バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。

パスパレ篇終わり!!
週刊誌ネタは最後まで引っ張ってしまった・・・
こんなことになったもの全部丸山彩ってキャラの仕業なんだ・・・

キーアイテムは胃薬



偶・像・探・求-12 女優C/何度でもルミナス

余裕の笑みを浮かべた日菜はフォーゼの前に立つとカメレオンへと言葉をぶつけていく。

 

「今の千聖ちゃんってちっとも面白くないし、女優失格じゃない?」

 

「・・・女優失格ですって?」

 

女優としての誇りを傷つけられたカメレオンは反射的に日菜の言葉に反応してしまう。

 

「昨日逃げた時だってイヴちゃんの演技・・・ごめん!!あれは演技じゃなくてモノマネだったね!!」

 

「・・・」

 

「しかもその下手なモノマネのせいで、正体見破られるなんて女優としてのどうなの?彩ちゃんのほうがもっとまともに演技できるよ?」

 

「日菜ちゃん!?何言ってるの?」

 

「アヤさんの言う通りです!!怒らせてどうするんですか!?」

 

千聖を怒らせるような発言を繰り返す日菜に対して、イヴと彩は困惑するが日菜はあっけからんとした様子で応える。

 

「イヴちゃん違うよ?本当の事しか言ってないよ?」

 

「・・・本当のことですって!?」

 

日菜の言葉にカメレオンは怒りを露にするが対する日菜はそんな様子に構うことなく続ける。

 

「それに変身した姿がカメレオンってのは最高に面白いよ」

 

「日菜さん!?どういうことですか・・・?」

 

「ほら、色んな演技できる人を”カメレオン女優”って言うけどさ。今の千聖ちゃんは女優としてダメダメだし、周りの目ばっかり気にしてる千聖ちゃんがカメレオンの姿って最高の皮肉だよね!!」

 

「日菜ぁあああああああああああああ!!」

 

「きゃあ!!」

 

「・・・その瞬間を待ってたよ!!」

 

日菜の言葉に耐えかねたカメレオンが彩を突き飛ばして日菜へと飛び掛かる。

それを待っていた日菜はカメレオンの行動と共にフォーゼの後ろへと走り出す。

 

「ゲンちゃん!!」

 

「おう!!」

 

日菜の言葉に応えるべくフォーゼは交換していたスイッチを起動する。

 

――――ペンON――――――

 

「おらぁあああ!!」

 

フォーゼはスイッチの起動と共に右足に精製された筆をカメレオンへと振り上げる。

振り上げた筆はカメレオンへと直撃させるが―――

 

「おらおらおらー!!」

 

フォーゼは足は止まらない。

連続で筆を振り、カメレオンの身体を黒く染め上げ、最後はカメレオンの顔に筆を直撃させて顔まで黒く染める。

 

「こんだけやればもう隠れらんねぇだろ!!」

 

「よくも・・・・女優の顔にぃ!!」

 

「次はこいつらだ!!」

 

フォーゼはペンを解除して、スイッチを交換してステイツチェンジを行う。

 

――エレキON――――――――

――――ステルスON――――――

 

フォーゼはエレキステイツへとその姿を変える。

その姿を見たカメレオンはフォーゼへと飛び掛かるが―――

 

 

 

 

 

 

 

「よっと!!」

 

右足を振り上げると今度はフォーゼの姿が消える。

 

「今度はゲンちゃんが消えた!!」

 

「目には目を。ですね!!」

 

その間にフォーゼはカメレオンの背後から姿を現すと、ロッドでカメレオンの背後から電流を流し込む。

 

「このぉ!!卑怯者がぁ!!」

 

「さっきまで千聖ちゃんも同じようなことしてたよね・・・?」

 

カメレオンが振り返って舌を伸ばすが、その前に再びフォーゼは消えて背後から攻撃しては消える。

 

「また後ろでしょ!!」

 

カメレオンはそのまま腕を後ろに振るうが、その腕に何かが当たった感触はない。

 

「おらぁ!!」

 

「あぁああ!!」

 

フォーゼは姿を消しただけでその場から動かず、自ら背中を向けたカメレオンの背後を攻撃する。

 

「ゲンタローさん!!今です!!」

 

「よし!!」

 

イヴの叫びに応えるようにロッドにエレキスイッチを装填し、リミットブレイクを発動する。

 

 

 

―リミットブレイク―

 

ロッドからの音声と共にフォーゼはカメレオン目掛けて走り出す。

 

 

「ライダー100億ボルトブレェェェイク!!」

 

すれ違いざまにロッドとカメレオンの身体へと打ち付けてフォーゼはそのまま駆け抜ける。

そして、フォーゼが停止するとカメレオンは声も上げずに、その場で爆発する。

 

「ゲンタローさん!!アッパレです!!」

 

「よっと!!おう!!あんがとなイヴ!!」

 

 

そのイヴの言葉とともにフォーゼは手元に飛んできたゾディアーツスイッチを切ると、変身を解除する。

日菜たちは弦太朗の姿を確認すると、千聖の状態について質問する。

 

「ねぇゲンちゃん?千聖ちゃんってどうなってるの?」

 

「スイッチも切ったし、もう起きるだろ?」

 

「如月さん!!本当ですか!!」

 

「千聖ちゃん!!」

 

日菜以外が千聖へと駆け寄ると同時に千聖は目を覚ます。

 

「みんな・・・?」

 

「千聖ちゃん!?大丈夫!?」

 

「彩ちゃん?」

 

「チサトさん!!」

 

「千聖さん大丈夫ですか!?」

 

「イヴちゃんに麻弥ちゃんも迷惑かけたみたいね・・・」

 

「チサトさーん!!」

 

4人で戯れている光景を遠巻きに見る日菜に弦太朗は話しかける。

 

「・・・うん!!千聖ちゃん。さっきよりも今のほうがるんっ♪ってするよ。」

 

「日菜。お前は行かなくていいのか?」

 

「そうなんだけどね~。怒らせるための演技とは言え、あそこまで酷いこと言った後だとちょっと行きにくいかな~。」

 

ゾディアーツであった千聖を怒らせて彩から引き離すためとは言え、散々千聖を侮辱してしまった日菜は罪悪感で4人の輪に入ることを躊躇う。

 

「あの・・・日菜ちゃん・・・」

 

「・・・千聖ちゃん?」

 

「さっきの事は気にしてないわよ?」

 

「ほんと・・・?」

 

「えぇ。あそこで怒りを抑えられなかったんだから女優失格よ?」

 

「千聖ちゃん、さっきの絶対気にしてるよね!?」

 

「彩ちゃん?余計なこと言わなくていいわよ?イヴちゃん達も・・・ね?」

 

「えぇぇ!!」

 

「すっごい気にしてるじゃないですか・・・」

 

「あははー!!うん!!やっぱりそっちの千聖ちゃんのほうがるんっ♪ってする!!」

 

普段のパスパレに戻った5人に遠目で見ていた弦太朗が歩み寄る。

 

「千聖」

 

「えぇっと如月くん?なにかしら?」

 

先ほどまで戦った人物を前に複雑な表情を浮かべる千聖は応える。

 

「芸能人としての本気をしっかりと見させてもらったぜ。さっき戦って本気も見せ合った!!本気を見せ合えばダチになれる!!だから俺とダチになってくれ」

 

そういうと弦太朗は千聖へと手を伸ばす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ?嫌よ?」

 

「えぇぇぇ!?どうして千聖ちゃん!?」

 

「差し伸べられた手を取らないのはブシドーに反しますよ!!」

 

「千聖ちゃん。流石に空気読めてないと思うな~」

 

「ジブンも日菜さんと同意見です」

 

空気を読まない千聖の発言に驚きの声を挙げるパスパレ一同。

その反応を楽しむように千聖はその理由を語る。

 

「だって彼。私と友達になることを一度断ってるもの」

 

「えぇぇ!?」

 

「どういう事ですかチサトさん!?」

 

「彼を利用するために友達になって近づこうとしたらバレて断られちゃったの」

 

「千聖さん・・・。利用するってバレたら断られますよ・・・」

 

「千聖ちゃん。流石にそれはないかな~」

 

皆の反応を目にした千聖は微笑む。

そして千聖は手を伸ばしたまま固まった弦太朗の手を取る。

 

「私と関係を築きたいならもう一度私を本気にさせてみなさい?」

 

「ん?どういうことだ?」

 

「もう・・・鈍いんだから・・・。友達(仮)ってところかしら?」

 

「おう!!よろしくな!!」

 

「えぇ・・・」

 

こうして千聖は弦太朗と友情のシルシを交わして、剣道場を後にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、放課後―――

 

弦太朗はパスパレのメンバーに呼び出されてCiRCLEのスタジオでパスパレメンバーと集まっていた。

 

「なぁ、千聖?」

 

「何かしら?弦太朗?」

 

「なんでここに集まってるんだ?」

 

「決まってるじゃない。これの対応よ」

 

そう言って取り出したのはこの問題の中心であった週刊誌。

 

「ねぇ千聖ちゃん?それの対応ってどうするのかな?」

 

「簡単よ。撮影ってことにすればいいのよ」

 

「??どういうことですかチサトさん」

 

「ほら、イヴちゃん達以外は3年で卒業するじゃない?この写真は卒業記念映像の撮影って事で誤魔化すのよ!!」

 

「ねぇ・・・。千聖ちゃん?なんか頭悪いこと言ってない?」

 

「日菜さん。あの千聖さんの目は本気ですよ・・・」

 

「そういう事にしておけば、あの週刊誌に謝罪文を載せさせられるし誤解も解けていいんじゃないかしら?ね、弦太朗?」

 

「そういうもんなのか?」

 

「えぇ」

 

日菜たちは目の前の千聖の変わりように驚きを隠せない。

その光景を見た彩は飲み物を買うと言ってスタジオを離れる。

不審に思った麻弥はジブンも飲み物を買うと言って彩を追う。

 

そして2人になった麻弥は彩へと声をかける。

 

「あの・・・。彩さん?どうかしたんですか?」

 

「うえぇ!?麻弥ちゃん!?なんでもないよ!?」

 

「なんか様子がおかしいですよ?もしかして・・・」

 

そうして麻弥は自身のスマホを取り出して、先日弦太朗と2人で食事していた写真を見せる。

 

「ウェ!?どうしてそれを・・・」

 

「先日に少々ありましてね・・・」

 

その写真を見せられた彩は顔を赤らめながら目の前の麻弥に質問する。

 

「あのね。さっきの千聖ちゃん達見てたらなんかモヤモヤしたんだけど、これって恋・・・なのかな!?」

 

「うえぁああああ!?彩さん!?何言ってるんですか!?」

 

「うん!!そうだよね!!千聖ちゃんは凄いけど負けてられないよね!!私頑張るね!!」

 

「あの・・・彩さん?」

 

「じゃあ私先に戻るね!!」

 

彩の突然の豹変に対して言葉を失う麻弥。

そこに練習のためにCiRCLEへとやってきたポピパとAfterglowのメンバーと遭遇する。

 

「あれ?麻弥先輩?どうしたんですか?」

 

「あぁ宇田川さん。うちも2人やられました・・・」

 

「やられた・・・?やっぱり彩さんちょろかったじゃん!!」

 

「行くよ!!つぐ!!ひまり!!」

 

こうしてパスパレのスタジオ内は地獄絵図のような光景とそれを見て笑う日菜という異常な空間が形成されていた。

 

「なんでしょう。胃が痛くなってきました」

 

「沙綾の事考えたら私も・・・」

 

「ほら有咲も麻弥先輩もアタシの胃薬飲むか?」

 

「どうも・・・」

 

「ありがとう巴さん」

 

こうして胃を痛めてる3人を他所にパスパレ3年生の卒業記念映像にガールズバンドの関係者が多く参加することになり、彼女たちの胃にダメージを与えてくることを彼女たちはまだ知らない。

 

 

 

 




誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。

次章:ポテ・・・青薔薇
その前に小ネタ挟みます

弦太朗の呼ばれ方(呼び)パスパレ篇

彩:如月くん
千聖:弦太朗
日菜:ゲンちゃん
麻弥:如月さん
イヴ:ゲンタローさん

カウント・the・スイッチ
22/40 (バガミール君?君はフレーバーで活躍してないから今回はなしよ!!
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