バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。
前話の前半のほのぼの空気から急降下してるような気がする・・・



Chapter-09 ましろパラダイム

 

「フォォォ!!アタァ!!ホアタァ!!・・・ヤミーの相手はやりにくいな・・・!!」

 

迫りくるマスカレイド達にメテオの拳が突き刺さり、確かなダメージを与えていく。

マスカレイド相手なら慣れた様子で対応して見せていくが、メダルから生み出されたカマキリヤミーに対しては若干のやりにくさを感じていたメテオは右手のギャラクシーへと手を伸ばしていた。

 

―――サターン、レディ?―――     

 

「まずは・・・数を減らす!!」

 

 

 

 

 

―――OK!!サターン!!―――

 

ギャラクシーのレバーを操作している隙にもヤミーがメテオに迫るも、流れるような動きで攻撃を躱すとカウンターで蹴りを叩き込むとそのままパネルをタップすると右腕に土星が現れ―――

 

「やった!!流星さん!!やるぅ!!」

 

「おぉ~・・・!!」

 

 

 

「まずはヤミーから倒す・・・!!アタァ!!」

 

腕から放たれたリングによってマスカレイド達が切り裂かれて数体がそのまま爆散する。

それを見たメテオは次の標的をカマキリヤミーに定めると、自身が放ったリングの後ろを追いかけるようにして相手との距離を詰めながらギャラクシーを操作して土星を消すとヤミーの懐へと潜り込むと、ギャラクシーのパネルをタップした。

 

―――リミットブレイク!!―――

 

「アタッ!!アタッ!!アタッー!!」

 

 

 

「このメダル・・・さっき入れてたやつね・・・」

 

「これ入れたらあれ出んの?」

 

「ちょっと透子ちゃん!!ダメだよ!!」

 

「そうだよ~透子ちゃん」

 

「大丈夫だって!!流石にやんないって!!」

 

 

「あっ・・・。でも、もう少しだよ?」

 

メテオは距離を詰める間にギャラクシーにスイッチを装填しており、そのまま流れるような動作でヤミーの腹に連続でパンチを叩き込む度にヤミーの腹からメダルがばら撒かれていく。

メダルに透子が興味を持った途端に即座に他の面々から止められるが、流石の彼女も使うつもりなど毛頭なく即座に反応していた。

 

 

―――リミットブレイク!!―――

 

 

「ホォォオオオオオ・・・!!アタァァ!!」

 

そんな状況で目の前のヤミーはメダルをばら撒いたこともあって今にも倒れそうな状況にメテオはドライバーにスイッチを戻してドライバーのユニットを回転させると、そのままメテオが飛び上がるとそのままヤミー目掛けてキックが放たれる。

 

メテオのキックはそのままヤミーへと突き刺さるが、メテオの勢いは止まることはなくヤミーの後ろにいたマスカレイド達を巻き込んで彼女達の目の前で大爆発が発生すると、メテオはその爆発に呑み込まれたのを見て慌て始めていた。

 

 

「やばっ!?流星さんが爆発に巻き込まれた!?」

 

「どうしよう・・・!!大変だよ!?」

 

「STOP!!トウコもツクシ!!落ち着きなさい!!」

 

「アレを見なさい」

 

 

 

 

 

「・・・」

 

「流星さん・・・あれ?」

 

「七深ちゃん・・・?」

 

「つーちゃん・・・なんでもないよ?」

 

しかし、爆炎が晴れるとその中からメテオが1人で立ち尽くしていた状態で姿を現すが、その状態を見た七深はある違和感を感じるが、それを押し殺して声をかけてきたつくしに何事もなかったかのような様子で答えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メテオがマスカレイドやヤミーとの戦いの最中、弦太朗は目の前に人物に睨みつけていた。

そんな弦太朗へと相手の女が淡々とした様子で彼に声をかけていた。

 

「SOLU―――いえ、レム・カンナギの時には世話になりましたね」

 

「てめぇは・・・やっぱりあん時の・・・!!」

 

「ライダーに倒されて捕まりはしましたが、財団の力があれば脱獄程度は」

 

 

 

 

 

「だったら、またぶっ倒して―――「如月さん・・・!!」紗夜!!それにみんなも!?」

 

「その人です!!私にアレを渡したのは・・・!!」

 

「なっ!?」

 

相手を睨みつけていた弦太朗だったが、その場にリサと日菜に支えられた紗夜が姿を現すと衝撃に事実を弦太朗に言い放つ。

思わぬ言葉に弦太朗は驚きで手を止めてしまったが、それとは対照的に相手の女は何食わぬ表情で紗夜に視線を送っていた。

 

「あら、出来損ないのお姉さん」

 

「紗夜が、出来損ない・・・?」

 

「えぇ。才能ある妹にスイッチを使わせるためにわざわざ接触して妹と使うように言ったのに、自分だけでスイッチを使う言われたことも出来ない出来損ないじゃない」

 

 

「っ・・・!!」

 

「何が目的か分かんねぇけど・・・お前はぜってぇに許さねぇ・・・!!」

 

言われた言葉に紗夜は思うことがあったのか苦々しい表情を浮かべるが、その言葉を聞いた弦太朗は怒りを露にするとそのままドライバーを装着して、そのままスイッチを叩いていた。

そんな彼を見た女はそんな弦太朗に余裕の笑みを浮かべて彼が言った”目的”について語ろうとし始めていた。

 

「私の目的それは―――」

 

しかし、その言葉は最後まで言い切ることはなく、その言葉を遮るようにバンッと銃声が響き渡り―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

「うそっ・・・・・・!!」

 

その音とともに弦太朗と対峙していた女の白い制服が胸の箇所から真っ赤に染まっていく光景に弦太朗達は彼女が撃たれたのだと理解すると、撃たれた本人もそれを理解して音が聞こえてきた方向へと視線を向けるとそこには同じ服を来た男が銃を構えて立っていた。

 

「ソラリス。これ以上財団の情報を話すことは許されない・・・」

 

 

 

 

「お前、財団の仲間じゃねぇのかよ・・・!!」

 

「超進化生命体―――ミュータミットはレム・カンナギの研究成果で財団の裏切者」

 

 

 

「ぐっ・・・」

 

「ミュータミット。人間のままの姿でも銃弾1発では耐えるか・・・なら・・・」

 

―MASQUERAD―

 

そう言いながら財団の男は女―――ソラリスに立て続けに銃弾を放つと銃弾を受けた箇所から血が滲んでいくが、それで倒れない様子を見た男は先ほどの財団メンバーと同じようにマスカレイドのメモリを自身の身体に挿す。

 

それと同時にソラリスは人間には出せない速度で男に近づいてその首を掴むとそのまま首をあらぬ方向へと曲げるとマスカレイドの男はそれによって絶命するとマスカレイドのメモリに組み込まれた自爆機能によってその体は消滅するとそこで限界を迎えたのかソラリスはそのまま力なく地面へと崩れ落ちてその動きを止めた。

あまりにも凄惨な光景に殆どの面々が言葉が出せないほどの衝撃を受けていたが、そのタイミングで戦闘を終えたメテオが弦太朗の元へと駆け寄ってきた。

 

 

 

「弦太朗!!」

 

「流星!!終わったのか!!」

 

「あぁ・・・。だが、これは一体・・・」

 

「財団の連中が急に仲間割れし始めたんだ」

 

駆け寄ってきたメテオだったが、戦闘に意識を向けていたせいもあって状況が呑み込めていなかったが弦太朗は目の前で起こったことをありのまま話す。

その言葉があまりにも簡単すぎたが、目の前の状況を見てメテオが弦太朗の言葉が真実だと認識すると、そのまま倒れた2人を確認するが、あまりにも気分の悪い状況だった。

 

「・・・もう息をしていないな。冷たくなっている」

 

「そうか・・・とりあえず、どうにかしねぇと・・・」

 

「弦太朗、とりあえず水で地面を洗い流しておいてくれ。俺は中に運んでから歌星に相談するから、みんなは中に・・・」

 

「すぐに終わるけど、そっちは頼んだぜ」

 

「Sorry.ゲンタロウの近くにいるから外の空気吸わせて頂戴」

 

「うぅ・・・」

 

「あ~・・・広町も外にいますね~」

 

 

 

「・・・あぁ」

 

弦太朗とメテオは気分悪そうに話しながらも対応を決めると、一部の面々を残してメテオはCircleの中へと戻っていくと、残された弦太朗はそのままフォーゼに変身するとウォーターのスイッチを起動して流星に言われたままに地面を洗い流しそれを終えるとすぐに変身を解くと、そんな彼に声をかけられた。

 

 

「あの~・・・如月先輩。聞きたいんですけど~」

 

「ワタシも聞きたいことがあるわ」

 

 

「チュチュに七深?どうしたんだ?」

 

ここぞとばかりに外に残ったチュチュと七深は弦太朗に質問しようとすると、彼はいつも通りの調子で彼女達に対応すると、チュチュが思ったことを率直に聞くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきUSBメモリを使った奴らだけど・・・変身した時に身体が外に出てきた訳でもなければ、死体すら出てきてないのだけれど・・・どういうことかしら?」

 

「広町も同じこと聞こうとしてました~」

 

「あれな・・・財団の連中が使ってたメモリには、自爆装置が付いてて倒されると消えちまうんだ」

 

 

 

「っ!?まさかあんたも・・・いえ、これは聞いてもどうしようも無い事ね・・・忘れてちょうだい」

 

「ん・・・おう・・・」

 

 

 

 

 

きっと彼もさっきの流星と同じようなことをしたことがあるはず。

それにその事が分かっていたとしても、倒す以外に止める方法が無ければどうしようもない。

 

だったら、これ以上の事は聞いても無意味だと判断したチュチュは弦太朗から答えに驚いた表情を浮かべたがそれ以上の事を聞くのを辞めた。

 

七深も同じ内容を聞こうとして、満足いく答えが返ってきたのでそれ以上を聞くことはしなかったがそれ以上に一緒に外にいたましろの事が気になっていた。

 

「シロちゃん・・・?大丈夫?」

 

「えっ?ななみちゃん・・・?うん。大丈夫だよ?」

 

「ホントか?」

 

「如月先輩。大丈夫ですよ・・・」

 

「そうよ。人が目の前で撃たれて死んだのに大丈夫なんてあり得ないわよ。アタシだって正直驚いてるのよ・・・」

 

「無理してねぇか?」

 

「チュチュさん如月さん、撃たれたのを見たのは本当に大丈夫なんです・・・無理とかしてなくて・・」

 

人が目の前で撃たれたのにも拘らず、一番ダメージを受けそうなましろが全くのノーダメージであることに弦太朗とチュチュは無理してないか心配していたが、七深はその言葉が普段と変わらない彼女を見て本当のことを言っているのが分かったが、それでも別の疑問が浮かんでいた。

 

「ねぇねぇシロちゃん」

 

「七深ちゃん?」

 

「大丈夫なのは分かったけど・・・”撃たれたのは”ってどういうこと・・・?」

 

「・・・うん」

 

「なんだ?言ってみろよ」

 

「えっと・・・あり得ないんですけど・・・その・・・」

 

「マシロ、あり得ないのはゲンタロウ達でもう十分だから気にせず言ってみなさい」

 

「おいチュチュお前な・・・!!」

七深が気になったのは撃たれたのは大丈夫だと言ったが、別の何かがあるのではないかと感じて彼女に聞くと、ましろはズバリ言い当てられたことに目を丸くして驚くと弦太朗がその事を尋ねるとましろは言いにくそうにしていたところをチュチュがなんとか空気を作ろうとしたところで、ましろは口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと・・・撃たれた女の人が人間じゃないって言われてたと思うんですけど・・・」

 

「そうだね~そう言ってたのは聞こえてたよ~」

 

「そうだったんだけど・・・」

 

ましろは何かを言いかけるが一旦そこで言葉を止めると、意を決した彼女は率直にその時に感じたことをそのまま告げた。

 

「でもね。最初に見た時から人間とは・・・ううん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生きてるとは思えなかったの・・・まるでゾンビみたいだなって・・・」

 

「「ゾンビ・・・?」」

 

「なんか引っかかるなぁ・・・」

 

ましろの告げた言葉に七深とチュチュが首を傾げるが、弦太朗は彼女の言葉を聞いた途端に何かが自身の中で引っかかるような感覚を覚えるのだった。

 





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