ぐぬぬ・・・
書き終える前に設定お出しされたら直すしかないじゃない・・・!!
後日談別バンド版投稿です。
タイトルでどこか・・・分かるよね?
月面に降り立ったハロハピ一行。
普段からこころに振り回されて様々なことをしていた美咲だったが、今の彼女は現実味のない出来事に思わず圧倒されていた。
「こころに連れ回されていろんなとこに行ったけど、まさか月面に降り立つことになろうとは・・・」
「美咲ちゃん・・・」
「待たせたな・・・!!」
「あっ!!如月くん!!ってそれでここに来れるんだ・・・」
「まぁな!!・・・って美咲?どうしたんだ?」
「美咲ちゃんは・・・現実感の薄い現実を目の前にして困惑してるだけだよ・・・」
「なんだそれ・・・?」
「美咲~!!」
「かのちゃん先輩~!!」
「3人ともこちらに来ないのかい?」
「全くあの3人は・・・」
「ここでもいつも通りだな」
「でも、その方がこころちゃん達らしいね」
そんな彼女の元にフォーゼが現れると美咲に声をかけるが、彼女の代わりに花音が答えるも何とも言えない空気になってしまったのをこころ達がぶち壊していた。
呼ばれた彼らはそのままこころ達の元へと向かうとこころはいつも通りだった。
「そういえば、たえから聞いたのだけれど!!月にはうさぎがいるって言ってたわ!!」
「ゲンちゃん先輩は見たことあるの?」
「えっ?見たことねぇけど・・・?」
「だったらみんなで探しましょう!!」
「うんっ!!はぐみもやるー!!」
「はぁ・・」
こころの言葉に彼は何も考えずに答えてしまったが、その言葉がきっかけでこころがいつも通りb脳槽し始めると、美咲は元凶を見て思わずため息を零してしまった。
「月にうさぎがいる訳無いでしょ・・・。それに如月先輩も何いるみたいな感じで答えてるんですか・・・」
「だって見たことねぇし・・・」
「空気が無いのにどうやってうさぎが呼吸するんですか・・・」
「美咲。折角の機会なんだから理由はともかくとしてみんなでここを散策するのも悪くないと思うよ?」
「薫さん・・・確かに薫さんの言う事はもっともかもしれないですけど・・・」
「おや?美咲は何をそんなに心配しているんだい・・・?」
「こんなとこで花音さんが迷子になった日にはもう探すのは不可能ですよ・・・」
「だったら、私が花音と一緒にいるとしよう。それなら大丈夫さ」
「いや、1ミリも大丈夫じゃないですけど」
しかし、薫の言葉を聞いた美咲はいつも以上に真剣な表情で答えると薫はその解決案を提示するがそれは何一つ美咲の心配を払拭することが出来ていなかった。
「みんな~!!」
「早く~!!」
「あぁ~!!花音さん!!絶対に迷子にならないでくださ―――って花音さんがいない!?」
そしてこころ達が呼んでいるのを聞いた美咲達は彼女達の元へと行こうとしたが、既に花音の姿は消えていたことに美咲が声を挙げるとこころ達も驚いた表情を浮かべていた。
「だったら、うさぎと一緒にかのちゃん先輩も探そ!!」
「花音がうさぎさんってことね!!」
「儚い・・・」
「あぁどうしてこう面倒ごとが増えてくの・・・」
美咲はボヤくがその言葉は宇宙に消えて、彼女達は月面でうさぎ扱いされた花音を捜索し始めた。
そうして、花音が月面で発見することが出来てから数年の時が経ち――――
弦太朗は天校で教師としての働き始め、その中でフォーゼドライバーを破棄するということもあったが、今では一人前の教師になっていた。
「大杉先生、おはようございます」
「おぉ如月!!おはよう」
出勤してきた弦太朗は職員室に入ると恩師で同僚の大杉と挨拶を交わすが、弦太朗は大杉が持っていた物に視線を奪われていた。
「大杉先生?・・・どうしたんすか?新聞なんて読んで?」
「教師たるものいかなる時でも学ぶ姿勢を―――」
「すいません!!ちょっと借ります!!・・・マジか!?」
「おいっ如月!?」
「Mr.如月にMr.大杉。何を騒いで――何?Mr.如月が新聞を・・・!?」
大杉がそんな高説を垂れ始めたが、その新聞に載っていた小さな写真を見つけた弦太朗は大杉から新聞をひったくる様に取り上げるとその記事を読み始めていた。
そのタイミングでたまたま職員室に入ってきた校長の佐竹が真剣な表情で新聞を見ていた光景に思わず驚きの表情を浮かべてると、たまらずに新聞の記事を横から覗き込んで彼の視線の先にあった記事を見るが、その記事の内容に思わず佐竹から言葉が漏れていた。
「Mr.如月。君は海外のことに興味が・・・?」
「いや、高校の頃に会ったことがあるんすよ」
「なぁ~にぃ~!?如月!!お前~!!」
大杉が大声を上げて始めるが、佐竹がその記事の見出しに再び視線を落とすとそこには――――
“ハピネール王国・二コリーナ女王が誕生”
と言う見出しと、女王となる二コリーナの写真が写っていた。
流石に1国の女王となる人物とも知り合いだという彼の言葉に驚いた佐竹だったが、彼はどこかで弦太朗ならばおかしくはないという思い始めたその時、職員室には別の乱入者たちが入り込んでいた。
「弦太朗!!久しぶりね!!」
「ゲンちゃん先輩が本当にせんせーやってる!?」
「ちょっと!!アンタたちは勝手にいかないの!!」
「こころにはぐみ!?それに美咲まで!?」
職員室に乱入してきたのはこころにはぐみ、そして美咲。
本来なら部外者が入れないのだが、こころとはぐみは昔のように勢いに任せてやってきてその後を慌てた美咲が追いかけるという弦太朗にとっては懐かしい光景が映っていた。
「ちょっとあなたたち!!ここは部外者立ち入り禁止・・・」
「あぁ、すいません。私達こういうもので・・・」
「えっ・・・弦巻・・・?あの・・・!?」
「えぇ・・・。あそこで如月先輩と絡んでいる片方がそこの令嬢です・・・」
「でも、ここは職員室なので・・・如月先生と一緒に外へ・・・」
「やぁ、弦太朗。久しぶりだね」
「あれ・・・この間テレビに出てた瀬田薫・・・!?」
流石にこころ達を見てダメだと思った周囲の教師を代表して、女性教師である宇津木が彼女達に声をかけるが美咲が即座に名刺を渡すと受け取った彼女は目を丸くしていた。
世界に名だたる富豪の令嬢。
そんなVIP相手に流石に及び腰になってはいたが、彼女は真っ当に部外者であるこころ達を外に出すように美咲へと話しかけると、そんな彼女達に遅れて最近は役者として名を挙げていた薫の登場に職員室が静まり返り―――
「薫さ~ん、待って~!!」
「えぇ~!?あなた・・・えぇ~!?女王様~!?」
「ふえぇ~!?」
弦太朗が眺めていた新聞記事に載っていた人物――――のそっくりさんである花音が姿を現すが、職員室では弦太朗以外の教師に花音と二コリーナの区別がつくはずもなく、大杉の驚きの声と共に職員室は混乱の坩堝と化していた。
「あぁ~!!めんどくさいことになった・・・!!」
「私達、二コリーナに呼ばれてハピネールに行くのよ!!」
「でも、何でここに・・・?」
「ゲンちゃん先輩?」
「・・・弦太朗?聞いてないのかい?」
「何をだ・・・?」
混乱する職員室の中で会話を始める彼らだったが、ハロハピの面々と弦太朗の間で理解の差があるようで互いが首を傾げていた。
そのタイミングでこの状況を即座に抜け出そうとした美咲が話を切り出した。
「色々面倒なので単刀直入に言いますけど、二コリーナさんの女王即位の式典にハロハピの5人と一緒に如月先輩も呼ばれてるんですよ・・・
国賓として」
「「「「はぁ!?」」」」」
「そこではぐみ達が久しぶりにライブをするんだよ!!」
美咲の言葉に弦太朗を含めた職員一同が驚きの声を挙げていたが、その中でこころが弦太朗の腕を引いて外へと連れ出そうとし始めていた。
「弦太朗!!行きましょう!!」
「ちょっとこころ!?」
「スイマセン。と言う事なので・・・校長先生?彼をお借りしても・・・」
「えっ・・・あぁ・・・」
こうして校長である佐竹の許可を得たハロハピ一行は弦太朗を連れてハピネールまで飛ぶ。
そして、到着して早々に城まで向かった一行を二コリーナ自らが出迎えていた。
「二コリーナさん!!」
「花音さん!!それに皆さんもお久しぶりです」
「久しぶりね!!」
「二コリン!!凄いね!!女王様になっちゃうなんて!!」
「とても儚いね・・・」
「えぇ・・・再会出来たのは嬉しいですけど・・・大丈夫なんですか?明日が式典当日なのに・・・」
「ふふっ。大丈夫ですよ美咲さん。この後も最後の確認がありますけど、皆さんに会う為に時間を作ったので」
出迎えた二コリーナは花音の手を取り、皆が再会を喜び合っていたが、その空気の中で美咲は多忙であろう彼女に気を使った発言をするとそれに笑みを浮かべて二コリーナは答えていた。
「・・・なぁ、何で俺まで呼んだんだ?」
「あの時に助けて貰った時のお礼をしていなかったので・・・3人に招待を送ったんですが・・・」
「如月先輩、先に2人には連絡したですけど2人とも外せない仕事があるって言われて・・・」
「・・・俺に連絡来てねぇけど・・・」
「散々私達を振り回した仕返し・・・って事で・・・」
「おいっ!!」
美咲の言葉に思わずツッコんでしまった弦太朗だったが、そんな彼を気にする事なくハロハピの5人は明日の事を考え始めていた。
「ふえぇ~・・・久々のライブだから緊張するね・・・」
「はぐみ!!明日の為に1人でベース一杯練習したんだ~!!」
「私もギターの練習は1人でしていたが、ライブは久しぶりだね」
「なら、この後1回合わせて確認しましょう・・・。呼んでくれた二コリーナさんの為にも失敗する訳にはいかないですし」
「そうね!!弦太朗もこっちに来ましょう!!」
「まぁ、やる事ねぇからな・・・」
「・・・そう言う事ですから、すいませんけど・・・」
「いえ!!こちらから呼んだんですから、楽しみにしてますね?」
こうして彼女達は久々に音を合わせる為の二コリーナと別れようとした瞬間。
はぐみがとてつもない爆弾を投下した。
「あれ?二コリンが女王様になるんだったら・・・王様は誰になるの?」
「はぐみの言う通りね!!」
「確かにそれは興味深いね・・・」
「何言ってんだ・・・?」
「ふえぇ~・・・!!2人とも!?」
「薫さんも乗らないでくださいよ」
「えっと・・・同じ年頃の男性の知り合いだと如月さん達しかいないですし、それに結婚はまだする予定は無いですよ?」
こころ達の発言に弦太朗ですらツッコんでしまったが、3人の視線は二コリーナの注がれていたが、向けられた彼女も困ったような表情を浮かべながら答えた。
しかし、この言葉を
「「「同じ年の男性の弦太朗(ゲンちゃん先輩)と結婚する!?」」」
「「ふえぇ~!?」」
「はぁ!?何言ってんだ!?なんでそうなってんだ!?」
「はぐみ達!?何でそんなピンポイントで聞き間違えるの!?」
3人は何を聞き間違えたのか二コリーナと弦太朗が結婚すると聞き間違えて一緒に声に出すと、それを聞いて二コリーナと花音は顔を赤くしながら声を挙げ、弦太朗と美咲は思わずその言葉にツッコむが3人は止まらない。
「ねぇ!!ゲンちゃん先輩と結婚するの!?いついつ!?」
「そうだったのね!?それはおめでたいわね!!」
「私達の前で求婚なんて・・・なんて儚いんだ・・・!!」
「結婚しねぇって!!3人共どういう聞き間違いしてんだよ!!」
「そうですよ・・・!!まだ結婚するつもりは・・・」
「”まだ”と言うことは・・・弦太朗との結婚自体は考えているんだね?」
「えっと・・・結婚についてはそうですけど、そうじゃなくて~!!」
「こんな笑顔になれる幸せなことはみんなに知らせなくっちゃダメよ!!私がみんなに言ってくるわ!!」
「はぐみも!!」
「ちょっと待って!!如月先輩!!あぁ!!前の王様もあそこで嬉し泣きしてるけど・・・これ以上変な事言われる前に2人捕まえますよ!!国際問題ですし、如月先輩が王様とかこの国滅びますよ!!」
「おう!!・・・ってその言い方はねぇだろ!!」
「ふえぇ~!!みんな一旦落ち着いて~!!」
薫の言葉に二コリーナがタジタジになってしまっていた裏では、その中で花音が思わず声を挙げ、前国王である二コリーナの父は近くの人達と共に嬉し泣きをし始めていた。
そして、勘違いしているこころとはぐみが皆に伝えよう駆け出すと太朗と美咲が自分達の保身とこの国の今後を駆けた壮絶な鬼ごっこをする事になるのだった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
と言うことで折り返しの4回目はハロハピでした。
彼女達はこころに振り回されそうですね・・・
そして、王様と聞いて後輩ライダーが反応しそうですが・・・まぁ、うん・・・
きっとゲンちゃんは王様にはならないから・・・