バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

339 / 353
某動画サイトで配信してる戦隊を見てたら遅くなりました。(建前
社畜で悩殺されてました(本音
ってことで投稿です。




Chapter-23 ファイナル・ミッション

 

奇跡を起こす―――

 

友子から放たれたその言葉に流石の彼女達も理解が追い付かない彼女達だったが、その中で友希那は状況がまるで呑み込めずに思わず声を挙げていた。

 

「待ってちょうだい・・・いきなり来たと思ったら、あなたは急に何を言ってるのかしら?」

 

「ちょっと友希那・・・とりあえず話聞いてからね?それで・・・これからどうするの?」

 

友希那が無意識で刺のある言葉で指摘したが、それをリサがやんわりと言い換えてカバンとにらめっこを続けている友子に聞くと彼女は画面から一切目を離すことなく答えていた。

 

 

 

 

「皆の力でフュージョンスイッチを再起動させる・・・」

 

「それって前にゲンちゃんが使おうとしたけど、使えなかったやつだけどそれって凄い奴なの?それでどうするの?」

 

 

 

 

「・・・弦太朗さんを想う41(・・)人でスイッチを押す。でも、ここはあの頃の天校みたいなエナジーはないから・・・」

 

「でも!!前に似たようなことここでやったけどダメだったよ?」

 

「あれ?・・・41人・・・?友子、詳しく」

 

フュージョンが使えなくなった事が分かったあの時にこちらでも出来ることは試しており、その中にはスイッチを生成した時のように弦太朗以外のガールズバンド35人とこころの家の黒服達で40個のスイッチを同時に起動することは試していたが全く効果がなかった。

 

ひまりは友子がここで似たようなことをしようとしていたことに疑問を感じた蘭が問うと、友子はカバンに表示されたデータを見せて説明をし始めた。

 

「1番から40番までのスイッチを一斉にONさせることでコズミックエナジーを大量に発生させて、そのエナジをフュージョンスイッチに取りこませることで再起動をかける・・・」

 

「すまないが、それを実行するのは不可能ではないかい?」

 

「薫くん・・・?あっ!!そっか!!スイッチはゲンちゃん先輩が持っているはずだよ?」

 

「―――!!」

 

手順は示したが、この場にはスイッチがないためそれを試すことは不可能―――

しかし、スイッチと言う言葉に反応しておもむろに自身のカバンを取りに走り出した少女がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待って!!スイッチならある!!」

 

「「「「「えっ!?」」」」」」

 

「弦太朗くんから今朝、渡されたん!!」

 

「えぇ!?如月くんは何を考えて・・・!?」

 

「とりあえず、バガちゃん達起こしておくね~」

 

このタイミングでりみが自身のカバンをおもむろにひっくり返すと、その中からはペンやらスコアやらが大量に出てくるのに紛れて1~40までのスイッチとフュージョンスイッチが中から飛び出してくる。

弦太朗が何をもってスイッチをりみに渡したのかは疑問だが、それとは別の疑問を考えていた人物がいた。

 

「でも、どうしてあのギターが狙われてるんでしょうか・・・?」

 

「ロックさんの言う通りですね・・・!!何でアレを奪おうとしたんでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ?それってこれの事・・・?」

 

「そうそう。それです―――ってレイヤさん!?」

 

「「「「「「えぇ~~~~~~~~~!?」」」」」」

 

「何でそれを!?たえ先輩が持ってたはずじゃ!?」

 

「やっぱりね。レイヤが持ってたのね・・・」

 

敵がギターを狙う理由がまるで繋がって来ないことを疑問に感じたロックが思わずそれを口にすると、

そんな彼女の横からレイヤが例のギターを差し出してきたことに皆が驚きの声を挙げていた中で、チュチュだけは呆れた表情をレイヤに向け、彼女もそんな表情を向けられたことに驚きを隠せなかった。

 

 

「チュチュ!?知ってたの!?」

 

「ハナゾノがギター持ち出したって聞いた次の日からアンタいっつもケース2本持ってたら普通に気が付くわよ・・・。マスキングなんて次の日には察してたわよ・・・」

 

「嘘・・・」

 

「チュチュ様~!?なんで教えてくれないんですか~!?」

 

「知る人数少ない方がいいって言ってたでしょ?」

 

「はっ!?そうでした!!」

 

「本当にこれ光ったのが信じられないわね。ワタシが触っても何ともないし・・・」

 

「りんりん、あれ持ったら光る人がいるって・・・ゲームの専用装備みたいだね・・・!!かすみとか紗夜さんの・・・!!」

 

「あこちゃん・・・流石にゲームと一緒っていうのは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲームの装備って・・・いや、待てよ。香澄と紗夜先輩とかが持ったら光った・・・。しかも、人に寄って光の強弱があって・・・」

 

「有咲・・・?急に独り言話し出したよ?」

 

例のギターが突如として沸いた状況であこが放った何気ない言葉を聞いた有咲は独り言をつぶやきながら自身の中で今までの情報を纏めだす。

それをたえが怪訝そうな表情を浮かべながら見つめていたが、彼女にはそれが全く眼中に入っていなかった。

 

「光の強弱は・・・ひまりちゃんと紗夜先輩、弦巻さんよりも香澄のが一番強かったのを考えると・・・スイッチで変身した姿の強さの差・・・?それだったらアレは変身後の強さを示すゲージって考えもあるけど、スイッチを使ってないけど持ってたチュチュが触っても何ともないし、リサさんや日菜さんだって変身できる可能性だってあったはずなのに全く光らないからこの可能性は低いか・・・だとしたら・・・

 

 

 

 

 

 

 

香澄。お前、それ持って一回歌ってみろ」

 

「有咲・・・?急にどうしたの?」

 

「いいから・・・!!」

 

「よく分かんないけど、分かった。レイヤさん!!」

 

「えっ・・・?よく分かんないけど・・・」

 

突如として誰もが理解できないことを言い始めた有咲。

その中で名指しされた香澄は目を見開いていたが、有咲はそんな彼女に全く説明することなく指示を出すと、香澄はまるで意味を理解しないままレイヤから例のギターを受け取るとそれを抱えながら一番大好きなあの歌を口遊んだ。

 

「きらきら~・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「「「「光った~!?」」」」

 

「有咲~ど~なってるの~!?」

 

そして、歌いだしたその瞬間にギターは今までで1番の光を放ち始めるとその光景に驚く彼女達だったが、歌った本人は状況が全くの見込めずに慌てふためいていた所に有咲は説明し始めた。

 

 

 

「香澄、歌い始めた時どういう気持ちだった?」

 

「えっ?楽しかったけど・・・?」

 

「前に言ってただろ?如月達の使ってる力は人の気持ちに反応するって・・・。んで、こっからは推測だけど今までは漠然と持ってただけだったけど、今回は歌って楽しいって気持ちで力が増したから今までで一番強く光った・・・んだと思う」

 

「I See・・・ようはそのアーティファクトのギターはエネルギー用のアンプで、相手はこの能力を使って自分をアップデートしようとしてたってところかしら」

 

「あぁ・・・推測の域は出ねぇけど・・・」

 

「でも、考えているのはそれだけではないわね?」

 

有咲の言葉を聞いたチュチュはギターの性質と相手に狙われた理由を推察してみせるが、彼女が考えているのはそれだけではない。

何か別の案も考えていることも見抜いたチュチュに有咲は思いついた最後の策を言い放った。

 

「エネルギーが足んねぇなら、これも使ってスイッチの再起動ってのをやる・・・!!」

 

「それで本当に出来るんでしょうか?正直に言ってしまえばその考えは余りにも希望的な意見でしか・・・」

 

「専門外なので分からないですが、ジブンも八潮さんの意見は理解できますが・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「分かってる!!ぶっちゃけ使えるかも分かんねぇ!!・・・分かんねぇけど、もうこれに掛けるしかねぇんだよ!!」

 

有咲が出した最後の案。

しかし、その案はあまりにも憶測や希望的な推論によるものであったことに一部の面々はその案に否定的な意見を挙げるが、それでも今の状況を打破する可能性を見いだせない彼女は声を張り上げることしかできなかった。

 

そんな有咲の言葉に周囲は完全に静まり返っていたが、1人だけはその案を大真面目に考えていた。

 

「友子、アンタどうしたの?」

 

「今、バガミールからのデータを見たんだけど・・・歌った前後でエナジーの量が全然違うからその推論はあってると思う・・・」

 

 

「友子!?本当なの!?」

 

「うん・・・」

 

バガミールからのデータから有咲の推測は正しい可能性が高いと言われた彼女達は目を見開いて驚いてしまっていたが、微かに見えた希望を前に彼女は考えるよりも先に声を出していた。

 

 

 

 

 

 

 

「だったら歌おう!!みんなで!!」

 

「えぇ!!勿論よ!!」

 

「うん!!頑張ろうね!!香澄ちゃん!!」

 

「世界の命運がかかった歌・・・あら?美竹さん。怖いのかしら?」

 

「はぁ?湊さん。そんな訳ないじゃないですか。世界なんて関係ない。自分の全力を出すだけですよ」

 

「前の時は何も出来なかったから・・・今回は弦太朗のためにやるよ」

 

「うぅ・・・自信ないけど・・・皆と一緒だったら・・・」

 

香澄の熱の籠った言葉に徐々に周囲がそれに呑まれて熱くなっていく。

それを感じ取った有咲は顔を上げると、盛り上がる彼女達の中でつぐみが既に動き出していたのを見てからチュチュへと視線を向けると、彼女はその意図を察して声を挙げた。

 

「この事態に楽器を持ってきている方が少数派・・・しゃあねぇか・・・香澄!!今日はランダムスターじゃなくてそれ持って歌え!!」

 

「あの曲をやるわ!!自分の楽器を持ってるのは準備!!持ってないのは・・・マリナ!!レンタルのを使うわよ!!」

 

 

 

 

「分かったわ!!明日香ちゃん!!用意お願い!!私はこっちで機材の準備するから!!」

 

「レンタル楽器はイベントのためにメンテ出してるから持ってきてない人全員にはいかないですけど・・・」

 

「マネージャー!!あるだけでいい!!ツグミは外の連中と通信してるから・・・無いのはマリナと機材の準備よ!!マヤはマスキングが外にいるから機材じゃなくて楽器に回りなさい!!有咲、最後に決めなさい」

 

即座に有咲とチュチュが状況を判断して指示を出し始めるが、2人の考えが全く同じで指示の出し方に全くの無駄がない。

そして、一通りの指示を出すとチュチュが最後の言葉を有咲に求めると彼女は最後に語りだす。

 

 

 

 

「上手くいくか分かんねぇって言ったけど、今なら分かる!!これは絶対うまくいくに決まってる!!今回の敵・・・確か銀河王とか言ってたか・・・?私達の歌であんなちっぽけな銀河に風穴を開けてやんぞ!!」

 

 

「「「「おぉ~~~~~!!」」」」

 

そんな有咲の言葉に残っていた彼女達は指示に従って一斉に動き出していくのだった。

 





誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。