バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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パスパレ篇投稿
次で終わりじゃ・・・

天才ちゃんは煽りスキルも高いんや・・・


偶・像・探・求-11 三重奏・天才ブシドーライダー

「千聖さん・・・?」

 

「アヤさん達はどうされたんですか?そんなに怖い顔をして・・・?」

 

突然現れた千聖を前に警戒する弦太朗達を他所に、状況の分からない麻弥達はこの緊張した空気に戸惑う中、千聖は弦太朗を対してゴミを見るかのような視線を送る。

 

「千聖。それを捨てろ!!」

 

「ねぇ・・・なんでみんなそんなゴミと一緒にいるのかしら?アイドルとしてのイメージが下がるわよ?」

 

弦太朗の事をゴミとまで言い放った千聖。

千聖から出た言葉で麻弥たちが困惑する中、日菜だけは笑いながら千聖に反論する。

 

「そのゴミよりも最低なことしてる千聖ちゃんが言えることじゃないと思うけどな~。ゲンちゃんと一緒にいるよりもよっぽど不味いことしてるんじゃない?」

 

「ちょっと日菜ちゃん!?」

 

「・・・これはどういう状況なんですか?」

 

「ジブンにもわかりません・・・」

 

「そう言えば日菜ちゃん?どうして私って分かったの教えてくれるかしら?」

 

「・・・歩き方だよ?昨日ゲンちゃんに向かってた時は何とも思わなかったんだけどさ。でも千聖ちゃんはあの時イヴちゃんのマネして逃げた時になんかモヤモヤ~ってしたんだよね」

 

「・・・それで?」

 

「それでモヤモヤ~ってしてたけどさっきのイヴちゃんが歩くの見た時に、昨日のあれは千聖ちゃんと歩く姿が一緒って分かったんだ~!!」

 

「そうだったの・・・。これからは気を付けるわね?」

 

日菜の説明を受けて千聖はそれに答える。

その2人は笑顔を浮かべている。

しかし同じ笑顔ではあるがその性格がまるで異なっていた。

一方は勝ち誇ったような笑い、もう一方は誤魔化すかのような笑いをその顔に浮かべる。

 

「千聖ちゃん何でそんな風に悔しそうな顔で笑ってるのかな~?」

 

「日菜ちゃん・・・?馬鹿にしてるのかしら?」

 

「千聖ちゃんもゲンちゃんを馬鹿にしてるんだからお相子じゃないかな~」

 

「やっぱり、日菜ちゃん。芸能人としての自覚がないわね・・・」

 

日菜の口撃を前に千聖の笑顔が怒りの表情に変わっていく。

 

「やっぱり、そいつ消したほうが私のためね・・・」

 

「へぇ~”私のため”ってことはパスパレはどうでもいいってこと?」

 

「私はパスパレでもあるけど女優でもあるの。芸能人に大切なのはイメージなの・・・だから・・・!!」

 

千聖の声に反応するように手に持っているスイッチがラストワン状態へとその形を変える。

 

「私の・・・いえ、私達のために・・・消えてちょうだい?」

 

その言葉と共に千聖はスイッチを押してカメレオン・ゾディアーツへ変身し、人間の身体を捨てる。

 

「チサトさん!?」

 

「なんなんですかあれ!?」

 

「なんでなの千聖ちゃん!?」

 

 

 

 

イヴ達の焦りを他所に、日菜は目の前のカメレオンから視線を外すことなく弦太朗へと声を挙げる。

 

 

「千聖ちゃん・・・。ゲンちゃん!!後はお願い!!」

 

「おう!!」

 

「させないわよ!!」

 

弦太朗はドライバーを装着しようとするが、カメレオンが弦太朗へ向けて舌を伸ばして攻撃が―――

 

 

 

 

 

「っ!?ブシドー!!」

 

届くことは無かった。

イヴが弦太朗の前に躍り出て、自身の持っている刀でカメレオンの舌を斬り付ける。

その舌が切れることはなかったが攻撃を弾く事には成功する。

 

「イヴさん!?何やってるんですか!?」

 

「イヴちゃん!?邪魔しないで!!」

 

「イヴちゃん。後、5秒だけお願い!!」

 

「はい!!」

 

イヴは日菜からの無理難題を理由も聞かずに応じ、カメレオンへと斬りかかる。

 

「なんでみんなしてその不良を庇うの!?」

 

「よくわかりませんがヒナさんがゲンタローさんを頼ったんです!!ですからそれまでは守って見せます!!」

 

「どいて!!」

 

「モンドウムヨー!!カクゴ!!」

 

イヴがカメレオンへの攻撃を繰り出す中、弦太朗は変身の構えをとる。

 

3―――――――

2―――――――

1―――――――

 

「変身!!」

 

「イヴちゃん!!下がって!!」

 

日菜の声と共に弦太朗の後ろまで飛び退くイヴ、その視線の先では弦太朗はフォーゼへと変身していた。

 

そしていつもの――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「宇宙・・・」

 

「「キターーーーッ!!」」

 

フォーゼと共に日菜が声を挙げ、フォーゼはカメレオンと対峙する。

 

「ゲンタロ―さん!?」

 

「如月さんまでなんなんですか!?」

 

「なんで日菜ちゃんも一緒に叫んでるの!?」

 

「その方がるんっ♪って来るからだよ!!」

 

「”仮面ライダーフォーゼ”、タイマンはらせてもらうぜ!!」

 

後ろで繰り広げられるパスパレの会話を他所に弦太朗はカメレオンへと拳を突きつける。

それと同時にフォーゼはスイッチを交換する―――

 

 

しかし、そのスイッチの起動前にカメレオンが目の前から姿を消したことに見ていた彩たちは困惑する。

 

「えぇ!?」

 

「チサトさんが消えてしまいました!?」

 

「どうなってるんですか!?」

 

「やっぱり姿を消すんだね・・・」

 

消えたカメレオンを見つけるためにフォーゼは周囲を見渡すが、カメレオンの姿はなく室内は静まり返る。

 

カメレオンの姿が見えない中、パスパレのメンバーから声が上がる。

 

「逃げたんでしょうか・・・?」

 

「いえ・・・それはないと思うよ・・・」

 

「千聖さんの身体があそこに転がってるのもなんか不自然ですね・・・」

 

「千聖ちゃん!!」

 

彩は麻弥の言葉を聞いて千聖の身体の方へと駆け出す。

しかし、彩は千聖の元へたどり着くことはなくその体は突如として宙へと浮いた。

 

「きゃあああ!!」

 

「彩さん!?」

 

宙に浮いた彩の身体は突如として空中を移動し、姿を現したカメレオンに捕らえられる。

 

「彩ちゃん?そんな不用心なのはアイドル失格よ?」

 

「彩!?このっ!!」

 

「うわぁ!?」

 

フォーゼの攻撃に対して彩を盾にすることでフォーゼの動きを止めるカメレオン。

それを見たイブは刀を持ってフォーゼとは別の方向からカメレオンへと接近する。

 

「アヤさん!!ブシドー!!」

 

「うぉら!!」

 

イヴの振り下ろされた刀とフォーゼの拳がカメレオンへと向かうが―――

 

「「きゃあ!!」」

 

「またか!!」

 

フォーゼには彩を盾にして攻撃を止め、イヴの刀は舌で攻撃を止めてそのままイヴを麻弥たちの元へと吹き飛ばす。

その衝撃によって刀を根元からへし折られる。

 

彩を盾にされて手が出せないフォーゼと攻撃の手段を失ったイヴ。

カメレオンは他の人間には目もくれずに舌で一方的にフォーゼを攻撃する。

 

「千聖ちゃん!?どうして!?もうやめてよ!!」

 

「・・・」

 

カメレオンは彩の言葉にに無言を貫く。

 

「彩助けてやるから待ってろ!!」

 

フォーゼの言葉に怒りを覚えたカメレオンは舌で先ほど叩きおったイヴの刀を拾い上げ、彩の首へと突きつける。

 

「チサトさん!?」

 

「千聖さん!?」

 

「そうするんだね千聖ちゃんは・・・」

 

「ねぇ千聖ちゃん!!どうして!!」

 

パスパレ達の言葉に耳を傾けないカメレオンはそのままの状態でフォーゼにある要求をする。

 

「彩ちゃんをこれ以上危ない目に会わせたくなければ、今すぐに変身を解きなさい」

 

「くそ・・・」

 

「如月くん!!ダメ!!」

 

「彩ちゃんは黙ってなさい!!」

 

「ぐぅ・・・!!」

 

彩の言葉にカメレオンは自身の手で彩の首を絞め上げる。

その光景を前にフォーゼはドライバーへと手をかけるが、その横から真剣な表情の日菜がフォーゼへと耳打ちをする。

 

 

 

 

 

 

「ゲンちゃん。今から選手交代だよ・・・」

 

そう言ってフォーゼの前に立った日菜はカメレオンに余裕たっぷりの笑みをカメレオンへと向ける。

しかし、彩が見た日菜の目は女優として活躍していた千聖の目つきにそっくりなものだった。




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