はい。
後日談別バンド版投稿です。
これは・・・うん・・・
でも、設定順守するとこうなってしまったんだ・・・
不甲斐ない私を許してくれ・・・
「すごい・・・周りは真っ暗な中であんなに青く光ってて・・・」
「シロちゃん?さっきから同じことばっかり~」
「だって・・・」
「ん~。シロちゃんの言いたいことも分かるけど~」
「やっば!!写真撮ってSNSにアップしなきゃ!!」
「桐ヶ谷さん。そんなのダメに決まってるでしょ」
「なんだよルイ~!!ふーすけ~!!」
「ルイさんの言う通りだよ!!それに持ってきたら壊れるかもしれないからって言って、スマホを置いて来たでしょ!!」
「仮に月面での写真をSNSに上げたところで合成扱いされて終わりよ」
「2人ともなんだよ~」
「よっ!!」
「あっ・・・如月先輩・・・」
「悪い悪い。来ようと思ったんだけど、香澄とこころ達に捕まっちまってな・・・」
ましろと七深が月面から地球を眺めて思ったことを口にしていたその近くで、透子が月面にはしゃいでいるのをつくしと瑠唯の正論をぶつけられていた所へとフォーゼがゆっくりとした足取りで歩み寄ってきていた。
「あの・・・如月先輩・・・ありがとうございます・・・。こんなことさせてもらって・・・」
「普通だったらこんなこと出来ないですけどね~。でも、これはこれでいいですね~」
「ならいいけど―――のわっ!?」
「如月先輩!?」
「頭からいったね~・・・」
ましろはともかく、普通であることを望んでいる七深ですら今の状況を楽しんでいることに安堵していたフォーゼだったが、そんな彼は背中から突如として何かがぶつかってきたことによってそのまま前に倒れてしまう。
何が起こったのかを確認しようと彼は首を曲げて後ろを振り返ると――――
「弦太朗さん!!」
「ちょっと透子ちゃん!?何やってるの!?」
「ミクロンだって!!」
「なんで急に飛びついてきてるんだよ・・・!!」
彼に飛びついてきた正体は透子。
その後ろではつくしが透子に対して怒っているが、当の本人はそれを気にするような素振りも無くフォーゼにしがみ付いていた。
「弦太朗さん!!写真撮って!!」
「写真?」
「だって!!折角こんなことしてるんですから撮らない訳にいかないっしょ!!それにみんなで集合写真は鉄板っしょ!!」
「そういうことだったら・・・!!」
「良い訳ないだろ・・・!!」
「流星!?」
「歌星の手伝いが落ち着いたから様子を見に来てみたら・・・」
「流星さんも変身してるんですね」
「それで月を歩けるんだ!?」
「フォーゼほど長い時間は月面にはいられないけど・・・数時間ならね?」
そんな彼らの元にやってきたのはメテオに変身した流星。
しかし、彼女達は変身した彼がそのまま月面を歩いていることに驚きを示していたが、彼はその事について軽い口調で答えるとフォーゼから透子を引き剥がしてから透子とフォーゼに視線を向けていた。
「ライダーを含めたスイッチ関連は機密の塊だぞ?何を考えているんだ?」
「すまねぇ・・・。透子の勢いに負けちまってよ・・・」
「流星さん!!こんな月面の写真何でバズりますよ!?」
「さっきも言ったがフォーゼにメテオ、ラビットハッチは機密の塊なんだ。・・・それにみんなをここに連れてくるのも歌星には反対されたんだよ?」
「・・・なら何で流星さん達は私達をここに連れてきたんですか?」
メテオから告げられた言葉に彼女達は目を丸くしていたが、それは当然のことだった。
ライダーはおろかスイッチ関連の技術は機密の塊で賢吾に連れて来ることを反対されていた。
本来ならただの女子学生である自分たちはこの場所に来ることすら出来ないはず。今はこうしてこの場所に立っていられる理由が分からない瑠唯は思わずその疑問をぶつけると、優しい口調でメテオはその理由を語っていた。
「みんなには迷惑をかけたからね?そのお礼って訳じゃないけど、俺と弦太朗の2人でなんとか説得したんだ」
「そうだったんですか・・・」
「歌星はみんなと弦巻君の船で会っていたし、この事を悪用する様な人たちじゃないと思ってたからね?」
「透子ちゃん!!」
「これで・・・私と二葉さんの言いたいことは分かったわね?」
「うっ・・・!!写真は諦めます・・・」
「ん~」
「ななみちゃん・・・?どうしたの?」
メテオの言葉を聞いてここで透子は観念したのか肩をがっくり落として写真を諦めると、その言葉を聞いて七深は何かを考えて唸りだしていたが、ここで彼女は何かを閃いた。
「絵だったらいいですかね~?描いた絵はちゃんと見せて、それがダメだったら諦めますから」
「絵?・・・まぁ、機密に関することが描かれてなければ良いとは思うが・・・」
「ななみ!!ナイス!!」
「じゃ~弦太朗さん。お願いしますね~」
「何?」
「・・・弦太朗。ペンのスイッチだ。ここに画材なんてある訳がないからな・・・罰代わりだ」
「本当は色々描きたいですけど、時間もないのですぐに終わらせますから~」
「なら、俺達は少し周囲を散策でもしようか・・・」
こうして七深はフォーゼがペンを起動した右足を抱えて絵を描き始めると、そんな彼女を邪魔しない様にメテオがましろや他の面々を連れて月面を散策し始めていた。
そんな出来事から早数年が経った。
モニカのメンバーは各々が別々の道を歩き出したが、今日は久々に5人全員が揃う予定になっていたが―――
「みんな!!おっひさー!!」
「みんな~ごめんね~」
「もー!!透子ちゃん!!七深ちゃん!!」
「あなた達、5分遅刻よ?」
そんな特別な日にも関わらず透子は七深と共に遅刻してしまっていた。
「ごめんごめん!!会議が長引いちゃってさ~!!」
「会議ってブランドの・・・?」
「そうだよシロちゃん。今度、私の描いた絵を使った服を透子ちゃんのブランドで出すことになったからその会議してたんだけど・・・」
「それが思いのほか盛りあがっちゃってさ~」
「・・・仕事だから仕方ないとはいいたくないけれど、せめて遅れそうなら連絡くらいしなさい」
「ごめんってルイ!!」
「全く・・・あなたは昔から変わらないわね」
懐かしいやり取りに5人は笑みを浮かべていたが、数名はその笑みの中に呆れに似た感情が籠っていたが誰もそれについて指摘する者はいなかった。
「ねぇ・・・?そろそろ行かない・・・?」
「えっとね・・・それなんだけど・・・お仕事の予定が入っちゃって・・・」
「ななみ?マジで!?仕事?」
「ごめんね・・・。この間、作家さんが書いた小説の表紙を描かせてもらったんだけど・・・。みんなの顔を少しでも見たかったから来たけど・・・。その人のサイン会があるから挨拶に行かないといけなくて・・・」
とりあえずこの場から移動しようとした彼女達だったが、その中で七深は仕事関係の予定が出来てしまったことを申し訳なさそうな表情を浮かべて謝り始めたが、その話を聞いた透子はこの問題の解決案を提示していた。
「だったらさ。みんなでそれに行けばよくね?」
「ななみちゃん?そのサイン会ってどこでやるの?」
「えっ・・・?とーこちゃん?つーちゃん・・・?」
「挨拶って言ってもそんな何時間も話したりしないっしょ?だったらチャチャっと済ませちゃえばよくね?な?シロ?」
「そうだね・・・折角5人で集まったんだから・・・。みんなで行こうよ・・・?」
「広町さん、早く行きましょう。会場は―――「ルイ、これじゃね?他にサイン会とかないし」―――桐ヶ谷さん、こういう時は動きが速いわね・・・」
「みんな、ありがとう・・・」
彼女達は七深本人を置いてけぼりにしてドンドンと話を進めていく。
しかし、置いてけぼりくらった七深はそんな彼女達に感謝の言葉を呟くと、皆で纏まってその会場に移動し始めていく。
「てか、その七深が書いた本ってどんな奴なの?」
「とーこちゃん!!ななみちゃんが描いたのは表紙だよ?」
「ふーすけ!!細かいことは気にすんなって」
「あっ・・・私、この人の本読んだことあるよ?」
「シロ?なんて名前の本だった?」
「えっと・・・”夢の魔女と魔法の指輪”って名前なんだけど、ダークファンタジーって宣伝されてて読んでみたけどなんか不思議な感じがしたよ・・・?」
「倉田さんがそんなこと言うなんて相当ね・・・作者の名前は・・・聞いたことがないわね・・・」
「みんな、そろそろ着くよ!!・・・ってあれ?あの人・・・もしかして・・・」
そんな会話をしていた彼女達は目的地まで辿り着いていたが、そこには彼女達の見覚えのある背中に彼女達はその人物に声をかけていた。
「あの・・・弦太朗さん?」
「七深?それにみんなもどうしたんだ?」
「それはこっちのセリフですよ!?如月先輩が本を読むなんてイメージないですし!!」
彼女達が見かけたのは弦太朗だった。
彼は久々の再会に喜んでいる様な表情を浮かべていた一方では彼女達は弦太朗が本を読むイメージが皆無な彼がこの場にいることに驚きの表情を浮かべていた。
「あぁ、実はこの本書いたのが俺のダチでな・・・」
「へぇ~。弦太朗さん!!この本の表紙描いたの七深なんすよ!!」
「マジか!?すげーな!!」
「ありがとうございます~。そうだ、弦太朗さん。実は私、これからその作者さんに挨拶に行くんですけど一緒に行きますか?」
「よっし!!行こうぜ!!」
七深の提案に乗った弦太朗は纏まって、その本の作者が待っている控室へと向かうと七深がその扉をノックし始めた。
「あの~・・・この本の表紙を担当した広町ですけど~・・・」
「・・・どうぞ」
「失礼しまーす」
そう言って七深を先頭に控室へと入っていく。
中にいた人物は七深以外に人がいたことに以上に彼女達と共にいた弦太朗の姿に驚きを示していた。
「よぉ友子!!この間ぶりだな!!」
「弦太朗さん・・・どうも・・・。もしかして・・・表紙を描いた広町さんって・・・」
「ダチだ!!」
「そうだったんだ・・・世の中狭すぎる・・・」
「広町もそう思いますね~」
「本当に知り合いだったんだ・・・」
「どういう繋がりなのかしら・・・」
「弦太朗と友子ちゃんはライダー部の仲間だよ」
「その声・・・」
「流星!!」
「流星さん・・・!?なんで?」
七深が表紙を手掛けた小説の作者と弦太朗が本当に友人で会った衝撃に、彼女達は思わず声が漏れてしまうがそれにここに居るはずのない流星がその場に現れると彼女達に答えを告げていた。
突然の彼の登場に驚いていたが、それだけで終わることはなかった。
「流星さん・・・!!」
「はぁ!?」
「嘘・・・!?」
「おぉ~」
「うわぁ・・・!!抱きしめ合ってる・・・!!」
彼女達がいることなど忘れてしまったかのように友子が流星に抱き着くと、彼もそれに答えるように抱きしめ返していた。
その事に驚いていた彼女達だったが――――
「ちょっとるいさん!?」
「くぁwせdrftgyりんこlp」
「うわぁ~!?ルイがぶっ壊れた!?」
「あの・・・如月先輩・・・もしかして・・・あの2人って・・・」
「・・・ん?そうだぞ」
「あ~広町たちはこれで失礼しますね~」
瑠唯が目の前の出来事を呑み込み切れずに完全に脳が焼かれてしまっていたが、2人はそれに気が付かない様子だったのを見て思わずつくしが弦太朗に聞いてしまい、それが聞こえた七深は彼らを2人っきりにしてそのまま部屋から抜け出したが、完全にお通夜状態の空気になってしまっていた。
「なぁ・・・もしかして、瑠唯って・・・」
「そうですよけど・・・もしかして弦太朗さん・・・」
「気が付かなかった・・・!!」
「えっと・・・この後どうするの・・・?」
「仕事としてはもう終わったから、広町的にはるいるいをなんとかしてあげたいかな~」
「でも、ななみちゃん・・・どうするの・・・?」
予定は完全に消化したものの、流石に今の瑠唯をこれ以上連れ回す気にはなれない彼女達だったが、透子だけは違っていた。
「こういう時はヤケ酒っしょ!!」
「ちょっと透子ちゃん!?」
透子のまさかの提案に思わずましろがツッコんでしまうが、彼女達の中でストッパーである瑠唯が機能停止している状況で彼女を止めれるものはいなかった。
「シロ!!あたし達はもう大人なんだし大丈夫だって!!それにアルコール入れば色々吐き出せるっしょ!!」
「そうなのかな~・・・」
「つーちゃん、るいるいに何もしないよりはいいんじゃないかな~」
「でも・・・」
「折角なんだしパーッとした方がいいっしょ!!な?」
「えぇ・・・そうね・・・」
透子のバカみたいな提案に瑠唯が賛同したことに皆が目を丸くしていたが、透子はそれを気にすることなくこの場を仕切り始めていた。
「ほら弦太朗さんも行きますよ!!知ってたのに黙ってたんですから瑠唯の分は弦太朗さん持ちってことで!!」
「マジかよ・・・」
「もう透子ちゃん!!るいさんの分は割り勘だよ!!」
こうして彼女達は次の日の太陽が昇るまで完全に失恋した瑠唯のヤケ酒に付き合う羽目になるのだった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
と言うことで・・・3回目はモニカさん。(と言う名のルイさん失恋END)
あのカップリングが公式だから・・・仕方ない・・・
修羅場生成を考えたけど、公式設定には勝てなかったよ・・・
次回は未定
しゅわしゅわしたいパスパレorぶっとんでハロハピ
のどっちかをお送りいたします