バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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私に足りてないものはポテトじゃない。コロッケだったんだ!!

というわけでもうそろそろパスパレ篇も終わりかなと思ってる時期が私にもあります。

質問でもあったけどロケットステイツなー
どこで出してやろうかしら・・・




偶・像・探・求-9 憧れとランチと果たし状

彩との食事をした翌日、弦太朗は学校へと登校中。

商店街へと向かって走る香澄と遭遇した。

 

「あっ!!げんちゃん先輩おはよー!!」

 

「おぅ香澄!!どうしたんだ??」

 

「今日からはぐが学校に来るから!!待ちきれなくってはぐの家に向かってるの!!」

 

「そうだったのか。折角だから俺も一緒にいくぜ!!」

 

「うん!!」

 

2人は登校する生徒の流れに逆らい、商店街へと向かう。

 

 

 

 

 

「そういえば、彩先輩達のこと聞きましたよ!!」

 

「あぁ、まぁその件は任せとけ」

 

「はい!!あっ!!そう言えばその後に彩先輩とデートしてたって本当ですか!?」

 

「彩の財布拾ったからその礼ってことで飯には行ったけど・・・。誰から聞いたんだ?」

 

「巴ちゃん達から写真が一緒に送られてきたんですよ!!後一緒に胃薬の写真も送られてきて・・・」

 

「胃薬・・・?」

 

「えぇっと・・・これです!!」

 

 

 

 

 

 

 

香澄は自身のスマホを取り出し、送られてきた2枚の写真を弦太朗に見せる。

 

そこに写っていたのは―――

洋食店内でロボットを彩の方に向けている弦太朗と話しながらハンバーグを頬張る彩が移る写真。

そして苦い顔をした巴と麻弥が並んで胃薬を購入する姿が写った写真。

 

「なんだこれ?」

 

「この手に持ってるのって、前に有咲が持ってたあれと同じなの?」

 

「あぁ。バガミールって言って、カメラで色々撮れるんだ。それで彩の食レポ練習を撮ってたんだ」

 

「そうなんだ!!」

 

2人が写真の件で話していると商店街の方から紙袋を持ったはぐみが走ってこちらへと向かってきて、弦太朗達の前で静止する。

 

「かーくん!!げんちゃん先輩!!おはよー!!」

 

「はぐ!!おっはよー!!」

 

「よぅ!!はぐみ!!なんで走ってんだ?」

 

「昨日まであまり動けてなかったから走りたくなっちゃって!!でも。2人ともこんなところで何してるの?」

 

「はぐと一緒に学校行こうと思って!!」

 

「そっか!!じゃあ一緒に行こ!!」

 

 

 

はぐみは弦太朗達と並んで、3人で学校へと歩き始める。

 

「そうだ!!2人にこれあげるね!!分けて食べてね!!」

 

歩き始めて少し経った後、はぐみは手に持っていた紙袋を香澄へ渡す。

 

「ん?これって・・・。まさか!!」

 

弦太朗は紙袋の中身を確認し驚愕する―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん!!うちのコロッケだよ!!」

 

その中にあったのははぐみの店で売っているコロッケ。

今まで食べることが叶わなかったコロッケを手に弦太朗が叫ぶ。

 

「うぉおおおおおお!!話には聞いてたけどめっちゃうまそうだな!!」

 

「うちのコロッケは”旨そう”じゃなくて”旨い”んだよ!!食べてみて!!」

 

「おう。じゃあ早速・・・」

 

「げんちゃん先輩。はい!!あー・・・」

 

香澄ははぐみから貰ったコロッケをそのまま弦太朗の口に運ぼうとするが―――

 

「「っ!!」」

 

「2人ともどうしたの?」

 

口に入れる直前、弦太朗と香澄が感じた背後から威圧感に固まる。

そして恐る恐る2人は振り返ると―――

 

 

 

 

 

 

「おはよみんな」

 

「さーや!!おっはよー!!」

 

「おはようはぐみ。ところで弦太朗、昨日のあれはなんなの?デート?」

 

「さーや?なんか怖いよ。かーくんも怖がってるよ?」

 

「それに香澄も弦太朗に何しようとしてたの・・・?」

 

 

 

そこにあったのは沙綾。

その表情は笑顔ではあるが、目が全く笑っていない。

 

「さーや?なんで怒ってるの?」

 

「はぐみ?私はまだ怒ってはないよ?」

 

「ひぃ!?」

 

はぐみも沙綾の圧に押され、そして香澄と弦太朗は行動を起こす。

 

「げんちゃん先輩!!」

 

「そうだな!!はぐみ!!」

 

「2人とも!?急に腕を掴んでどうしたの?」

 

「「逃げるんだよぉー!!」」

 

そうして弦太朗と香澄ははぐみの手を引いて学校へと駆け出す。

 

「あっ!!待て!!」

 

 

 

 

こうして始まった沙綾との鬼ごっこは校門にいた風紀委員の紗夜に捕まるまで続くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝の件で校舎前で紗夜からの公開説教を受けた弦太朗は昼休みに入ると同時に教室から出るとそのタイミングで彩が自身の弁当を片手に声をかける。

 

「ったく。朝っぱらから酷ぇ目にあったぜ・・・」

 

「あっ!!如月くん!!良かったら中庭で一緒にご飯食べない?」

 

「おう!!飯取ってくるから待ってろ」

 

彩の突然の誘いを受け、自身の席に昼食を取りに戻る。弦太朗。

その光景は廊下中の視線を釘付けにするが、2人はその視線を気にする様子もなく中庭へと移動する。

 

「それにしても女優とアイドルって大変なんだな。千聖は仕事で休みみてぇだし」

 

「えっ・・・?」

 

「どうしたんだ?」

 

「千聖ちゃん今日仕事なんてあったかな・・・?」

 

「授業中はいなかったけど、仕事じゃねぇのか?」

 

「うん・・・。少なくともアイドルとしての仕事はないから女優としてかな・・・?」

 

「同じ仲間でも知らねぇもんなのか?」

 

「流石に女優の仕事まではね・・・。とりあえずご飯食べよっか!!」

 

「おう!!」

 

中庭にはポピパ達の姿は無く、彩と弦太朗の2人だけ・・・。

アイドルと不良が一緒に昼食をとっている珍しい光景に、校舎からは弦太朗のことをよく知らない生徒達の視線が向けられる。

 

昼の話題は昨日の食レポ練習も兼ねた夕食の件―――

 

「如月くん。昨日はありがとね!!昨日の動画見直してたんだけど。色々直さなきゃいけないところが分かって良かったよ!!これで今度の食レポのお仕事もなんとかなりそう」

 

「そうか?俺はただ見た感想言ってただけだけど」

 

「ううん。日菜ちゃん達はもっと上手にするんだから私もできる限り頑張んないとね!!」

 

「最初はずっと”美味しい”しか言ってなかったものな」

 

「ちょっとそれは言わないでよ!!そうだ!!後であのロボット?は返すね!!」

 

「その収録。放送するときは教えてくれよな。ちゃんと見るから」

 

「うん!!」

 

その後も彩と2人で食事を続ける彼らの時間は突然終わりを告げる。

 

 

 

 

 

「――そうなってるんだな!!・・・ってなんだあれ?」

 

「えっ?なになに?」

 

弦太朗の視線の先には1本の矢が地面に突き刺さっている。

その矢には1枚の手紙が添えられていた。

 

弦太朗はおもむろにその矢をとり、ついている手紙を彩に渡す。

手紙を渡された彩はその手紙を読み始める。

 

「えぇーっと。

『拝啓。いくぶん残暑も和らぎ、しのぎ良い日が多くなりました。

夏のお疲れは出ていらっしゃいませんか。お伺い申し上げます。

この度、如月弦太朗様への決闘を申し込みたいと思います。

御多忙の事とは存じますが、本日の放課後に剣道場にてお待ちしております。

お目にかかれますことを心待ちにいたしております。

若宮イヴ』ってイヴちゃん!?これ!?とりあえず日菜ちゃん達に!?」

 

「なんで、果たし状に相手のことを心配する言葉が入ってるんだ・・・?」

 

弦太朗が携帯を取り出して慌てている彩から手紙をとりそれを確認する。

そこに書かれていた字は非常に達筆であり、文章の中身さえ気にしなければ時代劇に出てきてもおかしくなさそうな字体であった。

 

 

「とりあえず、放課後だな・・・。って彩?なにしてんだ?」

 

「えっと日菜ちゃんに連絡したの!!」

 

その言葉と共に弦太朗の携帯から着信音が響く。

相手は日菜からであった。

 

『ゲンちゃん!!彩ちゃんから聞いたよ!!放課後に麻弥ちゃんと2人で行くから待っててね!!』

 

「おい!!って言いたいことだけ言って切りやがった・・・」

 

「日菜ちゃんらしいね・・・」

 

「とりあえず放課後になったらイヴのところに行くか・・・」

 

「如月くん!!私も行くよ。千聖ちゃんがこのこと知る前に何とかしないと!!怒られちゃうよ!!」

 

「おぅ・・・。じゃあ飯食ったし放課後まで残りの授業も受けに行くか!!」

 

「うん!!」

 

こうして2人は昼食を終え、それぞれの教室へと戻っていった。

 

 

そして放課後、日菜たちと合流した弦太朗はイヴの待つ剣道場へと向かうのだった。

 

 




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