書き終わってこう思った―――
どうしてこうなった。
短編はゆるゆる頭悪く書き貯めて、パスパレ終わったら放出
弦太朗は日菜を愛車”マシンマッシグラー”に乗せ、夕暮れ時の街中を疾走する。
「あはは~すっごーい!!それに風がきもちいい~!!」
「おい!!ちゃんと捕まってろ!!あぶねぇぞ!!」
「大丈夫だよ~!!」
そして日菜はバイクのステップに立ち上がり、正面からの風を受ける。
危険な行動をする日菜だが、彼女自身の身体能力と弦太朗の操縦技術によってバイクはバランスを崩すことなく、街を走り抜ける。
「ゲンちゃん!!このまま行けば間に合うよ!!」
「おう!!だから、ちゃんと座ってろ!!」
「あはは~!!いけいけ~!!」
日菜の声に耳を貸しながら、弦太朗達は目的地へ向けてバイクを走らせ続けた。
そして日菜の声を聞き取った者は1人―――
「日菜・・・?」
「紗夜~。どうしたの~?」
「今、日菜の声が・・・」
「日菜・・・??どこにもいないわよ?」
しかし、その声は彼女以外には届いていなかった。
「それに学校で丸山さんが「放課後は日菜さんと一緒に取材」・・・だと言ってましたよ?」
「日菜だって仕事サボって遊んだりするわけないしさ~」
「ですが・・・」
「それにアイドルの移動なら普通は車だよね?」
「あこの言う通りだって~。アイドルがバイクで移動なんてするわけないんだしさ~」
「ひなちんの知ってる人でバイク乗ってる人はキングだけだもんね!!」
「・・・」
「氷川さん・・・?」
「紗夜さんどうしたんですか?」
紗夜の様子を不審に感じる燐子とあこを他所に友希那が歩みを進める。
「あなた達、早く練習に行くわよ。次のライブまで日がないのだから」
「あぁ!!待ってよ~友希那~!!」
「りんりん!!紗夜さん!!いこ!!」
「あこちゃん・・・。待って・・・」
「紗夜?」
「えぇ・・・」
紗夜の様子にリサさえ不審に感じるが、彼女たちは練習のためにスタジオに向かうのだった。
――――――
私は彩ちゃんと一緒に日菜ちゃんの到着を待っていた。
「日菜ちゃん。仕事を忘れるなんてこれはお説教ね・・・」
「千聖ちゃん。とりあえず落ち着いてね」
「彩ちゃん・・・?あなたも面白いこと言えるようになったわね?それは番組の収録か、ライブのMCでしてほしいのだけれど・・・?」
笑顔が怖い!!って顔に書いてあるわよ。
これは彩ちゃんともお話が必要かしらね?それにしても日菜ちゃんは大丈夫かしら?
「日菜ちゃん大丈夫かな・・・」
「そうね・・・。でも、そろそろ来ないとメイクとかの時間がないわ・・・」
「どうしよう!?」
「焦っても仕方ないわ。とりあえず2人で取材を先に受けて日菜ちゃんを待つしかないわね・・・」
私は記者が待つ取材場所へと向かおうと建物の中へと入ろうとすると――
「千聖ちゃん!!あれ!!」
彩ちゃんが私の肩を掴んで引き留める。
その視線の先からエンジン音と共にバイクの影がこちらへと近づいてくる。
ヘルメットで顔は見えないけどバイクの後ろに乗っている人が立って私たちに手を振ってくる。
バイクの後ろに乗ってるのって・・・。
「日菜ちゃん!?」
「間違いないよ!!あれ日菜ちゃんだよ!!」
バイクは私たちの目の前で停止すると、後ろに乗っていた人はバイクから飛び降りて彩ちゃんへと飛びつく。
「彩ちゃーん!!おまたせ~!!」
「ちょっと日菜ちゃん!!ヘルメットが顔に当たって痛いから離れて~!!」
やっぱり日菜ちゃんだったのね・・・。
そうなるとバイク運転してたのはまさか・・・。
「待たせたな」
今朝、花音と一緒にいた不良・・・!!
しかも花音だけじゃなくて、日菜ちゃんやかおちゃん、麻弥ちゃん達と一緒にいたのは気になるけどとりあえずはお礼ぐらいは言っておかないと・・・。
「ゲンちゃん!!ありがとね!!彩ちゃん。準備しに行かないと!!」
「ちょっと、日菜ちゃん!?」
私が不良と話そうとすると日菜ちゃんは勢いのまま不良にお礼を言って、そのまま彩ちゃんを連れて建物の中へ入って行ってしまった。
でも、日菜ちゃん?ヘルメット被ったままよ?
とりあえず私の方からも言っておかないと・・・。
「如月さんだったかしら。日菜ちゃんの事ありがとうね」
「おう。気にすんな」
「でも、これだけは言っておくわね・・・」
これは私の本音。
パスパレとしてこの芸能界で生き残るために絶対に必要なの・・・。
悪いとは思うけど私は意を決して彼に告げる。
「助かったけど。これからは私たちに近寄らないで。不良と仲がいいと私たちのこれまでのイメージが崩れるから」
私は伝えることだけを伝え彩ちゃん達の後を追っていった。
彼の声が聞こえるが徹底的に無視をして、取材を受けるために気持ちを切り替えた。
しかし、この会話をしたことが私の生活を大きく変えることになることを私は知らなかった。
――――――
弦太朗は香澄から既に解散したとの連絡を受けて、バイクを走らせて商店街へと到着した。
到着した商店街――そこにいたのはピンク色のクマ・ミッシェルがいた・・・。
「おぅ!!美咲」
「如月さん。今はミッシェルでお願いします。子供の夢をぶち壊さないでください」
「おう・・・。で、今日は何してるんだ?」
「商店街でやるイベントのチラシを配ってました。と言ってももう上がりですけどね・・・」
「お前も大変なんだな・・・」
「えぇ・・・。慣れましたけ・・。ぐほぉ!!」
美咲ことミッシェルが後ろ何者かに抱き着かれそのまま吹き飛ばされる。
しかし、彼女は頭を飛ばされることを防いでいた。
「ミッシェル!?」
「ミッシェル、かわいい~」
「りみ!?お前何やってんだ・・・?」
「あれ?弦太朗くん?何してるの?」
後ろからミッシェルへと抱きついたのはりみ。
りみの予想外の行動に驚いている弦太朗に驚いていると、ミッシェルはゆっくり立ち上がってりみの肩を掴んで説教を開始する。
「中身がおっさんかも知れないんだから「かわいい~」とか言って抱きついちゃダメでしょ!!高校生がそんな危機感でどうするの――!!」
「ごっごめんなさい・・・!!」
「最近は物騒なんだから特に気を付けないとダメでしょうが!!」
「そうだね・・・」
「気を付けて・・・ぐはぁ!!」
「ミッシェール!!」
ミッシェルがりみへと説教を終えると同時に別の人物に抱き着かれて吹き飛ばされる。
抱きついたのは見慣れない薄い水色の髪の少女が抱き着いていた。
「ミッシェルだ~。すっごいふわふわだ~!!」
「おい!!ミッシェルしっかりしろ!!」
「あー・・・」
抱き着かれたミッシェルは全ては諦めたかのような声を出して地面に倒れ伏す。
商店街の向こうで抱き着いている彼女を呼ぶ声がする。
「ましろちゃん~。もう行くよ~」
「うん!!ミッシェルまたね・・・」
”ましろ”と呼ばれた彼女は声の方へ走り去っていく。
そして倒れたミッシェルを起き上がらせて、弦太朗はりみと共にやまぶきベーカリーにパンを買いに向かった。
そして、次の日の放課後―――
羽沢珈琲店に呼び出された弦太朗が店のドアを開ける。
そこにはポピパとAfterglow・はぐみとこころ以外のハロハピが店内に待ち受けていた。
「おう。みんな揃ってどうしたんだ?」
「どうしたってそれはこっちのセリフなんだけど・・・。あんた何やってんの・・・?」
「蘭?どういうことだ?」
呼び出されていきなりの蘭の問いに戸惑う弦太朗。
蘭の言葉に合わせて動き出したのは沙綾とひまりとつぐみ、そしてなぜか花音。
「弦太朗?本当に覚えがないの?」
「ねぇ、弦太朗くん?正直に答えてくれるかな?」
「如月くん!!」
「おう・・・。全く分からん・・・」
弦太朗の本当に分かってない様子に事情を何となく察する沙綾達。
しかし、つぐみは念のためにと弦太朗へ問いかける。
「じゃあ、如月くん。これは何かな?」
つぐみが取り出したのは1冊の本―――
その表紙に映っていたのは見慣れたバイクと自身の姿―――
そして見出しに書かれていた言葉に弦太朗は驚愕した。
『パスパレ!!夕暮れ時に男との痴情のもつれか!?』
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