バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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変身初投稿です。

感想・誤字報告もらえて正直嬉しさリミットブレイクしてます。

質問ありましたが、ライダー部とメテオさん先輩ライダーは3話執筆時点では本編登場予定はないです。
出ても回想や名前だけ出てくると思います。

小ネタとか上げる機会があったら出るかもしれません。


学・園・体・験-3 目的・再開・そして―――

全校生徒に対して「友達になる」と宣言後、

降壇した弦太朗は教師によって空き教室に案内されていた。

 

現状の学力を確認するための試験を実施し、昼から校舎の案内が行われるのが本日の弦太朗の予定になっている。

 

―――花咲川の全員と友達になる。

 

集会で宣言したことは弦太朗の大きな目標であるが、

今回の編入にはそれとは別の目的が存在していた・・・

 

ことの始まりは今から2週間前に遡る・・・

 

 

 

 

 

 

 

―――――2週間前 天ノ川学園

 

「翔太朗先輩、お久しぶりっす。急に電話なんて何かあったんっすか?」

 

『あぁ、天ノ川学園の外でスイッチが見つかった。また”連中”が行動を起こすみてぇだ』

 

「”連中”ってまさか、SOLU の時の・・・」

 

『そうだ、あの死の商人”財団X”だ。スイッチを天ノ川学園の外にある”コズミックエナジー”が強い地域でばら撒いて性能を試す。

っていうのが奴らの狙いだと俺の相棒は推理している。そこで弦太朗、お前に2つ頼みがある』

 

「賢吾の親父さんや我望理事長の夢を悪いようには使わせねぇ! そしたら翔太朗先輩、俺はどうしたらいいっすか?」

 

『話が早くて助かるぜ。1つはこの事件を”仮面ライダー”として弦太朗、お前に協力してほしい。生憎俺たち”風都”の仮面ライダーは別の事件で街を離れるわけにはいかねぇ。この件はお前の部活”宇宙仮面ライダー部”だったか?そこの連中にも話はつけてある』

 

「わかりました! それで何か手掛かりはないんすか?」

 

『取引現場からスイッチを持って逃げた奴の”落とし物”が見つかってな。そこからスイッチをばら撒く地域の目星がつけた』

 

「落とし物っすか?」

 

『とある女子高の資料だ。資料によれば共学化に対して試験的に編入する男子を募集してるって話だ』

 

「もう1つの頼みってのは、その学校に入って中から犯人とスイッチを探せってことっすか?」

 

『あぁ。その手筈はこっちで整えてある。

整えてはあるんだが・・・

やってもらうことがあってだな・・・』

 

「なんすか。もったいぶってないで教えてくださいよ。なにしたらいいっすか?」

 

『・・・勉強だ』

 

「・・・はぁ?」

 

『勉強だ。お前の部活の副部長?だったかに勉強を叩き込んでもらうことになってるからな。頼んだぞ、じゃあな』

 

「ちょっと、翔太朗先輩!!」

 

編入するまでの2週間。

宇宙仮面ライダー部によるしごきによって弦太朗の成績が大きく上昇したのはまた別の話である・・・

 

 

 


 

 

試験では花咲川での平均よりも少し下程度の点数を取れた弦太朗は

昼から行われる学校案内が始まるまで教室内で待機している。

 

教師の話では生徒会の人が学校を案内を行い、それが終われば初日は終了の予定だ。

一人で待機している教室のドアが開く音とともに視線をドアに向ければ、

そこにはテスト採点を行った教師と1人の生徒がいた。

 

「如月君、お待たせしました。学校案内はこちらの生徒にしてもらうことになっていますので、案内でわからないことがあれば彼女に質問してください。案内が終了したら職員室に来てください。

では市ヶ谷さん、案内はお願いします。私は授業の準備がありますのでこれで失礼します」

 

教師は足早に教室を後にし、教室内には弦太朗と案内役である生徒の2人だけになる。

 

「御機嫌よう、如月さん。私、生徒会書記の2年市ヶ谷有咲と申します。本日は如月さんの学校案内をさせていただきます」

 

「おぅ!! 有咲。今日はよろしく頼むな」

 

「っ!!・・・それでは、まず校舎の1階から案内をさせていただきますので、ついてきてください」

 

 

 

 

 

有咲による校舎案内が始まり、

弦太朗の姿は不良の見た目に反して、その説明を聞く姿は真剣そのものであった。

見た目から想像できないその姿は遠巻きにその姿を見ていた生徒の一部には好印象を与えた。

 

 

「まずは1階について説明させていただきましたが、何か質問はございます?」

 

「いや、質問はないけど・・・いい学校だな。歴史を感じるけど古臭さを感じねぇって言うか・・・」

 

「如月さんの通っていた天ノ川学園の設備に比べたら、大したものではないと思いますが?」

 

「転校していろんな学校を見てきたけど、この感じ嫌いじゃねぇ」

 

 

案内人の有咲に対しても気まずい空気にならないように

弦太朗は話を振ってはいるが、何とも言えない空気感が二人を包んでいた

 

 

しかし、この空気を最初にぶち壊したのは

有咲にとって意外な人物であった。

 

 

 

 

 

 

 

「有咲ちゃん?こんなところで何してるの?」

 

集会の際に、弦太朗を見ても表情が変わらなかった一人・・・

りみである。

 

 

「あぁ、今この人の学校案内してるとこ。りみは購買で売ってるコロネでも買ってきたのか?」

 

「えへへー。正解」

 

「・・・コロネ。・・・りみって、もしかして牛込りみ?」

 

コロネと名前だけで苗字まで出す弦太朗。

 

表情の固まる有咲に対して、

名前を呼ばれたりみは明るい表情を浮かべ右手を差し出す。

 

弦太朗もそれに答える形で右手で握手をした後、互いに拳を作り打ち付け合う。

 

これは弦太朗との”友情のシルシ”だ。

 

「やっぱり、弦太朗くん!! 久しぶりやね!! いつから東京におんの?」

 

「おぉ!! やっぱりか!! 1年くらい前から天校にな!!」

 

「そうやったんやね!! 今度話し聞かせてな? 後、連絡先教えて?」

 

「おう」

 

引っ込み思案のバンドメンバーが転校生の不良に対して謎の握手をした後、興奮気味に会話をしている。

 

この事実だけで、有咲の思考を停止させるには充分すぎた。

思考停止する有咲の目の前で連絡先を交換し、盛り上がる2人。

 

思考が最低限回復した有咲は2人に対して当たり前の質問をする。

 

「えっと、2人はどういったご関係なんでございましょうか?・・・」

 

「ダチだ(お友達だよ)!!」

 

思考が回復してきた有咲は”大阪時代のお友達”ということは分かった。

理解はしたが納得できない。

 

なぜなら、あまりにも2人の性格が違いすぎるからだ。

 

「有咲ちゃん、私もついて行っていい?」

 

「おっ・・・おぅ・・・」

 

学校案内にりみがついてくることが決まった次の瞬間

この空気を壊す2つ目の出来事が起こった。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

「(キャーーーー)!!」

 

「ちょ・・・まま・・・!!」

 

校舎の裏から響く悲鳴だ。

悲鳴を聴いて、そのもとへ走り出す弦太朗とそれを追いかける2人。

 

悲鳴から逃げる生徒をかき分けて進む3人の前には

弦太朗にとっては見慣れた存在であり、

追いかけた2人には初めて目にする怪物。

 

「ゾディアーツか・・・」

 

ゾディアーツ―――

スイッチによって人間が変身した怪人―――

 

弦太朗が”仮面ライダー”として、学園の自由と平和を守るために戦った相手である。

 

その体にオリオン座を持っている。

奇しくも弦太朗が天校で初めて倒した星座を持つオリオン・ゾディアーツ

 

それがここ、花咲川で現れたのだ。

「なに・・・これ・・・?」

 

「りみ⁉ 如月!! こいつについて何か知ってんのか?」

 

「後で説明する!! 2人とも下がってろ!!」

 

困惑するりみと有咲に対して

弦太朗はゾディアーツの前に立ち、フォーゼドライバーを右手に構える

 

「いくぜ」

 

構えたドライバーを腰に当てる。

当てたドライバーからはベルトが伸びて、弦太朗に装着される。

 

「ダチと学校は俺が守る!!」

 

ベルトに着いた4つ赤いトランスイッチにスイッチを入れ、構える。

 

 

 

 

 

―――戦う覚悟を決めるカウントダウンが始まる。

 

 

3―――――――

2―――――――

1―――――――

 

 

 

 

カウントダウンが終わり、

”仮面ライダー”としての覚悟の言葉を叫ぶ―――

 

「変身!!」

 

ベルトのエンターレバーを右手で倒し、

その倒した右手で星を掴まんと宙に伸ばす。

 

伸ばした手の先に現れたゲートとベルトから煙のように噴き出す宇宙の力”コズミックエナジー

”が身体を包む。

そして、伸ばした右手で煙を払い”仮面ライダー”へと変身する。

 

”フォーゼ”としての”ライダー”として戦う自分を鼓舞するかのように、

宇宙に力を感じて叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「宇宙キターーーーッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 




感想・誤字報告お願いします。

本編での先輩方の出番はこれで終了予定です。
先輩の活躍は”風都探偵”で確認してください(ダイマ)
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