勿論、私もそのうちの1人さ・・・」
「私もだよ!!如月くん、結果的には残念なことになったかもしれないけど・・・きっと助けられて感謝してる人は沢山いるよ!!」
「助けて感謝されているんだ。その事を誇るか、それとも後悔に嘆くかは自分で考えてみるしかない」
「そうっすね。少し1人で考えてみます」
「・・・今の私に言えるのはこれくらいしかないが、また何かあったらいつでも頼りなさい。・・・とは言っても少し頼りないかもしれないがね・・・」
「そうそう!!何かあったら連絡してね!!」
2人に話を聞いてもらった弦太朗は少しだけ気が軽くなると表情が和らぐのを見た友希那の父は笑みを浮かべると、まりなと共に弦太朗の元から離れて行くと彼は再び1人になると再び夜空を見上げてボーっとし始める。
「・・・い・・・」
ボーっとしている彼の元へと別の誰かがやってきて声をかけるが、弦太朗はまた気が付いていない。
そんな彼にその人物は怒りを露にしながら声をかけ直す。
「・・・い・・・おい!!」
「・・っ!!って蘭の親父さん・・・何で怒ってるんすか・・・?」
「お前が無視するからだ!!・・・それに、お前に親父と言われる筋合いはない!!・・・全く、子供がこんな夜中まで外を出歩くんじゃない」
彼の前にいたのは蘭の父親がいた。
しかし、弦太朗は目の前にいる彼が怒っている理由が分からずに困惑してしまうが、そんな彼を他所に蘭の父親はそのまま彼の横へと座り込むとそのまま話始めると、弦太朗は公園に設置してあった時計に視線を向けて時間を確認していた。
「夜中って・・・もう9時回ってたのか・・・」
「最近は物騒だって言うのに危機感もないのか・・・これだから・・・!!」
「・・・っすね」
弦太朗は物騒だということを肯定するが、横に座っていた彼は違和感を感じていた。
「何かあったのか?」
「えっ・・・?いや・・・特には・・・」
「子供が遠慮なんてするんじゃない」
「いや、まぁ・・・なんていうか・・・昔やったことで痛いところを突かれて、口喧嘩に負けたっていうか・・・」
弦太朗は事件の事など微塵も知らない彼に悟られない様になんとか誤魔化そうとするが、弦太朗の言葉を聞いて蘭の父は目を細めて彼を睨みだした。
「相手は蘭達か?」
「いや・・・」
「そうか・・・。」
喧嘩の相手は自分の娘その友達でないと聞いた彼は弦太朗を睨むのを辞めると蘭の父は話し始めた。
「昔、私が家元になるのが決まった時の話だ・・・」
「どうしたんすか?」
「いいから聞け・・・」
蘭の父は何を思ったのか急に昔話をし始めるが、弦太朗にはその意味がまるで分からず声を挙げるが、蘭の父はそのまま彼を黙らせて話を続けていく。
「そうっすか・・・」
「今ではそれなりに認められているが、確かにそのころは今に比べたら未熟だった。それで先代の家元が私が次の家元だと皆に伝えた時、一部は私の事を「若くて未熟」と言い始めて反対していたんだ」
「はぁ・・・」
「・・・私は先代にに華道を教わったが、その時にもっともこの世の中で強い言葉って言う物を教えてもらった」
「なんすかそれ・・・」
「それはなどんな正論も雄弁にも勝てる最強の言葉で・・・」
弦太朗は昔話に雑に相槌を入れると、蘭の父は不敵な笑みを浮かべて彼にハッキリとその言葉を伝えた。
「つまりな・・・「それがどうした!!」と言うんだ」
「開き直ってるだけじゃ・・・」
「そうかもしれないが、芸術と言うのはどれだけ美しい物でも賛否両論が出るものだ」
伝えられたその言葉に弦太朗は思ってしまったことを口にしてしまうが、それを聞いて蘭の父は途端に真面目な顔をしていた。
「実際に何が正しいのかなんてその時に分かることなんて殆どない。今のお前が何に悩んでいるかは知らんが、自分が納得する方を選んだ方を選べ」
「親父さん・・・」
「・・・君の親父ではない!!では家で蘭が待っているから帰るが、私はお前と蘭が交際することは絶対に認めんからな!!」
蘭の父はカッコよく決めるとそのままベンチから立ち上がると、彼は弦太朗の方へと振り返るとそのまま指を突きつけると捨て台詞を吐いてそのままスタスタと歩き出すのを見送ると、弦太朗は再び空を見上げると大人たちが言っていた共通していた内容を思い出していた。
「自分が納得する方・・・か・・・。だったら・・・!!」
彼はそう呟くと少しだけ考えると、彼は自分で結論を出すとそれを胸に秘めながら彼はバイクに跨って帰路につくのだった。
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没ネタ
「友希那さん!!あれ見てください!!」
「あれは・・・お父さんにまりなさん・・・?」
「「・・・不倫?」」
「紗夜も燐子もなんてこと言うの!?」