バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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遅くなりましたがメリークルシミマス。
シャケと次作品の準備で手間取ってましたと言うことで投稿です。



Chapter-25 団結する力

 

「この数・・・倒しながら進むしか・・・」

 

 

「うぉぉおおおお!!」

 

「待て!!1人じゃ・・・!!」

 

巴がオリオン目掛けて全力で駆ける後ろをダイザーに乗った隼が追いかけていく。

しかし、オリオンにたどり着くまでの道にはすぐには数えきれないほどのダスタード達が立ち塞がっていたが、それでも彼女は突っ走り先頭の集団へと飛び込んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

「どけぇええええ!!」

 

「先輩として負ける訳には行かないな・・・」

 

巴は気合いの雄叫びを挙げながら飛び掛かってきては殴り飛ばし、切りかかろうとしたら武器である刀諸共蹴り飛ばして道を作っていく。

それに追い付いた隼はそんな彼女に呆れながらもその道を広げるように周囲のダスタード達を巴よりも多くなぎ倒しし、それに危機感を覚えたダスタード達は突っ込んでくる2人へと殺到していくが、まるで意味をなさなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「「うぉぉおおおおおお!!」」

 

巴に感化された隼まで雄叫びを挙げ、殴り、蹴り、ダイザーが掴み上げて投げ飛ばしたと思えば、今度は巴はダスタードに飛び掛かりその勢いのまま投げ飛ばす。

そんな大立ち回りだったが人の距離が開いてしまい、それぞれがダスタードに囲まれるが、バラバラになっても2人は止まらずにダスタードを薙ぎ払っていた。

 

「女版の弦太朗だな・・・」

 

「隼!?いや、それ以上にワイルドよ・・・」

 

「会長も流石に・・・いや、否定できないな・・・」

 

 

 

「トモエさんらしいですね・・・!!」

 

「巴だしな・・・」

 

 

 

「見つけた・・・!!」

 

「おい!!待て!!」

 

周囲は完全に巴の行動に引いていたが、そんなことをお構いなしの巴はオリオンが視界に入った途端に飛び上がると、ダスタードの頭を踏み台にして一気にオリオンに肉薄していく。

 

それに出遅れて隼も駆け出すが、先を走っていた彼女を待っていたの最悪のモノだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ・・・!!」

 

「不味い!!こんな時に・・・!!」

 

一瞬だけ苦悶の声が漏れた巴。

その声に皆がそちらに視線を向けるとそこにはオリオンの振りかぶった棍棒が巴の頭を的確に抉っていた光景が広がっていた。

隼はそれを救出しようとしたが、再びダスタードに行く手を遮られてしまい他の面々もすぐには動けない状況だったが、次の瞬間には信じられない光景が飛び込んできた。

 

 

 

 

 

 

 

「Oops!?なんであれで立ってるのよ!?」

 

「どうなっているんだ!?」

 

「・・・ってぇ・・・けどな・・・!!」

 

頭部を狙いすましたオリオンの棍棒による一撃。

普通の人間だったらそんなものが直撃した瞬間に頭が風船のように弾け飛ぶ様なモノが直撃したのにも拘らず、巴はその一撃に耐えてみせた。

それどころか彼女は攻撃してきた棍棒を払いのけると声を挙げながら飛び上がって互いの顔が接触しそうな距離まで詰め―――

 

「てめぇみたいなニセモンの攻撃なんて、牛の突進に比べたら全然痛くねぇんだよ!!」

 

 

 

彼女は渾身の頭突きをオリオンに食らわせていた。

余りの予想外に周囲は固まってしまったが、彼らの予想に反してオリオンはその一撃を受けて大きく後ずさりをしていた。

 

 

「ここで頭突き!?何考えてるかはまるで分からないが効いてるぞ・・・!!」

 

「そもそも、タウラスの攻撃が比較対象なのがおかしいのだが・・・」

 

「ちょっと大丈夫なの!?すっごい血が出てるわよ!?」

 

「大丈夫です!!血が出たおかげでお陰で冷静になれました!!」

 

「規格外が過ぎるわよ!!でも・・・あと一押しでイケそうだけど、人数が足りないわね・・・」

 

「大丈夫ですよ。最高の仲間が来ますから」

 

「「仲間・・・?」」

 

心配するライダー部を他所に巴はそんな彼らに呆気からんとした様子で答えて見せるが、そもそもオリオンに決定打を与えられるような人がいなければ人数によるゴリ押しが出来るほどの人数もいない。

そんな状況で冷静になった巴は不敵に笑って見せるが、隼と美羽は彼女が言う仲間と言うものが全く分かっておらず首を傾げるも、巴はそれを気にすることなく顔を空に向けて深く息を吸い込むとそれを一気に吐き出しながら叫んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

「来い!!ミッシェ――――――――ル!!」

 

 

「ミッシェル・・・って何?」

 

「さぁ・・・?って何か落ちてきて・・・はっ?」

 

「ちょっと隼!?何が見えたのよ!?」

 

巴はミッシェルを呼んだ。

しかし、何も起こらないことに状況が分からない2人は顔を見合わせていたが、そのタイミングで上空から何かがこちらに向かって落ちてくる。

それに目を凝らした隼は自身が見たものが信じられずに間抜けな声を挙げてしまったが、それが近づいてくるにつれて美羽もその姿を視界に捉えたが、彼女も自身が見たものが信じられずにいた。

 

「Oops!?ピンクの熊!?」

 

「来たか!!」

 

「ぅぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!」

 

ミッシェルこと美咲が上空から現れたと思ったら、その落下の勢いを乗せてライダーキックと見紛うほどに強烈な蹴りを食らわせて地面に転がっていくのを後目にミッシェルは普通に巴達の元へと降り立っていた。

 

「ゴメン。お待たせ・・・って宇田川さん。大丈夫?」

 

「遅ぇって美咲」

 

 

「ちょっと待って!?美咲ってさっきダイザーに乗ってた子よね!?」

 

「どうなっているんだ・・・」

 

「あ~・・・それは後で話しますけど・・・。とりあえず、アレをなんとかしないと・・・残ってるのあいつだけみたいですし・・・」

 

「え?えぇ・・・そうね・・・」

 

 

 

『もしもし!!皆さん聞こえますか!?』

 

「この声!!つぐ!!どうしたんだ!?」

 

『やっとつながった・・・!!』

 

ミッシェルの登場に驚いていた面々だったが、地面に転がっていたオリオンが立ち上がろうとしていたタイミングで皆の通信機からこの場にいないつぐみの声が響くと、その場にいた全員が通信機からの声に耳を傾けていた。

 

『これから如月くんのスイッチを再起動するための作戦を説明します!!』

 

「作戦?」

 

『うん!!現在Circleでは有咲ちゃんが皆に説明を行っているところです!!でも、このままじゃエナジーが足りないとの事だったのでこれから楽器の準備してもうすぐ完了します!!』

 

「そうか!?コズミックエナジーは人の想いに強く反応する。それで君たちは演奏することで強い想いを引き出そうという事か!!敵の狙いのギターはエナジーに関係する・・・?」

 

『・・・!?はい!!有咲ちゃんが言うにはあれはアンプみたいにエナジーを大きくすることが出来るみたいなのでそれも使います!!』

 

「・・・つぐ!!歌には間に合わねぇけど!!スイッチ押す前にCircleに戻って来いって事だろ?任せとけって!!」

 

これからの流れを聞いた皆の中で、完全に思考が吹っ飛んでいた巴は今の話を聞いてこれから自分のすべきことを直感で理解していた。

 

「ユウキ!!そっちは手伝いに行けるか!?」

 

『賢吾先輩~!!今、俺がダスタードの囮にさせられててピンチです~!!』

 

『ジェイク頑張れ!!こっちは紗夜ちゃん?と七深ちゃん?がすっごい敵をバンバン撃ってて~すぐ終わるよ!!』

 

『「「「「はぁ!?」」」」』

 

『今出てるのをやっつけたら紗夜先輩と2人で中に戻りますね~。それじゃ~、先輩達もすぐ戻ってきてくださいね~』

 

Circle側の状況を知らなかった賢吾たち、そして何故か紗夜達が外にいるのかが分かっていなかったつぐみが通信越しにも関わらず驚きの声を挙げてしまっていたが、ユウキの通信機から突如としてCircle側からの闖入者の声が響いてきたと思ったらすぐに通信が切れてしまった。

 

余りにも想定外の出来事が起こったが彼らのやることは変わることはなく、目の前のオリオンを対処することだけだった。

 

「如月達もいねぇけど・・・後輩にあんなこと言われたらやるしかねぇな!!」

 

「ホントとんでもない子達ね・・・!!気に入ったわよ!!私達も弦太朗達抜きで倒したことはないけれど・・・これからこの7人で大物食い(ジャイアントキリング)を決めてやりましょう!!」

 

「「「「おう!!」」」」

 

後輩に激励に活を入れられた7人は目の前にいるオリオン(獲物)を仕留めるべく、ミッシェルの衝撃からなんとか我に帰れた美羽に皆が力強く答えるのだった。

 

 





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