バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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私に足りてないものはポテトじゃない。コロッケだったんだ!!
でも、コロッケもじゃがいも使ってるからつまりポテトが足りんかったんや!!

次でパスパレ篇終わりたいと思います(願望



偶・像・探・求-10 正体

授業が終わった放課後、弦太朗は彩と2人で剣道場の前に足を運んでいた。

 

「ねぇ?本当に日菜ちゃん達待たないの?」

 

「来る前にとっとと終わらせねぇとな・・・」

 

 

 

 

2人が剣道場へと入ろうとすると、2人を呼び止める声が―――

 

 

「おーい!!ゲンちゃーん!!彩ちゃーん!!」

 

「おう日菜!!」

 

「日菜ちゃん!?」

 

その声と共に現れたのは日菜。

授業が終わってすぐの時間にも関わらず、他校の生徒が目の前にいることに彩は驚きを隠せない。

 

「日菜ちゃん!?何でもうここにいるの!?」

 

「うん!!だってイヴちゃんとゲンちゃんの決闘なんて面白そうだし!!待ちきれなくなっちゃったから麻弥ちゃんと一緒に途中で抜けてきちゃった!!」

 

「えぇ!?それって大丈夫なの!?」

 

「大丈夫だって!!先生もアイドルの仕事と思ってたから」

 

麻弥と一緒に来たと話す日菜。

しかしその近くには麻弥の姿は無い。

 

「日菜。そういや、麻弥はどうしたんだ?」

 

「もしかして麻弥ちゃんを置いてきちゃったの!?」

 

「あれ?花咲川に着くときには一緒にいたはずなんだけど・・・?」

 

「日菜さん・・・。待って・・・!!」

 

「麻弥ちゃん!?」

 

日菜に遅れて息を切らしフラフラの麻弥が弦太朗達の元へと歩いてくる。

 

「麻弥ちゃん?大丈夫?」

 

「日菜さん・・・。ジブンもう限界っす・・・」

 

体力の限界を迎えた麻弥を彩が支える。

 

「麻弥!?」

 

「麻弥ちゃん?ごめんね」

 

「いいですよ。イヴさんの件も気になってましたし・・・」

 

「ねぇ、そろそろ中に入らない?イヴちゃんをいつまでも待たせるわけ行かないし・・・」

 

麻弥を支える彩の言葉を聞いた弦太朗は剣道場の扉に手をかける。

 

「それもそうだな・・・。うっし!!じゃあ行くか」

 

「はい」

 

「じゃあ開けるね。頼もー!!」

 

声を上げながら日菜が剣道場への扉を開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、剣道場にイブの姿はない―――

 

「あっれ~。誰もいねぇぞ~?」

 

「日菜さん?なんで如月さんのマネしてるんですか・・・?」

 

「しかも日菜ちゃんも混ざってるし・・・」

 

「もしかして来るの早すぎたか?」

 

「イヴちゃんから呼び出していないなんてことはないと思うな~」

 

「そうですね。仕事でもイヴさんが遅刻するなんてことは滅多にないですからね・・・」

 

「それじゃあ、皆で待ってようよ。麻弥ちゃん支えるのも疲れるし・・・」

 

「彩さん申し訳ないです・・・」

 

「それもそうだね~。じゃあ端で座ってよ~」

 

そうしてアイドル達3人が弦太朗から離れると―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ブシドー!!」

 

「ん?うおぉ!?」

 

「「「イヴちゃん(さん)!?」」」

 

弦太朗の背後からイヴの言葉に振りむくがそこにあったのは刀を振り下ろすイヴの姿。

その姿を見た弦太朗が後ろへと下がるが、彼が着ていた学ランの一部が切り裂かれその刃は剣道場の地面に突き刺さる。

 

 

背後からの不意打ちという、彼女を良く知る彩たちはその”ブシドー”に反することを行ったイヴに驚きを隠せなかった。

 

不意打ちを外したイヴは床に刺さった刀を抜いて鞘に納め一言。

 

 

 

 

「ドーモ。キサラギ=サン。ワカミヤイヴです」

 

「おう。如月弦太朗だ。この学校全員と友達になる男だ」

 

 

 

 

 

イブの突然の名乗りに弦太朗もそれに合わせて言葉を返すが、彩たちは目の前も光景について行けない彼女たちからはツッコミの嵐が―――

 

 

「すっごーい。刀が床に刺さってたよ!!あれって本物だよね!?」

 

「なんで不意打ち後に挨拶して如月くんもそれに答えてるの!?」

 

「決闘する前にはアイサツをすると教わりました!!」

 

「自己紹介されたら返すのは当たり前だろ?」

 

何を当たり前のことを――。

そんなことを考えている2人に更にアイドルのツッコミが飛ぶ。

 

「でも、なんで挨拶前に不意打ちする理由にはなりませんよ!?」

 

「”アイサツ前のアンブッシュは一度だけ認められる。古事記にもそう書いてある。”と先ほどタエさんから教えてもらいました!!」

 

「ん?そんなこと書いてあるのか?」

 

「そんな訳ないよ~!!」

 

「そうなのか」

 

「そうだったんですか!?」

 

「「「えぇ~」」」

 

 

イヴはたえから教わった日本知識が誤っていたことに驚きを隠せないイヴとそんなことすら知らなかった弦太朗に他の3人は呆れた表情を浮かべる。

 

「あの、キサラギさん!!先ほどは申し訳ありませんでした!!」

 

「おう。気にすんな」

 

「ちゃんと謝るんすね」

 

「しかも、それを許しちゃってるし・・・」

 

イヴは不意打ちに対して謝罪し、それを受け入れる弦太朗に対して麻弥と彩も困惑気味だ。

 

 

 

「では、早速決闘を・・・」

 

「イヴちゃん!!ストップだよ!!」

 

「ヒナさん!!何で止めるんですか!?」

 

「だって、イヴちゃんだけが武器使うのはずるくない?それって”ブシドー”に反するんじゃないかな?」

 

「・・・それもそうですね。何かいい案がないか考えますから待ってください!!」

 

そう言うイヴはその場で何かを考え始める。

その間に彩たちに近寄る弦太朗はイヴという人間について質問を始める。

 

「なぁ、イヴっていつもあんな感じなのか?」

 

「大体はあんな感じだよ~。でも本当にあの刀本物だったんだね~」

 

「普段は礼儀正しいのにどうしちゃったんだろ・・・?」

 

「それもそうですね・・・。イヴさーん!!」

 

「マヤさん?どうしました?」

 

「気になったんですけど。どうして如月さんと決闘なんてすることにしたんですか?」

 

「・・・これです!!」

 

普段と違うと思った麻弥は何かを考えてるイヴを呼び、決闘をすることになった理由を質問する。

そこでイヴが出したのは問題になっていた週刊誌。

 

「この男がその人であることは皆さんから聞きました!!レンアイは自由ですが、色んな人に手を出すとはニッポンダンジにあるまじき行為です!!それもその相手がチサトさんとマヤさんだなんで許せません!!」

 

「おぅ・・・。それで?」

 

「しかも、この2人以外にも色んな人達とレンアイしていると聞きました!!これは由々しき事態です!!」

 

「あのーイヴちゃん・・・」

 

 

 

記事に対して憤慨するイブに対して彩がこの件の事実を伝える。

 

 

「なんですか?アヤさん」

 

「この記事の内容はデタラメなんだよ・・・?」

 

「えぇ・・・?」

 

「だって、バイクに乗ってたの麻弥ちゃんじゃなくてあたしだし」

 

「本当ですかマヤさん?」

 

「えぇ。その時は市ヶ谷さんの蔵でたえさんが買ったアンプのメンテナンスしてました。たえさん以外にも他のバンドのギターの方々が一緒でした」

 

「しかも千聖ちゃんの横にいるのって私だよ?」

 

「えぇ!?チサトさんの横にいるのアヤさんだったんですか!?気が付きませんでした!!」

 

「えぇ~そんな~!!」

 

「では・・・?」

 

「うん。勘違いだね~!!」

 

「そんなぁ・・・」

 

写真に載ってることをバンドメンバーにすら分からってもらえてなかった彩と今までの行動理由が勘違いであったことを告げられたイヴは落ち込む。

 

弦太朗は落ち込むイヴに近づいて手を伸ばす。

 

「なぁイヴ。ダチになってくれ」

 

「・・・勘違いであんなシツレイなことをした私とですか?」

 

「ダチのためにやった事だ。気にすんな!!」

 

「・・・はい!!よろしくお願いします!!ゲンタローさん!!」

 

そうして弦太朗はイヴと”友情のシルシ”をかわす。

その姿を見た彩と麻弥は安堵の表情を浮かべるが、日菜だけは何かを考えこんでいた。

 

弦太朗はイヴと共に彩たちの元へと歩くがその時――

 

 

「あぁああああああああああああ!!」

 

「うわぁ!?」

 

「キャア!!日菜ちゃん!?急に叫んでどうしたの?」

 

「ゲンちゃん!!昨日のあれの正体分かったよ!!」

 

「なんだって!?」

 

「日菜ちゃん本当なの!?」

 

「昨日?アヤさん達何かあったんでしょうか?」

 

「さぁ?私は分からないですね」

 

状況が分からない麻弥とイヴを他所に弦太朗と彩は日菜へと驚いた顔をして日菜に詰め寄る。

 

「日菜ちゃん!!昨日のアレ!!誰なの!?」

 

「それはね―――」

 

日菜がカメレオンのスイッチャーの名前を告げようとするが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日菜ちゃん。もういいわよ」

 

「えっ!?」

 

「やっぱりそうだったんだね。千聖ちゃん!!」

 

剣道場の入り口に現れたのは今日の授業に参加していなかった千聖。

その手には黒いゾディアーツスイッチが握られていた。

 

 




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