バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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小ネタ投稿です


予定ではエピローグ書いて行こうと思います。
その後にはバンドごと後日談を書こうかと・・・(一部バンドしか構想がないが・・・
劇場版ルート更新はしばらく後になると思います。


日・常・風・景28 事件のエンドマーク

 

 

~~~小ネタ63:保護者達は捕まえたい―仁義なき弦太朗争奪戦

 

 

バンドリの決勝戦当日、弦太朗の事を知っている大人達は近くの喫茶店に集い―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「・・・・・(うちの娘が売れ残らない様にしないと・・・!!)」」」

 

「あら・・・?」

 

「大変ねぇ~」

 

チュチュの母である珠手美羽 とたえの母、花園(はなぞの)野々絵 (ののえ)を除いた大人達が火花を散らしていた。

 

 

 

 

見た目はともかく人格的には優良物件である弦太朗―――

日常生活では碌に男と関わらない娘たちの前にそんな優良物件が飛び込んできている現状に親たちは不毛でくだらない戦いを始めようとしていた。

 

「如月くんは沙綾と一緒に店番してくれるし、それにうちの下の子達とも仲がいいんですよね~」

 

「でも、それは小さいからだと思いますよ?」

 

「でも、うちのお客さんからもお店の手伝いを頑張ってるって言ってもらえて結構評判なんですよね~。お店の跡をついでもらうのも・・・」

 

「それは本人に聞いてないですよね?それに比べてうちの香澄と明日香は思春期に入っててあそこまで仲がいいですし~。それに、この間も香澄が電車なくなったからって言って家まで送ってくれましたし~」

 

「流石に電車が無くなる時間まで遅くなったらあの子だったら送るんじゃないですかね~?」

 

沙綾の母・千紘は先制しようとするも、香澄達の母である香織によって不発に終わると、言い合いに発展してしまうが、ここで友希那の父が動いた。

 

 

 

 

 

「・・・確かに当人同士の仲も重要ですが、将来的には親とである私達との関係性も重要になってくるかと」

 

「香澄達からの話だけで殆ど話をしたことがない・・・」

 

「それだったらお店の手伝いをしてくれるから問題なさそうね・・・!!」

 

 

 

 

 

 

「それで言えば私は如月くんと本音で語り合った友人―――いえ、彼と秘密を共有する程に良好な関係を構築できてます」

 

「うっ・・・!!」

 

千紘は援護を受けたと思ったら、それ以上のものを出されて狼狽えてしまう。

彼は娘のために自身の過ちすらも武器にし、一気に湊弦太朗への道へと傾きかけたが、それは特大の爆弾が投下されたことによって事態は一変した。

 

 

「そういえば~。ちゆは彼を部屋に泊めたって言ってたわね~」

 

「うちの香澄もみんなと一緒に商店街の温泉旅行で泊まったって・・・」

 

「ちゆちゃんは2人っきりだったって言ってたわね~」

 

 

「「「なぁ!?」」」

 

弦太朗と娘たちが商店街の旅行で温泉旅館に泊まったとは話を聞いていたが、2人きりで部屋に泊まったという特大の爆弾に驚きの声が挙がる。

 

流石にこれでは勝てそうにない―――

 

そう思ったタイミングでこの叩きに突如として嵐が吹き荒れる。

 

 

 

 

 

 

 

「失礼・・・その如月と言うのはもしかして如月弦太朗のことですか?」

 

「そうですがあなたは・・・?」

 

「・・・私は華道家の”美竹”と申します」

 

ここで現れたのは蘭の父である男。

彼は仕事の打ち合わせ終わりにここにたまたま立ち寄ったのだが、そこで彼の知る人物の話をし始めたグループの会話が気になってしまい、思わず声をかけてしまっていた。

しかし、彼女達はそんなことはどうでもいい―――

 

「その娘さんと如月くんはどのような関係で・・・?」

 

「彼は・・・まぁ、不本意ですが娘の友人と言ったところでしょうか・・・。恋人とは認めませんが・・・!!」

 

「そうですか」

 

蘭の父は娘と弦太朗の関係を忌々しそうに答えたのを見て、彼は戦いの土俵にすら立つつもりがないのだと確信した。

 

 

 

「彼は聞けば結構自由奔放な性格だからうちの香澄とは相性がいいと思うんですよね~」

 

「いや、うちの友希那の様な落ち着いた子の方が・・・」

 

「だったらうちの沙綾も落ち着いてますし、パン屋ってこともあるんでしょうけど料理も出来ますからね~」

 

 

「「うっ・・・!!」

 

「それ以上に家事も問題なくできるのは女の子としては魅力的だと思いますよ~。と言うことは、一番魅力的なのは沙綾ってことでいいでしょうかねぇ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・なにっ?」

 

ここで千紘は沙綾が2人とは違いをハッキリと口にすると、それを聞いて思わず2人が言葉に詰まる。

友希那に至っては音楽以外の能力は皆無で香澄もそれほど能力がある訳でもなく、この反応に千紘が沙綾を売り込むために畳み掛けようとした。

しかし、その言葉は蘭の父の琴線に触れてしまった。

 

 

 

 

 

 

確かに彼は弦太朗と蘭が恋人関係になるなど全く認めていないが、魅力がないと言われれば話は別。

 

 

「先ほど話が聞こえましたが、うちの蘭も商店街の旅行に一緒に行きましたし・・・。それ以前には如月の家で数週間ですが同棲していたこともありましたし、今でもたまに向こうの家に行ってますが・・・!!」

 

 

 

「「「ぐはっ・・・・!!」」」

 

自分の娘が一番魅力的であるというのを証明しようと彼は初手から切り札を放った。

数週間も同棲したという強すぎる切り札に言い争っていた3人は余りの強力な攻撃に耐えられず机に突っ伏して動けなくなってしまう。

 

しかし――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごほっ!!」

 

この攻撃は自身も傷つける諸刃の剣であり、その事を言い放った本人もその光景が頭を過ると他の3人と同様に机に熱いキスを交わして動きが止まってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら・・・?どうしたのかしら?」

 

「とりあえず、娘たちの出番が始まるまではゆっくりお茶でもしましょ~」

 

その中で殆ど争いに関与しなかった美羽と野々絵はこの惨状を気にすることも無く、時間が来るまでゆったりとしたティータイムを楽しむのだった。

 

 

 

 

 

~~~小ネタ64:彼女達のお別れ会

 

 

―――Afterglowの場合

 

「この子やっぱりかわいいね~」

 

「だよね~つぐ!!」

 

「って言ってもそんな長い間一緒には居なかったけどな」

 

祭りでのライブが終わった彼女達は羽沢珈琲店に集まってライブの事を話し合っていたが、不意に現れたホルワンコフについてへと話が変わっていた。

しかし、1人だけ浮かない顔をしていた。

 

 

「モカ・・・?どうかしたの?」

 

「蘭~。あの子、モカちゃんには寄ってこないんだよ~」

 

「それは前に間違えて食べようとしたからじゃ・・・」

 

「でも~」

 

浮かない顔をしていたモカ。

しかし、理由が理由なだけに蘭も彼女を擁護するようなことはしなかったが、そんな彼女へとつぐみは歩み寄っていた。

 

 

 

 

「はい!!モカちゃん!!」

 

「つぐみ・・・」

 

「ほら、もうすぐお別れなんだから・・・ね?」

 

 

つぐみの手の中にはホルワンコフが収まっており、それをモカへと差し出していた。

それを見たモカは恐る恐ると言った様子でホルワンコフに手を伸ばすと、特に逃げる様子もなくモカの腕に収まった。

 

「うぅ~・・・・」

 

「モカ・・・?」

 

「やったなモカ!!」

 

 

 

 

「なんかモカちゃん感激~!!」

 

こうして最後の最後でホルワンコフに近づくことが出来たモカは感涙の涙を流すのだった。

 

 

 

 

―――ハロー、ハッピーワールド!の場合

 

「はぁ・・・疲れた・・・」

 

「美咲ちゃん・・・大丈夫・・・?」

 

「あー平気ですけど・・・な~んか嫌な予感がするんですよねぇ・・・。あの3人が何かやらかしそうで・・・」

 

弦巻の屋敷の1室でミッシェルを脱ぎ捨てた美咲は余りの疲労感に声を挙げると咄嗟に花音が心配そうな表情を向けてくると気を遣わせないように言葉を返す。

それとは別に美咲の直感は何か嫌なものを感じとっていたが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美咲~!!今からかくれんぼしましょう!!」

 

「ふえぇ~・・・!?」

 

「・・・はい?」

 

悲しいことにその直感は当たってしまっていた。

こころが訳の分からないことをいいながら部屋に飛び込んでくると、2人は呆気に取られていたが、心の後ろからははぐみ達が顔を出していた。

 

「だって、この子達がそろそろ居なくなっちゃうんだから沢山遊ばないと!!」

 

「本当は色々したいところだが、もう外も暗いからね。室内で出来る範囲になってしまうが楽しもうじゃないか」

 

言わんとしてることは分かった。

でも、それをすべきは今じゃないとも思っていたが、そんな思いは届かない。

 

「最初は・・・はぐみが鬼でみんなを見つけるね~!!」

 

 

 

 

 

「ふえぇ~!?はぐみちゃ~ん!?」

 

「これ・・・止められないやつだ・・・。あっ・・・」

 

完全に止められるような状況ではないことを悟ってしまったが、それ以上に不味いこと気が付いてしまった。

 

 

 

「不味い・・・あれがいなくなったら迷子の花音さん捜索の難易度が跳ねあがる・・・」

 

「美咲ちゃ~ん!?そんなことないよ~!!」

 

諦めの感情がこもった美咲の呟きが花音の耳に入ってしまい、花音は涙目になって否定する。

 

 

 

 

 

そして、弦巻の屋敷内でのかくれんぼと言う闇のゲームが始まってしまう。

早々に見つかってしまう面々を他所に、案の定花音は屋敷内で迷子になってしまい、屋敷中を巻き込んで行われた彼女の捜索は夜遅くまで続けられることになるのだった。

 

―――Pastel*Palettesの場合

 

「彩ちゃん・・・?言いたいことは分かるわよね?」

 

「今日もMC噛んでたね~」

 

「でも、見に来たお客さんはアヤさんのMCに喜んでましたよ!!」

 

「お約束ってやつですからね~」

 

 

 

「うぅ~・・・」

 

番組での演奏を終えて控室に戻ってきたパスパレ一同だったが、今日のMCも彩はいつも通り噛んでいた。

客からの受け自体は良かったものの千聖は全く納得しておらず、控室に戻って彩に笑みを浮かべて問い詰めていた。

 

「千聖ちゃん。もう鉄板ネタなんだから彩ちゃんはこのままでいいと思うよ~?」

 

「日菜ちゃん?何時までもこのままじゃ飽きられちゃうわよ・・・」

 

「でも、噛まないアヤさんなんて・・・ネタのない寿司と一緒です!!」

 

「イヴさん?それって大ダメージじゃないですか・・・」

 

 

 

 

「まぁ、彩ちゃんの個性ってことで納得しておきましょうか・・・。でも、何時までも噛み続けるのは辞めなさい」

 

「はーい・・・。そうだ!!番組終わった頃にあげるSNSの写真撮らないと・・・!!みんなで撮ろ!!」

 

「彩ちゃん切り替え早いわね・・・」

 

彩が噛むのはいつも通りだと笑っているのを見た千聖は完全に怒る気力を失ってしまって説教を終えると、彩は即座に気持ちを切り替えてSNS用の写真を撮ろうとしていた事に呆れてしまっていた。

 

「チサトさん!!もっと寄ってください!!」

 

「そこだと写らないと思いますよ?」

 

「えっ・・・えぇ・・・」

 

 

 

 

「はい。チーズ!!」

 

流れに流されて彩が5人の自撮り写真を撮る姿をバガミールは記録していた。

その姿を見た日菜は何かを思いついたような表情を浮かべてバガミールへと手招きをし始めた。

 

「あっ!!バガちゃん!!おいで~!!一緒に写真写ろ~!!その方がるんっ♪ってするし!!」

 

「日菜さん・・・流石にこの子をSNSにあげるわけには・・・」

 

「ハンバーガーの時ならきっと大丈夫だよ!!」

 

「・・・そうかな?」

 

「彩ちゃん、そんなわけないじゃない・・・!!せめて、私達の中だけにしなさい」

 

「ならしょうがないか~。でも、明日には帰っちゃうからちょっとつまんないな~」

 

バガミールをSNSに上げようとした日菜だったが、流石にそれはまずいと思った他の面々に止められてSNSへの投稿はやめたが、一緒に写真と撮るのは出来ると言うところで納得してくれたことに彼女達は安堵しながら再び5人と1体で写真を撮る終える。

そして日菜達は撤収のために着替え始めるのが、彩と千聖は早々にバガミールへと詰めていた。

 

「バガちゃん!!帰ったら如月くんの写真送ってよね?」

 

「そうね・・・。日常生活のでもいいし・・・出来れば、彼の弱みを握れるようなあられもない物でも・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あわわ・・・これは不味いですよ・・・!!日菜さんどうしたら・・・!!」

 

とんでもないことを言い始めた2人に麻弥が慌て始めるが、既に着替え終わった日菜は笑みを浮かべながらイヴへと視線を送っていた。

 

「イヴちゃん・・・。峰打ちだよ!!」

 

「ブシドー!!」

 

 

 

 

 

「「うっ・・・!!」」

 

「うわぁ・・・」

 

日菜の言葉を聞いたイヴは2人を瞬く間に気絶させる。

余りの早業に麻弥がドン引きしていたが、2人はそれを気にすることなく床に崩れた彩達を見ていた。

 

「とりあえず・・・麻弥ちゃんが着替えたら2人引き摺って帰ろっか~」

 

「はい!!」

 

 

 

 

「2人とも・・・ご愁傷様です・・・」

 

麻弥は彩達の荷物を纏め始めた2人と床に崩れている2人を交互に見ると、急いで自身も着替えを終えて、3人で2人を引き摺りながら現場を後にするのだった。

 

 

 

―――RAISE A SUILENの場合

 

「・・・そういえば、如月先輩って明日学校に顔出したらもうこっちに来ないんですよね?」

 

「事件も無ければ今までみたいに頻繁にこっちに来ることはないでしょうね」

 

「寂しくなりますね・・・」

 

チュチュのマンションにいた彼女達は不意に弦太朗との別れが近づいていることを思い出す。

そしてその中でますきはニヤニヤしながらレイヤの方へと視線を送っていた。

 

 

 

 

「なんだかんだでアイツがいて退屈しなかったからな・・・なぁレイ?」

 

「ますき・・・?なんで私に振ったの?」

 

「だって、レイの数少ない友達だろ?それにこいつが居なくなるから余計にレイの話し相手が減るだろ?」

 

 

 

 

「うっ・・・事実だから言い返せない・・・」

 

「レイヤさん!?しっかりして下さいよ~!!」

 

ますきの言葉を受けてレイヤが落ち込み始め、それを見たロックが必死にそれをフォローし始めると言う何とも言えない空気に包まれた彼女達だった。

そんな中でパレオが吼えた。

 

「マッスーさん!!確かにレイヤさんも寂しいかもしれませんが、私もこの子に居なくなられると困ります!!」

 

「パレオ?どうしたのよ・・・?」

 

「チュチュの言う通りだな?なんでパレオが困るんだよ?」

 

「どういうことやろか・・・?」

 

パレオの言葉の意味が分からずに3人が首を傾げると、パレオの視線は真っすぐにチュチュを射抜いていた。

 

 

 

「What's・・・?」

 

「チュチュ様!!この子がいなくなって朝にちゃんと起きることが出来ますか!?それに・・・」

 

 

「STOP!!パレオ!!」

 

「まだです!!前もジャーキーがないって言って倒れたりしてもこの子が居なくなったら私が来るまで倒れる事になるんですよ!!それに・・・チュチュ様は普段から夜更かしもするんですから、この子が居なくなったら―――」

 

 

 

 

 

 

 

「Nooooooooooooooo!!」

 

「うわぁ・・・マジかよ・・・」

 

「おっかない・・・」

 

パレオからの攻撃にチュチュは完全にノックアウトされてしまい、レイヤ同様に落ち込み始めてしまう。

そんな様子を見て残ったますきとロックは自分たちは安全だと言い聞かせて何とも居心地の悪い表情を隠しながら、早々にマンションから脱出して家路につくのだった。

 

―――Roseliaの場合

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

決勝戦の余韻に浸りたかったの彼女達は珍しく燐子の家に集まると、明かりのない部屋で丸くなっていたが、そんな中でフラシェキーに友希那が声を挙げた。

 

「バンドリ・・・優勝したわね・・・」

 

「グランプリを取るのは当然・・・と言いたい所ですが、湊さん。きっとこの5人だけの力だけでは優勝は出来なかったと思います・・・」

 

 

 

 

 

 

「げんたろうのお陰ってこと・・・?」

 

「そうですね・・・如月さんが居なかったら・・・きっとこんな風に話せてなかったと思います・・・」

 

「そうだね~。弦太朗が居なかったら今こうやって話せてなかったかもしれないね~」

 

彼女達はバンドリで頂点に立ったが、そんな彼女達の中では自分たちや他のみんなの為に動いていた弦太朗の存在が頭に浮かんでいた。

 

 

 

 

 

「でも、もうげんたろうとペンギンももう帰っちゃうんだよね・・・?」

 

「そうだね・・・。こっちの学校には来ない事になってますから・・・」

 

 

 

「・・・私が道を踏み外した時も、折れそうになってしまった時も・・・如月さんには何度も助けて貰いました。でも・・・」

 

「紗夜の言いたい事は分かるわ。私達は如月には助けて貰ってばかりで何も返せてないわ・・」

 

 

「まぁまぁ、もう会えなくなる訳じゃないんだしさ~。それに会おうと思えば何時でも会えるんだし。きっと弦太朗に何か返す機会もあるって!!まぁ・・・暫くは受験だったりなんかで会えなくなるかもしれないけど・・・せめて弦太朗を見送る時は笑って見送ってあげなきゃ!!」

 

一気に室内の空気が重くなるが、それ察してリサが空気を変えようとし始める。

しかし、これが大きな間違いだった。

 

 

 

 

「「しばらく会えない・・・?」」

 

「紗夜?燐子もどうかしたのかしら?」

 

「2人とも震えてるけど・・・寒いの・・・?って急に立ち上がってどうしたの!?」

 

しばらく会えない。

その言葉を聞いた紗夜と燐子はなぜかカタカタと震え始めたと思ったら、2人は目を見開いて立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しばらく会えないという事でしたら・・・今回はわがままを言ってもいいですね・・・」

 

「そうですね・・・」

 

「「・・・?」」

 

「あの~紗夜と燐子?2人がどうしようかは分かってるつもりだけど・・・一応聞いておくね?何バカな事考えてるの?」

 

「今井さん、バカなことではありませんよ・・・?」

 

「白金さんの言う通りです・・・」

 

リサの問いに2人は飛び切りの笑顔を向けると、リサの想像の斜め上の言葉をハッキリと言い放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「今の内に堪能しておかないと・・・」」

 

「このおバカ!!行かせるか!!」

 

 

 

 

 

「あこ、フラシェキー・・・あの3人は何してるのかしら?」

 

「さぁ?分かんないですけど・・・楽しそうですね!!」

 

おバカなことを言い始めた2人を即座に取り押さえ始めるリサ。

その光景の理由が全く理解できず、2人と1体は首を傾げて目の前の3人を眺めるのだった。

 

 

 

 

―――Poppin'Partyの場合

 

決勝が終わった彼女達は家に帰る前に蔵に集まっていたが、その中で香澄が声を挙げていた、

 

「有咲~」

 

「香澄?どうしたんだよ?」

 

「そういえば、この子ももう帰っちゃうんだよね?」

 

「香澄ちゃん。そうだね」

 

「弦太朗のだから仕方ないね~」

 

「ってかなんでおたえはギター弾こうとしてんだよ・・・」

 

「弾きたいから・・・?」

 

香澄はギターを弾こうとしているたえのそばにいたポテチョッキンを指差していた。

しかし、そんなたえの姿に有咲は呆れたような表情を浮かべていたが、たえは構わずにギターを弾き始めた。

 

「でも、また会えるんじゃないかな・・・?」

 

「りみりん。そうかもしれないけど~」

 

「まぁ、如月の学校はここから電車でも行けなくはないからな・・・っておたえは一旦ギター辞めろ!!」

 

 

 

 

 

 

「「「「あっ・・・!!」」」」

 

「弦が・・・!!」

 

香澄達が話してるのを他所にたえがギターを弾いていたが、ここでポテチョッキンがたえのギターの弦を全て切り落としてしまった。

 

「逃がさない・・・!!」

 

「ちょっとおたえ!?」

 

「おたえちゃん~!!落ち着いて~!!」

 

「ちょっと!!蔵の中で暴れないの!!」

 

「折角だし・・・あれ用意するか・・・」

 

こうして最後の最後でドタバタしながら最後の夜を過ごすのだった。

 

 

 

数日後―――

賢吾の家にポテチョッキンが有咲と共に世話をしていた盆栽が送られたが、その理由が分からず頭を抱えるのだった。

 

 

 

 

~~~小ネタ65:報告書~少女楽団事件簿

 

 

 

Ziken ha owatta.

 

Hanasakikawa josigakuen ・ haneoka josigakuen wo tyuusin to sita suitti niyoruziken ha kyouryoku wo irai sita kamen raida- fo-ze no katuyaku to mati to ongaku wo ai siteiru syouzyo tati no katuyaku ni yotte 、 syubousya de aru ” tuzuki shihune ” ――― tuusyou ・ o-na- to yobareru zinbutu no kyoukou wo utikudakukotogadekita.

 

Kore ha seisyun to yuuzyou wo naniyorimo omonziru gentarou dakarakoso no kekka de 、 kitto oretati deha kokomade enman ni kaiketu suru koto ha dekinakattahazuda.

 

 

 

Gentarou ga o-na- wo taositasono hi 、 saisyo ni o-na- heto suitti wo okuritodoketa zinbutu ha buzi ni taiho sareta 。

 

Omottatoori 、 aite ha "Zaidan X" no ningen da.

 

Terui ga migara wo osaerukoto ni seikou sitaga 、 aitu zisin ga tukamaeta wakedehanaku huuto to toukyou no sakai hukin de zisin no kotowo ” yubiwa no mahoutukai ” to nanoru zinbutu kara hi kiwatasaretarasii 。

 

sikamo 、 hannin wo hikiwatasitasaini ” 5 nen go no kisaragi gentarou heno kari wo kaesi ni kita ” to iuto marude mahou no youni kotuzen to sugata wo kesitarasii 。

 

 

 

 

daga 、 1tu dake kininaru koto ga atta.

 

Syubousya de aru o-na- ga nyuuin siteita byouin kara kotuzen to sugata wokesiteita 。

kanozyo no kawari ni 1 tuu no okitegami ga nokosareteita ga , kanozyo no koto wo yokusi ru zinbututati ga sore wo miru to mina ga onazikotowoitta.

 

――― o-na- ga hutatabi ziken wo okosuhazuganai .

 

nara 、 ore ha kanozyotati no kotoba to sonotokino me wo sinzirukotonisita 。

 

kitto 、 konkai no ziken de tuyoku natta syouzyotati no omoi ga komotta ongaku wo kanadeteiru no darou 。

sore ga ituka sekaizyuu ni hibiiteiku to sinzite ―――

 

 


 

事件は終わった。

 

花咲川学園、羽丘女子学園を中心としたスイッチによる事件は協力を依頼した仮面ライダーフォーゼの活躍と街と音楽を愛している少女達の活躍によって、首謀者である”都築 詩船” ―――通称・オーナーと呼ばれる人物の凶行を打ち砕くことが出来た。

 

これは青春と友情を何よりも重んじる弦太朗だからこその結果で、きっと俺達ではここまで円満に解決することは出来たかったはずだ。

 

 

 

弦太朗がオーナーを倒したその日、最初にオーナーへとスイッチを送り届けた人物は無事に逮捕された。

 

思ったとおり、相手は財団Xの人間だ。

照井が身柄を抑えることに成功したが、あいつ自身が捕まえたわけではなく風都と東京の境付近で自身の事を”指輪の魔法使い”と名乗る人物から引き渡されたらしい。

 

しかも、犯人を引き渡した際に”5年後の如月弦太朗への借りを返しに来た”と言うとまるで魔法の様に忽然と姿を消したらしい。

 

 

 

 

だが、1つだけ気になる事があった。

 

首謀者であるオーナーが入院していた病院から忽然と姿を消していた。

彼女の代わりに1通の置手紙が残されていたが、彼女の事をよく知る人物達がそれを見ると皆が同じことを言った。

 

―――オーナーが再び事件を起こすはずがない。

 

なら、俺は彼女達の言葉とその時の目を信じる事にした。

 

きっと、今回の事件で強くなった少女達の想いが籠った音楽を奏でているのだろう。

それが何時か世界中に響いていくと信じて―――

 





誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。

本当は無人島視聴者反応集とか色々やろうと思ったんですが、
いつまでも終わらないのでご想像にお任せします。
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