そろそろ最終局面ですねぇ・・・
どうするんやろ?
「うぉおおおおおおおおおお!!」
「くっ!!よくも・・・!!」
「ぐわぁ・・・!!」
「堕ちろ・・・!!」
ロケットステイツに変身したフォーゼは銀河王を巻き込みながらとにかくCircleから離れるように飛んでいくが、銀河王は自身が纏っていたローブを硬質化させてフォーゼへと叩きつける度にフォーゼがバランスを崩してフラフラとしながら市街地の上を空を飛んでいくが、ここでフォーゼにとって予期せぬ出来事が襲った。
「なっ・・・!?どうしたんだよ・・・!!」
「ロケットの火が止まったな!!」
「くそっ!!どうなってんだよ!!」
「これで終わりだ・・・!!」
突如としてロケットモジュールの火が不規則な間隔で止まり始めてしまっていた。
それがモジュールへのダメージによるものなのかフォーゼが理解できる状況ではなかったが、それでも市街地の真ん中に銀河王を落とすわけにもいかないフォーゼは銀河王からの攻撃に耐えながら必死にロケットを制御していた所にある場所が視界に飛び込んできた。
「こうなったら・・・行くしかねぇ!!もうちょっとだけ踏ん張ってくれ!!」
「いい加減に・・・!!堕ちろ!!」
「・・・頼む!!あと少しでいい!!力を貸してくれ・・・!!なでしこ!!」
「・・・ぐっ!!何をするつもりだ・・・!!」
「・・・こうすんだよ!!」
その場所を視界に捉えたフォーゼは銀河王の攻撃をうけながらも、ロケットの最後の力を振り絞って銀河王と共に地面に激突する。
激突した地面は大きく抉れてそこから盛大に土煙が上ると、フォーゼの後を追いかけていたメテオが煙の近くに着地して、土煙の中で銀河王とフォーゼが立ち上がって来たのだが―――
「弦太朗・・・!!」
「ってぇ~・・・!!ロケットステイツが解けちまったな・・・やっぱり無茶だったか・・・?」
「ここは・・・学校か?」
「あぁ、香澄達の学校の校庭だ。にしてもアイツは退屈そうに話聞いてやがるな・・・」
「ふっ・・・空の旅は終わり?」
「あそこから離れれば十分なんだよ・・・!!」
ライダー2人を前にして銀河王は余裕の態度を見せて彼らのやり取りを聞いていた。
そんな銀河王を前にベースステイツへと戻ってしまったフォーゼは銀河王相手に見栄を切ったが、ロケットステイツの時に受けた攻撃によるダメージを全く隠せていなかったが、メテオはそれ以上にフォーゼの異変に気が付いてしまった。
「弦太朗・・・!!っ!?お前・・・!!どういうつもりでそんな・・・!!」
「流星!!こっからはガチで行くぜ・・・!!」
「・・・今はお分かった!!」
―――メテオストーム――
メテオが異変を声に出そうとしてしまったが、フォーゼが言葉にする前に止めて彼に声をかけると、その声に答えるようにしてメテオストームへと変身したタイミングで銀河王が動いた。
「メテオの相手はこれで十分だ・・・!!」
「なに?ローブだと?」
「流星!!カンナギの野郎はあのマントを堅くして生き物みたいに飛ばしてきたぜ・・・!!」
「数秒だけとはいえ時間を止められるとはいえ、操ったマントが相手とは舐められたものだな・・・」
「だったら・・・こっちはタイマンはらせてもらうぜ!!」
「力の差を味わえ・・・!!」
その言葉を共に銀河王のローブがメテオへと襲い掛かるが、それと同時にフォーゼも動き出していた。
「食らえ・・・!!」
「ふっ!!」
「のわっ!?」
「ってぇ・・・!!」
「弦太朗・・・!!くっ・・・!!時間をまた止めたのか・・・!!」
「この程度の相手にカンナギの―――いや、我々の計画が止められたのか・・・」
飛んできたローブを躱したフォーゼはそのまま銀河王へと拳を突き出すが簡単にあしらわれてフォーゼは地面に倒れる。
それを見たメテオは彼の元へと駆け出そうとするが、ほんの一瞬だけ時間を静止させて操っていたローブでメテオへと攻撃を続けるとメテオもダメージを受けてフォーゼの近くで倒れてしまい、銀河王は2人のライダーを見下していた。
「やはり、未来のコアメダルの力を使ったオーズというイレギュラーがいなければ計画は完璧だった・・・!!だが、その計画以上に銀河王の力が告げるのだ・・・!!ライダーを抹殺しろと!!」
「・・・確かに映司さんはいねぇ・・・!!だけどな・・・!!お前の思い通りにはさせねぇ!!」
「あぁ、お前の計画はここで終わらせる・・・!!」
―――リミットブレイク―――
フォーゼはそのまま気合いで立ち上がってメテオの前に立つと、その後ろではシャフトにスイッチを装填して必殺技の体勢を整えていたが、時間を止める銀河王にとってはメテオのそれは障害になり得ない。
「時間を操るこの銀河王に今更、その技が通じるとでも・・・?」
「そこまで言うなら・・・試して―――」
メテオが言葉を言い切る前に銀河王が時間を止めた。
時間さえ止まってしまえばメテオが必殺技を放つ動作が止めて、その中で銀河王とフォーゼが睨み合うが、その視線の外から銀河王は自身のローブをメテオに向けて放っていたが”2人”はそれを読んでいた。
「よっしゃ!!ここだ!!」
「何を・・・!?」
「おらっ!!」
メテオはシャフトにスイッチをワインダーを装填して必殺技を放とうとしたのを察して銀河王は時間を止めた。
しかし、メテオはシャフトのスイッチに装填したワインダーから手を放し、止まった時間の中で動けたフォーゼがそれを引いてトッパーを射出させて迫ってきた銀河王のローブに対して蹴りこんで、ローブを完全に破壊と同時に時が動きだす。
「―――みてどうだった?」
「味方の武器を使って・・・」
「1人では無理でもダチがいりゃなんとでもなるんだよ・・・!!」
天校にいた頃の戦闘ではフォーゼがメテオのスイッチを使ったことは片手で数えられる程度で、フュージョンステイツでギャラクシーを使った以外にメテオの武器を利用したことは1度も無いが、たった今目の前でフォーゼが味方であるメテオの武器を利用してきたことに銀河王は少しだけ驚いていたが―――
「だが、これでこちらはあれの制御をする必要がなくなったわけだ」
「なに?ぐわっ!?」
「ぐっ・・・!!制御が無くなっただけで・・・これほどまで・・・!!」
銀河王は自身の意志でローブを武器として操っていたが、その必要がなくなったことによって銀河王自身から繰り出される攻撃は苛烈さを増していくと次第に2人は押されて防戦一方になっていき―――
「ぐっぅ・・・!!」
「・・・弦太朗!?何故変身が・・・!?」
しかし、メテオの目の前でいきなりフォーゼの変身が解かれると弦太朗は力なく地面を転がっていく姿に驚きの声を挙げたメテオだったが、そんな彼に対して銀河王は見下した様子でメテオに時間が止まった中で起こった出来事を語りだした。
「時間が止まった中で味方を守ってやられるとは・・・でも、ようやく1人・・・」
「っぅ・・・!!・・・でも、やっと分かったぜ・・・」
「弦太朗!?お前!!」
「流星・・・!!多分だけど、アイツが止められる時間も回数も減って来てる・・・!!」
「何っ・・・?」
「・・・っ!?」
変身が解かれた弦太朗はメテオに自身が感じたことをそのまま伝えた途端に銀河王は驚いた様な態度を取った。
それを見たメテオは弦太朗の言葉を聞いて今までの戦闘を思い返すと、彼も戦闘中に感じた違和感に気が付いた。
「いや、確かに・・・2人が瞬間移動したように錯覚した時があったが・・・前よりも動いている距離が短いと思ったのはそういうことだったのか・・・!!」
「回数が減ったことを見破ったとしても、それを知った所で無意味だ・・・!!1人で倒せるとでも?」
「・・・それはどうかな?フォォオオオオオ!!」
メテオの言葉を聞いても未だに余裕の態度を崩さない銀河王は彼を鼻で笑って挑発するが、挑発を流したメテオは再びシャフトを構えるとそのまま銀河王へと駆け出していくのだった。
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