圧倒的多数で記号OKだったので使います。
違和感感じる方が多いようなら修正しますが・・・
主に使うのは日菜ちゃんとリサ姉(未登場)かな
チャットでのハイテンション燐子の顔文字は使いません。
紗夜に瓜二つな見た目をした人物
弦太朗の知っている紗夜は常に自身を目の敵にしているのに対して、今目の前にいる少女は弦太朗の知っている紗夜とはまるで正反対―――
そのギャップに困惑している弦太朗を前に紗夜に似た少女はお構いなしに、会話を続ける。
「ねぇねぇ、なんでおねーちゃんのこと知ってるの?って言うか誰?」
「俺は如月弦太朗。・・・でお前は誰だ?」
「えぇ~。最近はテレビとかにも出てるのにショック~」
そう言って彼女は楽器店に貼られていた1枚のポスターを指さす。
そのポスターには目の前の少女と千聖達の5人のポスターがあった。
「あれは千聖に・・・お前か・・・?」
「うん!!」
「それになんでそんな変な髪してるの?」
「変!?リーゼントは男の勲章だ!!」
「それにその制服も古くない?」
「この学ランは俺の青春のシンボルだ!!」
少女と弦太朗の会話が明後日の方向に向かっていく中、蘭が見かねて目の前の少女の紹介して話の流れを元に戻していく。
「その人は紗夜さんの双子の妹の日菜さんだよ」
「ところで日菜先輩はここで何してたんですか~」
「えぇっとね。麻弥ちゃんがここで新しいドラムスティックを買うのに面白そうだから着いてきたの」
「で、その麻弥はどこにいるんだい?」
「それならさっきあっちで機材見てましたよ?」
「もうー。麻弥ちゃんらしいな~。お~い麻弥ちゃ~ん!!」
「ふへへ・・・。あっ日菜さんどうしました?」
「おたえちゃんが新しく買ったアンプ試すらしいからいくよ~」
「新しいアンプ・・・?ぜひお供します!!」
「結局ついてくるんだ・・・」
「蘭~。日菜さんだからしかたないんじゃない?」
「じゃあそろそろ有咲の蔵に行こ?早く試したい・・・」
たえの一言によって一同は有咲の蔵へと歩き出す。
「あれ・・・?そう言えば日菜さんって仕事があったはずでしたけど・・・。仕事は無くなったんでしょうか・・・?」
麻弥の不穏な発言は誰の耳にも入らなかった・・・。
――――――
今日の放課後―――
私は彩ちゃんと日菜ちゃんの3人で雑誌の取材が入っていたのに、未だに日菜ちゃんが来ていない。
そろそろ移動しないと間に合わないのに・・・。
「日菜ちゃんどうしたのかな?」
「彩ちゃん落ち着いて。とりあえず日菜ちゃんに連絡を取ってみましょう」
私は携帯で日菜ちゃんに電話を掛けるが、肝心の日菜ちゃんは電話に出ない。
インタビューは昨日急遽決まって話した時に「るんっ♪ってしない」って日菜ちゃんが言っていたけど・・・。
日菜ちゃんは練習をサボろうとしても仕事に対しては真剣に取り組む子よ・・・。
流石に仕事を理由もなく休むような子じゃないし・・・。
もしかして仕事のこと忘れてる・・・?
「千聖ちゃん。日菜ちゃんは・・・?」
「あの子・・・。電話に気づいてないわね・・・」
「えぇー!!それって・・・」
「不味いわね・・・。とりあえず私は日菜ちゃんに取材場所を伝えておくから、彩ちゃんは他の人たちに連絡して日菜ちゃんを探してもらうように頼んでもらえる?」
「うん!!」
私の横で彩ちゃんは連絡をし始めた。
「仕方ないけど2人で先に向かいましょう。相手を待たせてしまうわけにはいかないわ」
「そうだね・・・」
私は彩ちゃんと共に取材相手のいる場所まで向かった。
日菜ちゃんは後でお話ししなきゃね・・・。
――――――
たえの新たに購入したアンプを持って一同は有咲の蔵へと到着していた。
「おたえ!!早速試そうよ!!」
「そうだね。じゃあ早速・・・」
たえは自身のギターをアンプに繫げて―――
「おぉーいいねーおたえ!!」
「良いじゃん」
「こう見ると欲しくなりますな~」
「相変わらずたえちゃんのギターは素晴らしいね」
「るんっ♪ってきた!!」
「るん?なんだ?でも、おたえのギターはすげーな」
たえのギターからの音がアンプを通して部屋に広がる。
蔵の中に響く音に香澄達は盛り上がっている。
「・・・?あれ・・・?」
「・・・」
それに対して、たえと麻弥の反応が思わしくない。
「あれ?おたえ~。どうしたの~?」
「うん。なんかお店で聞いた時の音と違うような・・・?」
「確かにジブンも違和感感じましたね」
「えぇー、全然分かんなかったよ!!」
「そう?全然分かんなかったけど・・・」
「でも、麻弥ちゃんが言うならそうなんじゃないかな?」
「儚い・・・」
「もし良かったら、ジブンが見てみましょうか?」
「麻弥ちゃんあたし達の機材もメンテしてくれてるもんね~」
「・・・それならお願いしてもいいですか?」
「はい!!ジブンに任せてください!!まずは・・・ってスイマセン電話が・・・」
麻弥はたえのアンプを確認使用すると同時に彼女の電話が鳴る。
着信相手は彩。
『もしもし麻弥ちゃん!?そこに日菜ちゃんいない!?』
「彩さん?日菜さんなら今ジブンと一緒に市ヶ谷さんの蔵にいますよ?ちょっとスピーカーにしますね」
『日菜ちゃん!! 今日は千聖ちゃんと3人で雑誌の取材なのに何で来てないの!?』
「そうだったんですか!?」
「取材・・・?あーそんなこともあったような・・・?」
『日菜ちゃんの携帯に千聖ちゃんから連絡なかった?』
「千聖ちゃんから・・・?あーほんとだ。気が付かなかった」
『日菜ちゃん?』
「あっ千聖ちゃん。ごめんねー。すっかり忘れてたよ・・・」
『急に入った取材だけど、プロとして仕事してるんだからスケジュール管理はしっかりしないと・・・。』
「おや、千聖。そんなに怒ってるのは君らしくないよ?」
『なんで日菜ちゃんと薫が一緒にいるの?』
「たまたまさ」
「でもどうしよー!!今から向かっても間に合わないよ?」
「それなら俺が送ってやるよ」
『えぇ!?その声って!?』
『なんであなたが日菜ちゃん達やかおちゃんと一緒にいるの!?』
「薫みたいに言うならたまたまだ。じゃあ日菜は送ってやるから」
「そういう事だからゲンちゃんに送ってもらうから。それまでよろしくね~」
『ゲンちゃん・・・?ちょっと日菜ちゃんどういう・・・!?』
千聖の言葉を最後まで聞かずに日菜は通話を終了する。
「じゃあ、日菜バイクで送ってやるから場所を教えてくれ」
「えっとね・・・。ここで時間は・・・」
「ってかなりギリギリじゃねぇか・・・。とりあえず急ぐぞ!!」
「うん!!」
こうして弦太朗と日菜は蔵から飛び出す。
そしてすぐにバイクのエンジン音が響き、それは次第に遠くなっていく。
「麻弥さん。アンプお願いしてもいいですか?」
「はい!!・・・あれ?蔵の前にバイクなんてなかったような・・・?」
「あれか・・・」
「あれだね~」
「儚い・・・」
「うん。あれだね!!」
「そうだね。あれだね」
「えっ?分かってないのジブンだけ・・・?」
麻弥は自分以外が納得してるのに疑問に思いながらも作業へと取り掛かるのだった。
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