エピローグ(共通ルートです)
本編設定?そんなもんは完全にぶん投げた。
後はここから各バンドごとに分岐するような形で各バンド1話ずつ投稿してFinishです
青・春・後・語-1 遥か遠くで輝いて
花咲川を中心にした事件が終わって数か月が経ち、進級や大学への進学といった各々が新生活を始めて頃、ガールズバンドの35人はこころの屋敷に集められていた。
しかし――――
「なぁ、奥沢さん・・・なんで私達は此処に集められたんだよ?」
「・・・さぁ?実は私はともかく、こころですら黒服さん達から話を聞いてないんだから・・・」
「マジか・・・にしても何なんだろうな・・・?」
此処に居る皆が此処に集められた理由を教えられていなかった。
ただこの部屋で待つようにと言われただけでそこからは何も動きが無いという現状に痺れを切らせた者が現れた。
「もう!!何時まで待たせんのよ!!これじゃ時間の無駄よ!!・・・パレオ!!帰るわよ!!」
「あ~!!チュチュ様!!ダメですよ~!!Roseliaもパスパレも事務所のお仕事のスケジュール調整して下さったんですから~!!」
「でもチュチュの言う通りよ。ちょっと前までは事件とかがあって思うように練習出来なかった事もあったから私も帰って練習したいわ・・・」
「湊さんの言う通りです。こんな所で時間を無駄にしている場合ではありません。・・・それにしても事件が終わってから如月さんはこちらに顔も見せないなんて薄情じゃないですか?」
「友希那も紗夜も~。休むのもプロの仕事の一環だよ~」
「そうだよ!!おねーちゃん!!あっ!!リサちー聞いてよ!!この間ね!!おねーちゃんがゲンちゃんに会えないのを寂しそうにしててね・・・!!」
「休むのも仕事だとしても此処で時間を無駄にしていい理由にはならないわね」
「ちょっとルイも待てって・・・!!」
「でも、どうして此処に集められたんだろうね?ましろちゃん!!」
「私も分かんないよ・・・」
他の面々が止めようとするが、それを無視して痺れを切らせた何人かがこの場を去ろうと部屋を出ようとしたその瞬間。
遅れていた最後の人物たちが部屋へと入ってきた。
「わりぃ!!遅くなっちまった!!」
「君が寝坊しただろう・・・!!」
「あっ!!ゲンちゃんに歌星さんだ!!」
「と言うことは・・・もしかして・・・」
そこに入ってきたのは事件を解決に導いた仮面ライダーである弦太朗と、彼の仲間で彼女達との面識もある賢吾。
そしてその後に少し遅れて3人目が現れるが目の前の光景に思わず声を漏らしてしまった。
「えっと・・・これはどういう・・・?」
「流星さん。待てない人たちが痺れを切らせて帰ろうとしただけです」
「それはすまない・・・」
「るいるいもそのうちの1人だったよね・・・?」
「なんのことからしら?」
「瑠唯の奴・・・マジかよ・・・」
彼の目には何名かが捕まえられているように見えたその光景に、その中で捕まる側であったはずの瑠唯がいつの間にか椅子に座っており、そのまま何食わぬ顔で椅子に座って説明していたことに思わず七深とますきが引いている様な声を漏らすが、2人以外はその事を気にする事なく本題に入っていく。
「取り敢えず、弦太朗が遅刻したのはもうどうでもいいけど・・・そろそろあたし達を集めた理由くらい教えてくんない?」
「・・・蘭ちゃんの言う通りね。今日のために私達と友希那ちゃん達は仕事の予定までずらしたのよ?」
「えっとだな・・・」
「それについては後で話すが・・・とりあえずは弦太郎、いけるか?」
「おう!!」
「ふえぇ~!?如月くん~!?」
「げんたろう!?何でベルト出してるの!?」
「変身!!」
弦太朗は千聖にそう言われるとその言葉に答えようとしたが、そこに賢吾が割り込んでくると彼の言葉を聞いた彼がドライバーを取り出したことに皆は目を丸くしていたが、彼はそれを気にすることなく変身するとすかさずにコズミックステイツに変身していた。
「ゲンちゃん先輩のそれ久々に見た!!」
「るんって来たー!!」
「って!!如月!!何やってんだよ!?」
「ちょっと待ってろって!!・・・抜いて・・・挿す!!」
有咲のツッコミを無視してフォーゼはソードにスイッチを装填すると、彼らの後ろにワームホールと生成するのを見た賢吾が彼女達に告げていた。
「悪いが俺の後に続いてこの中に入ってくれないか?」
「「「「「は?」」」」」
そう言って賢吾はフォーゼが作ったワームホールの中へと消えてしまった。
「って・・・ちょっと待って!!いきなりそんな事言われても!?・・・って香澄!?」
「有咲!!いこー!!」
「ちょっと怖いけど・・・みんなで行こ?」
「ほら、沙綾も・・・先輩が待ってるよ?」
「おたえ!?ちょっと押さないで!!」
真っ先にポピパの5人が中に消える。
「みんな!!行きましょう!!」
「こころん待ってよ~!!」
「でもちょっと怖いかも・・・って日菜ちゃん!?」
「いいから彩ちゃんいこー!!」
「ブシドー!!」
「トモちんが使ってたのと一緒でしょ~?」
「ちょっとモカちゃん!!待ってよ!!」
そう言って次々と少女達はフォーゼの作ったワームホールへと入っていくと、抜けた先には白い空間が広がっていた。
「素敵ね!!秘密基地みたいだわ!!」
「そうだねこころん!!」
「広いですね・・・」
「燐子の言う通りかもしんないけど、ここに35人はちょっとキツイんじゃない・・・?」
「どこでしょうか・・・?難しそうな機械が一杯・・・ってキング?どうかしましたか?」
「いや・・・壁のマーク・・・なんか見たことあるような気がして・・・」
それぞれが思い思いの言葉を口にする中で最後に流星がこの場にやってくるとワームホールは消えてしまった。
そして変身を解いた弦太朗を見て賢吾は口を開いた。
「所で、君たちは俺達のライダー部の事をどの程度知っているんだ?」
「えっと・・・ゲンちゃんが部活で学校に出てきた怪物を倒してたって聞いたかな~」
「確かに知ってるのって、ヒナの言った事くらいかな・・・」
「えっと・・・確か部室が月にあったって言ってましたけど・・・」
「あたしも一緒に聞いたな・・・でも、正直信じられねぇけどな」
日菜とリサの言葉に他の面々はそれに同意するように頷いていた。
しかし、その中でおずおずと言った様子でりみが手を挙げながら聞いたことを口にするが、有咲の否定の言葉に他の皆も力強く頷いてそれに同意していたが―――
「はぁ!?」
「桐ヶ谷さん。煩いわよ」
「そうですよ」
「いいから紗夜さんもルイもあれ見てくださいよ!!」
急に慌てだした透子が指差した方に全員が視線を向けた、すぐに彼女達は透子に白い眼を向けていた。
「地球だけれど・・・流石に画面に映しているだけよ」
「そうですね・・・桐ヶ谷さん、流石にここが月だなんてあり得ないですよ」
「えぇ~でも、あんなの映してる意味わかんないですよ!?」
「朔田。頼んだ」
透子の言葉に瑠唯と紗夜が冷たくあしらうが、そんな彼女達を他所に合図を受けた流星が壁にあったレバーを押し上げた途端、それは起こった。
「すごいわ!!身体がふわふわするわね!!」
「儚い・・・!!」
「あ~!!こころ達狭いんだからあんまり動かないの!!」
「身体が軽くなったような気がするわね・・・」
「八潮さんの言う通りですね・・・」
「ん~?あこには分かんないけど・・・」
「あれ・・・これってもしかして・・・」
「ひまり?どうかしたの・・・?」
「とりあえず・・・如月、ここは一体どこなのかしら?」
突如として彼女達の多くが身体が軽くなったような錯覚を覚え始めるが、この中でただ1人、ひまりだけはこの感覚に近いものを知っていた。
その中でふわふわしていた友希那は弦太朗へと問いかけた。
「月だ!!」
「はぁ・・・?」
「弦太朗の言う通りだ。ここは月面にあるラビットハッチ―――ライダー部の部室だった場所だ」
その答えに声を挙げるその横で賢吾は彼の答えに同意したことに彼女達の理解は完全に追いついていなかった。
「えっ・・・でも、弦太朗くんが前に壊されたって・・・」
「あぁ、確かに以前に我望達―――天校での敵によって破壊された」
「ならどうしてジブン達は・・・」
―――破壊されたはずの場所にいるのか?
「そして、君たちの街での事件が終わった後に、フォーゼの力を使って月に残されていた朔田と弦太朗の2人が研究データをサルベージをする計画を立てていたのが・・・」
「こころの家の人達に知られちまってな!!」
「あぁ・・・。そうしたら事件解決の礼と言うことでサルベージに参加する為の宇宙服の手配をして貰ったんだが・・・」
「あの~・・・もしかして、黒服さん達もそれに参加してこれを直したってことですか?」
「あぁ、俺と歌星が何回かに分けて資料のサルベージを行ってたが、弦太朗はな・・・」
「まさか、最近如月さん達に連絡もまともに取れなかった理由は・・・」
「おう。こいつがないとここにこれねぇからな!!お陰で結構しんどかったぜ?」
弦太朗はその疑問に笑みを浮かべて答えていた。
連絡が取れない理由には納得したが、それでも彼女達はここに来た理由が分からなかったが、それを代表するように有咲が声を挙げた。
「だとしても何でここに連れてきたんですか?」
「君たちもライダー部を名乗ったんだろ?」
「まぁ・・・こころが勝手に名乗ってましたけどね?それがどうしたんですか?」
「今日がそのサルベージ作業の最終日で、これが終わったらもう此処に来る事は無くなる。・・・それだったら、弦太朗の事を手伝ってくれた皆に此処を見せておこうと思ってたんだ・・・」
「だったら別に写真とかでも・・・」
「俺達からの君たちへの進級・卒業プレゼントとでも思ってくれていい」
「・・・プレゼント?一体なんのこと・・・」
言葉の意味が分からない彼女達だったが、此処で弦太朗が笑みを浮かべながら普通では有り得ない提案を口にした。
「折角だから外を・・・月の上を歩かねぇか?」
彼女達はその普通では体験する事の出来ない提案に満場一致で賛成するのだった。
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