小ネタ時空やらのネタを引っ張ってくるから相当のカオスが予想される模様
Chapter-00 地上で光る星
「はぁ・・・はぁ・・・!!どうして・・・!!」
雨が降っている夜中に息を切らせながら夜の闇に紛れて逃げるようにして走っていた。
しかし、その姿はボロボロで人の目を避けて街の路地裏を姿を隠すと崩れるようにその場に座り込む。
「・・・」
座りこんだその人物は虚ろな目をしながら空を見上げていた。
見上げた先に広がっているのは全く星が見えないほどに厚い雨雲に覆われた真っ暗な空。
そんな空を見上げながらその人物は絞り出すように呟いた。
「―――仮面ライダー…アイツらだけは許さない…!!」
そう呟いた者の目は怒りと復讐に完全に染まり切り、疲れた身体で再び立ち上がるとそのまま夜の闇へと消えていった。
いつも通りのある日の午後、香澄と有咲は2人で並んでCircleへと向かっていた。
「有咲~、まりなさんが急に呼び出すなんてどうしたんだろ・・・?」
「一緒に呼び出された私が知る訳ないだろ・・・」
「もしかして何かあったのかな?」
「そんな切羽詰まった様子じゃなかったし、それに他のバンドの人達も呼ばれてるんだからライブ参加の依頼とかだろうからさっさと行くぞ~」
そんな会話をしながら2人はCircleへと到着するとそのまま中へと入っていくと、そこには既にほかのバンドを代表が勢ぞろいしていた。
「あっ!!来ましたよ!!」
「香澄先輩・・・!!」
「香澄~!!有咲~!!」
「こころ、叫ばなくても・・・市ヶ谷さん達、おつかれ~」
「2人とも!!こんにちわ!!」
「彩ちゃん。少し落ち着きなさい・・・」
「2人とも、お疲れ~☆」
「遅かったじゃない・・・」
「湊さんの言う通りですけど・・・何かあったの?」
「蘭ちゃん。最後に連絡がいったのがポピパだったから遅くなっただけじゃないかな?」
「ポピパ!!遅いわよ!!」
「チュチュ様~落ち着いてくださいよ~」
「有咲!!私達が最後だよ!?」
「んなもん、見れば分かる。・・・遅くなってすいません。それでまりなさんは?」
「ふふっ・・・時間には間に合ってるから大丈夫よ」
「まりなさんだったらすぐに―――「みんな~!!おまたせ~!!」って言ったそばから戻って来たね~」
遅くなってしまった有咲は謝りながら開いていた席に座ろうとしたのと同じタイミングでスタッフルームの奥から何かを抱えたまりなが彼女達の元へとやってくると、呼び出したバンドの面々が揃っていることを確認した彼女が話を切り出そうとしたタイミングで香澄がそれよりも先に話を切り出した。
「はいっ!!まりなさん!!何で私達を呼んだんですか!!」
「バ香澄!!それを今から話すんだろうが!!」
「あはは~・・・とりあえず、ここじゃあれだからこっち来てくれるかな?」
話を切り出そうとした香澄に有咲がツッコんだのを見て、まりなの手によって会議室と化していたスタジオの一室へと移動して、皆が席に着いたのを確認してから改めて話を切り出し始めた。
「みんな、今日は集まってくれてありがとうね。有咲ちゃんの言う通りその事について話すんだけど、今から資料を見てくれるかな?」
「「あっ!!手伝います!!」」
「ありがとう。パレオちゃん、つくしちゃん」
話を切り出したまりな。
そして彼女が持っていた資料は手伝いを買って出たパレオとつくしの手によって全員に行き渡り、皆がその内容に目を通し始めると――――――――
「「「「「「「えぇ~~~~~~~~~~~!!」」」」」」」
その資料に書かれていた内容に殆どの面々が驚いた声を挙げるが、その後すぐに香澄が手を挙げていた。
「やります!!」
「ちょ!!最後まで話聞けって!!」
「・・・イベントですか」
イベントへの参加を依頼するために呼び出されたのは分かったが、わざわざ呼び出してまで話をするほどの事ではないのでは?と疑問に思ってしまった者もいたがその言葉を飲み込むとまりなはそのまま説明を始めていく。
「そう!!ちょっと前まで事件が起こってばっかりだったでしょ?だから少しでもみんなに楽しんでもらいたいって思ったのと、うちがここまでやってこられたのも色んな人達からの応援があったから感謝の気持ちを形にしたいなって思ったの」
「素敵だわ~!!みんなを笑顔にしましょ!!いつやるのかしら?」
「出来るだけ早く思ってるんだけど・・・どうかな?」
「やりたい!!千聖ちゃん!!」
「事務所のスタッフさん達と相談しましょ?」
「ましろちゃん。どうする?」
「やりたいけど・・・」
「ちょっと!!ワタシは忙しいの。さっさと話を進めてくれない?」
「またまた~。30分も前に来てスタンバってた方が言うセリフじゃないですよ~」
「っ~~~!!パレオ~~~~~~!!」
「「「「「ははははははっ!!」」」」」
まりなの話を聞いた彼女達はイベントの参加に対して前向きな態度を見せていた。
そんな中で空気を読まずにチュチュが話を急かし始めたのをパレオが揶揄い始めたのを見て、友希那以外の面々からは思わず笑い声が零れていた。
「商店街も盛り上げられそうだし、あたし達は参加したいと思います」
「忙しくなるね」
「RoseliaもずっとCircleでやって来たし、やりたいよね?」
「えぇ・・・」
「それなら、後でみんなと相談しよっか」
「よかった~。みんな参加方向で考えてくれるってことで、それだったら今考えてるイベントについてなんだけど―――」
皆が参加の方向で考えてくれているのに安堵した表情を浮かべたまりなはそのまま資料の説明を始めていく。
そこでいくつかの質問が投げられるが、そこで今後のイベントについての方向性を決めていった。
「―――って感じで、殆どこっちが決めてたことを伝えるだけになっちゃったけど、もしこれ以外に何かやりたいことがあったら言ってね!!」
「「「「「「「はいっ!!」」」」」」」
「それじゃあ、これでイベントについての説明は終わりにするね」
まりなが会議の終わりを告げた。
会議と言っても30分程度しか時間をかけていないが、彼女達はイベントのことを考えては楽し気な表情を浮かべながら部屋から出て行こうとしたが――――
「うぐっ・・・!!」
「香澄先輩・・・!?」
「・・・戸山さんはどうして何もないところで転んでるのかしら?」
「彩ちゃんじゃないんだから・・・」
「千聖さん。そんなこと言ってる場合じゃないですよ!?」
「ありさ~。足に引っかかった~!!」
「床に何か落ちて・・・・・・って床が何かが生えてる~!?」
突如として香澄がその場で盛大にコケた。
思わず事態に全員が彼女に注目し始めるが、転んだ本人から声をかけられた有咲は香澄の足元へと視線を向けると文字通りそこからは何かが生えていた。
「引っこ抜いてみましょう!!」
「こころん!!やろ!!」
「ちょっとこころ!?あんた何言って!!」
「香澄まで何言ってんだ!?みんなも香澄達止めるの手伝ってください!!」
「何やってるのよ・・・」
「チュチュ様も混ざってみては・・・?」
「これって・・・大きなかぶ・・・?」
「ましろちゃん!?そんなこと言ってる場合じゃないよ!?」
「「「「「うわぁ!?」」」」」」
そして有咲の言葉を聞いた花咲川の暴走機関車共は床から生えていた何かに手を掛けると、それを止めようと保護者を中心になって彼女達の腰を掴んで引き剥がそうとし始めたのをモニカとRASの2組はそれに参加することなく遠巻きに彼女達を見ていたが突如として彼女達はバランスを崩してしまった。
「抜けた~!!・・・・・・ってえぇええええええええええええ!?」
「うっせぇ!!・・・ってなんじゃこりゃああああああああああ!?」
「・・・眩しいわね」
バランスを崩した彼女達は全員が尻もちをついてしまうが、その中で香澄は抜いた物へと視線を向けると驚きの悲鳴を挙げると、香澄に向かって有咲が怒るもののその手に握られていた物を見て彼女も思わず驚いてしまい、香澄の手に持ったものが突如として光を放つとそれを見た友希那が皆の気持ちを代弁するかのように呟いていた。
「すっごい!!キラキラしてる!!」
「石でできたギター?香澄のにそっくり・・・てか、香澄はそれ持ってて大丈夫なの?」
「蘭ちゃん、大丈夫だよ!!」
「そのギターもどきは何なんでしょうか・・・?」
「リサ、だんだん光が弱くなってきたわよ」
「千聖ちゃん、なんなのこれ?」
「分かる訳ないじゃない!?」
「あぁ~!!床の穴どうしよ~!?」
「マリナ、とりあえず落ち着きなさいよ!!」
光るギターもどきに声を挙げたり、床に空いた穴に絶叫したりして再び騒がしくなる室内。
そんな中で冷静になってしまっていた美咲はそそくさと有咲とつぐみの元へと歩み寄っていた。
「市ヶ谷さんに羽沢さん・・・これってもしかして・・・」
「うん・・・美咲ちゃんの言う通りだと思うよ・・・」
「あぁ・・・十中八九、如月関係の案件だろうなぁ・・・」
「面倒ごとが起こりそうな予感がするんですけど・・・」
騒がしい室内の中で冷静な3人はこの後に舞い込んでくる厄介事のことを考えてしまい、頭を抱えてしまうのだった。
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アンケはまぁ・・・そういうことさ。