バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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なんか1人だけ別作品のように戦ってますな?
まぁ・・・えやろ・・・と言う訳で投稿です。


Chapter-20 窮地と想いと予想外

 

フォーゼ達が戦闘を繰り広げている一方で、大量のダスタードを相手にしていた彼女達は危機的状況だったが、奇跡的になんとか最初の場所で踏みとどまっていた。

しかし、そんな奇跡的な状況も長くは続かなかった。

 

「ぶん殴ってもドンドン出てくるのかよ!!」

 

「斬っても斬ってもどんどん出てキリがありません・・・!!どれだけ続くんですか・・・!!」

 

「えっと・・・30分くらい?泣き言を言いたいのは分かるけど・・・!!って、うそっ!?弾切れ!?」

 

 

 

「美咲!!予備とかないのか!?」

 

「ここ来る前にちょっと離れた所で予備を用意してるって言われたけど・・・」

 

「だったらここは任せてとってこい!!」

 

「それまでは私達が!!」

 

「・・・ごめん!!すぐ戻る!!」

 

戦闘中にガトリングの弾薬が底を着いた美咲は2人にその場を任せて全速力でダイザーに乗り込む前に言われた補給場所へと駆けていく。

2分もしないほど移動したその場所には美咲の到着を待っていたかのように待ち構えていた黒服達を捉えた彼女はすぐにそこまでダイザーを走らせて、すぐ横にダイザー止めると黒服達はすぐに作業に取りかかり始めていた。

 

「奥沢様!!ミサイルの補給に時間がかかりますので5分程時間を―――「そんなに待てません!!ミサイルはいらないから弾だけください!!急いで!!」・・・!?承知しました!!」

 

補給の時間を告げようとした黒服だったが、美咲は普段からは考えられないような怒号のような言葉を受けると彼女に言われるままに黒服たちはガトリングの弾の補充だけを進める、ダイザーの中にいる美咲はほんの数十秒しか経っていないはずの時間が何十倍にも長く感じられていた。

 

 

 

「・・・補充終わりました!!」

 

「・・・ありがとうございます!!下がって!!」

 

補充が終わったことを告げられた美咲はそのまま急発進して巴達の元へと戻っていく。

そして巴達の元へと戻ったタイミングで挨拶代わりに補充した弾丸を2人の死角から迫っていたダスタードに浴びせていた。

 

「ゴメン!!遅くなった!!」

 

「遅ぇって!!いない間に20体以上はぶん殴ったぞ!!・・・って言ってもそっから先は数えてないけどな!!」

 

「私も最初から30以上は忘れてしまいました・・・!!それにまだまだ数は減ってませんよ・・・!!」

 

「数を数えるくらいは余裕あるってことね・・・!!そんじゃ、やりますか・・・!!」

 

そうして再び3人揃った彼女達は目の前のダスタードへと突っ込んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロボットの付いてるカメラとマイクからのイヴさん達の映像ですが・・・これは・・・」

 

「これが奥沢さん達が見てる光景・・・殆ど黒一色じゃねゕ・・・!?」

 

出送られてくる映像では道路に広がるダスタード達の中へと巴とイヴが突撃していき、ダイザーのガトリングが爆音を轟かせながら容赦なくダスタードに弾丸の雨を降らせていく。

 

そんな絶望的な状況が映し出されていた画面にCircleに避難していた多くの面々が驚愕していたが、一方でその光景に驚愕とは別の感情を抱いた人物たちがいた。

 

 

 

 

 

 

「紗夜先輩?どうしたんですか?」

 

「市ヶ谷さん。なんでも・・・いえ、後輩である巴さん達がああしているのに・・・と思うと・・・」

 

「なるほど・・・うちはみんなここに居ますけど、確かに心配ですよね・・・」

 

「私も紗夜ちゃんの気持ちも分かるわよ・・・。イヴちゃんなんてパスパレで唯一の2年生なのよ?それなのに・・・」

 

「紗夜も千聖も、しょうがないって言いたくはないけどさ~。アタシ達がいても邪魔になるだけだし・・・」

 

 

 

「千聖、きっと大丈夫さ」

 

「薫・・・!!あなたは美咲ちゃんが心配じゃないの!!」

 

紗夜と千聖の2人は驚愕よりも後輩達が身体を張っていることに対する引け目と無力さを感じていたことにリサがフォローを入れようとしたタイミングで何気ない様子の薫が放った言葉が千聖の琴線に触れてしまったが、当の本人は何事もなかったかのような様子で彼女は指をある方向へと向けていた。

 

「あれを見てごらん?」

 

「何よ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「みーくん!!頑張れー!!」

 

「美咲!!凄いわ!!」

 

「ふぇ~!?美咲ちゃ~ん!!」

 

 

「おねーちゃん~!!やっちゃえ~!!」

 

「トモちん、いけいけ~!!」

 

「巴~!!カッコいい~!!」

 

 

「イヴちゃんもかっこいよー!!」

 

「るんっ!!ってきたー!!」

 

「イヴ先輩!!頑張って!!」

 

 

 

「っ!?」

 

薫が指さした場所では画面の向こうで戦っている彼女達に届かない声援を送っていた。

そんな光景を見た千聖は思わず息を呑んでしまったが、そんな彼女に薫は語りかけていた。

 

「私だって美咲の事を心配しているけれど、それ以上に美咲を信じてるのさ。それに一番年上だからこそ不安を外に見せない様にしないといけないからね」

 

「・・・そうね。私が悪かったわ。私達も弦太朗やイヴちゃん達が戻ってくることを信じましょうか・・・」

 

「別に千聖が悪い訳じゃないさ」

 

「紗夜もそういうことだからさ~」

 

薫の言葉に同意した千聖は画面の向こうの3人を信じて、静かに画面を注視し始める。

そんな会話を聞いたリサは紗夜に声をかけたが事態は予想外の方向へと転がり始めていく。

 

「そうですね・・・。ですが、まだ出来ることがあるんじゃないですか?」

 

「紗夜?出来ることってなに・・・?」

 

「簡単です。

 

 

 

 

 

 

花園さんを壊してしまいましょう!!」

 

「紗夜先輩!?何言うとるん!?」

 

「流石におかしいやろ!?」

 

「おたえを壊すってどういう事ですか!?」

 

「山吹さん・・・失礼しました。言い方が悪かったですね・・・」

 

たえを壊すというトチ狂った言葉が紗夜から飛び出したことにCircleにいた面々が再び驚愕するが、思わずロックとりみから方言が溢れ出てくるが、すかさず意味が分からなかった沙綾が聞き返すと紗夜は言葉が足りなかったことを謝罪して正確に自身の考えを口にした。

 

「花園さんが持って行ったという例のギターを壊してしまいましょう。そうすれば相手は帰っていくのではないでしょうか?」

 

「紗夜さん!!それはダメですよ!!」

 

「羽沢さん。ですが、相手に渡すよりはマシではないでしょうか?」

 

「そうかもしれないですけど・・・!!短絡的じゃ・・・?」

 

「紗夜先輩~!!おたえに乱暴しないでくださいよ~!!」

 

「例のモノはギターケースにしまってあるんですね?」

 

「カスミのいう通りよ!!止まりなさい!!・・・こういう時ハナゾノを庇うレイヤはどうしたのよ!!」

 

「チュチュ様?レイヤさんはまだ来てないからマッスーさんがバイクで迎えに行っちゃいましたよ?」

 

騒がしくなる中で

その喧噪に隠れるように蘭が密かにたえが持ってきていたギターケースに近づいて中身を確認する。

しかし―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ・・・たえのギターケースの中を確認したけど、いつものギターなんだけど・・・」

 

「「「「「はぁ!?」」」」」」

 

「おたえ!!お前、アレはどこにやったんだよ!!」

 

 

 

 

「・・・私持ってないよ?」

 

「はぁ!?じゃあどこに―――」

 

紗夜の言葉が気になった蘭はたえのギターケースの中身を覗いたが、そのケースの中にはいつもたえが使っているギターである青のスナッパーが収められていた。

この場にいた大半が例のギターだと思っていたが、その予想は大いに裏切られたことに目を丸くしていたが、すぐに有咲が復活してたえに詰め寄るが彼女からは予想外の言葉が返ってきた事について詰めようとしたが―――

 

「あっ!!ひなちゃん先生!!ゲンちゃん先輩が写ったよ!!あそこ!!花咲川だよ!!」

 

「ホントだ!!ってえぇ~!?ゲンちゃんやられちゃったよ!?」

 

 

 

 

 

「「「「「えぇ~!?」」」」」

 

問い詰めようとした矢先に、画面に映っていたフォーゼの変身が解けてしまい、弦太朗が地面に転がっており、その近くではメテオがなんとか銀河王に食らい付いている光景を見た彼女達は事態は不安に駆られたが画面の中では異常事態が起こっていた。

 

「ちょ!?弦太朗さんが変身しないで突っ込んでいった!?どうなってんだよ!?」

 

「桐ヶ谷さん、落ち着いたらどうかしら?でも・・・一体、何を考えてるのかしら・・・?」

 

 

 

「あら・・・?変ね・・・?」

 

「ふぇ?こころちゃん・・・?どうしたの・・・?」

 

「花音!!やっぱりおかしいわ!!だって―――」

 

どういう訳か画面の中にいる弦太朗は再び変身することなく生身で銀河王へと突撃していた。

そんな異常な状況に驚いていた彼女達だったが、弦太朗に違和感に気が付いたこころはハッとした表情を浮かべながら声を挙げると、驚いた花音が思わず聞き返すと彼女はハッキリと感じた違和感を言葉にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だって弦太朗!!ベルトがスカスカじゃない!!」

 

「何言って・・・って本当だ!?ゲンちゃんのベルトにスカスカだよ!?」

 

「香澄まで何言って・・・ってマジかよ!?何考えてんだ!!」

 

こころの言葉に半信半疑だった面々が目を凝らしていたが、確かにこころの言った通り画面の中にいた弦太朗のドライバーにはいつも収まっているはずのスイッチが1つも装填されていなかった。余りにも予想外の状況が続いて混乱していた彼女達だったが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ・・・?どういうことなん弦太朗くん・・・」

 

その中でただ1人。

りみだけは困惑した言葉を呟くが、周囲の声によってその呟きがかき消されていくのだった。

 





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