バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

338 / 353
仕事やら眼精疲労による目の不調のせいで1週間も空いてしまった・・・
申し訳ないです・・・

大変遅くなりましたが投稿です。


Chapter-22 繫ぐ手と手

 

 

「「「・・・・・・」」」

 

「はぇ~・・・」

 

「奥沢。その反応はやめろ・・・」

 

 

 

 

「ちょっと賢吾さん!!何ギャクかましてんすか!?来てますって!!」

 

賢吾の言葉を聞いた巴達だったが、以前の賢吾とは全く異なる雰囲気に唖然としてしまう中で美咲の呟いた言葉は不覚にも彼の心を抉っていく。

相手もその状況で動き出さない訳もなくダスタードが彼女達目掛けて突撃してくるがそれに対応できない彼らではなかった。

 

 

「アメフト仕込みのタックルを見せてやる・・・・・・うぉぉおお!!」

 

「おぉ!!隼先輩やるぅ~!!」

 

「うわぁ!!数が多いよぉ~!!」

 

「口動かしてないで、ユウキ達も撃ちなさい!!」

 

向かってくるダスタードに対して隼がアメフト仕込みをタックルで数体を纏めて止め、残りはユウキ達が持っていた銃で向かってくるダスタード達へ向けて撃ち始めるが、銃撃をものともしないオリオンと銃弾の嵐をすり抜けた数体のダスタードは傷だらけだったガールズバンドのメンバーの元へと駆けていく。

 

 

 

 

 

「ゾディアーツが・・・!!ちょっと!!あなた!!逃げなさい!!」

 

「もしかして・・・2人とも怪我で動けないんじゃ・・・」

 

「確かに・・・かなり怪我してるし、友子ちゃんの言う通りかも・・・!?」

 

「隼先輩~!?ヤバいっすよ~!?アイドルにダスタード迫ってますよ!?」

 

「くっ・・・間に合わない・・・!!それにゾディアーツは一番怪我している子に・・・!!」

 

 

しかも、寄りにもよってオリオンが標的にしてしまったのはその中でも素手で傍目から見たら一番傷が多い巴。

唯一狙われていないダイザー、それに乗っている美咲も今までの戦闘による疲労でまともに助けに入れるかも分からないライダー部の面目はこのピンチに焦りだすが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぶしどー!!」

 

「おらっ!!」

 

「そんじゃこれも、オマケで・・・!!」

 

「「「「「Oops!?」」」」」

 

だが、そんな不安など一瞬で吹き飛んでしまった。

 

アイドルのイヴが持っていた刀で迫ってきたダスタードを一振りで切り落とし、3人の中で一番怪我をしていた巴に至ってはオリオンを真正面から前蹴りを見舞って後ろによろめかせたと思ったら、先ほど弾を撃ち尽くして切り離したガトリングの砲身をよりめいたオリオン目掛けて投げつけてその体を大きく後ろに飛ばした光景を前に、彼らは驚きの声を挙げていた。

 

「ははっ・・・最近の高校生はパワフル過ぎるな・・・」

 

「ちょ!?あの刀、モノホンっすよ!?」

 

「それにあのもXVⅡの時に使った軍事用のパワーダイザーに付いてたのと一緒よ!?」

 

「えぇ~!?何がどうなってるの~!?」

 

「みんな!!それは後だ!!・・・野座間!!ジェイク!!ユウキ!!そっちは任せたぞ!!」

 

しかし、驚いていた面々は賢吾の言葉によって我に返るとすぐに移動の準備を始めていた。

 

 

 

 

「あっ・・・はい・・・・。カバン借ります・・・」

 

「えっ・・・?あっ!?そうだった!!」

 

「・・・あっ・・・了解っす~。Circleの場所は調べておいたけど確か・・・」

 

 

「レイ。よく分かんねぇけど、案内役ついでにお前も一緒に行ってこいよ。こっからなら運動苦手な奴が走っても数分だかんな」

 

「ますき・・・分かった。こっちです!!」

 

「あの~私もあっちの方に加わるんで、これの操縦誰かお願いします」

 

「だったら、俺に任せてくれ」

 

「とりあえず、アレを準備したら早めに戻ってくるんで・・・お願いします」

 

 

 

 

 

「戻ってくる・・・?賢吾、何か知ってるか?」

 

「アレか・・・俺にも何がどうなっているのか分からないが、彼女なら大丈夫だ」

 

「賢吾君が言うって事は相当ね・・・それで、あなた達はどうするの?」

 

目的は分からないがライダー部の一部の面々はCircleへと向かおうとしていた。

そのメンバーにますきが連れてきたレイヤと隼とダイザーの操縦を変わった美咲が加わってこの場を離れていくのを見送った6人はそのままゾディアーツ達へと視線を向けるが、相手は出方を伺っているのか全く動き出す様子を見せていなかった。

そんな中で不意にライダー部として美羽がそのまま顔を巴達に向けながら尋ねるがその意志は最初から決まっていた。

 

 

 

 

 

「この状況・・・私達が退く訳には参りません・・・!!」

 

「あぁ!!蘭達やあこにカッコ悪いとこ見せられないからな・・・!!」

 

「レイのせいで遅れたからな・・・付き合うぜ?」

 

 

「良く言ったわ!!それでこそライダー部よ!!」

 

「3人共、通信機だ。以前に使ってたものの予備機だが動作は問題ないはずだ」

 

「パスパレの蟹の時に付けてたみたいなのか!!」

 

 

 

 

「賢吾。この相手の数・・・作戦はどうするんだ?」

 

「十文字先輩がオリオンを、残りは向こうの準備が終わるまで高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応していくしかないな・・・」

 

「賢吾君!!それってこっちは行き当たりばったりってことじゃない!!」

 

「美羽、今は即席チームだから難しいことなんて出来ないから仕方ないさ・・・」

 

彼女達の意志に満足気な表情を浮かべると賢吾がインカム型の通信機を3人に投げ渡すとそのまま3人は耳にそれを付けるとそのまま敵の群れを見る。

その時にダイザーの隼から作戦を聴かれると賢吾は彼らしくもなく肩を竦めてしまいその状況に美羽がツッコんでいたが、話を聞いた巴達は単純明快な言葉に返ってヤル気を出していた。

 

 

 

「今こそブシドーを見せる時です・・・!!」

 

「ははっ!!正直疲れてない訳じゃないからな・・・。単純な方がいいな・・・!!」

 

「あ~・・・。んじゃ、バイク2台で突っ込んで相手を引っ掻き回してから脳筋共(巴達)が突っ込んで・・・後は流れで行きましょう」

 

「あなた!!弦太朗みたいな見た目なのにいいこと考えるじゃない!!ノープランよりマシね!!」

 

 

 

 

 

 

「それじゃ・・・佐藤!!行くぞ!!」

 

「うっしゃ!!行くぜ行くぜ行くぜ~!!」

 

しかし、無策という訳にもいかなかったので、ますきが出だしの動きだけを提案するとそんな彼女へと目をキラキラと輝かせながら美羽が彼女の案に同意する。

他の面々もその意見に賛同し始めるとして、賢吾の声に合わせて2台のバイクがダスタードの群れへ向かって先陣を切っていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ!?ちょ!?はぁ!?なんであの人達がいんの!?」

 

「蘭ちゃん知り合いなの!?」

 

「ちょっとダレよあの人たち!?」

 

「千聖。声が聞こえないから分からないけれど、多分弦太朗の仲間だろうね。そうなんだろう?・・・っておやおや・・・」

 

 

 

 

 

「どうなの蘭!?」

 

「そうだよ!!蘭ちゃんは何時あの如月くん達の知り合いと知り合ったの!?」

 

「風紀が乱れる匂いがしますね・・・」

 

「ちょっとひまりも彩さんも落ち着いてって・・・そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?ってあそこ!!扉開きましたよ!!」

 

賢吾の登場からの今の睨み合いの状況になるまでを画面越しに見ていた彼女達は驚いていた。

その中で薫は反応から彼らを知っていそうな蘭に詳しく聞こうとしたが、そんな彼女はひまり達に詰め寄られるという現状では不釣り合い過ぎる状況が繰り広げられていたタイミングで問題に上がった人物がフロアへの扉を開けていた。

 

「レイ!!」

 

「花ちゃん!!皆!!」

 

 

 

「えっ・・・美竹さん、これってどういう―――」

 

 

 

 

「あら!!あなたが弦太朗のお友達ね!!」

 

「あっ!!それ賢吾さんが持ってたカバンだ~!!それにその銃も可愛い~!!」

 

 

 

「ふえぇ~こころちゃ~ん!!落ち着いて~!!」

 

「ちょっとお姉ちゃん!!今そういう状況じゃないから~!!」

 

 

「うっ・・・」

 

フロアに入ってきたのはライダー部の友子だけだったが、彼女は状況を聞こうと唯一の知り合いである蘭に話しかけたが、その間に香澄とこころと言う陽の者が割り込んでくるとその気に一瞬やられかけたが即座に花音と明日香が2人を連れて彼女から離れていくと即座に我に返り、彼女は持っていた銃を足元に置いてすぐにカバンを開いて何かをし始めると、唯一の知り合いである蘭が彼女に歩み寄っていた。

 

「友子、どうしてここに?」

 

「弦太朗さんがピンチだから・・・皆で・・・」

 

「う~ん。確かにゲンちゃんにりゅーちゃんにイヴちゃん達もピンチだけどさ~」

 

 

 

「ここから奇跡でも起きないと大逆転なんて無理じゃね?」

 

「ちょっと透子ちゃん・・・!?」

 

弦太朗のピンチに駆けつけた天校ライダー部だったが、彼らが現れたとしても透子の言う通り現状をひっくり返すことなど、それこそ奇跡でも起きない限り不可能であることは薄々彼女達も感じ始めていた。

しかし、そんな透子の言葉を聞いた友子は邪悪な笑みを透子に向けてハッキリと口にしていた。

 

「確かに、奇跡を起こさないと勝てないかもしれない・・・だから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで奇跡を起こす・・・」

 

決して大きな声ではなかったが、友子がそう言った瞬間にフロアの空気は一瞬で静まって視線は声の主へと集中していくのだった。

 





誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。